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しょう‐かん【召喚】セウクワン🔗🔉

しょう‐かん召喚セウクワン 裁判所が被告人・証人などに対し、公判期日その他一定の日時に裁判所または指定された場所に出頭を命ずること。 ⇒しょうかん‐じょう【召喚状】

しょう‐かん【召還】セウクワン🔗🔉

しょう‐かん召還セウクワン ①めしかえすこと。よびもどすこと。 ②派遣国の命令による外交使節や領事の帰還。「大使を―する」

しょうかん‐じょう【召喚状】セウクワンジヤウ🔗🔉

しょうかん‐じょう召喚状セウクワンジヤウ 裁判所が被告人・証人などの召喚のために発する令状。 ⇒しょう‐かん【召喚】

しょう‐けん【召見】セウ‥🔗🔉

しょう‐けん召見セウ‥ 呼び出して面会すること。引見。

しょう‐こ【召呼】セウ‥🔗🔉

しょう‐こ召呼セウ‥ 招きよぶこと。呼び寄せること。

しょうこう‐せき【召公奭】セウ‥🔗🔉

しょうこう‐せき召公奭セウ‥ 周初の宰相。奭は名。文王の子。武王・周公旦の弟と伝えるが、殷代、河南西部で勢力を揮った召族の出身。周に協力し、成王の即位後、太保となり、陝西を治めた。燕の始祖となる。

しょう‐しゅう【召集】セウシフ🔗🔉

しょう‐しゅう召集セウシフ ①上級者が下級者を呼び集めること。 ②戦時・事変その他の必要に際し、在郷軍人を軍隊に呼び出し集めること。「―令」 ③衆参両院の国会議員に対して議会開会のために一定期日に各議院に集会すべきことを命ずること。召集の決定は憲法上内閣の責任で行われ、これを天皇の行う国事行為として詔書の形式で表示する。→招集2⇒しょうしゅう‐れいじょう【召集令状】

しょうしゅう‐れいじょう【召集令状】セウシフ‥ジヤウ🔗🔉

しょうしゅう‐れいじょう召集令状セウシフ‥ジヤウ 在郷軍人を召集する命令書。充員召集・臨時召集・国民兵召集には淡赤色の紙を用いたので、俗に赤紙という。 ⇒しょう‐しゅう【召集】

しょう‐しょ【召書】セウ‥🔗🔉

しょう‐しょ召書セウ‥ 人を召し出す文書。

しょう‐じょう【召状】セウジヤウ🔗🔉

しょう‐じょう召状セウジヤウ めしぶみ。めしじょう。

しょう・ずる【招ずる・召ずる】セウ‥🔗🔉

しょう・ずる招ずる・召ずるセウ‥ 〔他サ変〕[文]招ず(サ変) まねく。まねき入れる。狂言、釣狐「貴僧高僧―・じて、御祈祷あれどもしるしなし」

しょう‐せい【召請】セウ‥🔗🔉

しょう‐せい召請セウ‥ 呼んでこさせること。

しょう‐ち【召致】セウ‥🔗🔉

しょう‐ち召致セウ‥ 召しよせること。

しょう‐てん【召天】セウ‥🔗🔉

しょう‐てん召天セウ‥ (天に召される意)キリスト教で、死ぬこと。

しょう‐でん【召電】セウ‥🔗🔉

しょう‐でん召電セウ‥ 人を呼び寄せるために打つ電報。

しょう‐ぼ【召募】セウ‥🔗🔉

しょう‐ぼ召募セウ‥ 召しつのること。呼び集めること。二葉亭四迷、浮雲「某学校で生徒の―があると」

しょう‐めい【召命】セウ‥🔗🔉

しょう‐めい召命セウ‥ (vocation イギリス・Beruf ドイツ)ある使命を果たすよう神から呼びかけられること。預言者や聖職への召命のほか、ルターの宗教改革以降は一般の職業への召命も言われる。

めさ・ぐ【召上ぐ】🔗🔉

めさ・ぐ召上ぐ】 〔他下二〕 (メシアグの約)召還する。万葉集5「春さらば奈良の都に―・げ給はね」

めさ・る【召さる】🔗🔉

めさ・る召さる】 〔他下二〕 ⇒めされる(下一)

めさ・れる【召される】🔗🔉

めさ・れる召される】 〔他下一〕[文]めさ・る(下二) ①なさる。あそばす。おあん物語「好み事―・れる」 ②(他の動詞の連用形に付いて)…なさる。雑兵物語「お歴々の侍衆は…腰当を以て刀を引付―・るる」

めし【召し・徴】🔗🔉

めし召し・徴】 ①貴人が呼び出すこと。また、貴人が物などを請求すること。おめし。三蔵法師伝延久点「其の徴メシに来れる者、皆一芸の士なり」 ②招待。

めしあがり‐もの【召上り物】🔗🔉

めしあがり‐もの召上り物】 貴人の食物を敬っていう語。

めし‐あが・る【召し上がる】🔗🔉

めし‐あが・る召し上がる】 〔他五〕 「飲む」「食う」の尊敬語。「遠慮なく―・って下さい」

めし‐あ・げる【召し上げる】🔗🔉

めし‐あ・げる召し上げる】 〔他下一〕[文]めしあ・ぐ(下二) ①目下の者を呼び出す。召し出す。 ②官府が所有物を没収する。取り上げる。

めし‐あわ・す【召し合す】‥アハス🔗🔉

めし‐あわ・す召し合す‥アハス 〔他下二〕 目下の者を呼び出して対決させる。

めし‐あわせ【召合せ】‥アハセ🔗🔉

めし‐あわせ召合せ‥アハセ「相撲すまいの節せち参照。 ②〔建〕(「目仕合せ」の転)2枚立ての扉または障子などの出合うこと。また、そのように作った部分。太平記35「中務少輔は余りに腹を立て貫つらぬきはきながら―の内へ走り入つて屏風障子を踏み破り」

めし‐い・ず【召し出づ】‥イヅ🔗🔉

めし‐い・ず召し出づ‥イヅ 〔他下二〕 (→)「めしいだす」に同じ。

めし‐いだ・す【召し出す】🔗🔉

めし‐いだ・す召し出す】 〔他五〕 ①目下の者を呼び出す。 ②召して官職・禄などを授ける。

めし‐い・れる【召し入れる】🔗🔉

めし‐い・れる召し入れる】 〔他下一〕[文]めしい・る(下二) 目下の者を内へ招き入れる。

めし‐うた【召歌】🔗🔉

めし‐うた召歌】 歌会始うたかいはじめに召される歌。

めし‐うど【召人】🔗🔉

めし‐うど召人】 (古くは清音。メシヒトの音便) ①舞楽奉仕のために召し出された人。天徳歌合「―は左右の壺前栽に候ふ」 ②㋐和歌所の寄人よりうどの異称。 ㋑歌会始うたかいはじめで、特に依頼されて召歌を詠む人。 ③側に召し使う女。侍妾。蜻蛉日記「小野の宮のおとどの御―ども」

めし‐うま【召馬】🔗🔉

めし‐うま召馬】 貴人が乗る馬。

めし‐おおせ【召仰せ】‥オホセ🔗🔉

めし‐おおせ召仰せ‥オホセ ①人を召して命令を下すこと。 ②特に除目じもく・行幸などの公事の前に、関係の役人を召して供奉を命ずること。

めし‐お・く【召し置く】🔗🔉

めし‐お・く召し置く】 〔他五〕 ①取りよせ、または呼びよせてお側に置く。 ②召し捕らえて留めておく。

めし‐おろし【召下ろし】🔗🔉

めし‐おろし召下ろし】 目上の者から目下の者に下げ与える着古しの衣類。武道伝来記「御懇意にあづかり、折々の衣類まで―を給はり」

めし‐かえ【召替え】‥カヘ🔗🔉

めし‐かえ召替え‥カヘ 召し替えること。特に、貴人が着替えること。また、その用に供するもの。「お―」

めし‐かえ・す【召し返す】‥カヘス🔗🔉

めし‐かえ・す召し返す‥カヘス 〔他四〕 目下の者を呼び返す。

めし‐か・える【召し替える】‥カヘル🔗🔉

めし‐か・える召し替える‥カヘル 〔他下一〕[文]めしか・ふ(下二) 貴人が乗物または衣服などをとりかえる。

めし‐かか・える【召し抱える】‥カカヘル🔗🔉

めし‐かか・える召し抱える‥カカヘル 〔他下一〕[文]めしかか・ふ(下二) 召し出して家来とする。雇う。「運転手を―・える」

めし‐ぐ【召具】🔗🔉

めし‐ぐ召具】 召し連れること。伴うこと。また、その人。

めし‐ぐ・す【召し具す】🔗🔉

めし‐ぐ・す召し具す】 〔他サ変〕 目下の者を連れて行く。召し連れる。

めし‐ごえ【召声】‥ゴヱ🔗🔉

めし‐ごえ召声‥ゴヱ 朝廷で内弁ないべんが官人を呼ぶ声。

めし‐こ・む【召し籠む】🔗🔉

めし‐こ・む召し籠む】 〔他下二〕 召し寄せてとじこめる。おしこめる。閉門させる。源氏物語紅梅「やがてこなたにをと―・めつれば」

めし‐こめ【召籠め】🔗🔉

めし‐こめ召籠め】 召し籠めること。おしこめること。閉門。宇治拾遺物語11「―は許りてけるとか」

めし‐じょう【召状】‥ジヤウ🔗🔉

めし‐じょう召状‥ジヤウ 召喚状。召文めしぶみ○飯饐えるめしすえる 残しておいた飯が夏の暑さで腐りはじめる。〈[季]夏〉 ⇒めし【飯】

めし‐だ・す【召し出す】🔗🔉

めし‐だ・す召し出す】 〔他五〕 (→)「めしいだす」に同じ。

めし‐つかい【召使】‥ツカヒ🔗🔉

めし‐つかい召使‥ツカヒ ①禁中で召し使われた卑官。 ②奉公人。下男・下女の類。

めし‐つか・う【召し使う】‥ツカフ🔗🔉

めし‐つか・う召し使う‥ツカフ 〔他五〕 人を召し寄せて身辺で働かせる。

めし‐つぎ【召次・召継】🔗🔉

めし‐つぎ召次・召継】 ①取り次ぐこと。また、取次をする人。宇治拾遺物語5「この―しつる侍」 ②院庁いんのちょうや春宮坊とうぐうぼうで雑事を務め、時刻を奏し、また、取次もした下官。源氏物語宿木「―、舎人などの中には」 ⇒めしつぎ‐どころ【召次所】

めしつぎ‐どころ【召次所】🔗🔉

めしつぎ‐どころ召次所】 院庁などの召次の詰所。 ⇒めし‐つぎ【召次・召継】

めし‐つど・う【召し集ふ】‥ツドフ🔗🔉

めし‐つど・う召し集ふ‥ツドフ 〔他下二〕 召し集める。召集する。万葉集3「もののふの八十伴男やそとものおを―・へ」

めし‐つ・れる【召し連れる】🔗🔉

めし‐つ・れる召し連れる】 〔他下一〕[文]めしつ・る(下二) 目下の者を連れていく。召し具す。

めし‐と・る【召し取る】🔗🔉

めし‐と・る召し取る】 〔他四〕 上位者の命令で呼びよせる。召し寄せる。源氏物語絵合「上手どもを―・りて」

めし‐と・る【召し捕る】🔗🔉

めし‐と・る召し捕る】 〔他五〕 官命によって罪人を捕らえる。「賊を―・る」

めし‐な【召名】🔗🔉

めし‐な召名】 除目じもくに際し任官すべき人々の名を列記して、太政官から奏聞する文書。

めし‐はな・す【召し放す】🔗🔉

めし‐はな・す召し放す】 〔他四〕 官位・領地などを官へ取り上げる。はぎとる。褫奪ちだつする。東鑑18「大罪を犯さざる者―・すべからざるの由定めらる」

めし‐はな・つ【召し放つ】🔗🔉

めし‐はな・つ召し放つ】 〔他四〕 多くの人の中からその人だけを召し寄せる。源氏物語紅梅「この君―・ちてかたらひ給へば」

めし‐ふ【召符】🔗🔉

めし‐ふ召符】 (メシブとも)(→)召文めしぶみに同じ。

めし‐ぶみ【召文】🔗🔉

めし‐ぶみ召文】 ①官から人を召し出すための書状。召喚状。 ②中世の裁判で、主に対決のため訴人(原告)・論人(被告)に発せられる召喚状。召符めしふ。差符さしふ

めし‐もの【召し物】🔗🔉

めし‐もの召し物】 飲食物・着物・履物はきものなどの尊敬語。

めしゅうど【召人】メシウド🔗🔉

めしゅうど召人メシウド ⇒めしうど

めし‐よ・せる【召し寄せる】🔗🔉

めし‐よ・せる召し寄せる】 〔他下一〕[文]めしよ・す(下二) ①お呼び寄せになる。 ②身近にお取り寄せになる。

めし‐りょう【召し料】‥レウ🔗🔉

めし‐りょう召し料‥レウ 高貴の人が用いるもの。 ○目尻を下げるめじりをさげる うれしい時や気に入った時、また女に見とれたりする時の表情の形容。 ⇒め‐じり【目尻・眦・眥】

め・す【召す・見す・看す】🔗🔉

め・す召す・見す・看す】 〔他五〕 (「見る」の尊敬語) ①御覧になる。万葉集1「埴安の堤の上にあり立たし―・したまへば」 ②お治めになる。万葉集1「食す国を―・し給はむと」 ③お呼び寄せになる。万葉集2「東の滝たぎの御門にさもらへど昨日も今日も―・すこともなし」。源氏物語夕顔「―・せば御こたへして起きたれば」。「神に―・される」 ④お取り寄せになる。古今和歌集「仁和寺に菊の花―・しける時に、歌そへて奉れと仰せられければ」。源氏物語空蝉「御硯いそぎ―・して」 ⑤召し出して役につかせる。お命じになる。推古紀「僧正、僧都を任して、仍りて僧尼を検校かむがふべし」。持統紀「撰善言司よきことえらぶつかさに拝す」。古今和歌集「もろこしの判官に―・されて侍りける時に」 ⑥結婚の相手となさる。寵愛なさる。神代紀「奇稲田媛を幸さむとして乞ひたまふ」。神代紀「皇孫因て幸す、即ち一夜にして有娠はらみぬ」 ⑦上からの命によって捕らえる。囚人とする。「めしいましむ」「めしこむ」「めしとる」など複合語として使われることが多い。今昔物語集17「すみやかに、かの不調を致す男を―・し搦めて…殺すべし」。古今著聞集12「―・しすゑていかに汝程のやつがこれ程やすくは搦められたるぞと御たづね有りければ」 ⑧上からの命令で…と呼ぶ。平家物語10「よしよし力及ばず。浪方なみかたとも―・せかし」 ⑨「食う」「飲む」「買う」「取る」「(腹を)切る」「着る」「(風邪を)引く」などの尊敬語。物を身に受け入れる意。万葉集8「わけがためわが手もすまに春の野に抜ける茅花つばなそ―・して肥えませ」。続詞花和歌集戯咲「女のよき、つみや―・すと売りありきけるを聞きて」。大鏡道隆「さかづき取り給ひてあまたたび―・し常よりも乱れあそばせ給ひけるさま」。平治物語「叶はぬ所にて御腹―・されん事何の義か候ふべき」。平家物語3「御行水を―・さばやと思し召すはいかがせんずる」。平家物語9「田内左衛門をば物具―・されて、伊勢三郎に預けらる」。平家物語(延慶本)「速やかに命を―・して後世を助給へ」。建礼門院右京大夫集「青色の御唐衣、蝶を色々に織りたりし―・したりし」。中華若木詩抄「花を―・せ花を―・せと誰が所へもゆけども」。浮世風呂2「お風でも―・してはお悪うございますから」。「お年を―・す」「羽織を―・す」 ⑩(自動詞的に)「乗る」「(気に)入る」などの尊敬語。平家物語4「それより御輿に―・して福原へいらせおはします」。「お気に―・したのをお持ち下さい」 ⑪(多く尊敬の助動詞「る」を添えた形で使われる)広く「する」の尊敬語。なさる。狂言、花子「思ふやうにはなけれども、得心を―・されて満足した」。ロドリーゲス大文典「何事を―・すぞ」 ⑫主に他の尊敬語動詞の連用形に付いて厚い尊敬の意を添える。万葉集15「遠くあれば一日一夜も思はずてあるらむものと思ほし―・すな」

[漢]召🔗🔉

 〔刀(刂・)部3画〕 ⇒口部

[漢]召🔗🔉

 字形  筆順 〔口部2画/5画/常用/3004・3E24〕 〔音〕ショウ〈セウ〉(呉)(漢) 〔訓〕す [意味] 目上の者が目下の者を呼び寄せる。目上の人からのまねき。おめし。「召致・召還・召集・応召」 ▷和語では、食う・飲む・着るなどの敬語としても「召す」を用いる。 [解字] 形声。「口」+音符「刀」。もと、「召」は口でよび寄せる意、「招」は手でまねき寄せる意。

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