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とげ【刺・棘】🔗🔉

とげ [2] 【刺・棘】 (1)植物の体表にあるとがった針状の硬い突起物。多くは枝が変形したものであるが,葉・茎・托葉の性質をもつものがあり,順に葉針(サボテンなど)・茎針(クコなど)・托葉針(サンショウなど)という。刺毛。 (2)動物の消化器や体表にある先の鋭くとがった付属突起物。毛が変質したもの(ヤマアラシなど),鱗(ウロコ)が変形したもの(ハリセンボン),表皮からつくられたもの(ウニ)などがある。 (3)竹・木などのとがった細片。「指に―がささる」 (4)かたくてとがった小片。魚の骨など。「―が喉(ノド)にささる」 (5)人の心をつきさすような意地の悪い言葉や仕打ち。「―のある物の言い方」「―を含んだ言葉」

とけ-あい【解(け)合い】🔗🔉

とけ-あい ―アヒ [0] 【解(け)合い】 (1)解け合うこと。 (2)取引で,天災・事変,買い占め・売り崩しなどのため相場が激変したとき,売り方と買い方とが協議して一定の値段を定め,差金決済をして売買契約を解くこと。

とけい-しんかん【時計信管】🔗🔉

とけい-しんかん ―クワン [4] 【時計信管】 時計装置を用いた時限信管。高射砲弾などに用いる。

とけい-そう【時計草】🔗🔉

とけい-そう ―サウ [0] 【時計草】 トケイソウ科のつる性常緑多年草。ブラジル原産。日本には享保年間(1716-1736)に渡来。葉は互生し,掌状に深裂。夏,葉腋の花柄に径8センチメートル内外の花を付ける。萼(ガク)片・花弁は各五個ずつあり,ほぼ同形の長楕円形で平開してつき,白色ときに淡紅色を帯びる。その内側に多数の淡紫色の糸状体から成る副冠がある。果実は卵形の液果。花を時計に見立てこの名がある。観賞用。ボロンカズラ。パッシフロラ。 時計草 [図]

とけい-の-ま【土圭の間】🔗🔉

とけい-の-ま 【土圭の間】 江戸城内,御用部屋の北側にあった部屋。時刻報知のため時計が置かれ,坊主が詰めていた。

とけい-まわり【時計回り】🔗🔉

とけい-まわり ―マハリ [4] 【時計回り】 時計の針の進む方向に回ること。右回り。

とげ-うお【棘魚】🔗🔉

とげ-うお ―ウヲ [2] 【棘魚】 トゲウオ目トゲウオ科に属す魚類の総称。全長4〜9センチメートル。体は小形の紡錘形で,側扁する。体色は普通暗黄褐色。体側に骨鱗(コツリン)が一列に並び,背や腹に大きなとげがある。雄が水底に巣を作り,卵を孵化後まで保護する。陸封型と降海型がある。イトヨ・ハリヨ・トミヨなど。 棘魚 [図]

とけし-な・し🔗🔉

とけし-な・し (形ク) 待ち遠しい。もどかしい。「(金銀ハ)溜るは―・く,へるははやし/浮世草子・永代蔵 4」

とげ-だ・つ【刺立つ】🔗🔉

とげ-だ・つ [3] 【刺立つ】 (動タ五[四]) (1)とげが立つ。「―・った枝」 (2)いらだつ。とげとげしくなる。「心が―・つ」

とげつ-きょう【渡月橋】🔗🔉

とげつ-きょう ―ケウ 【渡月橋】 京都市右京区,嵐山の大堰(オオイ)川にかかる橋。亀山上皇の命名という。現在の橋は1934年(昭和9)竣工。

とげっ-ぽう【吐月峰】🔗🔉

とげっ-ぽう [2] 【吐月峰】 〔連歌師宗長が,静岡市柴屋寺の竹林から採った竹で灰吹きを作り,「吐月峰」と名付けたところから〕 灰吹きのこと。

とげ-とげ【刺刺】🔗🔉

とげ-とげ [1] 【刺刺】 (副)スル とげ立っているさま。また,態度や言動がきつくて親近感を欠いているさま。「(ヤツ)れてゐる故(セイ)か顔の造作が―してゐて/浮雲(四迷)」

とげとげ-し・い【刺刺しい】🔗🔉

とげとげ-し・い [5] 【刺刺しい】 (形)[文]シク とげとげ・し (1)ものの言い方や表情などがいかにも意地悪できつい。かどだっている。「―・い顔つきで子供をしかる」「―・い皮肉を浴びせる」 (2)とげ立っている。とげが多い。「―・い木を差込んだ花瓶なぞを/うづまき(敏)」 [派生] ――さ(名)

とげ-ぬき【刺抜き】🔗🔉

とげ-ぬき [3][0] 【刺抜き】 皮膚にささった刺を抜くこと。また,その道具。

とげぬき-じぞう【刺抜き地蔵】🔗🔉

とげぬき-じぞう ―ヂザウ 【刺抜き地蔵】 東京都豊島区巣鴨にある曹洞宗の寺,高岩寺の俗称。本尊延命地蔵菩薩は刺抜きに霊験があるとされる。

とげ-ねずみ【刺鼠】🔗🔉

とげ-ねずみ [3] 【刺鼠】 ネズミの一種。頭胴長12〜18センチメートルで,体に長さ2センチメートル余りの硬く先が鋭い針状の毛を密生する。奄美大島・徳之島と沖縄本島特産の世界的な珍種。天然記念物。

と・げる【遂げる】🔗🔉

と・げる [0][2] 【遂げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 と・ぐ (1)したいと思っていたことをやりおえる。成就する。「目的を―・げる」「本懐を―・げる」「何すとか相見そめけむ―・げざらまくに/万葉 4」 (2)結果としてそうなる。「目覚ましい発展を―・げる」「悲惨な最期(サイゴ)を―・げる」 [慣用] 功成り名―・最期を―・名を―

とけん-か【杜鵑花】🔗🔉

とけん-か ―クワ [2] 【杜鵑花】 〔杜鵑(ホトトギス)の鳴く頃咲く花の意〕 サツキ。誤って漢名とされる。

とげ【刺】(和英)🔗🔉

とげ【刺】 a thorn (いばらの);→英和 a prickle (草の);→英和 a splinter (木などの);→英和 a spine (魚の背の).→英和 〜のある thorny;→英和 prickly;→英和 spiny;→英和 [比喩的]⇒とげとげしい.〜が刺さる A thorn runs into[sticks in].

とげとげしい【刺々しい】(和英)🔗🔉

とげとげしい【刺々しい】 sharp;→英和 harsh;→英和 stinging.

とげる【遂げる】(和英)🔗🔉

とげる【遂げる】 [完遂]accomplish;→英和 complete;→英和 fulfill;→英和 [達する]attain;→英和 achieve;→英和 [実行]carry out.

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