複数辞典一括検索+

きり【霧】🔗🔉

きり】 ①地面や海面に接した気層中で水蒸気が凝結し、無数の微小な水滴となって大気中に浮遊し、煙のように見えるもの。古くは春秋ともに霞かすみとも霧ともいったが、平安時代以降、春立つのを霞、秋立つのを霧と呼び分ける。気象観測では水平視程が1キロメートル未満の場合をいい、1キロメートル以上は靄もやという。〈[季]秋〉。万葉集5「春の野に―立ち渡り」。「―がかかる」 ②人の吐く息。万葉集15「わぎもこが嘆きの―に飽かましものを」 ③液体を噴出させて(→)霧1のようにしたもの。「―を吹く」 ⇒霧不断の香を焚く

き‐り【肌理】🔗🔉

き‐り肌理】 ①皮膚のきめ。 ②もくめ。

き‐り【奇利】🔗🔉

き‐り奇利】 思いがけない利益。

き‐り【棋理】🔗🔉

き‐り棋理】 囲碁・将棋の理論。

キリ🔗🔉

キリ クルス(cruz ポルトガル)の訛。十字架の意から転じて、十の意。「ピンから―まで」→ピン

ぎ‐り【義理】🔗🔉

ぎ‐り義理】 ①物事の正しい筋道。道理。沙石集3「無尽の―を含めり」。「今さら文句の言えた―ではない」 ②わけ。意味。愚管抄2「真名の文字をば読めども、又その―をさとり知れる人はなし」 ③(儒教で説く)人のふみ行うべき正しい道。 ④特に江戸時代以後、人が他に対し、交際上のいろいろな関係から、いやでも務めなければならない行為やものごと。体面。面目。情誼。「―人情」「―を欠く」「―が悪い」「―で出席する」 ⑤血族でないものが血族と同じ関係を結ぶこと。「―の母」 ⇒義理ある仲 ⇒義理一遍 ⇒義理と褌欠かされぬ ⇒義理にも ⇒義理を立てる ⇒義理を張る

広辞苑 ページ 5310