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よど【淀・澱】🔗🔉

よど淀・澱】 ①流水のよどむこと。また、よどんだ所。よどみ。万葉集5「松浦川七瀬の―はよどむとも」 ②〔建〕軒先の広小舞ひろこまいの上にある、幅約15センチメートル、厚さ4センチメートルほどの木。淀木よどぎ。淀貫よどぬき→広小舞(図)

よど【淀】(地名)🔗🔉

よど】 京都市伏見区の一地区。桂川・宇治川・木津川の合流点にあり、かつては水運の要地として栄えた。江戸時代には永井・松平・稲葉氏などの城下町。 淀 撮影:的場 啓

よ‐どう【与同】🔗🔉

よ‐どう与同】 同意して力を貸すこと。また、仲間に入ること。太平記24「貴寺の―を待つ」

よ‐どおし【夜通し】‥ドホシ🔗🔉

よ‐どおし夜通し‥ドホシ 夜をとおして。一晩中。終夜。徹夜。夜もすがら。「―働く」

よど‐がわ【淀川】‥ガハ(地名)🔗🔉

よど‐がわ淀川‥ガハ 琵琶湖に発源し、京都盆地に出て、盆地西端で木津川・桂川を合わせ、大阪平野を北東から南西に流れて大阪湾に注ぐ川。長さ75キロメートル。上流を瀬田川、宇治市から淀までを宇治川という。

よどがわ【淀川】‥ガハ(作品名)🔗🔉

よどがわ淀川‥ガハ 松永貞徳の付句集。「新増犬筑波集」の下巻で、上巻の「油糟」とともに1巻をなす。「犬筑波」の2句付のものに自ら3句目を付けてその付け方を示し、俳諧における貞徳の主義・式目により「犬筑波」の付句の評論をなす。1643年(寛永20)刊。

よどがわ【淀川】‥ガハ(姓氏)🔗🔉

よどがわ淀川‥ガハ 姓氏の一つ。 ⇒よどがわ‐ながはる【淀川長治】

よどがわ‐ながはる【淀川長治】‥ガハ‥🔗🔉

よどがわ‐ながはる淀川長治‥ガハ‥ 映画評論家。神戸生れ。テレビの映画番組の解説者として大衆的な人気を博す。著書多数。(1909〜1998) 淀川長治(1998年) 提供:毎日新聞社 ⇒よどがわ【淀川】

よどぎみ【淀君】🔗🔉

よどぎみ淀君】 豊臣秀吉の側室の俗称。幼名、茶々。浅井長政の長女。母は信長の妹お市の方。柴田勝家滅亡後、山城の淀城に住み、秀頼を生む。秀吉没後は、秀頼を擁して大坂城に在り、その落城の際、城中に自刃。淀殿。( 〜1615)

よ‐どく【余毒】🔗🔉

よ‐どく余毒】 後々まで残る害毒。

よ‐どこ【夜床】🔗🔉

よ‐どこ夜床】 夜のねどこ。万葉集2「ぬばたまの―も荒るらむ」

よど‐ごい【淀鯉】‥ゴヒ🔗🔉

よど‐ごい淀鯉‥ゴヒ 淀川に産する鯉。美味とされた。庭訓往来四月「近江鮒・―」

よどごう‐じけん【よど号事件】‥ガウ‥🔗🔉

よどごう‐じけんよど号事件‥ガウ‥ 1970年、極左の赤軍派9人が日航機よど号をハイジャックし、乗客解放後、朝鮮民主主義人民共和国へ亡命した事件。 北朝鮮へ飛ぶ準備中のよど号 1970年3月31日 提供:毎日新聞社

よど‐せ【淀瀬】🔗🔉

よど‐せ淀瀬】 水のよどんでいる瀬。万葉集17「―には浮橋渡し」

よど‐ぬい【淀縫】‥ヌヒ🔗🔉

よど‐ぬい淀縫‥ヌヒ (山城の淀で作り出したからいう)革の裁ち余りの小片に模様などの縫取りをしたもの。タバコ入れ・巾着きんちゃくなどに用いる。

よ‐どの【夜殿】🔗🔉

よ‐どの夜殿】 夜、寝る殿舎。寝所。寝室。ねや。後撰和歌集「君が―に夜離れせましや」

よどのかわせ【淀の川瀬】‥カハ‥🔗🔉

よどのかわせ淀の川瀬‥カハ‥ 端唄・うた沢。伏見と大坂とを結ぶ三十石船と沿岸の水車をうたう。上方舞の地にも用いる。

よど‐の‐くもん【四度の公文】🔗🔉

よど‐の‐くもん四度の公文⇒しどのくもん

よど‐の‐つかい【四度使】‥ツカヒ🔗🔉

よど‐の‐つかい四度使‥ツカヒ ⇒しどのつかい

よどばし【淀橋】🔗🔉

よどばし淀橋】 ①もと東京都新宿区の一地区。東は新宿の繁華街に接し、青梅街道が東西に貫通。浄水場の跡地に都庁が移転。この地区を中心に新宿新都心と俗に呼ばれる超高層ビル群を形成。 淀橋浄水場(1952年撮影) 提供:東京都 ②もと東京市35区の一つ。

よど‐ぶね【淀舟】🔗🔉

よど‐ぶね淀舟】 淀川を通う舟。

よ‐どまり【夜泊り】🔗🔉

よ‐どまり夜泊り】 夜、外泊すること。〈日葡辞書〉

よどみ【淀・澱】🔗🔉

よどみ淀・澱】 ①水が流れないでたまっていること。また、その所。源氏物語若紫「滝の―もまさりて、音高う聞ゆ」。方丈記「―に浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて」 ②事がすらすらと進まないこと。浄瑠璃、源氏烏帽子折「弁舌に―なくそれぞれに答へしは潔くこそ聞えけれ」 ③液体の下方に沈んでたまったもの。

よど・む【淀む・澱む】🔗🔉

よど・む淀む・澱む】 〔自五〕 ①流れる水がとどこおってとまる。万葉集7「絶えず行く明日香の川の―・めらば故しもあるごと人の見まくに」 ②事がすらすらと進まない。万葉集11「玉藻刈る井堤いでの柵しがらみ薄みかも恋の―・める吾が心かも」。「言葉が―・む」 ③ためらう。万葉集5「松浦川七瀬の淀はよどむとも我は―・まず君をし待たむ」 ④水底に沈んでたまる。沈殿する。「水あかが―・む」 ⑤とまって動かない。「空気が―・んでいる」

よどや【淀屋】🔗🔉

よどや淀屋】 江戸時代の大坂の豪商。本姓、岡本。初め材木商、のちに糸割符いとわっぷの権利を獲得し、諸大名の蔵元となる。 ⇒よどや‐がわ【淀屋革】 ⇒よどや‐たつごろう【淀屋辰五郎】

よどや‐がわ【淀屋革】‥ガハ🔗🔉

よどや‐がわ淀屋革‥ガハ (淀屋2代言当个庵こあん(1576〜1643)が舶来の品を珍蔵したからいう)苔のように青漆で紋を摺った革。極印で模様を打ち出し、黒漆で括染くくりぞめにしたもの。 ⇒よどや【淀屋】

よどや‐たつごろう【淀屋辰五郎】‥ラウ🔗🔉

よどや‐たつごろう淀屋辰五郎‥ラウ 江戸中期の大坂の豪商。淀屋5代広当。通称、三郎右衛門。豪奢を極め、茨木屋の遊女玉菊(一説に吾妻)のために家産を傾け、1705年(宝永2)闕所けっしょ(財産没収・追放)の処分を受けたという。小説・浄瑠璃・歌舞伎などの素材となる。( 〜1717) ⇒よどや【淀屋】

よど・る(自動詞)🔗🔉

よど・る 〔自四〕 (ヨジル(攀)の転)とりついて上ろうとする。謡曲、歌占「剣の樹を―・れば」

よど・る(他動詞)🔗🔉

よど・る 〔他四〕 あやす。なぐさめる。為忠百首「わぎもこが心あら鷹―・りつつかへりさすまでなつけてしがな」

よ‐ど・る【夜取る】🔗🔉

よ‐ど・る夜取る】 〔自四〕 騒音を立てて、人の眠りをさまたげる。日葡辞書「ヒトカラヨドラレテエネ(寝)ヌ」

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