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帰去来 カエリナンイザ🔗⭐🔉
【帰去来】
キキョライ・カエリナンイザ 故郷に帰ろう。「帰去来兮、田園将蕪=帰リナンイザ、田園将ニ蕪レナントス」〔→陶潜〕
反 かえりみる🔗⭐🔉
【反】
4画 又部 [三年]
区点=4031 16進=483F シフトJIS=94BD
《常用音訓》タン/ハン/ホン/そ…らす/そ…る
《音読み》 ハン
/ホン
/タン
〈f
n〉
《訓読み》 そる/そらす/かえる(かへる)/かえす(かへす)/ひるがえる(ひるがへる)/ひるがえす(ひるがへす)/かえりみる(かへりみる)/かえって(かへつて)/たん
《名付け》 そり・そる
《意味》
{動}かえる(カヘル)。かえす(カヘス)。もとへもどる。もとへもどす。〈同義語〉→返。「吾自衛反魯=吾レ衛ヨリ魯ニ反ル」〔→論語〕
{動}かえる(カヘル)。かえす(カヘス)。裏がえし、または、逆になる。裏がえす。くつがえる。「由反手也=ナホ手ヲ反スガゴトシ」〔→孟子〕
{動}ひるがえる(ヒルガヘル)。ひるがえす(ヒルガヘス)。ひらひらする。ひらひらさせる。〈同義語〉→翻。「唐棣之華、偏其反而=唐棣ノ華、偏トシテソレ反ル」〔→論語〕
{動}かえりみる(カヘリミル)。我が身をふりかえって考える。「反省」「反而求之=反ミテコレヲ求ム」〔→孟子〕
ハンス{動}むほんをおこす。〈同義語〉→叛。「豈敢反乎=アニ敢ヘテ反センヤ」〔→史記〕
ハンス{動}そむく。さからう。〈同義語〉→叛。「反対」
{副}かえって(カヘツテ)。反対に。逆に。「反相賊害=反ツテアヒ賊害ス」〔→欧陽脩〕
{名}中国に古くからある漢字音の表記法の一つ。ある漢字の字音を、他の漢字二字の組み合わせで示す。→反切
〔国〕たん
田畑の面積の単位。一反イッタンは、十畝(約九九一・七平方メートル)。十反は、一町歩。▽段に当てた用法。
和服地の長さの単位。一反イッタンは、鯨尺クジラジャクで、幅九寸(約三四センチ)の布地で、長さ二丈八尺(約一〇メートル)。▽端に当てた用法。
《解字》
会意。「厂+又(て)」で、布または薄い板を手で押して、そらせた姿。そったものはもとにかえり、また、薄い布や板はひらひらとひるがえるところから、かえる・ひるがえるの意となる。
《単語家族》
板(薄い板)
返(かえる)
翻(ひらひらひるがえる)などと同系。
《類義》
返は、はねかえってもどる。回・還は、ぐるりと回ってもとの位置にもどる。帰は、回ったあげくに落ち着く所にもどる。復は、同じコースをもとへもどる。却は、うしろへ引きさがる意。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語


















省 かえりみる🔗⭐🔉
【省】
9画 目部 [四年]
区点=3042 16進=3E4A シフトJIS=8FC8
《常用音訓》ショウ/セイ/かえり…みる/はぶ…く
《音読み》
セイ
/ショウ(シャウ)
〈x
ng〉/
ショウ(シャウ)
/セイ
〈sh
ng〉
《訓読み》 みる/かえりみる(かへりみる)/はぶく
《名付け》 あきら・かみ・はぶく・み・みる・よし
《意味》

セイス{動}みる。目を細くして注意してみる。細かに分析して調べてみる。「省察」「退而省其私=退イテソノ私ヲ省ス」〔→論語〕
{動}かえりみる(カヘリミル)。自分の心を細かにふりかえってみる。「反省」「吾日三省吾身=吾日ニ三タビ吾ガ身ヲ省ミル」〔→論語〕
{動}人の安否をねんごろにたずねる。親の安否をよくみてたしかめる。▽親のきげんを朝にうかがうのを定、夕方にたずねるのを省という。「省問」「帰省」

{動}はぶく。よけいな部分をとりさる。へらす。〈類義語〉→略。「省略」「省刑罰=刑罰ヲ省ク」〔→孟子〕
{名}中国の行政区画の一つ。行政区画の単位として最も大きい。「省政府」
{名}役所。また、役所のランクをあらわすことば。「中書省」
《解字》
会意。「目+少(小さくする)」で、目を細めてこまごまとみること。析(細かくわける)はその語尾が入声(つまり音)に転じたことば。
《異字同訓》
かえりみる。 →顧
《熟語》
→熟語
→下付・中付語

















眷 かえりみる🔗⭐🔉
【眷】
11画 目部
区点=6639 16進=6247 シフトJIS=E1C5
《音読み》 ケン
〈ju
n〉
《訓読み》 かえりみる(かへりみる)
《意味》
ケンス{動}かえりみる(カヘリミル)。首をまわしてふりかえる。また、世話をして引きたてる。目をかける。〈類義語〉→顧。「眷顧ケンコ」「宸眷シンケン(天子に目をかけられる)」
{名}目をかけること。なさけ。「厚眷コウケン」
{名}目をかけている親族・家族・身内。「眷族ケンゾク」
{名}なかま。
《解字》
会意兼形声。「目+音符卷の略体」で、目をぐるりとまわしてみること。
《単語家族》
卷(=巻。まるくまく)
拳(まるくにぎったこぶし)
圈(=圏。まるくとりかこんだかこい)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語










返点 カエリテン🔗⭐🔉
【返点】
カエリテン〔国〕漢文を訓読するときに、下の字から上の字へ返って読むことを示す符号。漢字の左下につける。「レ」「一・二・三」「上・中・下」「甲・乙・丙」など。
顧 かえりみる🔗⭐🔉
【顧】
21画 頁部 [常用漢字]
区点=2460 16進=385C シフトJIS=8CDA
《常用音訓》コ/かえり…みる
《音読み》 コ
/ク
〈g
〉
《訓読み》 かえりみる(かへりみる)/かえって(かへつて)/ただ
《名付け》 み
《意味》
{動}かえりみる(カヘリミル)。外をみわたさず、内側だけをみまわす。身辺や後ろをふりかえる。▽訓の「かへりみる」は「かへり(反)+みる(見)」から。「反顧」「右顧左眄ウコサベン(左右をかえりみてうろうろする)」「王、顧左右而言他=王、左右ヲ顧ミテ他ヲ言フ」〔→孟子〕
{動}かえりみる(カヘリミル)。わが身や過去をふりかえる。「回顧」「自顧非金石=ミヅカラ顧ミルニ金石ニアラズ」〔→曹植〕
{動}かえりみる(カヘリミル)。気にしてかばう。目をかけてたいせつにする。心を配る。「愛顧」「不顧(気にしない)」「三顧之礼」
{動}かえりみる(カヘリミル)。周囲に気を配る。「顧全大局=大局ヲ顧全ス」
{動}客の来訪をていねいにいうことば。▽来て目をかけてくださる意から。「顧客」「恵顧(おいでくださる)」
{接続}かえって(カヘツテ)。ただ。それとは反対に、の意をあらわすことば。〈類義語〉→但。「卿非刺客、顧説客耳=卿ハ刺客ニアラズ、顧テ説客ナルノミ」〔→後漢書〕
《解字》
会意兼形声。雇コは、わくをかまえて、その中に鳥や動物をかかえこむこと。顧は「頁(あたま)+音符雇」で、せまいわくをかぎって、その中で頭をめぐらすこと。
《異字同訓》
かえりみる。 顧みる「過去を顧みる。顧みて他を言う」省みる「自らを省みる。省みて恥じるところがない」
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語
→主要人名










顧而言他 カエリミテタヲイウ🔗⭐🔉
【顧而言他】
カエリミテタヲイウ〈故事〉相手のことばにまともに答えず、ほかのことをいう。問題点をずらしてごまかす。▽「孟子」梁恵王篇下の「王、顧左右而言他=王、左右ヲ顧ミテ他ヲ言フ」から。
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