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あき‐うど【商人】🔗🔉

あき‐うど商人】 (アキビトの音便)あきんど。 ⇒あきうど‐づかさ【商人司】

あき‐じこり【商誤】🔗🔉

あき‐じこり商誤】 商売上のしくじり。かいそこない。万葉集7「買ひてし絹の―かも」

あきない【商い】アキナヒ🔗🔉

あきない商いアキナヒ (東雅に、「あき」は秋で、農民の間で収穫物・織物などを交換する商業が秋に行われたのによるとある) ①売り買いすること。交易。商売。商業。竹取物語「世にあるものならば、この国にももてまうで来なまし。いと難き―なり」。「―をして暮らす」 ②売上高。「今日は予想以上の―があった」 ⇒あきない‐がみ【商い神】 ⇒あきない‐ぐち【商い口】 ⇒あきない‐だんな【商い旦那】 ⇒あきない‐てだい【商い手代】 ⇒あきない‐はじめ【商い初め】 ⇒あきない‐びょうし【商い拍子】 ⇒あきない‐ぶね【商い船】 ⇒あきない‐みょうが【商い冥加】 ⇒あきない‐みょうり【商い冥利】 ⇒あきない‐もの【商い物】 ⇒あきない‐や【商い屋】 ⇒商いは牛の涎 ⇒商いは草の種

あきない‐がみ【商い神】アキナヒ‥🔗🔉

あきない‐がみ商い神アキナヒ‥ 商人の祭る神。恵比須えびす⇒あきない【商い】

あきない‐ぐち【商い口】アキナヒ‥🔗🔉

あきない‐ぐち商い口アキナヒ‥ ①商人が客に商品を売りこむためにする上手な口のきき方。日本永代蔵1「―きつて親のゆづり銀をへらさぬ人ならば」 ②商品を売りこむところ。得意先。 ⇒あきない【商い】

あきない‐だんな【商い旦那】アキナヒ‥🔗🔉

あきない‐だんな商い旦那アキナヒ‥ よく買ってくれる客。おとくい。 ⇒あきない【商い】

あきない‐てだい【商い手代】アキナヒ‥🔗🔉

あきない‐てだい商い手代アキナヒ‥ 店に出て仕事をする表づとめの手代。日本永代蔵2「―、内証手代、金銀の渡し役、入帳の付け手」↔内証手代。 ⇒あきない【商い】 ○商いは牛の涎あきないはうしのよだれ 商売は牛の涎が細く長く垂れるように気長に辛抱強くせよという意。「商い」に「飽きない」を掛けている。 ⇒あきない【商い】 ○商いは草の種あきないはくさのたね 商売には種類が多いの意。 ⇒あきない【商い】

○商いは牛の涎あきないはうしのよだれ🔗🔉

○商いは牛の涎あきないはうしのよだれ 商売は牛の涎が細く長く垂れるように気長に辛抱強くせよという意。「商い」に「飽きない」を掛けている。 ⇒あきない【商い】

○商いは草の種あきないはくさのたね🔗🔉

○商いは草の種あきないはくさのたね 商売には種類が多いの意。 ⇒あきない【商い】 あきない‐はじめ商い初めアキナヒ‥ 商売のしはじめ。また、新年の商売はじめ。 ⇒あきない【商い】 あきない‐びょうし商い拍子アキナヒビヤウ‥ 商売が調子にのってうまく行くこと。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「二百両から五百両、段々儲けの―」 ⇒あきない【商い】 あきない‐ぶね商い船アキナヒ‥ ①商業用の船。商品を運ぶ船。あきんどぶね。 ②港で船頭などに飲食物を売る小舟。 ⇒あきない【商い】 あきない‐みょうが商い冥加アキナヒミヤウ‥ 商売の道に精進することによってうける神仏の加護。商い冥利。 ⇒あきない【商い】 あきない‐みょうり商い冥利アキナヒミヤウ‥(→)「あきないみょうが」に同じ。 ②商人の誓いの言葉。必ず。決して。浄瑠璃、心中天の網島「孫右衛門―、女房限つてこの文見せず」 ⇒あきない【商い】 あきない‐もの商い物アキナヒ‥ あきなう品物。商品。 ⇒あきない【商い】 あきない‐や商い屋アキナヒ‥ 商店。 ⇒あきない【商い】 あきな・う商うアキナフ 〔他五〕 (ナウは接尾語)商売をする。売り買いをする。宇津保物語藤原君「その物を貯へて市し―・はばこそ賢からめ」。「輸入品を―・う」 あき‐なす秋茄子(→)「あきなすび」に同じ。〈[季]秋〉 あき‐なすび秋茄子】 秋の末の茄子。あきなす。 ⇒秋茄子嫁に食わすな

あきない‐はじめ【商い初め】アキナヒ‥🔗🔉

あきない‐はじめ商い初めアキナヒ‥ 商売のしはじめ。また、新年の商売はじめ。 ⇒あきない【商い】

あきない‐びょうし【商い拍子】アキナヒビヤウ‥🔗🔉

あきない‐びょうし商い拍子アキナヒビヤウ‥ 商売が調子にのってうまく行くこと。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「二百両から五百両、段々儲けの―」 ⇒あきない【商い】

あきない‐ぶね【商い船】アキナヒ‥🔗🔉

あきない‐ぶね商い船アキナヒ‥ ①商業用の船。商品を運ぶ船。あきんどぶね。 ②港で船頭などに飲食物を売る小舟。 ⇒あきない【商い】

あきない‐みょうが【商い冥加】アキナヒミヤウ‥🔗🔉

あきない‐みょうが商い冥加アキナヒミヤウ‥ 商売の道に精進することによってうける神仏の加護。商い冥利。 ⇒あきない【商い】

あきない‐みょうり【商い冥利】アキナヒミヤウ‥🔗🔉

あきない‐みょうり商い冥利アキナヒミヤウ‥(→)「あきないみょうが」に同じ。 ②商人の誓いの言葉。必ず。決して。浄瑠璃、心中天の網島「孫右衛門―、女房限つてこの文見せず」 ⇒あきない【商い】

あきない‐もの【商い物】アキナヒ‥🔗🔉

あきない‐もの商い物アキナヒ‥ あきなう品物。商品。 ⇒あきない【商い】

あきない‐や【商い屋】アキナヒ‥🔗🔉

あきない‐や商い屋アキナヒ‥ 商店。 ⇒あきない【商い】

あきな・う【商う】アキナフ🔗🔉

あきな・う商うアキナフ 〔他五〕 (ナウは接尾語)商売をする。売り買いをする。宇津保物語藤原君「その物を貯へて市し―・はばこそ賢からめ」。「輸入品を―・う」

あき‐びと【商人】🔗🔉

あき‐びと商人】 商売をする人。あきんど。源氏物語玉鬘「あやしき市女―の中にて」

あきゅうど【商人】アキウド🔗🔉

あきゅうど商人アキウド ⇒あきうど

あきんど【商人】🔗🔉

あきんど商人】 (アキビトの音便)商売人。しょうにん。あきうど。三蔵法師伝延久頃点「私ひそかに商人アキムトと与ともに侶を結びて」。「小―」 ⇒あきんど‐かたぎ【商人気質】 ⇒あきんど‐ぶね【商人船】 ⇒あきんど‐やど【商人宿】 ⇒商人と屏風は曲がらねば世に立たず ⇒商人に系図なし ⇒商人の空誓文 ⇒商人は腹を売り客は下より這う

○商人と屏風は曲がらねば世に立たずあきんどとびょうぶはまがらねばよにたたず🔗🔉

○商人と屏風は曲がらねば世に立たずあきんどとびょうぶはまがらねばよにたたず 屏風が折り曲げないと立たないように、商人も自分の意志を曲げて客の意をむかえなければやって行けない。転じて、商人は正直だけではやって行けない。 ⇒あきんど【商人】

○商人に系図なしあきんどにけいずなし🔗🔉

○商人に系図なしあきんどにけいずなし 家系だけでは商人は成功しない。 ⇒あきんど【商人】

しょう【商】シヤウ🔗🔉

しょうシヤウ ①売り買いして利益を得ること。あきない。また、その人。あきんど。「貿易―」 ②日本・中国の音楽で、五声の第2音。宮きゅう(第1音)より2律(長2度)高い。古今著聞集6「宮・―・角・徴・羽の五音あり」 ③〔数〕ある数(式)を他の数(式)で割って得た値。→余り1㋑。 ④心宿なかごぼしの漢名。→参商しんしょう1。 ⑤殷いんのこと。

しょう‐うん【商運】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐うん商運シヤウ‥ 商売上の運。「―が開ける」

しょう‐か【商科】シヤウクワ🔗🔉

しょう‐か商科シヤウクワ 商業に関する学科。「―大学」

しょう‐か【商家】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐か商家シヤウ‥ 商人の家。商売をする家。あきないや。「―へ嫁ぐ」

しょう‐かい【商会】シヤウクワイ🔗🔉

しょう‐かい商会シヤウクワイ 商業上の組織。商社。また、商店の名前の下につけても用いる。

しょう‐がく【商学】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐がく商学シヤウ‥ (→)商業学に同じ。「―博士」

しょう‐かん【商館】シヤウクワン🔗🔉

しょう‐かん商館シヤウクワン ①商業を営む家。 ②(factory)代理人または委託売買人を駐在させた、商取引のための在外営業所。イギリスの東インド会社がインド各地や日本の平戸に、オランダの東インド会社が日本の長崎などに設置したものがその例。

しょう‐かんしゅう【商慣習】シヤウクワンシフ🔗🔉

しょう‐かんしゅう商慣習シヤウクワンシフ 取引上の慣行。法としての性質を有するに至らないもの。 ⇒しょうかんしゅう‐ほう【商慣習法】

しょうかんしゅう‐ほう【商慣習法】シヤウクワンシフハフ🔗🔉

しょうかんしゅう‐ほう商慣習法シヤウクワンシフハフ 商事に関する慣行で法としての性質を有するもの。商法の重要な法源の一つで、民法に優先して適用される。 ⇒しょう‐かんしゅう【商慣習】

しょう‐き【商機】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐き商機シヤウ‥ 商業上の(よい)機会。

しょう‐ぎ【商議】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐ぎ商議シヤウ‥ (「商」は意見をはかる意)相談すること。協議。協商。

しょう‐きょう【商況】シヤウキヤウ🔗🔉

しょう‐きょう商況シヤウキヤウ 商売の景気。商業の情況。

しょう‐ぎょう【商業】シヤウゲフ🔗🔉

しょうぎょう‐えんげき【商業演劇】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐えんげき商業演劇シヤウゲフ‥ 興行会社が営利目的に主として大劇場で経営する演劇の総称。歌舞伎・ミュージカル・現代劇・大衆演劇など。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐かいぎしょ【商業会議所】シヤウゲフクワイ‥🔗🔉

しょうぎょう‐かいぎしょ商業会議所シヤウゲフクワイ‥ 都市の商工業者の利益団体。商工会議所の前身。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐がく【商業学】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐がく商業学シヤウゲフ‥ ①商業経営を研究する学問。商業経営学。商学。 ②財貨が生産者から消費者に幾多の段階を経て移り行く過程を研究する学問。商業経済学。商学。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐がっこう【商業学校】シヤウゲフガクカウ🔗🔉

しょうぎょう‐がっこう商業学校シヤウゲフガクカウ 商業教育を施した旧制の実業学校。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐ぎんこう【商業銀行】シヤウゲフ‥カウ🔗🔉

しょうぎょう‐ぎんこう商業銀行シヤウゲフ‥カウ 短期の預金を集め、それを短期の金融にあてることを主な業務とする銀行。貸付・割引業務のほか、付随的に為替・保護預・代金取立・引受業務、株券・社債の募集・仲介ならびに引受などを兼営する。普通銀行。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐きんゆう【商業金融】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐きんゆう商業金融シヤウゲフ‥ 商業に関する短期の金融。通常60日または90日を期間とする。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐こうとうがっこう【商業高等学校】シヤウゲフカウ‥ガクカウ🔗🔉

しょうぎょう‐こうとうがっこう商業高等学校シヤウゲフカウ‥ガクカウ 商業を主とする専門学科を置く単独の高等学校。略称、商高。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐しほん【商業資本】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐しほん商業資本シヤウゲフ‥ 商業に投じた資本。商品として、または商品に移行するための貨幣として存在する資本。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐しゅぎ【商業主義】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐しゅぎ商業主義シヤウゲフ‥ コマーシャリズムのこと。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐しょうけん【商業証券】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐しょうけん商業証券シヤウゲフ‥ 商取引の目的物である有価証券。すなわち手形・小切手・貨物引換証・倉庫証券・船荷証券・商品券で、無記名証券または指図証券であるもの。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐しんよう【商業信用】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐しんよう商業信用シヤウゲフ‥ 商業を行う者相互の信用取引関係。卸売商が小売商に対して掛売りをなす類。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐しんようじょう【商業信用状】シヤウゲフ‥ジヤウ🔗🔉

しょうぎょう‐しんようじょう商業信用状シヤウゲフ‥ジヤウ 一般商取引の決済のために使用される信用状。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐ちいき【商業地域】シヤウゲフ‥ヰキ🔗🔉

しょうぎょう‐ちいき商業地域シヤウゲフ‥ヰキ 都市計画法で定める用途地域の一つ。主として商業その他の業務の利便を増進するために定める地域で、この地域には工場などは建てられない。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐ちく【商業地区】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐ちく商業地区シヤウゲフ‥ 小売店や卸売店が集中している地域。商店街・問屋街など。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐ちょうぼ【商業帳簿】シヤウゲフチヤウ‥🔗🔉

しょうぎょう‐ちょうぼ商業帳簿シヤウゲフチヤウ‥ 株式会社が営業上の財産および損益の状況を明らかにするために作成・保存を義務づけられた帳簿。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐てがた【商業手形】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐てがた商業手形シヤウゲフ‥ 商品売買の代金決済のために振り出される手形。約束手形と為替手形とがある。商品手形。↔融通手形↔銀行手形。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょうてき‐のうぎょう【商業的農業】シヤウゲフ‥ゲフ🔗🔉

しょうぎょうてき‐のうぎょう商業的農業シヤウゲフ‥ゲフ 商品生産を目的とする農業。特に養蚕・野菜・果実・畜産など商品化率の高いもの。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐デザイン【商業デザイン】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐デザイン商業デザインシヤウゲフ‥ 商品の販売・宣伝のために制作される、ポスター・包装・展示などのデザイン。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐とうき【商業登記】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐とうき商業登記シヤウゲフ‥ 会社や商人の事業・営業上の一定事項を公の帳簿(商業登記簿)に登記すること、またはその制度。会社法・商法・商業登記法で規定。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐とし【商業都市】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐とし商業都市シヤウゲフ‥ (各種の産業のうち)商業のさかんな都市。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐びじゅつ【商業美術】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐びじゅつ商業美術シヤウゲフ‥ 広告図案、店舗の設計、商品の陳列・照明、商品の体裁・包装などに関する意匠を扱うもの。応用美術の一部門。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐ほうそう【商業放送】シヤウゲフハウ‥🔗🔉

しょうぎょう‐ほうそう商業放送シヤウゲフハウ‥ (→)民間放送に同じ。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょうぎょう‐ぼき【商業簿記】シヤウゲフ‥🔗🔉

しょうぎょう‐ぼき商業簿記シヤウゲフ‥ 商業企業に適用される簿記。商品やサービスの売買活動を記録し、損益を計算する。 ⇒しょう‐ぎょう【商業】

しょう‐けい【商計】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐けい商計シヤウ‥ ①考えはかること。 ②商業上のかけひき。商略。

しょう‐けん【商圏】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐けん商圏シヤウ‥ 一定の商取引の行われる地理的範囲。

しょう‐けん【商権】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐けん商権シヤウ‥ 商業上の権利。

しょう‐こう【商港】シヤウカウ🔗🔉

しょう‐こう商港シヤウカウ 商船が出入し、旅客の乗降および貨物の積み下ろしを行い得る港湾。

しょう‐こう【商較】シヤウカウ🔗🔉

しょう‐こう商較シヤウカウ はかりくらべること。くらべあわせること。商校。

しょう‐ごう【商号】シヤウガウ🔗🔉

しょう‐ごう商号シヤウガウ 商人が営業上自己を表示するために用いる名称。氏名・屋号の類。会社の場合は、その名称が商号となる。「―権」

しょう‐こうい【商行為】シヤウカウヰ🔗🔉

しょう‐こうい商行為シヤウカウヰ 営利のために行われる行為で商法が定めるもの。絶対的商行為・営業的商行為・付属的商行為に分ける。

しょうこう‐かいぎしょ【商工会議所】シヤウ‥クワイ‥🔗🔉

しょうこう‐かいぎしょ商工会議所シヤウ‥クワイ‥ 地域の商工業の発展を図るため一定区域内の商工業者が組織する特別認可法人。原則として市をその区域とする。→日本商工会議所⇒しょう‐こう【商工】

しょうこう‐ぎょう【商工業】シヤウ‥ゲフ🔗🔉

しょうこう‐ぎょう商工業シヤウ‥ゲフ 商業と工業。 ⇒しょう‐こう【商工】

しょうこう‐くみあい【商工組合】シヤウ‥アヒ🔗🔉

しょうこう‐くみあい商工組合シヤウ‥アヒ 1957年制定の「中小企業団体の組織に関する法律」に基づく営利を目的としない法人組織。経営の安定と合理化による業界全体の改善発達を図る同業組合的性格をもつ。 ⇒しょう‐こう【商工】

しょうこうくみあい‐ちゅうおうきんこ【商工組合中央金庫】シヤウ‥アヒ‥アウ‥🔗🔉

しょうこうくみあい‐ちゅうおうきんこ商工組合中央金庫シヤウ‥アヒ‥アウ‥ 中小企業者の協同組合に対する特別の金融機関。1936年(昭和11)設立。政府・組合の共同出資により運営。主要業務は所属組合に対する短期および長期資金の貸出。商工中金。 ⇒しょう‐こう【商工】

しょうこう‐さいけん【商工債券】シヤウ‥🔗🔉

しょうこう‐さいけん商工債券シヤウ‥ 金融債の一つ。商工組合中央金庫が業務資金調達のために発行する債券。利付債と割引債との2種がある。 ⇒しょう‐こう【商工】

しょうこう‐しょう【商工省】シヤウ‥シヤウ🔗🔉

しょうこう‐しょう商工省シヤウ‥シヤウ もと内閣各省の一つ。商・工・鉱山・地質・度量衡・交易に関する事務を管理し、商工大臣を長官とした中央官庁。1925年(大正14)農商務省から分離して設置され、43年農商省・軍需省に改編、45年復活、49年通商産業省に改組、現在は経済産業省。 ⇒しょう‐こう【商工】

しょう‐こん【商魂】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐こん商魂シヤウ‥ 商売に徹した気構え。「―たくましい」

しょう‐さい【商才】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐さい商才シヤウ‥ 商売をする上での才能。「士魂―」「―にたける」

しょうざん‐しこう【商山四皓】シヤウ‥カウ🔗🔉

しょうざん‐しこう商山四皓シヤウ‥カウ 秦末の乱を避けて陝西せんせい商山に入った隠士、東園公・綺里季・夏黄公・甪里ろくり先生の4人。いずれも鬚眉皓白しゅびこうはくの老人だったからいう。

しょうし【商子】シヤウ‥🔗🔉

しょうし商子シヤウ‥ 中国、戦国時代の商鞅しょうおうの学説をまとめた書。商鞅およびその一派の法家らの作。漢書芸文志に29編(現存26編)。5巻。商君書。

しょう‐じ【商事】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐じ商事シヤウ‥ ①商法に規律されるべき事項。商売に関する事柄。 ②商事会社の略。 ⇒しょうじ‐がいしゃ【商事会社】 ⇒しょうじ‐ちょうてい‐ほう【商事調停法】 ⇒しょうじ‐ばいばい【商事売買】

しょうじ‐がいしゃ【商事会社】シヤウ‥グワイ‥🔗🔉

しょうじ‐がいしゃ商事会社シヤウ‥グワイ‥ ①商行為をなすことを業とする目的で設立した社団法人。すなわち狭義の会社の称。 ②商品の取引、輸出入を業とする会社。商社。 ⇒しょう‐じ【商事】

しょうじ‐ちょうてい‐ほう【商事調停法】シヤウ‥テウ‥ハフ🔗🔉

しょうじ‐ちょうてい‐ほう商事調停法シヤウ‥テウ‥ハフ 商事に関する紛争を裁判所または調停委員会の調停によって円満に解決することを目的とする法律。1926年公布。東京都および主要府県だけに施行。51年廃止。→民事調停法⇒しょう‐じ【商事】

しょうじ‐ばいばい【商事売買】シヤウ‥🔗🔉

しょうじ‐ばいばい商事売買シヤウ‥ 商人間の売買または当事者の双方または一方にとって商行為たる売買。 ⇒しょう‐じ【商事】 ○小事は大事しょうじはだいじ 大事もまず小事から起こるのだから、小事もゆるがせにしてはならない。 ⇒しょう‐じ【小事】 ○障子貼るしょうじはる 夏の間とり払ってあった障子を洗い、きれいに貼り替える。〈[季]秋〉 ⇒しょう‐じ【障子】

しょう‐しゃ【商社】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐しゃ商社シヤウ‥ (companyを小栗上野介が訳した語)商業上の結社。自国における外国商社、外国における自国の在外商社など、貿易上多く使われる語。「貿易―」→総合商社

しょう‐しゅう【商秋】シヤウシウ🔗🔉

しょう‐しゅう商秋シヤウシウ (「商」は五声の一つ、五行では秋に配する)秋。秋季。

しょう‐しゅうかん【商習慣】シヤウシフクワン🔗🔉

しょう‐しゅうかん商習慣シヤウシフクワン (→)商慣習に同じ。

しょう‐じょ【商女】シヤウヂヨ🔗🔉

しょう‐じょ商女シヤウヂヨ ①あきないをする女。女の行商人。 ②妓女。遊女。あそびめ。

しょう‐じょう【商状】シヤウジヤウ🔗🔉

しょう‐じょう商状シヤウジヤウ あきないのようす。商取引の状況。商況。

しょうじょ‐ほう【商除法】シヤウヂヨハフ🔗🔉

しょうじょ‐ほう商除法シヤウヂヨハフ 掛け算九九くくを用いて行う珠算の割り算。形式は筆算に類似し、現在の珠算で行われる。↔帰除法

しょう‐とりひき【商取引】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐とりひき商取引シヤウ‥ 商業上の取引行為。

しょう‐にん【商人】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐にん商人シヤウ‥ ①商業を営む人。あきんど。続日本紀26「諸人等詐いつわつて―と称して」 ②商法上、自己の名をもって商行為を行うことを業とする者。 ⇒しょうにん‐こんじょう【商人根性】

[漢]商🔗🔉

 〔亠部9画〕 ⇒口部

[漢]商🔗🔉

 字形  筆順 〔口部8画/11画/教育/3006・3E26〕 〔音〕ショウ〈シャウ〉(呉)(漢) 〔訓〕あきなう・はかる [意味] ①あきなう。売り買いして利益を得る。「商売・商業・商才・通商・行商」。あきんど。「豪商・政商・雑貨商・士農工商」▶もと、行商を「商」、店舗を構えるのを「賈」という。 ②はかる。相談する。物事を比べて考える。「商量・商議・協商」 ③中国の音階、五音の一つ。「商声」 ④星座の名。心宿。さそり座。「参商しんしょう」▶商星と参星(しんせい=オリオン座)とは同時に空に現れることがないことから、親しい人が遠く離れて住むことを「参と商とのごとし」という。 ⑤〔数〕ある数(式)を他の数(式)で割って得た値。 ⑥中国古代の王朝名。殷いんに同じ。「殷商」 [解字] 解字形声。上半部は、音符「章」の省略形。下半部は、高台。日の当たる高台の意。転じて、高台に人が集まってあきないをする意。 [下ツキ 会商・外商・画商・奸商・協商・行商・豪商・重商主義・参商・紳商・政商・隊商・通商・富商

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