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かえり【反り】カヘリ🔗🔉

かえり反りカヘリ ①うらがえること。くつがえること。ちゅうがえり。 ②返点かえりてん⇒かえり‐くじ【反公事】 ⇒かえり‐ばな【反花】 ⇒かえり‐ゆみ【反り弓】

かえり【返り・帰り・還り・回り】カヘリ🔗🔉

かえり返り・帰り・還り・回りカヘリ ①帰ること。帰る時。帰り路。もどり。 ②かえりごと。返事。返書。返歌。 ③(「逆鉤」「逆刺」とも書く)骨・角などの釣針や銛もりや槍に切り込んでつくった針状の突起。獲物に突き刺さって抜けないようになる。かえし。 ④回数・度数を表す語。度たび。かい。へん。更級日記「今一―申しければ」 ⇒かえり‐あし【帰り足】 ⇒かえり‐あそび【還遊】 ⇒かえり‐あるじ【還饗】 ⇒かえり‐うち【返り討ち】 ⇒かえり‐うま【帰り馬】 ⇒かえり‐がけ【帰り掛け】 ⇒かえり‐かんじょう【返り感状】 ⇒かえり‐ぎわ【帰り際】 ⇒かえり‐ぐま【返り隈】 ⇒かえり‐ぐるま【帰り車】 ⇒かえり‐げ【帰りげ】 ⇒かえり‐ごえ【返り声】 ⇒かえり‐ごと【返り言・返り事】 ⇒かえり‐ざき【返り咲き・帰り咲き】 ⇒かえり‐ざま【帰り方・帰り様】 ⇒かえり‐じ【返り字】 ⇒かえり‐じ【帰り路】 ⇒かえり‐しな【帰りしな】 ⇒かえり‐しょうがつ【返り正月】 ⇒かえり‐しょうもん【返り証文】 ⇒かえり‐しょにち【返り初日】 ⇒かえり‐しんざん【帰り新参】 ⇒かえり‐ぜめ【返り攻め】 ⇒かえり‐だち【還立】 ⇒かえりだち‐の‐あるじ【還立の饗】 ⇒かえり‐ち【返り血】 ⇒かえり‐ちゅう【返り忠】 ⇒かえり‐てん【返り点】 ⇒かえり‐てんじょう【還殿上】 ⇒かえり‐にゅうまく【返り入幕】 ⇒かえり‐ばな【返り花・帰り花】 ⇒かえり‐ひきでもの【返り引出物】 ⇒かえり‐びな【帰り雛】 ⇒かえり‐ぶみ【返り書】 ⇒かえり‐みち【帰り道・帰り路】 ⇒かえり‐むこ【帰り婿】 ⇒かえり‐もうし【返り申し】 ⇒かえり‐もうで【返り詣で】 ⇒かえり‐やみ【返り病み】

かえり‐あし【帰り足】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐あし帰り足カヘリ‥ 帰る時の足のついで。七十一番職人尽歌合「―にて安く候ふぞ」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐あそび【還遊】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐あそび還遊カヘリ‥ 賀茂・石清水・春日などの祭ののち、使や舞人が還って更に歌舞を奏すること。栄華物語様々喜「祭の日の―御前にてある」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐あるじ【還饗】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐あるじ還饗カヘリ‥ ①賭弓のりゆみ・相撲の節会などの晴はれの勝負事の終わったとき、勝った方の近衛大将が、家に帰ってその配下を饗応したこと。かえりだちのあるじ。かえりのあるじ。源氏物語匂宮「のり弓の―のまうけ、六条院にて、いと心ことにし給ひて」 ②賀茂・石清水・春日の祭などが終わって、使・舞人などが還って来た時の饗宴。宇津保物語梅花笠「春日より…―いかめしく」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐うち【返り討ち】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐うち返り討ちカヘリ‥ かたきを討とうとして却ってかたきのために討たれること。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐う・つ【反り打つ】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐う・つ反り打つカヘリ‥ 〔自四〕 ①宙返りをする。もんどりうつ。とんぼがえりをする。 ②鳥などが首を後ろに傾けて眠る。かえりさす。散木奇歌集「時鳥おのが根山の椎柴に―・てばや音づれもせぬ」

かえり‐うま【帰り馬】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐うま帰り馬カヘリ‥ 人や荷物を運んだ帰りみちの馬。もどりうま。東海道中膝栗毛「―だが、乗つてくんなさい」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐がけ【帰り掛け】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐がけ帰り掛けカヘリ‥ ①帰ろうとする時。「―に呼びとめられる」 ②帰路のついで。帰る途中。「―に立ち寄る」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐かんじょう【返り感状】カヘリ‥ジヤウ🔗🔉

かえり‐かんじょう返り感状カヘリ‥ジヤウ 敵方から受ける感状。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐き・く【還り聞く】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐き・く還り聞くカヘリ‥ 〔他四〕 まわりまわって耳に入る。事の終わった後、耳に入る。伝え聞く。古今著聞集16「僧正―・き給ひて」

かえり‐ぎわ【帰り際】カヘリギハ🔗🔉

かえり‐ぎわ帰り際カヘリギハ 帰ろうとする時。帰りしな。「―に雨が降り出した」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐くじ【反公事】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐くじ反公事カヘリ‥(→)逆公事さかくじに同じ。 ②苦情をいうべき相手から、かえって受ける苦情。浮世風呂2「そつちの娘のいたづらなことは言はねへで、人の子に―を食はせる」 ⇒かえり【反り】

かえり‐ぐま【返り隈】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ぐま返り隈カヘリ‥ 明るい色を段階的に加えてハイライトの効果を出す隈取り。照り隈。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ぐるま【帰り車】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ぐるま帰り車カヘリ‥ 客を送っての帰りの空き車。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐げ【帰りげ】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐げ帰りげカヘリ‥ 帰りそうな様子。枕草子74「とみも―もなきを」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ごえ【返り声】カヘリゴヱ🔗🔉

かえり‐ごえ返り声カヘリゴヱ 雅楽・声明しょうみょうで、調子が呂りょから律に、律から呂に移ること。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ご・つ【返りごつ】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ご・つ返りごつカヘリ‥ 〔他四〕 (カヘリゴトスの約)返事をする。源氏物語賢木「情なからずうち―・ち給ひて」

かえり‐ごと【返り言・返り事】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ごと返り言・返り事カヘリ‥ ①へんじ。返答。返書。日葡辞書「カエリコト」 ②和歌でする返言。返歌。 ③使者が帰ってする報告。万葉集19「早渡り来て―奏まうさむ日に」 ④返礼。答礼。土佐日記「米よねして―す」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ざき【返り咲き・帰り咲き】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ざき返り咲き・帰り咲きカヘリ‥ ①その季節でないのに花の咲くこと。多くは春咲いた花が秋に再び咲くのにいう。にどざき。くるいざき。〈[季]冬〉 ②いったん衰えたものが再び栄えること。もとの地位に復帰すること。カムバック。「三役への―」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ざ・く【返り咲く】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ざ・く返り咲くカヘリ‥ 〔自五〕 ①花の咲く季節を過ぎて、再び咲く。返り咲きをする。夫木和歌抄4「散る花を吹上の浜の風ならばなほも木末に―・かせよ」 ②いったん衰えたものが再び栄える。失った地位などを回復する。「舞台に―・く」

かえり‐ざま【帰り方・帰り様】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ざま帰り方・帰り様カヘリ‥ 帰ろうとするとき。帰りがけ。源氏物語蓬生「―に立ち寄り給ひて」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐じ【返り字】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐じ返り字カヘリ‥ 漢文を訓読する時、顛倒して読むべき文字。かえしじ。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐じ【帰り路】カヘリヂ🔗🔉

かえり‐じ帰り路カヘリヂ 帰りみち。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐しな【帰りしな】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐しな帰りしなカヘリ‥ 帰りがけ。「―に投函する」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐しょうがつ【返り正月】カヘリシヤウグワツ🔗🔉

かえり‐しょうがつ返り正月カヘリシヤウグワツ 小正月のこと。正月20日のことをいう地方もある。戻り正月。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐しょうもん【返り証文】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐しょうもん返り証文カヘリ‥ 人手に渡した物件に対し、約定の金額を期日通り持参すれば、再びとりかえし得る旨を記した証文。返り証。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐しょにち【返り初日】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐しょにち返り初日カヘリ‥ 演劇の興行中、いったん休演して再び開演した時の初日。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐しんざん【帰り新参】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐しんざん帰り新参カヘリ‥ 主家をいったん去った人が、再び帰参して仕えること。また、その人。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ぜめ【返り攻め】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ぜめ返り攻めカヘリ‥ ひきかえして攻めること。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐だち【還立】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐だち還立カヘリ‥ 賀茂・石清水・春日などの祭が終わり、奉仕した使・舞人などが還って更に天皇の御前で歌舞を演じ、賜宴などのあること。枕草子142「賀茂の臨時の祭は―の御神楽などにこそ慰めらるれ」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐た・つ【還り立つ】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐た・つ還り立つカヘリ‥ 〔自四〕 ①帰ろうとして出で立つ。帰路につく。万葉集16「―・ち路を来れば」 ②還立かえりだちをする。為忠百首「―・つ庭火の前のかなでこそ」

かえり‐ち【返り血】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ち返り血カヘリ‥ 自分にかかった、斬った相手の血。「―を浴びる」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ちゅう【返り忠】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ちゅう返り忠カヘリ‥ 元の主君に背いて敵方の主君に忠を尽くすこと。うらぎり。平家物語2「他人の口よりもれぬさきに、―して命生かうど思ふ心ぞつきにける」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐つ・く【帰り着く】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐つ・く帰り着くカヘリ‥ 〔自五〕 もどって、出発した所に着く。帰着する。

かえり‐つ・く【復り即く】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐つ・く復り即くカヘリ‥ 〔自五〕 退位した天皇が再び位に即く。重祚ちょうそする。

かえり‐て【却りて】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐て却りてカヘリ‥ 〔副〕 反対に。逆に。かえって。徒然草「あやしみを見てあやしまざるときは、あやしみ―破る」

かえり‐てん【返り点】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐てん返り点カヘリ‥ 漢文を訓読するため、漢字の左側に記して、顛倒して読むことを表す符号。「」または一・二・三・四、上・中・下、甲・乙・丙、天・地・人などを用いる。反かえり⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐てんじょう【還殿上】カヘリ‥ジヤウ🔗🔉

かえり‐てんじょう還殿上カヘリ‥ジヤウ ①殿上人が昇殿をとめられた後、再び昇殿を許されること。還昇げんじょう・かんじょう。狭衣物語1「来年ばかり―して五位の蔵人になりて」 ②退位した天皇が再び即位すること。重祚ちょうそ。源平盛衰記3「孝謙女帝…後には―して称徳天皇と申しき」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐な・る【還り為る】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐な・る還り為るカヘリ‥ 〔自四〕 再び元の官職に就く。源氏物語松風「かの解けたりし蔵人も―・りにけり」 ○帰りなんいざかえりなんいざ [陶淵明、帰去来辞]さあ、職を辞して故郷に帰ろう。いざ帰りなん。 ⇒かえ・る【反る・返る・帰る・還る】

○帰りなんいざかえりなんいざ🔗🔉

○帰りなんいざかえりなんいざ [陶淵明、帰去来辞]さあ、職を辞して故郷に帰ろう。いざ帰りなん。 ⇒かえ・る【反る・返る・帰る・還る】 かえり‐にゅうまく返り入幕カヘリニフ‥ 相撲で、幕内から十両に落ちた力士が、再び幕内力士になること。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】 かえり‐ばな反花カヘリ‥ 蓮華座の荘厳しょうごんの一つで、下方に反って開いた花弁にかたどるもの。 ⇒かえり【反り】 かえり‐ばな返り花・帰り花カヘリ‥ ①返り咲きの花。狂い花。忘れ花。〈[季]冬〉 ②遊女・歌舞伎役者などが2度目の勤めに出ること。浮世草子、御前義経記「御身はまたまた郭に―」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】 かえり‐ひきでもの返り引出物カヘリ‥ 返礼の品物。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】 かえり‐びな帰り雛カヘリ‥ 離婚して帰っている若い女。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】 かえり‐ふ撫生・反生カヘリ‥ 矢羽の一種。上半部は黒く、下半部は切斑きりふになっているもの。間切斑あいきりふかえり‐ぶみ返り書カヘリ‥ ⇒へんしょ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】 かえり‐まか・る帰り罷るカヘリ‥ 〔自四〕 帰任する。万葉集18「あが待つ君が事をはり―・りて」 かえり‐み顧みカヘリミ ①後ろをふりかえって見ること。万葉集1「―すれば月かたぶきぬ」 ②過去の事をおもうこと。追懐。源氏物語帚木「思ひたつ程はいと心澄めるやうにて、世に―すべくも思へらず」 ③一身上のことを顧慮すること。後顧。万葉集18「大君の辺にこそ死なめ―はせじ」 ④世話。なさけ。恩顧。竹取物語「親たちの―をいささかだに仕うまつらで」 かえり‐みち帰り道・帰り路カヘリ‥ 家に帰るみち。もどりみち。帰途。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐にゅうまく【返り入幕】カヘリニフ‥🔗🔉

かえり‐にゅうまく返り入幕カヘリニフ‥ 相撲で、幕内から十両に落ちた力士が、再び幕内力士になること。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ばな【反花】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ばな反花カヘリ‥ 蓮華座の荘厳しょうごんの一つで、下方に反って開いた花弁にかたどるもの。 ⇒かえり【反り】

かえり‐ばな【返り花・帰り花】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ばな返り花・帰り花カヘリ‥ ①返り咲きの花。狂い花。忘れ花。〈[季]冬〉 ②遊女・歌舞伎役者などが2度目の勤めに出ること。浮世草子、御前義経記「御身はまたまた郭に―」 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ひきでもの【返り引出物】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ひきでもの返り引出物カヘリ‥ 返礼の品物。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐びな【帰り雛】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐びな帰り雛カヘリ‥ 離婚して帰っている若い女。 ⇒かえり【返り・帰り・還り・回り】

かえり‐ふ【撫生・反生】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐ふ撫生・反生カヘリ‥ 矢羽の一種。上半部は黒く、下半部は切斑きりふになっているもの。間切斑あいきりふ

かえり‐まか・る【帰り罷る】カヘリ‥🔗🔉

かえり‐まか・る帰り罷るカヘリ‥ 〔自四〕 帰任する。万葉集18「あが待つ君が事をはり―・りて」

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