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いっ‐く【一口】🔗⭐🔉
いっ‐く【一口】
①一つのくち。転じて、人ひとり、また生き物1匹。
②釜など口のあいている器物や刀剣などの1個。→いっこう。
⇒いっく‐どうおん【一口同音】
いっく‐どうおん【一口同音】🔗⭐🔉
いっく‐どうおん【一口同音】
①多くの人が声を揃えて書を読み歌をうたうこと。
②多くの人が揃って同じことをいうこと。異口同音いくどうおん。
⇒いっ‐く【一口】
いっ‐こう【一口】🔗⭐🔉
いっ‐こう【一口】
①一つの口。同じ口。
②人ひとり。
③ひとくちに飲食すること。また、一度に物をいうこと。
④一人の言説。
⑤刀剣・器物を数える語。→いっく。
⇒いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】
⇒一口に出づるが如し
○一口に出づるが如しいっこうにいづるがごとし🔗⭐🔉
○一口に出づるが如しいっこうにいづるがごとし
[韓非子内儲説下]一人の口から出たように、衆人の言が同じであること。
⇒いっ‐こう【一口】
いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】‥リヤウ‥
うそをつくこと。二枚舌。天草本伊曾保物語「さりとては―なものぢや」
⇒いっ‐こう【一口】
いっ‐こく【一刻】
①ひととき。
㋐わずかの時間。「―を争う」
㋑昔の一時ひとときの4分の1。約30分。
②(「一国」とも書く)頑固なこと。人の言を聞かず、腹立ちやすいこと。傾城買四十八手「手めへのやうな―を云ふものはねへ」。「―な老人」
⇒いっこく‐ぜめ【一刻攻め】
⇒いっこく‐せんきん【一刻千金】
⇒いっこく‐もの【一刻者】
いっ‐こく【一国】
①一つの国。
②国全体。全国。
③⇒いっこく(一刻)2。
⇒いっこく‐いちじょう【一国一城】
⇒いっこく‐しゃかいしゅぎ【一国社会主義】
⇒いっこく‐にせいど【一国二制度】
⇒いっこく‐もの【一国者】
いっこく‐いちじょう【一国一城】‥ジヤウ
①一つの国を領し一つの城を有すること。転じて、他の干渉・援助を受けず、独立していること。「―の主あるじ」
②一つの国に城一つだけを置くこと。江戸初期、幕府の大名統制策として、「一国一城の令」が出された。
⇒いっ‐こく【一国】
いっこく‐しゃかいしゅぎ【一国社会主義】‥クワイ‥
世界革命を待たずとも、一国だけで社会主義社会の建設が可能であるとする主張。歴史的には、スターリンとブハーリンが、永久革命論を唱えるトロツキーとの闘争過程で1920年代に唱道。
⇒いっ‐こく【一国】
いっこく‐ぜめ【一刻攻め】
一気に敵を攻めること。
⇒いっ‐こく【一刻】
いっこく‐せんきん【一刻千金】
[蘇軾、春夜詩「春宵一刻直千金」]春の宵の一ときは千金にも価することから、大切な時や楽しい時の過ぎやすいのを惜しんでいう。
⇒いっ‐こく【一刻】
いっこく‐にせいど【一国二制度】
政治上は統一された国家でありながら、経済・社会体制上は二つの制度(社会主義・資本主義)の共存を認めるという中国の政策。中国返還後の香港・マカオに適用。一国両制。
⇒いっ‐こく【一国】
いっこく‐もの【一刻者】
片意地かたいじな人。一徹いってつ者。一国者。人情本、春色辰巳園「今まで他ひとには上手もつかはず、―でとほしたのが」
⇒いっ‐こく【一刻】
いっこく‐もの【一国者】
(→)一刻者に同じ。
⇒いっ‐こく【一国】
いっ‐こじん【一個人】
⇒いちこじん
いっこ‐だて【一戸建て】
集合住宅でなく、1戸ごとに独立して建てること。また、その家。「―の家」「―に住む」
⇒いっ‐こ【一戸】
いっこ‐てん【一壺天】
[後漢書方術伝下、費長房](費長房が薬売りの老翁とともに壺中に入って、別世界の楽しみをした故事から)一つの小天地。別世界。また、酒を飲んで俗世を忘れる楽しみ。壺中の天。
いっこ‐はんこ【一箇半箇】
(「一人か半人」「きわめて少数」の意)得難い人。碧巌録六則、頌評唱「尽大地、無―」
⇒いっ‐こ【一個・一箇】
いっこ‐まえ【一戸前】‥マヘ
(→)一軒前に同じ。
⇒いっ‐こ【一戸】
いっ‐こん【一喉】
(魚の)1匹。1尾。狂言、鱸庖丁「鱸三喉のうち、―洗へと言へ」
いっ‐こん【一献】
①1杯の酒。
②ひとたび盃をさすこと。転じて、酒のふるまい。小酒宴。太平記5「ある夜―の有りけるに」
③室町時代以後の礼法で、客に、肴に盃をそえて出し、酒を3杯すすめること。→献こん
いっこん‐ぞめ【一斤染】
紅花べにばな1斤で絹1匹を薄紅色に染めること。また、その染物。
いっさ【一茶】
⇒こばやしいっさ(小林一茶)。
⇒いっさ‐き【一茶忌】
いっ‐さい【一切】
〔名・副〕
(古くはイッセツとも)
①すべてのこと。残らず。全体。徒然草「―の有情うじょうを見て、慈悲の心なからんは、人倫にあらず」。「家事―を取りしきる」
②(下に打消の語を伴って)全く。全然。史記抄「―に承引もつかまつらねど」。「お世話は―しません」
⇒いっさい‐うじょう【一切有情】
⇒いっさい‐かいく【一切皆苦】
⇒いっさい‐かいくう【一切皆空】
⇒いっさい‐がっさい【一切合切】
⇒いっさい‐しゅじょう【一切衆生】
⇒いっさい‐しゅち【一切種智】
⇒いっさい‐ち【一切智】
⇒いっさい‐ほう【一切法】
⇒一切衆生悉有仏性
いっ‐さい【一再】
1、2度。1、2回。一両度。
⇒いっさい‐ならず【一再ならず】
いっ‐さい【一菜】
1種類のおかず。「一汁―」
いっ‐さい【逸才】
①(→)「いつざい」に同じ。
②獅子の異称。
いつ‐ざい【逸材】
すぐれた才。すぐれた人物。
いっさい‐うじょう【一切有情】‥ジヤウ
〔仏〕(→)一切衆生に同じ。
⇒いっ‐さい【一切】
いっさい‐かいく【一切皆苦】
〔仏〕一切の現象的存在はすべて苦であるということ。三法印さんぼういんにこれを加えて四法印ともする。一切行苦。
⇒いっ‐さい【一切】
いっさい‐かいくう【一切皆空】
〔仏〕あらゆる現象や存在は、実体を有せず空であるということ。
⇒いっ‐さい【一切】
いっさい‐がっさい【一切合切】
(「一切合財」とも書く)なにもかも。すべて。残らず。「財産の―を失う」
⇒いっ‐さい【一切】
いっさい‐きょう【一切経】‥キヤウ
経蔵・律蔵・論蔵の三蔵およびその注釈書を含めた仏教聖典の総称。大蔵経。
⇒いっさいきょう‐え【一切経会】
⇒いっさいきょう‐おんぎ【一切経音義】
いっさいきょう‐え【一切経会】‥キヤウヱ
一切経を供養する法会。大蔵会。
⇒いっさい‐きょう【一切経】
いっさいきょう‐おんぎ【一切経音義】‥キヤウ‥
一切経に収められている難解な字句の音と意味とを解説した書。
①唐の玄応撰。25巻。貞観(627〜649)末年成る。華厳経以下454部の経論中の字句を注解したもの。玄応音義。大蔵経音義。
②唐の慧琳えりん撰。100巻。783〜807年成る。大般若経以下1220部の経論中の字句を注解した、従来のものの集大成。慧琳音義。
⇒いっさい‐きょう【一切経】
いっさい‐しゅじょう【一切衆生】‥ジヤウ
〔仏〕生きとし生けるもの。時には人間のみにいう。一切有情。
⇒いっ‐さい【一切】
いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】‥リヤウ‥🔗⭐🔉
いっこう‐りょうぜつ【一口両舌】‥リヤウ‥
うそをつくこと。二枚舌。天草本伊曾保物語「さりとては―なものぢや」
⇒いっ‐こう【一口】
ひと‐くぜつ【一口説】🔗⭐🔉
ひと‐くぜつ【一口説】
一通り口説を言うこと。
ひと‐くち【一口】🔗⭐🔉
ひと‐くち【一口】
①一度に全部を口に入れること。一度に食べること。「ぺろりと―で食べる」
②一回、口に入れること。その分量。また、少しばかり飲食すること。「―食べてみる」
③手短にいうこと。「―に言う」
④少し物を言うこと。一言。「―も言わぬ」
⑤あるひとまとめ。1単位。「―寄付する」
⑥分け前。割当て。
⇒ひとくち‐あきない【一口商い】
⇒ひとくち‐だい【一口大】
⇒ひとくち‐ばなし【一口話・一口噺・一口咄】
⇒ひとくち‐もの【一口物】
⇒一口乗る
⇒一口物に頬を焼く
ひとくち‐あきない【一口商い】‥アキナヒ🔗⭐🔉
ひとくち‐あきない【一口商い】‥アキナヒ
①一言で売買が決定する商取引。
②転じて、一言で諾否を決定させること。浄瑠璃、国性爺合戦「頼まれうか頼まれぬか―」
⇒ひと‐くち【一口】
ひとくち‐だい【一口大】🔗⭐🔉
ひとくち‐だい【一口大】
軽く一口で食べられる大きさ。「肉を―に切る」
⇒ひと‐くち【一口】
○一口乗るひとくちのる
利益を分け合う仲間に加わる。「もうけ話に―」
⇒ひと‐くち【一口】
○一口乗るひとくちのる🔗⭐🔉
○一口乗るひとくちのる
利益を分け合う仲間に加わる。「もうけ話に―」
⇒ひと‐くち【一口】
ひとくち‐ばなし【一口話・一口噺・一口咄】
短い滑稽味のある話。ちょっとした短い話。小話。
⇒ひと‐くち【一口】
ひとくち‐もの【一口物】
一口に食べられるほどの食物。「―に頬を焼く」
⇒ひと‐くち【一口】
ひとくち‐ばなし【一口話・一口噺・一口咄】🔗⭐🔉
ひとくち‐ばなし【一口話・一口噺・一口咄】
短い滑稽味のある話。ちょっとした短い話。小話。
⇒ひと‐くち【一口】
ひとくち‐もの【一口物】🔗⭐🔉
ひとくち‐もの【一口物】
一口に食べられるほどの食物。「―に頬を焼く」
⇒ひと‐くち【一口】
○一口物に頬を焼くひとくちものにほおをやく
ちょっとしたことに手を出して、思わぬ失敗を招くことのたとえ。
⇒ひと‐くち【一口】
○一口物に頬を焼くひとくちものにほおをやく🔗⭐🔉
○一口物に頬を焼くひとくちものにほおをやく
ちょっとしたことに手を出して、思わぬ失敗を招くことのたとえ。
⇒ひと‐くち【一口】
ひとく‐どり【人来鳥】
鶯の異称。
⇒ひと‐く【人来】
ひと‐くに【人国】
①ほかの国。他国。都以外の地方。万葉集15「―は住みあしとそいふ」
②日本以外の国。外国。異国。続日本紀17「黄金くがねは―より献ることは有れども」
ひと‐くねり【一曲】
①ひとまがり。
②ちょっとすねること。一言芳談「世間を―うらみたる色にて」
ひと‐くふう【一工夫】
より良くするための、ちょっとした工夫。「さらにおいしくする―」
ひと‐ぐま【人隈】
人のいない所。ひとけのない一隅いちぐう。紫式部日記「―をも用意するに隠れてぞ侍る」
ひと‐ぐる・し【人苦し】
〔形シク〕
人聞きがわるい。外聞がわるい。とりかへばや「―・しう聞きにくく」
ひと‐くるめ【一括め】
一つにくくること。ひとまとめ。
ひと‐くろう【一苦労】‥ラウ
ちょっとした苦労。かなりな程度の骨折り。「探すだけで―だ」「説得に―する」
ひと‐け【人気】
人のいる気配。人の気け。「―のない家」
ひと‐げ【人気】
①(→)「ひとけ」に同じ。源氏物語末摘花「程のせばう―の少しあるなどに」
②人間らしいこと。人らしさ。
⇒ひとげ‐な・し【人気無し】
ひ‐どけい【日時計】
時間の目盛を付けた平板上に指針を固定し、太陽光線による指針の影の位置によって時刻を知るもの。晷針きしん。
ひ‐どけい【火時計】
線香や火縄の燃えた量によって時間をはかるもの。
ひと‐げしき【人気色】
人のいるさま。人の来る様子。源氏物語浮舟「―見侍りなば」
ひと‐けた【一桁】
①数の表記で桁一つ。「値段が―違う」
②1の位だけの数。1から9まで。「昭和―の生れ」
ひとけ‐づくり【一毛作】
(→)「いちもうさく」に同じ。
ひとげ‐な・し【人気無し】
〔形ク〕
①人のいる気配がない。
②まともな人間らしくない。人並でない。沙石集2「ありのまま言はんも、さすが―・く覚えて、親しき者もある由言ひつつ」
⇒ひと‐げ【人気】
ひと‐ゲノム【人ゲノム】
〔生〕(「ヒトゲノム」と書く)ヒトのゲノムの全体。「―解析計画」
ひと‐けぶり【人烟】
多くの人が進行する際、立ちのぼる塵埃じんあい。浄瑠璃、唐船噺今国性爺「北の方より―」
ひ‐どこ【火床】
①箱の中に土を塗って作ったかまど。ぬりがま。
②ボイラーの燃料を焚く所。格子こうしをなし、燃えがらを下に落とすようにした装置。
ひと‐こいし・い【人恋しい】‥コヒシイ
〔形〕[文]ひとこひ・し(シク)
何となく人の姿が見たい、人のそばに行きたい、人と話がしたいという気持である。「秋は―・い季節」
ひと‐こえ【一声】‥コヱ
①1回の鳴き声。源氏物語若紫「いはけなき田鶴の―聞きしより」
②ちょっと発声または発言すること。「―掛ける」
ひと‐ごえ【人声】‥ゴヱ
人の発する声。話し声。じんせい。「―がする」
ひと‐ごこち【人心地】
生きたここち。はっきりした平常の意識。ひとごころ。源氏物語松風「さらばこそ―もせめ」。「―がつく」「恐怖で―もなかった」
ひと‐ごころ【人心】
①人の心。人間の精神。
②なさけ。人情。情愛。
③平常の意識。正気。ひとごこち。太平記13「暫く肝を静めて―付きければ」
ひと‐こし【一越】
一越縮緬ちりめんの略。皺しぼの細かいのが特徴。普通の縮緬は緯糸よこいととして左右強撚糸を2本ずつ交互に打ち込むが、これを一越(緯糸1本)ごとに織り込んだもの。着尺きじゃく・帯・半襟はんえりなどに用いる。
ひと‐こし【一腰】
腰に差した一本の刀。腰の物。狂言、二人大名「侍の―を離す事はならぬ」
⇒ひとこし‐がけ【一腰賭け】
ひとこし‐がけ【一腰賭け】
勝負事で腰の刀を賭けること。狂言、遣子「ただ―にいたさう」
⇒ひと‐こし【一腰】
ひと‐こと【一言】
①一つの言葉。いちごん。「―も聞きもらさない」
②わずかの言葉。また、ちょっと言うこと。古事記下「善事よごとも―、言ひ離つ神、葛城の一言主の大神ぞ」。「いつも―多い」
⇒ひとことぬし‐の‐かみ【一言主神】
ひと‐ごと【人毎】
誰も彼もみな。各人。
ひと‐ごと【人言】
他人の言葉。世人の言葉。評判。世のうわさ。万葉集14「―のしげきによりて」
ひと‐ごと【人事・他人事】
自分とは無関係な、他人に関する事。また、世間一般の事。よそごと。島崎藤村、夜明け前「彼に取つて他事ひとごととも思はれなかつた」。「―ながら心配だ」
▷近年、俗に「他人事」の表記にひかれて「たにんごと」ともいう。
⇒人事言わば筵敷け
⇒他人事で無い
ひとつ‐くち【一つ口】🔗⭐🔉
ひとつ‐くち【一つ口】
口を合わせて同じ事を言うこと。説が同じであること。また、いくつかのものを同等のように扱って言うこと。
⇒ひと‐つ【一・一つ】
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