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とげ【刺・棘】🔗🔉

とげ刺・棘】 ①堅くて先のとがった突起物で、触れると痛みを感じるもの。 ㋐生物体に生じる針状の突起物。植物では、サイカチのように枝の変形したもの、サボテンのように托葉の変形したもの、バラのように表皮の変形したものなどがある。また動物では、ウニ類やエビ・カニなどの体表に顕著。刺毛。 ㋑竹・木などのとがった細片の人の肌につき立ったもの。好色五人女4「左の人さし指に有るかなきかの―の立ちけるを」 ㋒魚骨などが飲食の際、人の咽喉に立ったもの。 ②比喩的に、人の心を刺すような感じのもの。「―のある言葉」「―を含んだ目つき」

とげ‐うお【棘魚】‥ウヲ🔗🔉

とげ‐うお棘魚‥ウヲ トゲウオ科の硬骨魚の総称。淡水産。イトヨ・トミヨなど。背びれ・腹びれ・臀しりびれに強いとげがあるからいう。巣を作ることで知られる。 トミヨ 提供:東京動物園協会

とげ‐だ・つ【刺立つ】🔗🔉

とげ‐だ・つ刺立つ】 〔自五〕 ①とげが立つ。 ②いらだつ。かどだつ。とげとげしくなる。

とげつ‐きょう【渡月橋】‥ケウ🔗🔉

とげつ‐きょう渡月橋‥ケウ 京都市右京区の嵐山の麓を流れる保津川に架かる橋。 渡月橋 撮影:山梨勝弘

とげっ‐ぽう【吐月峰】🔗🔉

とげっ‐ぽう吐月峰】 ①静岡市丸子付近の地。連歌師宗長が草庵を営み吐月峰柴屋軒と命名したという。 ②(1に産する竹で製したものが多く世に行われたことによる)煙草盆の灰吹。

とげ‐とげ【刺刺】🔗🔉

とげ‐とげ刺刺】 ①多くのとげ。また、一面にとげ立っているさま。 ②言動・態度がきつく近づきにくいさま。「―した物言い」

とげとげ‐し・い【刺刺しい】🔗🔉

とげとげ‐し・い刺刺しい】 〔形〕[文]とげとげ・し(シク) ①とげ立っている。森鴎外、青年「器械刈にした頭の、筋太な、―・い髪には」 ②態度や言葉つきが意地悪で角立っている。「―・い目つき」

とげ‐な・し【利気無し】🔗🔉

とげ‐な・し利気無し】 〔形ク〕 しっかりした所がない。賢い様子がない。竹取物語「これを聞きてぞ―・きものをばあへなしといひける」

とげ‐ぬき【刺抜き】🔗🔉

とげ‐ぬき刺抜き】 肌にささったとげを抜くこと。また、それに用いる具。 ⇒とげぬき‐じぞう【とげぬき地蔵】

とげぬき‐じぞう【とげぬき地蔵】‥ヂザウ🔗🔉

とげぬき‐じぞうとげぬき地蔵‥ヂザウ 東京都豊島区巣鴨にある曹洞宗の寺、高岩寺の俗称。本尊の延命地蔵菩薩は諸病に霊験があるとされる。毎月4の日が縁日。 ⇒とげ‐ぬき【刺抜き】

とげ‐ねずみ【棘鼠】🔗🔉

とげ‐ねずみ棘鼠】 ネズミ科トゲネズミ属の哺乳類。奄美大島・徳之島・沖縄だけにすむ。奄美産は体長15センチメートルほど、沖縄本島産は少し大きく別種とされる。背は黒く、体側から腹面は橙色となる。荒い刺し毛をもつ。天然記念物。

と・げる【遂げる】🔗🔉

と・げる遂げる】 〔他下一〕[文]と・ぐ(下二) ①はたす。成しおえる。成就させる。万葉集3「思へりし心は―・げず」。「本懐を―・げる」 ②最後にそういう結果になる。「悲壮な最期を―・げる」

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