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さん‐ぜ【三世】🔗🔉

さん‐ぜ三世】 ①〔仏〕過去・現在・未来。また、前世・現世・後世(来世)。三際。今昔物語集1「譬ひ―に恨みを結べりといふとも」 ②父・子・孫の3代。 ③(諺に「親子は一世、夫婦は二世、主従は三世」ということから)主従の関係。 ⇒さんぜ‐いっしん‐の‐ほう【三世一身の法】 ⇒さんぜ‐いんが【三世因果】 ⇒さんぜ‐かくも【三世覚母】 ⇒さんぜ‐じっぽう【三世十方】 ⇒さんぜ‐しょぶつ【三世諸仏】 ⇒さんぜ‐そう【三世相】 ⇒さんぜそう‐めいかん【三世相命鑑】 ⇒さんぜ‐の‐えん【三世の縁】 ⇒さんぜ‐の‐ちぎり【三世の契り】 ⇒さんぜ‐りょうだつ【三世了達】

さんぜ‐いっしん‐の‐ほう【三世一身の法】‥ハフ🔗🔉

さんぜ‐いっしん‐の‐ほう三世一身の法‥ハフ 723年(養老7)に公布された開墾奨励の法。新たに灌漑用水路を開発して開墾した者は本人または子から3代にわたってその土地の保有を許し、既存の用水を利用して開墾した者は本人1代かぎり保有を許した。ついで743年(天平15)に墾田の永久私有を認めた。→墾田永年私財法→文献資料[三世一身の法] ⇒さん‐ぜ【三世】

さんぜ‐いんが【三世因果】‥グワ🔗🔉

さんぜ‐いんが三世因果‥グワ 〔仏〕過去・現在・未来にわたる因果の関係。 ⇒さん‐ぜ【三世】

さんぜ‐かくも【三世覚母】🔗🔉

さんぜ‐かくも三世覚母】 (「覚母」は智慧を出生する意)文殊もんじゅ菩薩の異称。 ⇒さん‐ぜ【三世】

さんぜ‐じっぽう【三世十方】‥パウ🔗🔉

さんぜ‐じっぽう三世十方‥パウ 〔仏〕三世と十方、すなわち無限の時間と無限の空間。 ⇒さん‐ぜ【三世】

さんぜ‐しょぶつ【三世諸仏】🔗🔉

さんぜ‐しょぶつ三世諸仏】 〔仏〕過去・現在・未来の三世にわたる一切の諸仏。 ⇒さん‐ぜ【三世】

さんぜ‐そう【三世相】‥サウ🔗🔉

さんぜ‐そう三世相‥サウ ①仏教の因縁説に陰陽家の五行相生・相剋の理を交えて、人の生年月日の干支や人相などにより、三世の因果・善悪・吉凶などを判断すること。また、それを解説した書物。誹風柳多留4「子の数を先へ案じる―」 ②人の吉凶・禍福などの循環して定まらないこと。 ③常磐津。本名題「三世相錦繍文章さんぜそうにしきぶんしょう」。3世桜田治助作詞。1857年(安政4)中村座で初演。お園六三郎の全6幕世話狂言に通して用いる大曲。大切(第6幕)「三社祭」は独立して上演されることが多い。 ⇒さん‐ぜ【三世】

さんぜそう‐めいかん【三世相命鑑】‥サウ‥🔗🔉

さんぜそう‐めいかん三世相命鑑‥サウ‥ 過去・現在・未来にわたる人の因果・運命などを平易に記した書物。三世相。 ⇒さん‐ぜ【三世】

さん‐ぜつ【三絶】🔗🔉

さん‐ぜつ三絶】 ①三つのすぐれた技芸。技芸にすぐれた3人の人。 ②3首の絶句。 ③3度切れること。「韋編―」

さん‐ぜつ【惨絶】🔗🔉

さん‐ぜつ惨絶】 悲惨きわまること。

さんぜ‐の‐えん【三世の縁】🔗🔉

さんぜ‐の‐えん三世の縁】 三世までもつながる縁。主従となる因縁。 ⇒さん‐ぜ【三世】

さんぜ‐の‐ちぎり【三世の契り】🔗🔉

さんぜ‐の‐ちぎり三世の契り】 三世まで切れることのない縁。主従関係。 ⇒さん‐ぜ【三世】

さんぜ‐りょうだつ【三世了達】‥レウ‥🔗🔉

さんぜ‐りょうだつ三世了達‥レウ‥ 〔仏〕諸仏の智慧は過去・現在・未来の三世を達観して明らかであること。 ⇒さん‐ぜ【三世】

さん‐ぜん【三千】🔗🔉

さん‐ぜん三千】 ①千の3倍。比喩的に、多くの数量を示す語。 ②〔仏〕千の3乗、すなわち10億のこと。 ⇒さんぜん‐かい【三千界】 ⇒さんぜん‐せかい【三千世界】 ⇒さんぜん‐だいせん‐せかい【三千大千世界】 ⇒さんぜん‐ねん‐の‐ず【三千年の図】

さん‐ぜん【参禅】🔗🔉

さん‐ぜん参禅】 禅道に入って学ぶこと。坐禅して禅を修めること。問禅。

さん‐ぜん【惨然】🔗🔉

さん‐ぜん惨然】 ①いたましいさま。 ②うれいいたむさま。

さん‐ぜん【産前】🔗🔉

さん‐ぜん産前】 出産の前。臨月の頃。↔産後

さん‐ぜん【粲然】🔗🔉

さん‐ぜん粲然】 ①あざやかなさま。 ②美しい歯を出して笑うさま。

さん‐ぜん【潸然】🔗🔉

さん‐ぜん潸然】 さめざめと涙を流すさま。「涙―と下る」

さん‐ぜん【燦然】🔗🔉

さん‐ぜん燦然】 きらきらと光るさま。「―と輝く宝玉」「―たる栄誉」

さんぜん‐いん【三千院】‥ヰン🔗🔉

さんぜん‐いん三千院‥ヰン 京都市左京区大原にある天台宗の寺。山号は魚山。天台宗五門跡の一つ。延暦(782〜806)年間最澄が比叡山東塔に円融房と号して建立、のち東坂本梶井里に移し、1118年(元永1)最雲法親王が入寺以後門跡寺となり、円融坊・梨本坊・円徳院・梶井門跡などと称した。本堂の往生極楽院は平安末期の阿弥陀堂建築で、久安4年(1148)在銘の来迎形式の阿弥陀三尊を安置する。

さんぜん‐かい【三千界】🔗🔉

さんぜん‐かい三千界】 〔仏〕(→)三千大千世界に同じ。 ⇒さん‐ぜん【三千】

さん‐ぜんこん【三善根】🔗🔉

さん‐ぜんこん三善根】 〔仏〕三つの善根、すなわち、無貪・無瞋むしん・無痴、また、施・慈・慧。↔三毒

さんぜん‐せかい【三千世界】🔗🔉

さんぜん‐せかい三千世界】 〔仏〕(→)三千大千世界に同じ。万葉集5「―に誰か能く黒闇のたづね来ることを逃れむ」 ⇒さん‐ぜん【三千】

さんぜん‐だいせん‐せかい【三千大千世界】🔗🔉

さんぜん‐だいせん‐せかい三千大千世界】 〔仏〕須弥山しゅみせんを中心に、日・月・四天下・四王天・三十三天・夜摩天・兜率天・楽変化天・他化自在天・梵世天などを含んだものを一世界とし、これを千個合わせたものを小千世界、それを千個合わせたものを中千世界とし、それを千個合わせたものを大千世界とする。大千世界のことを三千大千世界ともいう。一仏の教化する範囲(一仏世界)。われわれが住む世界の全体。三千世界。三千界。一大三千大千世界。 ⇒さん‐ぜん【三千】

さんぜん‐ねん‐の‐ず【三千年の図】‥ヅ🔗🔉

さんぜん‐ねん‐の‐ず三千年の図‥ヅ (謎語画題)西王母・東方朔の故事により桃3個を描く。 ⇒さん‐ぜん【三千】

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