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広辞苑の検索結果 (67)

しょう‐かん【召喚】セウクワン🔗🔉

しょう‐かん召喚セウクワン 裁判所が被告人・証人などに対し、公判期日その他一定の日時に裁判所または指定された場所に出頭を命ずること。 ⇒しょうかん‐じょう【召喚状】

しょう‐かん【召還】セウクワン🔗🔉

しょう‐かん召還セウクワン ①めしかえすこと。よびもどすこと。 ②派遣国の命令による外交使節や領事の帰還。「大使を―する」

しょうかん‐じょう【召喚状】セウクワンジヤウ🔗🔉

しょうかん‐じょう召喚状セウクワンジヤウ 裁判所が被告人・証人などの召喚のために発する令状。 ⇒しょう‐かん【召喚】

しょう‐けん【召見】セウ‥🔗🔉

しょう‐けん召見セウ‥ 呼び出して面会すること。引見。

しょう‐こ【召呼】セウ‥🔗🔉

しょう‐こ召呼セウ‥ 招きよぶこと。呼び寄せること。

しょうこう‐せき【召公奭】セウ‥🔗🔉

しょうこう‐せき召公奭セウ‥ 周初の宰相。奭は名。文王の子。武王・周公旦の弟と伝えるが、殷代、河南西部で勢力を揮った召族の出身。周に協力し、成王の即位後、太保となり、陝西を治めた。燕の始祖となる。

しょう‐しゅう【召集】セウシフ🔗🔉

しょう‐しゅう召集セウシフ ①上級者が下級者を呼び集めること。 ②戦時・事変その他の必要に際し、在郷軍人を軍隊に呼び出し集めること。「―令」 ③衆参両院の国会議員に対して議会開会のために一定期日に各議院に集会すべきことを命ずること。召集の決定は憲法上内閣の責任で行われ、これを天皇の行う国事行為として詔書の形式で表示する。→招集2⇒しょうしゅう‐れいじょう【召集令状】

しょうしゅう‐れいじょう【召集令状】セウシフ‥ジヤウ🔗🔉

しょうしゅう‐れいじょう召集令状セウシフ‥ジヤウ 在郷軍人を召集する命令書。充員召集・臨時召集・国民兵召集には淡赤色の紙を用いたので、俗に赤紙という。 ⇒しょう‐しゅう【召集】

しょう‐しょ【召書】セウ‥🔗🔉

しょう‐しょ召書セウ‥ 人を召し出す文書。

しょう‐じょう【召状】セウジヤウ🔗🔉

しょう‐じょう召状セウジヤウ めしぶみ。めしじょう。

しょう・ずる【招ずる・召ずる】セウ‥🔗🔉

しょう・ずる招ずる・召ずるセウ‥ 〔他サ変〕[文]招ず(サ変) まねく。まねき入れる。狂言、釣狐「貴僧高僧―・じて、御祈祷あれどもしるしなし」

しょう‐せい【召請】セウ‥🔗🔉

しょう‐せい召請セウ‥ 呼んでこさせること。

しょう‐ち【召致】セウ‥🔗🔉

しょう‐ち召致セウ‥ 召しよせること。

しょう‐てん【召天】セウ‥🔗🔉

しょう‐てん召天セウ‥ (天に召される意)キリスト教で、死ぬこと。

しょう‐でん【召電】セウ‥🔗🔉

しょう‐でん召電セウ‥ 人を呼び寄せるために打つ電報。

しょう‐ぼ【召募】セウ‥🔗🔉

しょう‐ぼ召募セウ‥ 召しつのること。呼び集めること。二葉亭四迷、浮雲「某学校で生徒の―があると」

しょう‐めい【召命】セウ‥🔗🔉

しょう‐めい召命セウ‥ (vocation イギリス・Beruf ドイツ)ある使命を果たすよう神から呼びかけられること。預言者や聖職への召命のほか、ルターの宗教改革以降は一般の職業への召命も言われる。

めさ・ぐ【召上ぐ】🔗🔉

めさ・ぐ召上ぐ】 〔他下二〕 (メシアグの約)召還する。万葉集5「春さらば奈良の都に―・げ給はね」

めさ・る【召さる】🔗🔉

めさ・る召さる】 〔他下二〕 ⇒めされる(下一)

めさ・れる【召される】🔗🔉

めさ・れる召される】 〔他下一〕[文]めさ・る(下二) ①なさる。あそばす。おあん物語「好み事―・れる」 ②(他の動詞の連用形に付いて)…なさる。雑兵物語「お歴々の侍衆は…腰当を以て刀を引付―・るる」

めし【召し・徴】🔗🔉

めし召し・徴】 ①貴人が呼び出すこと。また、貴人が物などを請求すること。おめし。三蔵法師伝延久点「其の徴メシに来れる者、皆一芸の士なり」 ②招待。

めしあがり‐もの【召上り物】🔗🔉

めしあがり‐もの召上り物】 貴人の食物を敬っていう語。

めし‐あが・る【召し上がる】🔗🔉

めし‐あが・る召し上がる】 〔他五〕 「飲む」「食う」の尊敬語。「遠慮なく―・って下さい」

めし‐あ・げる【召し上げる】🔗🔉

めし‐あ・げる召し上げる】 〔他下一〕[文]めしあ・ぐ(下二) ①目下の者を呼び出す。召し出す。 ②官府が所有物を没収する。取り上げる。

めし‐あわ・す【召し合す】‥アハス🔗🔉

めし‐あわ・す召し合す‥アハス 〔他下二〕 目下の者を呼び出して対決させる。

めし‐あわせ【召合せ】‥アハセ🔗🔉

めし‐あわせ召合せ‥アハセ「相撲すまいの節せち参照。 ②〔建〕(「目仕合せ」の転)2枚立ての扉または障子などの出合うこと。また、そのように作った部分。太平記35「中務少輔は余りに腹を立て貫つらぬきはきながら―の内へ走り入つて屏風障子を踏み破り」

めし‐い・ず【召し出づ】‥イヅ🔗🔉

めし‐い・ず召し出づ‥イヅ 〔他下二〕 (→)「めしいだす」に同じ。

めし‐いだ・す【召し出す】🔗🔉

めし‐いだ・す召し出す】 〔他五〕 ①目下の者を呼び出す。 ②召して官職・禄などを授ける。

めし‐い・れる【召し入れる】🔗🔉

めし‐い・れる召し入れる】 〔他下一〕[文]めしい・る(下二) 目下の者を内へ招き入れる。

めし‐うた【召歌】🔗🔉

めし‐うた召歌】 歌会始うたかいはじめに召される歌。

めし‐うど【召人】🔗🔉

めし‐うど召人】 (古くは清音。メシヒトの音便) ①舞楽奉仕のために召し出された人。天徳歌合「―は左右の壺前栽に候ふ」 ②㋐和歌所の寄人よりうどの異称。 ㋑歌会始うたかいはじめで、特に依頼されて召歌を詠む人。 ③側に召し使う女。侍妾。蜻蛉日記「小野の宮のおとどの御―ども」

めし‐うま【召馬】🔗🔉

めし‐うま召馬】 貴人が乗る馬。

めし‐おおせ【召仰せ】‥オホセ🔗🔉

めし‐おおせ召仰せ‥オホセ ①人を召して命令を下すこと。 ②特に除目じもく・行幸などの公事の前に、関係の役人を召して供奉を命ずること。

めし‐お・く【召し置く】🔗🔉

めし‐お・く召し置く】 〔他五〕 ①取りよせ、または呼びよせてお側に置く。 ②召し捕らえて留めておく。

めし‐おろし【召下ろし】🔗🔉

めし‐おろし召下ろし】 目上の者から目下の者に下げ与える着古しの衣類。武道伝来記「御懇意にあづかり、折々の衣類まで―を給はり」

めし‐かえ【召替え】‥カヘ🔗🔉

めし‐かえ召替え‥カヘ 召し替えること。特に、貴人が着替えること。また、その用に供するもの。「お―」

めし‐かえ・す【召し返す】‥カヘス🔗🔉

めし‐かえ・す召し返す‥カヘス 〔他四〕 目下の者を呼び返す。

めし‐か・える【召し替える】‥カヘル🔗🔉

めし‐か・える召し替える‥カヘル 〔他下一〕[文]めしか・ふ(下二) 貴人が乗物または衣服などをとりかえる。

めし‐かか・える【召し抱える】‥カカヘル🔗🔉

めし‐かか・える召し抱える‥カカヘル 〔他下一〕[文]めしかか・ふ(下二) 召し出して家来とする。雇う。「運転手を―・える」

めし‐ぐ【召具】🔗🔉

めし‐ぐ召具】 召し連れること。伴うこと。また、その人。

めし‐ぐ・す【召し具す】🔗🔉

めし‐ぐ・す召し具す】 〔他サ変〕 目下の者を連れて行く。召し連れる。

めし‐ごえ【召声】‥ゴヱ🔗🔉

めし‐ごえ召声‥ゴヱ 朝廷で内弁ないべんが官人を呼ぶ声。

めし‐こ・む【召し籠む】🔗🔉

めし‐こ・む召し籠む】 〔他下二〕 召し寄せてとじこめる。おしこめる。閉門させる。源氏物語紅梅「やがてこなたにをと―・めつれば」

めし‐こめ【召籠め】🔗🔉

めし‐こめ召籠め】 召し籠めること。おしこめること。閉門。宇治拾遺物語11「―は許りてけるとか」

めし‐じょう【召状】‥ジヤウ🔗🔉

めし‐じょう召状‥ジヤウ 召喚状。召文めしぶみ○飯饐えるめしすえる 残しておいた飯が夏の暑さで腐りはじめる。〈[季]夏〉 ⇒めし【飯】

めし‐だ・す【召し出す】🔗🔉

めし‐だ・す召し出す】 〔他五〕 (→)「めしいだす」に同じ。

めし‐つかい【召使】‥ツカヒ🔗🔉

めし‐つかい召使‥ツカヒ ①禁中で召し使われた卑官。 ②奉公人。下男・下女の類。

めし‐つか・う【召し使う】‥ツカフ🔗🔉

めし‐つか・う召し使う‥ツカフ 〔他五〕 人を召し寄せて身辺で働かせる。

めし‐つぎ【召次・召継】🔗🔉

めし‐つぎ召次・召継】 ①取り次ぐこと。また、取次をする人。宇治拾遺物語5「この―しつる侍」 ②院庁いんのちょうや春宮坊とうぐうぼうで雑事を務め、時刻を奏し、また、取次もした下官。源氏物語宿木「―、舎人などの中には」 ⇒めしつぎ‐どころ【召次所】

めしつぎ‐どころ【召次所】🔗🔉

めしつぎ‐どころ召次所】 院庁などの召次の詰所。 ⇒めし‐つぎ【召次・召継】

めし‐つど・う【召し集ふ】‥ツドフ🔗🔉

めし‐つど・う召し集ふ‥ツドフ 〔他下二〕 召し集める。召集する。万葉集3「もののふの八十伴男やそとものおを―・へ」

めし‐つ・れる【召し連れる】🔗🔉

めし‐つ・れる召し連れる】 〔他下一〕[文]めしつ・る(下二) 目下の者を連れていく。召し具す。

めし‐と・る【召し取る】🔗🔉

めし‐と・る召し取る】 〔他四〕 上位者の命令で呼びよせる。召し寄せる。源氏物語絵合「上手どもを―・りて」

めし‐と・る【召し捕る】🔗🔉

めし‐と・る召し捕る】 〔他五〕 官命によって罪人を捕らえる。「賊を―・る」

めし‐な【召名】🔗🔉

めし‐な召名】 除目じもくに際し任官すべき人々の名を列記して、太政官から奏聞する文書。

めし‐はな・す【召し放す】🔗🔉

めし‐はな・す召し放す】 〔他四〕 官位・領地などを官へ取り上げる。はぎとる。褫奪ちだつする。東鑑18「大罪を犯さざる者―・すべからざるの由定めらる」

めし‐はな・つ【召し放つ】🔗🔉

めし‐はな・つ召し放つ】 〔他四〕 多くの人の中からその人だけを召し寄せる。源氏物語紅梅「この君―・ちてかたらひ給へば」

めし‐ふ【召符】🔗🔉

めし‐ふ召符】 (メシブとも)(→)召文めしぶみに同じ。

めし‐ぶみ【召文】🔗🔉

めし‐ぶみ召文】 ①官から人を召し出すための書状。召喚状。 ②中世の裁判で、主に対決のため訴人(原告)・論人(被告)に発せられる召喚状。召符めしふ。差符さしふ

めし‐もの【召し物】🔗🔉

めし‐もの召し物】 飲食物・着物・履物はきものなどの尊敬語。

めしゅうど【召人】メシウド🔗🔉

めしゅうど召人メシウド ⇒めしうど

めし‐よ・せる【召し寄せる】🔗🔉

めし‐よ・せる召し寄せる】 〔他下一〕[文]めしよ・す(下二) ①お呼び寄せになる。 ②身近にお取り寄せになる。

めし‐りょう【召し料】‥レウ🔗🔉

めし‐りょう召し料‥レウ 高貴の人が用いるもの。 ○目尻を下げるめじりをさげる うれしい時や気に入った時、また女に見とれたりする時の表情の形容。 ⇒め‐じり【目尻・眦・眥】

め・す【召す・見す・看す】🔗🔉

め・す召す・見す・看す】 〔他五〕 (「見る」の尊敬語) ①御覧になる。万葉集1「埴安の堤の上にあり立たし―・したまへば」 ②お治めになる。万葉集1「食す国を―・し給はむと」 ③お呼び寄せになる。万葉集2「東の滝たぎの御門にさもらへど昨日も今日も―・すこともなし」。源氏物語夕顔「―・せば御こたへして起きたれば」。「神に―・される」 ④お取り寄せになる。古今和歌集「仁和寺に菊の花―・しける時に、歌そへて奉れと仰せられければ」。源氏物語空蝉「御硯いそぎ―・して」 ⑤召し出して役につかせる。お命じになる。推古紀「僧正、僧都を任して、仍りて僧尼を検校かむがふべし」。持統紀「撰善言司よきことえらぶつかさに拝す」。古今和歌集「もろこしの判官に―・されて侍りける時に」 ⑥結婚の相手となさる。寵愛なさる。神代紀「奇稲田媛を幸さむとして乞ひたまふ」。神代紀「皇孫因て幸す、即ち一夜にして有娠はらみぬ」 ⑦上からの命によって捕らえる。囚人とする。「めしいましむ」「めしこむ」「めしとる」など複合語として使われることが多い。今昔物語集17「すみやかに、かの不調を致す男を―・し搦めて…殺すべし」。古今著聞集12「―・しすゑていかに汝程のやつがこれ程やすくは搦められたるぞと御たづね有りければ」 ⑧上からの命令で…と呼ぶ。平家物語10「よしよし力及ばず。浪方なみかたとも―・せかし」 ⑨「食う」「飲む」「買う」「取る」「(腹を)切る」「着る」「(風邪を)引く」などの尊敬語。物を身に受け入れる意。万葉集8「わけがためわが手もすまに春の野に抜ける茅花つばなそ―・して肥えませ」。続詞花和歌集戯咲「女のよき、つみや―・すと売りありきけるを聞きて」。大鏡道隆「さかづき取り給ひてあまたたび―・し常よりも乱れあそばせ給ひけるさま」。平治物語「叶はぬ所にて御腹―・されん事何の義か候ふべき」。平家物語3「御行水を―・さばやと思し召すはいかがせんずる」。平家物語9「田内左衛門をば物具―・されて、伊勢三郎に預けらる」。平家物語(延慶本)「速やかに命を―・して後世を助給へ」。建礼門院右京大夫集「青色の御唐衣、蝶を色々に織りたりし―・したりし」。中華若木詩抄「花を―・せ花を―・せと誰が所へもゆけども」。浮世風呂2「お風でも―・してはお悪うございますから」。「お年を―・す」「羽織を―・す」 ⑩(自動詞的に)「乗る」「(気に)入る」などの尊敬語。平家物語4「それより御輿に―・して福原へいらせおはします」。「お気に―・したのをお持ち下さい」 ⑪(多く尊敬の助動詞「る」を添えた形で使われる)広く「する」の尊敬語。なさる。狂言、花子「思ふやうにはなけれども、得心を―・されて満足した」。ロドリーゲス大文典「何事を―・すぞ」 ⑫主に他の尊敬語動詞の連用形に付いて厚い尊敬の意を添える。万葉集15「遠くあれば一日一夜も思はずてあるらむものと思ほし―・すな」

[漢]召🔗🔉

 〔刀(刂・)部3画〕 ⇒口部

[漢]召🔗🔉

 字形  筆順 〔口部2画/5画/常用/3004・3E24〕 〔音〕ショウ〈セウ〉(呉)(漢) 〔訓〕す [意味] 目上の者が目下の者を呼び寄せる。目上の人からのまねき。おめし。「召致・召還・召集・応召」 ▷和語では、食う・飲む・着るなどの敬語としても「召す」を用いる。 [解字] 形声。「口」+音符「刀」。もと、「召」は口でよび寄せる意、「招」は手でまねき寄せる意。

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しょう-かん【召喚】🔗🔉

しょう-かん セウクワン [0] 【召喚】 (名)スル 官庁,特に,裁判所が日時・場所などを指定して人を呼び出すこと。「証人を―する」

しょうかん-じょう【召喚状】🔗🔉

しょうかん-じょう セウクワンジヤウ [0][3] 【召喚状】 被告人・証人・鑑定人などを召喚するために発する裁判所の令状。

しょう-かん【召還】🔗🔉

しょう-かん セウクワン [0] 【召還】 (名)スル 派遣していた者を呼び戻すこと。「大使を本国に―する」

しょう-けん【召見】🔗🔉

しょう-けん セウ― [0] 【召見】 (名)スル 呼び出して面会すること。引見。「王宮に―された重臣」

しょう-こ【召呼・招呼】🔗🔉

しょう-こ セウ― [1] 【召呼・招呼】 (名)スル 招き呼ぶこと。呼びよせること。「暫(シバラ)くにしてアリスを―す/花柳春話(純一郎)」

しょう-しゅう【召集】🔗🔉

しょう-しゅう セウシフ [0] 【召集】 (名)スル (1)大勢の人を呼び出して集めること。自分と同等以下の者に用いる。 (2)議会を開会するため衆参両院の国会議員に対し,一定の期日に議会に集合することを命ずること。内閣の助言と承認により国事行為として天皇が行う。「国会を―する」 〔地方議会の場合は「招集」と表記する〕 (3)在郷軍人・国民兵などを,軍隊に編入するために呼び集めること。「―をかける」

しょうしゅう-れい【召集令】🔗🔉

しょうしゅう-れい セウシフ― [3] 【召集令】 (1)召集のための命令。 (2)在郷軍人の召集および簡閲点呼,ならびに国民兵の召集を規定した勅令。1927年(昭和2)に廃止され,召集規則がこれにかわった。

しょうしゅう-れいじょう【召集令状】🔗🔉

しょうしゅう-れいじょう セウシフ―ジヤウ [5] 【召集令状】 もと,在郷軍人を軍隊に召集する際に出された命令書。充員召集・臨時召集・国民兵召集には,特に赤色の紙を用いたところから「赤紙(アカガミ)」と呼ばれる。

しょう-しょ【召書】🔗🔉

しょう-しょ セウ― [1][0] 【召書】 人を召し出す文書。

しょう-じょう【召状】🔗🔉

しょう-じょう セウジヤウ [0] 【召状】 人を召し出すための書状。めしぶみ。めしじょう。

しょう-てん【召天】🔗🔉

しょう-てん セウ― [0] 【召天】 (名)スル キリスト教で,信者が死ぬこと。帰天。 →召す(1)(ウ)

しょうは【召波】🔗🔉

しょうは セウハ 【召波】 ⇒黒柳(クロヤナギ)召波

しょう-ぼ【招募・召募】🔗🔉

しょう-ぼ セウ― [1] 【招募・召募】 (名)スル まねきつのること。呼び集めること。募集。「―せし生疎なる兵/西国立志編(正直)」

しょう-めい【召命】🔗🔉

しょう-めい セウ― [0] 【召命】 キリスト教で,神に選ばれて救いを与えられること。転じて,聖職者として使命を与えられること。

めさ・る【召さる】🔗🔉

めさ・る 【召さる】 ■一■ (動ラ四) 〔下二段活用動詞「召さる」の四段化したもの。近世語〕 (1)「召される{(1)}」に同じ。「おお,よい仕事―・つたの/浄瑠璃・用明天皇」 (2)(補助動詞) 「召される{(2)}」に同じ。「孫十次郎は城に残つてゐ―・るか/浄瑠璃・太功記」 ■二■ (動ラ下二) ⇒めされる

めさ・れる【召される】🔗🔉

めさ・れる [3] 【召される】 (動ラ下一)[文]ラ下二 めさ・る (1)「する」の尊敬語。なさる。めさる。「コノゴロメウトイサカイ(=夫婦諍)ヲ―・レタニヨッテ/天草本伊曾保」 (2)(補助動詞) 動詞の連用形に付いて,尊敬の意を添える。…なさる。「源之介おとなしうござるよ。追付け殿の御用に立ち―・れう/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(中)」

めし【召し・徴し】🔗🔉

めし 【召し・徴し】 〔動詞「召す」の連用形から〕 (1)上位の人が呼び寄せること。呼び出し。「うちより―ありつれば/蜻蛉(中)」 →お召し (2)貴人が命じて取り寄せること。

めしあがり-もの【召し上(が)り物】🔗🔉

めしあがり-もの [0] 【召し上(が)り物】 食べる人を敬って,その飲食物をいう語。

めし-あが・る【召し上(が)る】🔗🔉

めし-あが・る [0][4] 【召し上(が)る】 (動ラ五[四]) 「飲む」「食う」の尊敬語。「御飯を―・れ」 [可能] めしあがれる

めし-あ・げる【召(し)上げる】🔗🔉

めし-あ・げる [4][0] 【召(し)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 めしあ・ぐ (1)没収する。取り上げる。「土地を―・げる」 (2)呼び寄せる。召し出す。「実政を御船に―・げて,歌ども講ぜさせ給ふ/栄花(松の下枝)」 (3)「召し上がる」に同じ。「酒少しづつ―・げられ/浮世草子・風流曲三味線」

めし-あわ・す【召し合はす】🔗🔉

めし-あわ・す ―アハス 【召し合はす】 (動サ下二) 呼び出して対決させる。「御前にて―・せられたりけるに/徒然 135」

めし-あわせ【召し合(わ)せ】🔗🔉

めし-あわせ ―アハセ [0] 【召し合(わ)せ】 (1)相撲(スマイ)の節(セチ)の当日,左右の相撲人(スマイビト)を手合わせさせたこと。 (2)襖(フスマ)や障子などで,両方から引き寄せて閉じるようになっているもの。また,その合わさる部分。

めし-い・ず【召し出づ】🔗🔉

めし-い・ず ―イヅ 【召し出づ】 (動ダ下二) (1)「召しいだす{(1)}」に同じ。「右近を―・でて,随身を召させ給ひて/源氏(夕顔)」 (2)「めしいだす{(2)}」に同じ。「御直衣―・でて奉る/源氏(松風)」

めし-いだ・す【召し出だす】🔗🔉

めし-いだ・す 【召し出だす】 (動サ四) (1)貴人が人を呼び寄せる。「小督があらんかぎりは世中よかるまじ,―・してうしなはん/平家 6」 (2)貴人が命じて,物を差し出させる。「其の刀を―・して叡覧あれば/平家 1」

めし-い・る【召し入る】🔗🔉

めし-い・る 【召し入る】 (動ラ下二) 貴人が人を招き入れる。呼び入れる。「修法の阿闍梨ども―・れさせ/源氏(総角)」

めし-うた【召歌】🔗🔉

めし-うた [2] 【召歌】 宮中の歌会始(ウタカイハジメ)で,召人(メシウド)が詠進した歌。

めし-うど【召人】🔗🔉

めし-うど [2] 【召人】 〔「めしひと」の転。「めしうと」とも〕 (1)宮中の歌会始(ウタカイハジメ)で,歌を特に召された人。めしびと。 (2)和歌所の寄人(ヨリウド)の異称。 (3)舞楽に奉仕するために召し出された人。「このたびの神楽少しよろしうせばや―などえらびて/宇津保(菊の宴)」 (4)側近く仕えさせ,寵愛(チヨウアイ)する女性。「小野の宮おとどの御―どもあり/蜻蛉(中)」 (5)(「囚人」と書く)とらえられた人。しゅうじん。「大事の―を切るべきやらん/義経記 4」

めし-おおせ【召し仰せ】🔗🔉

めし-おおせ ―オホセ 【召し仰せ】 呼び寄せて命ずること。特に,叙位や朝廷の諸役の任命についていう。「その夜―ありけり/著聞 3」

めし-お・く【召し置く】🔗🔉

めし-お・く 【召し置く】 (動カ四) (1)上位の者が取り寄せてそばにおく。また,召してそばにおく。「禁中にも仙洞にも軍兵を―・きて/保元(上)」 (2)捕らえて留めおく。「権大納言公宗卿―・かれしも/正統記(後醍醐)」

めし-おろし【召(し)下ろし】🔗🔉

めし-おろし [0] 【召(し)下ろし】 目下の者に与える,使い古しの衣服など。召しくだし。

めし-かえ【召(し)替え】🔗🔉

めし-かえ ―カヘ [0] 【召(し)替え】 召しかえること。また,その用に供するもの。

めし-かえ・す【召(し)返す】🔗🔉

めし-かえ・す ―カヘス 【召(し)返す】 (動サ四) 上位のものが,呼び返す。呼びもどす。「―・して御対面さぶらへ/平家 1」

めし-か・える【召(し)替える】🔗🔉

めし-か・える ―カヘル [0][4][3] 【召(し)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 めしか・ふ 貴人が衣服や乗り物などをとりかえる。「輿(コシ)を―・える」「我が命に―・ふべしと申して/著聞 8」

めし-かか・える【召(し)抱える】🔗🔉

めし-かか・える ―カカヘル [5][0] 【召(し)抱える】 (動ア下一)[文]ハ下二 めしかか・ふ 家来として雇う。「武芸者を―・える」

めし-ぐ・す【召し具す】🔗🔉

めし-ぐ・す 【召し具す】 (動サ変) 貴人が従者などを伴って行く。「大納言…侍三四人―・して/平家 2」

めし-じょう【召(し)状】🔗🔉

めし-じょう ―ジヤウ [2] 【召(し)状】 ⇒召文(メシブミ)

めし-だ・す【召(し)出す】🔗🔉

めし-だ・す [3][0] 【召(し)出す】 (動サ五[四]) 「召しいだす」に同じ。「御前(ゴゼン)に―・される」

めし-つかい【召(し)使い】🔗🔉

めし-つかい ―ツカヒ [3] 【召(し)使い】 (1)雇われて雑用をする者。女中・下男・下女など。 (2)宮中で雑事に使われた,身分の低い官人。

めし-つか・う【召(し)使う】🔗🔉

めし-つか・う ―ツカフ [0][4] 【召(し)使う】 (動ワ五[ハ四]) 貴人が人を身近に呼びよせ,雑用などに使う。

めし-つぎ【召し次ぎ・召し継ぎ】🔗🔉

めし-つぎ 【召し次ぎ・召し継ぎ】 (名)スル (1)とりつぐこと。また,とりつぎをする人。「この―しつる侍/宇治拾遺 5」 (2)院や東宮につかえて,雑役をする人。「―・舎人などの中には/源氏(宿木)」

めしつぎ-どころ【召し次ぎ所】🔗🔉

めしつぎ-どころ 【召し次ぎ所】 院の庁の,召し次ぎの詰め所。

めし-つど・う【召し集ふ】🔗🔉

めし-つど・う ―ツドフ 【召し集ふ】 (動ハ下二) 召し集める。召集する。「もののふの八十伴の男を―・へ/万葉 478」

めし-つ・れる【召(し)連れる】🔗🔉

めし-つ・れる [0][4] 【召(し)連れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 めしつ・る 貴人が従者などを伴う。従えて行く。「供を―・れる」

めし-とり【召(し)捕り・召(し)取り】🔗🔉

めし-とり [0] 【召(し)捕り・召(し)取り】 罪人などをつかまえること。

めし-と・る【召(し)捕る・召(し)取る】🔗🔉

めし-と・る [3][0] 【召(し)捕る・召(し)取る】 (動ラ五[四]) (1)命によって罪人などをつかまえる。逮捕する。「牢破りを―・る」 (2)貴人が呼び寄せる。「すぐれたる上手どもを―・りて/源氏(絵合)」 [可能] めしとれる

めし-な【召名】🔗🔉

めし-な 【召名】 除目(ジモク)に任官される人々の名を書き記して,太政官から奉聞する文書。

めし-はな・す【召し放す】🔗🔉

めし-はな・す 【召し放す】 (動サ四) 官位・領地などを官へ取り上げる。剥奪(ハクダツ)する。「知行ヲ―・サレタ/日葡」

めし-はなち【召(し)放ち】🔗🔉

めし-はなち [0] 【召(し)放ち】 (1)中世,幕府や大名が刑罰として家臣の所領を没収すること。 (2)近世,旗本・御家人・代官・名主などの役職を解任すること。

めし-はな・つ【召し放つ】🔗🔉

めし-はな・つ 【召し放つ】 (動タ四) 多くの人の中から,その人だけを召し寄せる。「かく聞きそめ給ひて後は―・ちつつ/源氏(玉鬘)」

めし-ふ【召符】🔗🔉

めし-ふ 【召符】 〔「めしぶ」とも〕 「召文(メシブミ)」に同じ。

めし-ぶみ【召文】🔗🔉

めし-ぶみ 【召文】 (1)召喚状。呼び出し状。召符。召状。 (2)中世,武家政権が訴訟を審理する際,訴訟当事者に出頭を求めるべく発給した文書。召符。召状。

めし-もの【召(し)物】🔗🔉

めし-もの [2] 【召(し)物】 相手を敬ってその衣服・飲食物をいう語。お召し物。

めし-よ・せる【召(し)寄せる】🔗🔉

めし-よ・せる [0][4] 【召(し)寄せる】 (動サ下一)[文]サ下二 めしよ・す (1)貴人が下位の人を呼んで,その場に来させる。「家老を―・せる」 (2)貴人が下位の人に命じて持ってこさせる。お取り寄せになる。「―・せて見給ふ/源氏(宿木)」

めし-りょう【召(し)料】🔗🔉

めし-りょう ―レウ [2] 【召(し)料】 貴人が用いるもの。召し物。

め・す【召す】🔗🔉

め・す [1] 【召す】 (動サ五[四]) 〔「見(メ)す」と同源〕 (1)貴人が人をそば近くにお呼び寄せになる。(ア)そばにお招きになる。「殿に―・される」「呼べとて―・せば,参りたり/枕草子 9」(イ)お招きになってある役職につかせる。また,任ずる。「歌会始の講師に―・される」「もろこしの判官に―・されて侍りける時に/古今(雑下詞)」(ウ)(受け身の形で用いる。キリスト教で,神のそば近くに招かれる意から)死ぬ。または,特別な使命を受ける。「天に―・される」「聖職に―・される」(エ)女性を寵愛なさる。「皇孫因りて―・す/日本書紀(神代下訓)」 (2)「飲む」「食べる」意の尊敬語。「御酒を―・していらっしゃるようだ」「夏痩せに良しといふものそ鰻捕り―・せ/万葉 3853」 (3)身につける意の尊敬語。「和服を―・した方」「―・しもならはぬ草鞋しめはき給ひて/御伽草子・鉢かづき」 (4)貴人や相手を敬って,その動作・状態などについて言及する語。(ア)多く慣用的表現として用いられ,「年をとる」「気に入る」「風邪をひく」などの意の尊敬語。「お年を―・す」「お気に―・す」「お風邪を―・す」(イ)特に「腹を切る」意の尊敬語。切腹なさる。「かなはぬ所にて御腹―・されん事,なにの義か候べき/平治(中・古活字本)」 (5)風呂・行水などを使う意の尊敬語。「御行水を―・さばや/平家 3」 (6)人に命じて物を取り寄せる,差し出させる,意の尊敬語。「御硯急ぎ―・して/源氏(空蝉)」「田内左衛門をば,物の具―・されて,伊勢三郎に預けらる/平家 11」 (7)「買う」意の尊敬語。「通例(ヨク)御侍様が刀剣(カタナ)を―・す時は/怪談牡丹灯籠(円朝)」「よきつみや―・すとうり歩きけるを/続詞花集」 (8)名付けて呼ぶ意の尊敬語。「其比はいまだ鶴蔵人と―・されけるを/平家 4」 (9)「する」「なす」意の尊敬語。「連歌―・せ―・せ萩も候/迹祭」 →召される (10)車などに乗る意の尊敬語。「其処までだから一所に―・していらつしやい/義血侠血(鏡花)」 (11)(補助動詞) 動詞の連用形に付いて,尊敬の意を添える。…なさる。「木曾殿も死に―・したりやお娘は浪人/浄瑠璃・ひらかな盛衰記」 〔(11)は近世での用法。近世でもまれなもので,普通は「めされる」が用いられる。→めされる(2)〕

しょうかん【召喚】(和英)🔗🔉

しょうかん【召喚】 a summons;→英和 a call.→英和 〜する(される) (be) summon(ed);→英和 (be) call(ed).‖召喚状《法》a subpoena;a written summons.

しょうかん【召還(する)】(和英)🔗🔉

しょうかん【召還(する)】 recall.→英和 〜される be summoned.

しょうしゅう【召集する】(和英)🔗🔉

しょうしゅう【召集する】 [会議を]convene;→英和 call;→英和 [軍隊を]muster;→英和 call out.召集令 a mobilization order.

めしあがる【召し上がる】(和英)🔗🔉

めしあがる【召し上がる】 ⇒食べる.どうぞ召し上がって下さい Please help yourself.

めしかかえる【召し抱える】(和英)🔗🔉

めしかかえる【召し抱える】 employ.→英和

めしつかい【召使】(和英)🔗🔉

めしつかい【召使】 a servant;→英和 a maid(-servant) (女).→英和

めす【召す】(和英)🔗🔉

めす【召す】 (1)[呼ぶ]summon;→英和 send for.(2)[敬語]wear[put on](着る).→英和 お気に〜なら if you like[please].

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