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広辞苑の検索結果 (18)

うま‐い【旨寝・熟寝】🔗🔉

うま‐い旨寝・熟寝】 気持よくぐっすり眠ること。熟睡。万葉集12「―はねずや恋ひ渡りなむ」

うま・い【美い・甘い・旨い】🔗🔉

うま・い美い・甘い・旨い】 〔形〕[文]うま・し(ク) ①(「美味い」とも書く)味がよい。甘い。万葉集16「飯喫めど―・くもあらず」。「―・い料理」 ②よい。すぐれている。「―・い考えだ」 ③(「上手い」「巧い」とも書く)巧みである。上手だ。手際がよい。「歌が―・い」「―・くだます」 ④好都合である。ぐあいがよい。得になる。浄瑠璃、国性爺合戦「―・いところへ出会うたな」。「話が―・く行った」「―・い話には気をつけろ」 ⑤まぬけである。ばかである。浄瑠璃、源平布引滝「あのやうな足らぬわろを付けておく清盛からして―・いわろ」 ⇒うまい汁を吸う

うまうま・し【旨旨し】🔗🔉

うまうま・し旨旨し】 〔形シク〕 いかにも巧みである。如才ない。日葡辞書「ウマウマシュウモノヲイウヒトヂャ」

うま‐さけ【旨酒】🔗🔉

うま‐さけ旨酒】 [一]〔名〕 うまい酒。また、酒の美称。 [二]〔枕〕 「かむなび」「みわ」「みもろ」「鈴鹿」「餌香えか」にかかる。万葉集1「―三輪の山」 ⇒うまさけ‐の【旨酒の】 ⇒うまさけ‐を【旨酒を】

うまさけ‐の【旨酒の】🔗🔉

うまさけ‐の旨酒の】 〔枕〕 「みもろ」にかかる。万葉集11「―みもろの山に立つ月の」 ⇒うま‐さけ【旨酒】

うまさけ‐を【旨酒を】🔗🔉

うまさけ‐を旨酒を】 〔枕〕 「かむなび」「みわ」「みもろ」にかかる。万葉集4「―三輪の祝はふりが忌いわふ杉」。万葉集13「―神なび山の帯にせる」 ⇒うま‐さけ【旨酒】

うま・し【美し・甘し・旨し】(形ク)🔗🔉

うま・し美し・甘し・旨し】 〔形ク〕 ⇒うまい

うま‐に【旨煮・甘煮】🔗🔉

うま‐に旨煮・甘煮】 肉・魚介・野菜類をみりん・砂糖・醤油・出し汁などで甘辛く煮つけた料理。

うま‐み【旨み】🔗🔉

うま‐み旨み】 ①うまい味。また、その程度。 ②巧みなこと。おもしろみ。「―のある芸」 ③商売などで、普通以上にたやすく生ずる利益。「―のない仕事」 ⇒うまみ‐ちょうみりょう【うま味調味料】

うま‐ら【旨ら】🔗🔉

うま‐ら旨ら】 (ラは接尾語)うまいさま。よいさま。古事記「大御酒おおみき―に聞こし以ち食せ」

しい‐しゅ【旨趣】🔗🔉

しい‐しゅ旨趣】 シシュの慣用読み。〈日葡辞書〉

し‐ぎ【旨義】🔗🔉

し‐ぎ旨義】 文章などで表されているものの意義。趣旨。

し‐しゅ【旨酒】🔗🔉

し‐しゅ旨酒】 [詩経小雅、鹿鳴]うまい酒。美酒。

し‐しゅ【旨趣】🔗🔉

し‐しゅ旨趣】 (シイシュとも) ①事のわけ。趣旨。平家物語7「右当家一族の輩ともがら、殊に祈誓する事あり。―如何者いかんとなれば」 ②心の中のおもい。所存。源平盛衰記6「最後の申状と存ずれば心底に―を残すべからず」

し‐み【旨味】🔗🔉

し‐み旨味】 うまい味。また、その物。

むね【宗・旨】🔗🔉

むね宗・旨】 ①主とすること。中心とすること。また、そのもの。栄華物語根合「歌を―としたる事に、など悪きものに書かすべき」。「質素を―とする」 ②《旨》事のおもむき。趣意。三蔵法師伝延久点「其の有らゆる深き致ムネ、亦一に十を斯に尽しつ」。源氏物語「方等経の中におほかれど、いひもてゆけば一つ―にありて」。「その―お伝え下さい」

[漢]旨🔗🔉

 〔匕部4画〕 ⇒日部

[漢]旨🔗🔉

 字形  筆順 〔日(曰)部2画/6画/常用/2761・3B5D〕 〔音〕(呉)(漢) 〔訓〕むね・うまい [意味] ①心のうち。考えている内容。むね。「旨趣ししゅ・しいしゅ・趣旨・要旨・宗旨・聖旨・勅旨」 ②食べ物の味がよい。うまい(食べ物)。「旨酒」 [解字] 本字は。会意。「匕」(=さじ)+「甘」(=うまい)。食べて味がよい意。一説に、下半部を「口」(=くち)の変形とし、さじで口に入れる意とする。は異体字。 [下ツキ 懿旨・宗旨・主旨・趣旨・聖旨・宣旨・勅旨・同旨・特旨・本旨・諭旨・要旨・来旨・令旨・綸旨・論旨 [難読] 旨煮うまに

大辞林の検索結果 (19)

うま・い【旨い・甘い】🔗🔉

うま・い [2] 【旨い・甘い】 (形)[文]ク うま・し (1)(「美味い」とも書く)飲食物の味がよい。美味である。おいしい。《旨・甘》 ⇔まずい 「―・い料理」 (2)(多く「上手い」「巧い」と書く)技術・技量などがすぐれている。腕前がいい。上手だ。巧みだ。 ⇔まずい 「―・い絵」「野球が―・い」「―・くごまかす」「口が―・い」 (3)自分にとって都合がよい。こちらの望ましい状態だ。《旨》 ⇔まずい 「―・いときに来合わせたものだ」「仕事が―・く運んだ」「―・い話には気をつけろ」 (4)おろかだ。あさはかだ。ばかだ。「知つたとていふものか―・い奴ら/浄瑠璃・津国女夫池」 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

旨い汁を吸・う🔗🔉

旨い汁を吸・う 自分は苦労せずに利益を得る。あまい汁を吸う。

うま-うま【旨旨】🔗🔉

うま-うま 【旨旨】 ■一■ [1] (名) 〔幼児語〕 食べ物。 ■二■ [1][3] (副) 相手を出し抜いて巧みに事を運ぶさま。まんまと。「―(と)一杯食わされた」

うまうま-し・い【旨旨しい】🔗🔉

うまうま-し・い 【旨旨しい】 (形) 〔中世・近世の語〕 (1)(食物が)非常に味がよい。[日葡] (2)非常に巧みである。いかにも上手だ。「われらつくろひ申さん,と―・くも申しければ/仮名草子・元の木阿弥」

うま-さけ【旨酒・味酒】🔗🔉

うま-さけ [0][2] 【旨酒・味酒】 ■一■ (名) 〔「うまざけ」とも〕 うまい酒。よい酒。また,酒をほめていう語。「勝利の―に酔いしれる」 ■二■ (枕詞) (1)神酒を「みわ」といったことから,「三輪」「三諸(ミモロ)」にかかる。「―三輪の山/万葉 17」 (2)酒の産地として有名なことから,「餌香(エカ)の市」「鈴鹿」にかかる。「―餌香の市に/日本書紀(顕宗訓)」

うま・し【旨し・甘し・美し】🔗🔉

うま・し 【旨し・甘し・美し】 ■一■ (形シク) 満足すべき状態だ。十分で申し分ない。「かく物を思ひたるさまにて見たまふぞ。―・しき世に/竹取」 ■二■ (形ク) ⇒うまい 〔■一■■二■ とも中古以降「むまし」と表記されることが多い〕

うま-に【旨煮・甘煮】🔗🔉

うま-に [0][3] 【旨煮・甘煮】 煮物の一。芋・筍(タケノコ)・人参(ニンジン)などの根菜類や魚介類を味醂(ミリン)・砂糖・醤油などで煮詰めて照りを出したもの。照り煮。

うま-み【旨み・旨味】🔗🔉

うま-み [0][3] 【旨み・旨味】 〔「み」は接尾語。「味」は当て字〕 (1)食べ物の味のうまさの程度。うまさ。「―に欠ける料理」「肉の―がでる」 (2)技芸などの巧みさ・上手さ。「―のある演技」 (3)もうけ。利益。「―のない商売」

うまみ-ちょうみりょう【旨み調味料】🔗🔉

うまみ-ちょうみりょう ―テウミレウ [6] 【旨み調味料】 ⇒化学調味料(カガクチヨウミリヨウ)

うま-ら【旨ら】🔗🔉

うま-ら 【旨ら】 (形動ナリ) 〔「ら」は接尾語〕 うまいさま。おいしいさま。また,快いさま。「横臼に,醸(カ)みし大御酒(オオミキ),―に,聞こしもちをせ/古事記(中)」「―に食(オ)せ叔母が君―に睡(ネ)や/琴歌譜」

し-い【旨意】🔗🔉

し-い [1] 【旨意】 考え。意図。「何等の―も,秩序も,趣味も無くて/金色夜叉(紅葉)」

しい-しゅ【旨趣】🔗🔉

しい-しゅ 【旨趣】 「ししゅ(旨趣)」の慣用読み。「心の底に―を残すべきに非ず/平家 2」

し-しゅ【旨酒】🔗🔉

し-しゅ [1] 【旨酒】 うまい酒。美酒。

し-しゅ【旨趣】🔗🔉

し-しゅ [1] 【旨趣】 事のおもむき。わけ。趣旨。しいしゅ。

むね【旨・宗】🔗🔉

むね [2][1] 【旨・宗】 (1)主とすること。中心とすること。「借屋住居(ズマイ)に質素を―とくらすものから/当世書生気質(逍遥)」 (2)物事の意味・内容。物事の主旨。おもむき。《旨》「契約解除の―御了承下さい」「近く上京の―を伝える」

むね=とする🔗🔉

――とする 主とする。重んじる。第一とする。「質実剛健を以(モツ)て―すべし」「学生は勉学を―する」

うまに【旨煮】(和英)🔗🔉

うまに【旨煮】 boiled in thick soy with sugar.

うまみ【旨味】(和英)🔗🔉

うまみ【旨味】 taste;→英和 flavor;→英和 [妙味]⇒妙味.〜のある tasty;delicious;→英和 refined.〜のない tasteless;→英和 flat;→英和 dry.→英和

むね【旨】(和英)🔗🔉

むね【旨】 (1)[主意]the purport;→英和 the meaning.→英和 (2)[目的]an object;→英和 a purpose;→英和 [主義]a principle;→英和 a rule.→英和 …という旨の[で]to the effect that….

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