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うま‐い【旨寝・熟寝】🔗🔉

うま‐い旨寝・熟寝】 気持よくぐっすり眠ること。熟睡。万葉集12「―はねずや恋ひ渡りなむ」

うま・い【美い・甘い・旨い】🔗🔉

うま・い美い・甘い・旨い】 〔形〕[文]うま・し(ク) ①(「美味い」とも書く)味がよい。甘い。万葉集16「飯喫めど―・くもあらず」。「―・い料理」 ②よい。すぐれている。「―・い考えだ」 ③(「上手い」「巧い」とも書く)巧みである。上手だ。手際がよい。「歌が―・い」「―・くだます」 ④好都合である。ぐあいがよい。得になる。浄瑠璃、国性爺合戦「―・いところへ出会うたな」。「話が―・く行った」「―・い話には気をつけろ」 ⑤まぬけである。ばかである。浄瑠璃、源平布引滝「あのやうな足らぬわろを付けておく清盛からして―・いわろ」 ⇒うまい汁を吸う

うまうま・し【旨旨し】🔗🔉

うまうま・し旨旨し】 〔形シク〕 いかにも巧みである。如才ない。日葡辞書「ウマウマシュウモノヲイウヒトヂャ」

うま‐さけ【旨酒】🔗🔉

うま‐さけ旨酒】 [一]〔名〕 うまい酒。また、酒の美称。 [二]〔枕〕 「かむなび」「みわ」「みもろ」「鈴鹿」「餌香えか」にかかる。万葉集1「―三輪の山」 ⇒うまさけ‐の【旨酒の】 ⇒うまさけ‐を【旨酒を】

うまさけ‐の【旨酒の】🔗🔉

うまさけ‐の旨酒の】 〔枕〕 「みもろ」にかかる。万葉集11「―みもろの山に立つ月の」 ⇒うま‐さけ【旨酒】

うまさけ‐を【旨酒を】🔗🔉

うまさけ‐を旨酒を】 〔枕〕 「かむなび」「みわ」「みもろ」にかかる。万葉集4「―三輪の祝はふりが忌いわふ杉」。万葉集13「―神なび山の帯にせる」 ⇒うま‐さけ【旨酒】

うま・し【美し・甘し・旨し】(形ク)🔗🔉

うま・し美し・甘し・旨し】 〔形ク〕 ⇒うまい

うま‐に【旨煮・甘煮】🔗🔉

うま‐に旨煮・甘煮】 肉・魚介・野菜類をみりん・砂糖・醤油・出し汁などで甘辛く煮つけた料理。

うま‐み【旨み】🔗🔉

うま‐み旨み】 ①うまい味。また、その程度。 ②巧みなこと。おもしろみ。「―のある芸」 ③商売などで、普通以上にたやすく生ずる利益。「―のない仕事」 ⇒うまみ‐ちょうみりょう【うま味調味料】

うま‐ら【旨ら】🔗🔉

うま‐ら旨ら】 (ラは接尾語)うまいさま。よいさま。古事記「大御酒おおみき―に聞こし以ち食せ」

しい‐しゅ【旨趣】🔗🔉

しい‐しゅ旨趣】 シシュの慣用読み。〈日葡辞書〉

し‐ぎ【旨義】🔗🔉

し‐ぎ旨義】 文章などで表されているものの意義。趣旨。

し‐しゅ【旨酒】🔗🔉

し‐しゅ旨酒】 [詩経小雅、鹿鳴]うまい酒。美酒。

し‐しゅ【旨趣】🔗🔉

し‐しゅ旨趣】 (シイシュとも) ①事のわけ。趣旨。平家物語7「右当家一族の輩ともがら、殊に祈誓する事あり。―如何者いかんとなれば」 ②心の中のおもい。所存。源平盛衰記6「最後の申状と存ずれば心底に―を残すべからず」

し‐み【旨味】🔗🔉

し‐み旨味】 うまい味。また、その物。

むね【宗・旨】🔗🔉

むね宗・旨】 ①主とすること。中心とすること。また、そのもの。栄華物語根合「歌を―としたる事に、など悪きものに書かすべき」。「質素を―とする」 ②《旨》事のおもむき。趣意。三蔵法師伝延久点「其の有らゆる深き致ムネ、亦一に十を斯に尽しつ」。源氏物語「方等経の中におほかれど、いひもてゆけば一つ―にありて」。「その―お伝え下さい」

[漢]旨🔗🔉

 〔匕部4画〕 ⇒日部

[漢]旨🔗🔉

 字形  筆順 〔日(曰)部2画/6画/常用/2761・3B5D〕 〔音〕(呉)(漢) 〔訓〕むね・うまい [意味] ①心のうち。考えている内容。むね。「旨趣ししゅ・しいしゅ・趣旨・要旨・宗旨・聖旨・勅旨」 ②食べ物の味がよい。うまい(食べ物)。「旨酒」 [解字] 本字は。会意。「匕」(=さじ)+「甘」(=うまい)。食べて味がよい意。一説に、下半部を「口」(=くち)の変形とし、さじで口に入れる意とする。は異体字。 [下ツキ 懿旨・宗旨・主旨・趣旨・聖旨・宣旨・勅旨・同旨・特旨・本旨・諭旨・要旨・来旨・令旨・綸旨・論旨 [難読] 旨煮うまに

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