複数辞典一括検索+![]()
![]()
おき【置き】🔗⭐🔉
おき【置き】
①すておくこと。
②(数量を表す語につけて)それだけずつの間を隔てること。「1日―」
③浄瑠璃や歌舞伎舞踊の冒頭で、人物の登場や物語の展開に先立って歌われる(語られる)前置き部分。浄瑠璃では「置浄瑠璃」、長唄では「置唄」という。
⇒置きにする
おき‐あわせ【置き合せ】‥アハセ🔗⭐🔉
おき‐あわせ【置き合せ】‥アハセ
とりあわせ。配合。東海道名所記「―には馬の角、牛の玉」
おき‐か・える【置き換える】‥カヘル🔗⭐🔉
おき‐か・える【置き換える】‥カヘル
〔他下一〕[文]おきか・ふ(下二)
①あれとこれとを取りかえて置く。「xをyに―・える」
②物を他の場所へ移して置く。「鏡台を―・える」
③もとの質物を新しい質物にかえる。
おき‐がお【置き顔】‥ガホ🔗⭐🔉
おき‐がお【置き顔】‥ガホ
(草葉におく露の消えやすいことにたとえていう語)しばらく世に生きながらえているありさま。謡曲、清経「とても消ゆべき露の身をなほ―に」
おき‐がさ【置き傘】🔗⭐🔉
おき‐がさ【置き傘】
不意の降雨に備えて、勤め先などに日常置いておく傘。
おき‐ぐすり【置き薬】🔗⭐🔉
おき‐ぐすり【置き薬】
家庭に常備しておく薬。特に、あらかじめ所定の薬を家庭に置き、巡回する販売員が使った分だけ代金と引き換えに補充するしくみの家庭薬。富山の薬売りによるものが有名。
おき‐くち【置き口】🔗⭐🔉
おき‐くち【置き口】
(オキグチとも)箱のふたや衣服の袖口などを縁どりして金銀などで飾ること。また、その縁。宇津保物語吹上上「―の衣箱一つに」
おき‐こ・む【置き籠む】🔗⭐🔉
おき‐こ・む【置き籠む】
〔他下二〕
一面に置きわたす。六百番歌合「露―・むるよはの初霜」
おき‐ざり【置き去り】🔗⭐🔉
おき‐ざり【置き去り】
①人や物を捨ておいて行ってしまうこと。おいてきぼり。おきずて。浄瑠璃、国性爺合戦「この小睦を―に」。「話から―にされる」
②妻を家に残して夫が出て行き、事実上離婚になること。日本永代蔵5「年寄女房が気にいらぬとて―にしてゆかれました」
おき‐しお【置き潮】‥シホ🔗⭐🔉
おき‐しお【置き潮】‥シホ
やめるのによい機会。狂言、三人片輪「好い―もござつたれども」
おき‐すえ【置き据え】‥スヱ🔗⭐🔉
おき‐すえ【置き据え】‥スヱ
そのままにしておくこと。すえおき。
おき‐す・える【置き据える】‥スヱル🔗⭐🔉
おき‐す・える【置き据える】‥スヱル
〔他下一〕[文]おきす・う(下二)
据えておく。
おき‐ずみ【置き炭】🔗⭐🔉
おき‐ずみ【置き炭】
小正月の夜、炉の中でヌルデやクルミの木などを焼き、その焦げ具合で月々の天候を占うこと。炭占すみうら。
おき‐ずみ【置き墨】🔗⭐🔉
おき‐ずみ【置き墨】
額ひたいの形を美しく見せるために髪の生えぎわに墨を塗り、あるいは墨で眉を描くこと。また、その墨。際墨きわずみ。好色一代女1「眉そりて―濃く」
おき‐ぜに【置き銭】🔗⭐🔉
おき‐ぜに【置き銭】
出立の際、宿屋に茶代として置く銭。日本永代蔵2「三人に三百の―、悦ぶ事限りなく」
おき‐せん【置き銭】🔗⭐🔉
おき‐せん【置き銭】
①ばくちにはる銭。
②情人の異称。また、男女の私通をいう。
③(→)「おきぜに」に同じ。
おき‐そ・う【置き添ふ】‥ソフ🔗⭐🔉
おき‐そ・う【置き添ふ】‥ソフ
[一]〔自四〕
置いてある上に更に置き加わる。源氏物語御法「ぬれにし袖に露ぞ―・ふ」
[二]〔他下二〕
⇒おきそえる(下一)
おき‐そ・える【置き添える】‥ソヘル🔗⭐🔉
おき‐そ・える【置き添える】‥ソヘル
〔他下一〕[文]おきそ・ふ(下二)
置いてある上に更に置き加える。おきそわせる。源氏物語桐壺「いとどしく虫の音しげき浅茅生あさぢふに露―・ふる雲の上人」
おき‐つち【置き土】🔗⭐🔉
おき‐つち【置き土】
①ものの上に置き添えた土。好色一代女2「天井も―して壁一尺余り厚く付けて」
②(→)客土きゃくどに同じ。
おき‐でっぽう【置き鉄砲】‥パウ🔗⭐🔉
おき‐でっぽう【置き鉄砲】‥パウ
(神奈川県北部などで)(→)「夜狙よねらい」に同じ。
おき‐どころ【置き所】🔗⭐🔉
おき‐どころ【置き所】
置くべき所。置き場所。安心していられる所。源氏物語初音「若き人々の心地ども―なく見ゆ」。「身の―がない」
○置きにするおきにする🔗⭐🔉
○置きにするおきにする
やめにする。浮世風呂2「なんの洒落臭しゃらっくせへ、―がいい」
⇒おき【置き】
おき‐に‐めす【御気に召す】
「気に入る」の尊敬語。
おき‐ば【置き場】🔗⭐🔉
おき‐ば【置き場】
①物を置く場所。「材木―」「身の―がない思い」
②(俗に)質屋。
おき‐ばし【置き箸】🔗⭐🔉
おき‐ばし【置き箸】
①食事中に箸を食器の上に置くこと。不作法とされる。
②自宅以外に備えておく自分の箸。
おき‐ピン【置きピン】🔗⭐🔉
おき‐ピン【置きピン】
被写体の動きを予測してある地点にあらかじめピントを設定しておく撮影法。
おき‐ぶるし【置き旧し】🔗⭐🔉
おき‐ぶるし【置き旧し】
おきふるすこと。おきふるしたもの。鷹筑波「年明けて今朝見る霜や―」
おき‐ふる・す【置き旧す】🔗⭐🔉
おき‐ふる・す【置き旧す】
〔他四〕
捨ておいたまま時を過ごす。物を使わずにふるくする。万葉集11「難波菅笠なにわすがかさ―・し」
おき‐まどわ・す【置き惑はす】‥マドハス🔗⭐🔉
おき‐まどわ・す【置き惑はす】‥マドハス
〔他四〕
①他と見わけにくいように置く。古今和歌集秋「初霜の―・せる白菊の花」
②置き忘れる。源氏物語夕顔「かぎを―・し侍りて」
おき‐まよ・う【置き迷ふ】‥マヨフ🔗⭐🔉
おき‐まよ・う【置き迷ふ】‥マヨフ
〔自四〕
①置場所にまよう。まちがって置く。新古今和歌集秋「色かはる露をば袖に―・ひ」
②置いたのかと見まちがう。新古今和歌集秋「宵のまに―・ふ色は山のはの月」
おき‐みち【置き路】🔗⭐🔉
おき‐みち【置き路】
土を盛って一段高くした路。
おきゃあがれ【置きゃあがれ】🔗⭐🔉
おきゃあがれ【置きゃあがれ】
(江戸語)やめてくれ。よせやい。歌舞伎、傾情吾嬬鑑「―、コレヤイ、これを見ろ」
おき‐わす・れる【置き忘れる】🔗⭐🔉
おき‐わす・れる【置き忘れる】
〔他下一〕[文]おきわす・る(下二)
物を置いた場所を忘れる。また、置いたまま持ってくるのを忘れる。「眼鏡を―・れて捜しまわる」「タクシーに書類を―・れる」
広辞苑に「−置き」で始まるの検索結果 1-32。