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わずらい【煩い】ワヅラヒ🔗🔉

わずらい煩いワヅラヒ ①思いなやむこと。なやみ。心配。苦労。迷惑。源氏物語若菜下「世の―あるまじくと省かせ給へど」。「何の―もない」 ②(「患い」とも書く)病気。やまい。「長―」

わずらい‐つ・く【煩い付く・患い付く】ワヅラヒ‥🔗🔉

わずらい‐つ・く煩い付く・患い付くワヅラヒ‥ 〔自五〕 病気になる。やみつく。

わずら・う【患う】ワヅラフ🔗🔉

わずら・う患うワヅラフ 〔自五〕 ⇒わずらう(煩う)3

わずら・う【煩う】ワヅラフ🔗🔉

わずら・う煩うワヅラフ 〔自五〕 ①あれこれにひっかかって思い苦しむ。なやむ。万葉集5「かにかくに思ひ―・ひ音のみし泣かゆ」 ②うまく事が行えずに苦しむ。難渋する。源氏物語氏橋姫「川のこなたなれば、舟なども―・はで、御馬にてなりけり」 ③(「患う」とも書く)病気になる。病む。栄華物語きるはわびしとなげく女房「その年疱瘡もがさ夏よりいでて人々―・ひけるに」。「長く―・う」 ④(動詞の連用形に付いて)さしさわりがあって、すらすらと進まない。…しかねる。金葉和歌集「山ざくらこずゑの風の寒ければ花の盛りになりぞ―・ふ」。平家物語2「過ぎ行く月日も明かしかね、暮し―・ふさまなりけり」。「言い―・う」

わずらわし・い【煩わしい】ワヅラハシイ🔗🔉

わずらわし・い煩わしいワヅラハシイ 〔形〕[文]わづらは・し(シク) ①うるさい。面倒である。源氏物語末摘花「しのびて物せむ、まかでよとのたまへば―・しと思へど」。「近所づきあいが―・い」 ②いりくんでいる。煩雑である。宇津保物語貴宮「あやしく―・しきわざせらるる中将たちかな」。「―・い手続をすませる」 ③気づかわしい。源氏物語若紫「つつませ給ふべきことなむ侍るといふに、―・しく覚えて」 ④病が重い。徒然草「さまざまにつくろひけれど―・しくなりて」

わずらわ・す【煩わす】ワヅラハス🔗🔉

わずらわ・す煩わすワヅラハス [一]〔他五〕 ①わずらわしくする。苦しめなやませる。源氏物語「物の怪…などいふもの…殊におどろおどろしう―・し聞ゆる事もなけれど」 ②面倒をかける。手数をかける。ほねをおらせる。「お手を―・してすみません」 [二]〔他下二〕 ⇒わずらわせる(下一)

わずらわ・せる【煩わせる】ワヅラハセル🔗🔉

わずらわ・せる煩わせるワヅラハセル 〔他下一〕[文]わづらは・す(下二) 「わずらわす」(五段)に同じ。源氏物語桐壺「はしたなめ―・せ給ふ時も多かり」

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