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えい【酔ひ】ヱヒ🔗🔉

えい酔ひヱヒ ①酔うこと。よい。酩酊。紫式部日記「戯れきこえ給ふも、こよなき御―のまぎれなり」 ②ある物事に心をうばわれて正気を失ったような状態。正治百首「さとり得ぬ浮世の―のさめぬ身に」

えい【鱏・鱝・海鷂魚】エヒ🔗🔉

えい鱏・鱝・海鷂魚エヒ エイ目の軟骨魚の総称。体は平たく、鰓孔は腹面に開く。 アカエイ 提供:東京動物園協会 シビレエイ 提供:東京動物園協会 マダラトビエイとコバンザメ 提供:東京動物園協会

えい【裛衣・裛被】エヒ🔗🔉

えい裛衣・裛被エヒ 裛衣香えいこうの略。

えい【永】🔗🔉

えい】 ①時間のながいこと。限りなく続くこと。とこしえ。 ②永楽銭の略。 ㋐年貢高・物価を永楽銭に換算した表示。「―1貫文」→永代えいだい→永高えいだか。 ㋑銭ぜにの異称。

えい【英】🔗🔉

えい】 ①花。花房。 ②英吉利イギリスの略。

えい【栄】🔗🔉

えい】 ①ほまれ。名誉。「―をになう」 ②〔建〕家屋の軒。

えい【郢】🔗🔉

えい】 春秋戦国時代の楚国の都。今の湖北省荊州市江陵(荊州)の地。ただし、楚はどこへ都を移しても郢と称したという。

えい【営】🔗🔉

えい】 軍隊のとまる所。陣屋。

えい【詠・咏】🔗🔉

えい詠・咏】 ①声を長くひいてうたうこと。 ②詩歌を作ること。また、作った詩歌。 ③舞楽で、舞人が舞いながら詩歌を朗詠すること。また、その詩句。源氏物語紅葉賀「―などしたまへるは」

えい【裔】🔗🔉

えい】 すそ。すえ。血筋の末。子孫。

えい【影】🔗🔉

えい】 (呉音はヨウ)影像えいぞうの略。肖像画。絵姿。古今著聞集11「北面、下臈、御随身などの―を」

えい【叡】🔗🔉

えい】 天子の事柄に冠する尊敬語。「―覧」

えい【穎】🔗🔉

えい】 ①イネ科植物の小穂の基部にある鱗片状の小片。内側から護穎・内穎・包穎(通常二つある)と言い、かつては包穎のみを指したこともあった。 ②稲の穂先。律令制の田租は穎稲(稲の穂)で納める規定になっていた。 ③錐きり・筆の穂先。

えい【衛】ヱイ🔗🔉

えいヱイ 春秋時代、列国の一つ。周の武王の弟康叔を祖とする。今の河北省西南部から河南省北部にわたる地。初め朝歌(河南省)に都し、後しばしば遷都。君角の時、秦の始皇帝に滅ぼされた。( 〜前221)

えい【嬰】🔗🔉

えい】 (sharp)音楽で、音の高さを本位音より半音高くすることを示す語。↔変。→嬰記号

えい【翳】🔗🔉

えい】 さしは。きぬがさ。

えい【纓】🔗🔉

えい】 ①冠の付属具。中世以降は羅や紗の縁に芯をつけ漆を塗って製し、冠の後に垂れる。立纓りゅうえい・垂纓・巻纓けんえい・細纓・縄纓なわえいなどの種類がある。もと巾子こじの根を締めた紐のあまりを、背後に垂れ下げたもののなごり。 纓 垂纓 立纓 巻纓 細纓 縄纓 ②冠が脱げないように顎の下で結ぶ紐。

え・い【良い・好い】🔗🔉

え・い良い・好い】 〔形〕 (「えし」の口語形)よい。狂言、貰聟「おう、したら―・いわ」

えい🔗🔉

えい 〔感〕 ①力をこめた時に発する掛け声。「―と投げ倒す」 ②応答の声。宇治拾遺物語1「―といらへたりければ」 ③呼びかけ、相手に念を押す時に発する声。狂言、末広がり「―、戻つたか」。源平盛衰記6「見参に入らずと言へ、―」 ④感動したり、驚いたり、いらいらしたりした時に発する声。浄瑠璃、平家女護島「―、昔の世が世ならば斯る無念は聞くまいもの」。「―、どうにでもなれ」 ⑤はやしことばとして用いる。淋敷座之慰「松は緑にて―、よはひは君がためしかな」

えい‐あずけ【永預】‥アヅケ🔗🔉

えい‐あずけ永預‥アヅケ 江戸時代の刑罰の一種。終身他家に預けて、帰ることを許さなかった。

えいあん‐もん【永安門】🔗🔉

えいあん‐もん永安門】 平安京内裏の内郭十二門の一つ。内裏の南、承明門の西にある。右廂門。→内裏(図)

えい‐い【栄位】‥ヰ🔗🔉

えい‐い栄位‥ヰ 名誉ある地位。立派な位。「―につく」

えい‐い【営為】‥ヰ🔗🔉

えい‐い営為‥ヰ いとなみ。「人間の―」

えい‐い【鋭意】🔗🔉

えい‐い鋭意】 (副詞的に用いることが多い)心をはげましつとめること。専心。「―努力する」

えい‐い【衛尉】ヱイヰ🔗🔉

えい‐い衛尉ヱイヰ 中国の官名。秦・漢からの九卿の一つ。宮城防衛をつかさどった。宋代に廃止。

えい‐いき【塋域】‥ヰキ🔗🔉

えい‐いき塋域‥ヰキ はかば。墓地。兆域。

えい‐いん【影印】🔗🔉

えい‐いん影印】 書籍の文面を写真にとり製版・印刷すること。写真版。「―本」

えい‐う【嬰羽】🔗🔉

えい‐う嬰羽】 日本の音楽で、律と呂りょの七声の第7音。羽より1律(半音)高いので、この名がある。本来は律旋の音なので、呂旋の場合は「律嬰羽」とも。

えい‐えい【永永】🔗🔉

えい‐えい永永】 すえながくつづくさま。永久。浄瑠璃、津国女夫池「未来―うき目を見せん」

えい‐えい【営営】🔗🔉

えい‐えい営営】 ①しきりに往来するさま。 ②あくせくと働くさま。せっせと励むさま。「―として稼ぎためた財産」

えい‐えい【衛営】ヱイ‥🔗🔉

えい‐えい衛営ヱイ‥ ①まもりいとなむこと。 ②草木が栄養を保って、冬を越すこと。

えい‐えい🔗🔉

えい‐えい 〔感〕 ①力を入れる時に発する声。また、呼びかけ、はげます時の掛け声。狂言、蝸牛「―やつとな」 ②鬨ときの声。源平盛衰記18「―とぞ呼びたりける」 ③笑う声。宇治拾遺物語5「―と笑ひて」 ④近世の踊歌のはやしことば。徳和歌後万載集「面箱めんばこのふたあけぼのの烏とび三番叟から春は―」 ⑤承諾を表す語。はい。 ⇒えいえい‐おう ⇒えいえい‐ごえ【えいえい声】 ⇒えいえい‐とう

えいえい‐おう🔗🔉

えいえい‐おう 〔感〕 気勢をあげる掛け声。鬨ときの声。狂言、米市「えいやあ、えいやあ、えいやあ。―」 ⇒えい‐えい

えいえい‐ごえ【えいえい声】‥ゴヱ🔗🔉

えいえい‐ごええいえい声‥ゴヱ 「えいえい」という掛け声。えいごえ。平家物語9「―を忍びにして馬に力をつけて落す」 ⇒えい‐えい

えいえい‐じてん【英英辞典】🔗🔉

えいえい‐じてん英英辞典】 英語の言葉の意味を英語で説明した辞典。

えいえい‐とう🔗🔉

えいえい‐とう 〔感〕 大勢で気勢をあげる時の掛け声。 ⇒えい‐えい

えいえん【永延】🔗🔉

えいえん永延】 (ヨウエンとも)平安中期、一条天皇朝の年号。寛和3年4月5日(987年5月5日)改元、永延3年8月8日(989年9月10日)永祚えいそに改元。

えい‐えん【永遠】‥ヱン🔗🔉

えい‐えん永遠‥ヱン ①始めもなく終りもなく果てしなくながく続くこと。永久。「―の生命」「―に変わらぬ友情」 ②〔哲〕(eternity) ㋐生成消滅のない不変の存在、すなわち無時間的な存在の性格。 ㋑数学の命題やイデアのように無時間的に妥当する真理の性格。 ⇒えいえん‐かいき【永遠回帰】 ⇒えいえん‐こうさい【永遠公債】 ⇒えいえん‐せい【永遠性】 ⇒えいえん‐の‐しんり【永遠の真理】

えいえん‐かいき【永遠回帰】‥ヱンクワイ‥🔗🔉

えいえん‐かいき永遠回帰‥ヱンクワイ‥ (ewige Wiederkunft ドイツ)同じものが永遠に繰り返し生じること。目的も意味もない永遠の反復を積極的に引き受けるところに生の絶対的肯定を見るニーチェ哲学の根本をなす象徴的表現。永劫回帰。 ⇒えい‐えん【永遠】

えいえん‐こうさい【永遠公債】‥ヱン‥🔗🔉

えいえん‐こうさい永遠公債‥ヱン‥ 定期に利子を払うだけで、一定期に償還する義務のない政府発行の公債。償還の義務はないが償還の権利が留保されたものもある。無期公債。利息公債。永久公債。↔有期公債。 ⇒えい‐えん【永遠】

えいえん‐せい【永遠性】‥ヱン‥🔗🔉

えいえん‐せい永遠性‥ヱン‥ 時間を超越した性質。永久に存在する性質。 ⇒えい‐えん【永遠】

えいえん‐の‐しんり【永遠の真理】‥ヱン‥🔗🔉

えいえん‐の‐しんり永遠の真理‥ヱン‥ ①永久に変わらない絶対的な真理。 ②(ewige Wahrheit ドイツ)ライプニッツの用語。経験的事実にもとづく「事実の真理」(例えば自然法則)を否定しても、論理的には矛盾に陥らない。これに対して、否定すれば論理的矛盾が生ずるような、思考の必然性にもとづく真理(例えば数学や論理学の法則)をいう。理性の真理。永久真理。 ⇒えい‐えん【永遠】

えい‐か【英貨】‥クワ🔗🔉

えい‐か英貨‥クワ イギリスの貨幣。

えい‐か【詠歌】🔗🔉

えい‐か詠歌】 ①(エイガとも)詩歌をよみあげること。歌を作ること。また、その歌。謡曲、墨染桜「今の―のありがたさに、これまで現はれ参りたり」 ②⇒ごえいか

えい‐か【穎果】‥クワ🔗🔉

えい‐か穎果‥クワ 痩果そうかの一つ。成熟後、護穎および内穎が乾燥し、種皮と合着して離れず1枚のようになり、中に1個の種子を含む。稲・麦などのようなイネ科植物の果実の類。穀果。→穎 穎果

えい‐が【映画】‥グワ🔗🔉

えい‐が映画‥グワ 長いフィルム上に連続して撮影した多数の静止画像を、映写機で急速に(1秒間15こま以上、普通は24こま)順次投影し、眼の残像現象を利用して動きのある画像として見せるもの。画像の色により白黒・カラー、音声の有無によりトーキー・サイレントなどの区別がある。旧称、活動写真。シネマ。キネマ。 ⇒えいが‐おんがく【映画音楽】 ⇒えいが‐かん【映画館】 ⇒えいが‐かんとく【映画監督】 ⇒えいが‐げいじゅつ【映画芸術】 ⇒えいが‐げき【映画劇】 ⇒えいが‐さい【映画祭】

えい‐が【栄華・栄花】‥グワ🔗🔉

えい‐が栄華・栄花‥グワ ①世に時めき栄えること。伊勢物語「おほきおとどの―の盛りに」。「―を極める」 ②清華せいがの別称。平家物語2「兼雅卿は―の人なり」 ⇒えいが‐の‐ゆめ【栄華の夢】

えい‐が【詠歌】🔗🔉

えい‐が詠歌⇒えいか

えい‐かい【詠懐】‥クワイ🔗🔉

えい‐かい詠懐‥クワイ 心におもうところを詩歌によむこと。また、その詩歌。

えい‐がい【営外】‥グワイ🔗🔉

えい‐がい営外‥グワイ 兵営の外。

えい‐がい【嬰孩】🔗🔉

えい‐がい嬰孩】 あかご。みどりご。嬰児。

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