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ナクトン‐ガン【洛東江】🔗🔉

ナクトン‐ガン洛東江】 (Naktong-gang)朝鮮半島南東部の大河。太白山脈・小白山脈に発源、朝鮮海峡に注ぐ。流域肥沃、古くより舟運が発達。全長525キロメートル。

らく【洛】🔗🔉

らく】 ①中国の川の名。 ②(洛陽が後漢以後、数国の都だったことから)都。特に京都をいう。

らく‐が【洛河・雒河】🔗🔉

らく‐が洛河・雒河】 (Luo He)中国陝西・河南両省を流れる川。陝西省南東部の秦嶺に発し、河南省洛陽の南を流れ、黄河に入る。洛水。

らく‐がい【洛外】‥グワイ🔗🔉

らく‐がい洛外‥グワイ 京都の市外。↔洛中

らく‐がく【洛学】🔗🔉

らく‐がく洛学】 宋代の程顥ていこう・程頤ていいの学派。→濂洛関閩れんらくかんびんの学

らくしゃ【洛叉・落沙】🔗🔉

らくしゃ洛叉・落沙】 〔仏〕(梵語lakṣa)古代インドの数量の単位。10万または1億など、諸説がある。

らく‐しょ【洛書】🔗🔉

らく‐しょ洛書】 古く中国で禹が洪水を治めた時、洛水に現れた神亀の背にあった文様を写したと伝える図。書経の「洪範九疇」はこれから作ったという。→河図かと

らく‐せい【洛西】🔗🔉

らく‐せい洛西】 みやこの西。京都の西の郊外をさす。

らくちゅう‐づくし【洛中尽し】🔗🔉

らくちゅう‐づくし洛中尽し】 洛中の名所などを絵や文句に書き並べたもの。 ⇒らく‐ちゅう【洛中】

らくちゅう‐ばらい【洛中払い】‥バラヒ🔗🔉

らくちゅう‐ばらい洛中払い‥バラヒ 江戸幕府の軽追放の一種。洛中の地に入るのを禁ずること。 ⇒らく‐ちゅう【洛中】

らくちゅう‐らくがい‐ず【洛中洛外図】‥グワイヅ🔗🔉

らくちゅう‐らくがい‐ず洛中洛外図‥グワイヅ 京都の市中とその郊外の名所や生活風俗を俯瞰的に描いた絵画。室町後期より主として屏風絵として発展、絵巻や画帖にも作られた。狩野永徳筆上杉家本などがある。 ⇒らく‐ちゅう【洛中】

らく‐とう【洛東】🔗🔉

らく‐とう洛東】 みやこの東。京都の鴨川以東の地をさす。鴨東。

らくとう‐こう【洛東江】‥カウ🔗🔉

らくとう‐こう洛東江‥カウ ⇒ナクトン‐ガン

らく‐なん【洛南】🔗🔉

らく‐なん洛南】 みやこの南。京都の南の郊外をさす。

らくびん‐の‐がく【洛閩の学】🔗🔉

らくびん‐の‐がく洛閩の学】 宋代の程顥ていこう・程頤ていいの学派と朱熹しゅきの学派。→濂洛関閩れんらくかんびんの学

らく‐ほく【洛北】🔗🔉

らく‐ほく洛北】 みやこの北。京都の北の郊外をさす。

らくゆう【洛邑】‥イフ🔗🔉

らくゆう洛邑‥イフ 「洛陽らくよう1」参照。

らくよう【洛陽・雒陽】‥ヤウ🔗🔉

らくよう洛陽・雒陽‥ヤウ ①(Luoyang)(洛河の北に位置するからいう)中国河南省の都市。北に邙ぼう山を負い、南に洛河を控えた形勝の地。周代の洛邑で、後漢・晋・北魏・隋・後唐の都となり、今日も白馬寺・竜門石窟など旧跡が多い。機械工業が盛ん。人口149万2千(2000)。 ②㋐平安京の一部、左京すなわち東の京の雅称。↔長安。 ㋑京都の異称。 ⇒らくよう‐がらんき【洛陽伽藍記】 ⇒らくよう‐でんがくき【洛陽田楽記】 ⇒洛陽の紙価を高める

らくよう‐がらんき【洛陽伽藍記】‥ヤウ‥🔗🔉

らくよう‐がらんき洛陽伽藍記‥ヤウ‥ 北魏末の楊衒之の著。5巻。494年の北魏遷都以来の繁華な洛陽の様子を追懐し、記述したもの。 ⇒らくよう【洛陽・雒陽】

らくよう‐でんがくき【洛陽田楽記】‥ヤウ‥🔗🔉

らくよう‐でんがくき洛陽田楽記‥ヤウ‥ 1096年(永長1)に京都で大流行した田楽についての記録。大江匡房著。1巻。同年頃成立か。漢文体。 ⇒らくよう【洛陽・雒陽】 ○洛陽の紙価を高めるらくようのしかをたかめる [晋書文苑伝、左思「洛陽之が為に紙貴たかし」](晋の左思が「三都賦」を作った時、洛陽の人が争ってこれを転写したために洛陽の紙の値段が高くなったという故事から)著書が好評を博して盛んに売れること。洛陽の紙価。 ⇒らくよう【洛陽・雒陽】

○洛陽の紙価を高めるらくようのしかをたかめる🔗🔉

○洛陽の紙価を高めるらくようのしかをたかめる [晋書文苑伝、左思「洛陽之が為に紙貴たかし」](晋の左思が「三都賦」を作った時、洛陽の人が争ってこれを転写したために洛陽の紙の値段が高くなったという故事から)著書が好評を博して盛んに売れること。洛陽の紙価。 ⇒らくよう【洛陽・雒陽】 らく‐らい落雷】 雷が落ちること。すなわち、雷雲と地上物との間の放電。人や建造物などに被害を及ぼす。〈[季]夏〉 らく‐らく落落】 ①まばらなさま。淋しいさま。 ②度量が大きくてこまかいことにこだわらないさま。 ③物が落ち、または倒れるさま。 ⇒らくらく‐らいらい【落落磊磊】 らく‐らく楽楽】 ①ゆったりしていて安楽なこと。日葡辞書「ラクラクトス(過)グル」 ②たやすいさま。「―跳び越える」 らく‐らく犖犖】 ①人にすぐれているさま。 ②事の分明なさま。 らくらく‐らいらい落落磊磊(→)磊磊落落らいらいらくらくに同じ。 ⇒らく‐らく【落落】 ラグランジアンLagrangian】 (ラグランジュの名に因む)物理系の運動エネルギーと位置エネルギーとの差。ハミルトニアンとともに解析力学において重要。ラグランジュ関数。 ラグランジュJoseph Louis Lagrange】 フランスの数学者・物理学者。解析学を応用して力学の理論形式を一新。メートル法の制定に尽力。著「解析力学」など。(1736〜1813)→ラグランジアン⇒ラグランジュ‐てん【ラグランジュ点】 ラグランジュ‐てんラグランジュ点】 二つの天体の重力と公転による遠心力が釣り合う点。全部で五つある。 ⇒ラグランジュ【Joseph Louis Lagrange】 ラグラン‐スリーブraglan sleeve】 (クリミア戦争におけるイギリス軍司令官ラグラン将軍1788〜1855の名に因む)襟ぐりから脇の下にかけて斜めの切替えの入ったゆとりのある袖。ラグラン。→スリーブ(図) らく‐るい落涙】 涙を落とすこと。流涕。「はらはらと―する」 ラクロPierre Choderlos de Laclos】 フランスの軍人・作家。書簡体小説「危険な関係」は、18世紀末の貴族社会の頽廃を冷厳に描いた心理小説の先駆。(1741〜1803) らくろう楽浪‥ラウ 前108年、前漢の武帝が衛氏朝鮮を滅ぼして今の平壌付近に置いた郡。後漢末の204年頃、楽浪郡を支配した公孫康はその南半を割いて帯方郡を設置。313年高句麗に滅ぼされた。遺跡は墳墓・土城・碑などを主とし、古墳群からは漢代の文化を示す貴重な遺物を出土。なお、楽浪の位置を中国の遼河付近とする説もある。 ラクロスlacrosse】 ホッケーに似た球技。1チーム10人(女子は12人)ずつで対戦し、先が網になっているスティック(クロス)でボールを奪い合い、相手方のゴールに入れ合う。 ら‐くん羅裙】 うすものの裳。 ら‐けい螺髻】 ①童子などの、法螺貝ほらがいの形にわがね結んだ髪。 ②高い山の形容。 ③〔仏〕 ㋐(→)螺髪らほつに同じ。 ㋑梵天または婆羅門の異称。 ら‐けい蘿径】 つたかずらの生いしげったこみち。 ら‐けい‐か‐せい羅計火星‥クワ‥ 九曜星くようせいのうち、羅睺らごと計都けいとと火曜との称。 ラケダイモンLakedaimon】 古代ギリシアの都市国家スパルタの正式名称。 ら‐げつ蘿月】 つたかずらの葉の間に見える月かげ。太平記39「旧臣常に参りて―の寂を妨げける程に」 ラケットracket; racquet】 ①テニス・バドミントンなどで、ボールやシャトル‐コックを打つ具。杓子状の枠にガットを網状に張ったもの。 ②卓球で、ボールを打つ具。杓子状の板にコルクや薄いゴム板などを張ったもの。 ⇒ラケットボール【racquetball】 ラケットボールracquetball】 球技の一つ。壁に囲まれたコートで壁・床・天井に当たって跳ね返ったボールを、ラケットを使って交互に打ち合う。 ⇒ラケット【racket; racquet】 らご羅睺】 (梵語Rāhu) ①インドの天文学で、白道と黄道の降交点に当たる架空の星の称。日・月に出会って食しょくを起こすという。 ②九曜星の一つ。羅睺星。 ③羅睺羅らごらの略。 ら‐ご乱碁】 (ランゴのンを表記しない形) ⇒らんご らご‐あしゅら‐おう羅睺阿修羅王‥ワウ 〔仏〕須弥山しゅみせんの四面の海中に住むという四阿修羅の一つ。天と戦うとき、日・月を呑みこんで光をさえぎり、日食・月食を起こすという。羅虎那。障持。 ら‐こく羅国】 香木の一種。産地とされたシャム(暹羅)による命名。→木所きどころ ら‐こく羅縠】 ①うすぎぬとこめ織り。平家物語5「一条の―はつよくとも引かばなどかは絶えざらん」 ②竹の内側にある薄い皮。〈日葡辞書〉 ラコシRákosi Mátyás】 ハンガリーの政治家。1918年の革命に活躍、一時ソ連に亡命。44年に帰国し56年まで労働者党第一書記。(1892〜1971) ラゴスLagos】 アフリカ西部、ナイジェリア連邦共和国の商業・工業の中心都市。1991年まで首都。ギニア湾に臨む良港。人口519万5千(1991)。 らご‐せい羅睺星(→)羅睺らご2に同じ。らごしょう。 ラコニアLakonia】 ギリシアのペロポネソス半島南部の地方名。前1100年頃ドーリア人が侵入、のち中心都市としてスパルタが創設された。 らごら羅睺羅】 (梵語Rāhula 障碍の意)釈尊の嫡子。母は耶輸陀羅やしゅだら。父について出家し、戒律を細かく守り、密行第一と称せられた。釈尊十大弟子の一人。 ラサrasa 梵】 (「味」「情趣」の意)インド古典文学で、優れた作品が与える美的感情。恋・滑稽・悲・憤怒・勇猛・恐怖・嫌悪・驚異の8種を含む。 ラサLhasa・拉薩】 (チベット語で「仏の地」の意)中国チベット自治区の区都。チベット仏教の聖地。標高3500メートルの高地にあり、マルポリ(紅山)の上にはダライ‐ラマのポタラ宮(世界遺産)、市内にチベット仏教の総本山のジョカン大聖殿がある。唐代には吐蕃とばんの邏娑ラサ城として知られた故地。人口22万3千(2000)。ラッサ。 ラサ 提供:JTBフォト ラザーニャlasagna イタリア】 薄い板状のパスタ。また、それをゆで、ベシャメル‐ソース・ミート‐ソースなどと層状に重ねてオーブンで焼いた料理。→パスタ(図) ラサールFerdinand Lassalle】 ドイツの社会主義者。ヘーゲル左派として出発。全ドイツ労働者同盟を組織、その初代総裁。賃金鉄則を唱えて労働者の窮乏を説明し、国家を労働者の解放に利用しうると考えて、国家社会主義に近づいた。主著「労働者綱領」。(1825〜1864)→夜警国家 ラ‐サールJean-Baptiste de La Salle】 フランスのカトリック聖職者・教育者。キリスト教学校修士会(ラ=サール会)を創立。(1651〜1719) ら‐さい羅斎】 托鉢たくはつ。乞食こつじき。ろさい。 ラザフォードErnest Rutherford】 イギリスの化学者・物理学者。ニュー‐ジーランド生れ。放射能および原子核を実験的に研究、アルファ線による窒素原子核の人工破壊に成功。原子核物理学の父といわれる。ノーベル賞。(1871〜1937) ラザホージウムrutherfordium】 (E.ラザフォードの名に因む)超アクチノイド元素の一つ。元素記号Rf 原子番号104の放射性元素。1969年、カリホルニウムに炭素イオンを照射して合成された。 ラサリーリョ‐デ‐トルメスのしょうがいラサリーリョデトルメスの生涯‥シヤウ‥ (La Vida de Lazarillo de Tormes スペイン)スペインのピカレスク小説の嚆矢こうし。作者不明。1554年刊。 ラ‐サルAntoine de La Sale】 フランス中世末期の作家。「小姓ジャン=ド=サントレ」は中世騎士道の終焉を写実的に描いた散文の物語。(1385頃〜1461頃) ラザロLazaros ギリシア】 新約聖書中の人物。病死して4日後、イエスによって蘇生したと伝えられる。(ヨハネ福音書11章) ら‐し螺子(→)「ねじ(螺子)」に同じ。 らし 〔助動〕 ([活用]○/○/らし/らし・(らしき)/らし/○連体形「らしき」は奈良時代にわずかな例がある)和歌に用いられ、散文では例は少なく、もっぱら美文調の中に見られる。平安時代には古語化した。室町時代に使われはじめた接尾語「らしい」は、現代語「らしい」に続いている。江戸時代になって再び助動詞として用いられる。動詞・助動詞の終止形(ラ変は連体形)に付き、現在の状態について確実性のある推定を示す。疑問の語とともに用いられることはなく、根拠・理由の表現を伴うことが多い。 ①ある事柄がほぼ間違いなく起こっていると推定する。…らしい。万葉集8「うちなびく春来るらし山の際の遠き木末こぬれの咲きゆく見れば」。古今和歌集「竜田河もみぢばながる神なびのみむろの山に時雨ふるらし」 ②現在の事実に関し、その原因・理由などを推定する意を表す。…しているのは…らしい。推古紀「諾うべしかも蘇我の子らを大君の使はすらしき」。万葉集1「古も然しかなれこそうつせみも妻を争ふらしき」。万葉集17「玉に貫く花橘を乏しみしこのわが里に来鳴かずあるらし」 ③(平安時代に古語化して以降)表現に荘重・優美な感じをもたらすために添える働きをした。千載和歌集「みことのりをも承はれるならし」。新古今和歌集「ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山霞たなびく」 ラジアル‐タイヤradial tire】 高速走行用の自動車タイヤ。タイヤの繊維層が接地面に対して直角で、横から見ると繊維が放射状(ラジアル)に見える。 ラジアル‐ボール‐ばんラジアルボール盤】 〔機〕コラム(円柱)のまわりを旋回できるアーム上を、錐きり軸を収めたヘッドが移動でき、同じ面に多数の穴をあけられるボール盤。 ラジアンradian】 角度の単位。角の頂点を中心とする半径1の円からその角が切りとる弧の長さであらわす。1ラジアンは約57度17分44.8秒。弧度。記号rad らしい [一]〔助動〕 (活用は形容詞型。[活用]らしかる/らしく・らしから/らしい/らしい/らしけれ/○)動詞、形容詞、ある種の助動詞の終止形に付く。また、体言・形容動詞語幹などに付く。文語形は「らし」。 ①根拠や理由のある推定を表す。いろは文庫「あのさんは、おぬしに余程気があるらしい」。「この雲行きではどうやら明日は雨らしい」「父親らしい男と歩いていました。顔や体つきがよく似ていましたし」 ②確かな伝聞などに基づく推定を表す。「噂では母親が反対しているらしい」「判決が下ったらしい。町は大変な騒ぎだ」 [二]〔接尾〕 形容詞を作る。平安時代まで行われた推量の助動詞「らし」の転。鎌倉時代頃からわずかながら接尾語として用いられるようになり、室町時代以後広く使われた。 ①(体言に付いて)…の様子である。…の風である。沙石集1「御目はほそぼそとして愛らしくおはしますぞや」。人情本、花筐「そんな嫉妬やきもちらしいことは決してしません」。浄瑠璃、心中宵庚申「弟の事を頼むも馬鹿らしけれど」。浄瑠璃、薩摩歌「尤もらしうぞ言ひなしける」。花暦八笑人「立廻りらしい事」。「娘らしくなる」 ②(形容詞の語幹などに付いて)…感じがする。いかにも…と思われる。梅暦「おかしらしい」。仮名文章娘節用「可愛らしい子」。人情本、春色雪の梅「憎らしい」。いろは文庫「恨みらしい事」 ラジーシチェフAleksandr Nikolaevich Radishchev】 ロシアの思想家。「ペテルブルグからモスクワへの旅」で農奴制と専制政治の悪を暴露して流刑。(1749〜1802) ラシード‐アッディーンRashīd al-Dīn】 中世ペルシアの政治家・歴史家。モンゴル族を中心にユーラシアの諸民族の歴史をまとめた「歴史集成」を著した。(1247〜1318) ラシーヌJean Racine】 フランスの悲劇詩人。コルネーユ・モリエールと並ぶフランス古典劇の代表者。完成した形式・言語で、内面的心理、特に女性の恋愛を写実的に描いた。作「アンドロマク」「ブリタニキュス」「ベレニス」「フェードル」など。(1639〜1699) ラジウスRadius】 登山に用いる、携帯用の石油・ガソリンこんろ。商標名。 ラジウムradium】 (ラテン語で光線の意のradiusから)アルカリ土類金属元素の一種。元素記号Ra 原子番号88。ピッチブレンド中にウランと共存する。1898年キュリー夫妻が発見。銀白色の金属。天然に産する最長寿命の同位体は質量数226、アルファ線を放射して半減期1602年でラドンに変化する。医療などに用いる。 ⇒ラジウム‐りょうほう【ラジウム療法】 ラジウム‐りょうほうラジウム療法‥レウハフ ラジウムの放射線によって組織を破壊する治療法。悪性腫瘍に用いる。 ⇒ラジウム【radium】 ラジエーターradiator】 放熱器。暖房器。特に、自動車エンジンの冷却器。 ラジオradio】 ①放送局から音楽・演劇・報道・講演などの音声番組を電波で送り出して、聴取者が受信する一方向性の無線通信方式。日本では1925年(大正14)放送開始。放送無線電話。 ②1の放送を受信する装置。ラジオ受信機。 ③他の語に付いて「放射」「無線」の意を表す。 ⇒ラジオ‐アイソトープ【radioisotope】 ⇒ラジオ‐コントロール【radio control】 ⇒ラジオ‐コンパス【radio compass】 ⇒ラジオ‐ゾンデ【Radiosonde ドイツ】 ⇒ラジオ‐たいそう【ラジオ体操】 ⇒ラジオ‐ドラマ【radio drama】 ⇒ラジオ‐ビーコン【radio beacon】 ラジオ‐アイソトープradioisotope(→)放射性同位体に同じ。RI ⇒ラジオ【radio】 ラジオ‐コントロールradio control】 無線操縦。無線制御。ラジコン。 ⇒ラジオ【radio】 ラジオ‐コンパスradio compass(→)無線方位測定器⇒ラジオ【radio】 ラジオ‐ゾンデRadiosonde ドイツ】 高層気象観測用装置の一つ。気球につけて飛ばし、高空での気象状態を測定して地上に送信する。大気中の紫外線・宇宙線などの測定にも使用。 ⇒ラジオ【radio】 ラジオ‐たいそうラジオ体操‥サウ ラジオで伴奏と号令とを放送し、それに合わせて行う体操。NHKで1928年に始まる。 ⇒ラジオ【radio】 ラジオ‐ドラマradio drama(→)放送劇⇒ラジオ【radio】 ラジオ‐ビーコンradio beacon(→)無線標識⇒ラジオ【radio】 ラジ‐カセ ラジオとカセット‐テープ‐レコーダーを一体とした小型の装置。 ラジカリストradicalist】 急進派。過激論者。急進主義者。 ラジカリズムradicalism(→)急進主義ラジカルradical】 ①根本的。 ②過激なさま。急進的。「―な意見」 ③〔化〕(→)遊離基⇒ラジカル‐エコノミクス【radical economics】 ⇒ラジカル‐じゅうごう【ラジカル重合】 ⇒ラジカル‐はんのう【ラジカル反応】 ラジカル‐エコノミクスradical economics】 1960年代半ばに登場した経済学の一潮流。公害、差別、分配の不公正など、現代資本主義社会の諸矛盾を批判的に研究した。 ⇒ラジカル【radical】 ラジカル‐じゅうごうラジカル重合‥ヂユウガフ 〔化〕単量体の付加重合の一形式で、成長していく連鎖の末端がラジカルであるもの。イオン重合に対する語。過酸化ベンゾイルを開始剤とするビニル化合物(スチレン・酢酸ビニルなど)の重合の類。 ⇒ラジカル【radical】 ラジカル‐はんのうラジカル反応‥オウ 遊離基が関与する化学反応。気相での光化学反応、熱化学反応などに多く見られる。有機化学反応はラジカル反応とイオン反応とに大別される。 ⇒ラジカル【radical】 ラしき‐しゅうきゅうラ式蹴球‥シウキウ (→)ラグビーのこと。 らしく‐な・い 〔形〕 (接尾語「らしい」の否定形から)本来のあり方やいつもの様子と異なる。 ラジ‐コン (→)ラジオ‐コントロールの略。 らし‐しょくぶつ裸子植物】 種子植物を二大別した一つ。胚珠はいしゅが裸出し、受粉の際、花粉はただちに胚珠に付着する。イチョウとソテツでは精子を有し、シダ植物と被子植物とをつなぐものと考えられる。マツ・スギ・イチイ・カヤなど。↔被子植物 ラシャraxa ポルトガル・羅紗】 羊毛で地の厚く密な毛織物。室町末期頃から江戸時代を通じて南蛮船、後にオランダや中国の貿易船によって輸入され、陣羽織・火事羽織・合羽などに用いた。今は毛織物全般のことをもいう。「―の服地」 ⇒ラシャかき‐ぐさ【羅紗掻草】 ⇒ラシャ‐がみ【羅紗紙】 ⇒ラシャ‐めん【羅紗綿・羅紗緬】 ラジャーroger】 無線通信などで、了解の意に用いる応答のことば。 ラシャかき‐ぐさ羅紗掻草】 (ラシャカキソウとも)マツムシソウ科の越年草。ヨーロッパの原産。高さ約1.5メートル。葉は披針形。秋、淡紫色の細かな花を密生した大きな頭状花をつける。花および果実の穂にある小苞片は極めて多数で強靱。先端が鉤かぎ状に曲がっているので、羅紗製造の際、起毛に用いる。チーゼル。オニナベナ。 ラシャカキグサ 提供:OPO ⇒ラシャ【raxa ポルトガル・羅紗】 ラシャ‐がみ羅紗紙】 羅紗に感じの似た厚紙。叩解こうかいした羅紗屑・毛糸屑あるいは着色パルプを加えた紙料を抄いて作る。壁紙・台紙・手芸材料などに用いる。 ⇒ラシャ【raxa ポルトガル・羅紗】 ラシャ‐めん羅紗綿・羅紗緬】 ①緬羊すなわち羊のこと。風来六部集「毛を織りて国家の益にもなる物を―なんどあてじまいな名をつけ」 ②(西洋の水夫が緬羊を船中に飼育して犯すという俗説による)日本に来ている西洋人の妾になった日本女性を卑しめていう語。外妾。洋妾。松村春輔、春雨文庫「娼妓じょうろは勿論素人の婦女子むすめこどもが―になつて立派に親兄弟をすごして居るものがいくらも在らアな」 ⇒ラシャ【raxa ポルトガル・羅紗】 ら‐しゅう羅袖‥シウ うすものの袖。 らじゅう羅什‥ジフ (→)鳩摩羅什くまらじゅうの略称。 ら‐しゅつ裸出】 物におおわれないで、外部にあらわれること。むきだし。露出。 ラシュディAhmed Salman Rushdie】 イギリスの小説家。インド生れ。インドの混沌をマジック‐リアリズムによって描写する。1988年刊の「悪魔の詩うた」でムハンマドを冒涜したとして時のイラン政府から死刑宣告を受け、国際的に物議をかもす。以降、潜伏して著述を継続。ルシュディ。(1947〜) ら‐じょう螺状‥ジヤウ ぐるぐるまわった形状。螺旋らせん状。 ら‐じょう羅城‥ジヤウ 古代都市の城の外郭。外郭。 ⇒らじょう‐もん【羅城門】 らしょう‐もん羅生門‥シヤウ‥⇒らじょうもん(羅城門)。 ②羅生門河岸に並んでいた河岸見世かしみせのこと。 ③能の一曲。観世信光作。源頼光の臣渡辺綱が羅生門にすむ鬼神と闘って、その片腕を斬り落とす。 ④短編小説。芥川竜之介作。1915年(大正4)「帝国文学」に発表。今昔物語に材をとり、王朝末期の荒廃した都を舞台に、生きるために悪を行う人間のエゴイズムを描く。 →文献資料[羅生門] ⑤映画の題名。黒沢明監督。1950年作。芥川竜之介の小説「藪の中」と4などに材をとり、荒々しい人間描写と野心的映像表現により、ヴェネツィア映画祭でグランプリ受賞。 ⇒らしょうもん‐がし【羅生門河岸】 ⇒らしょうもん‐かずら【羅生門蔓】 らじょう‐もん羅城門‥ジヤウ‥ 平城京・平安京の正門。朱雀大路の南端にあり、北端の朱雀門と遥かに相対する。平城京の羅城門跡は奈良県大和郡山市来生らいせに、平安京のは東寺の西にあり、二重閣の瓦屋造、屋上に鵄尾しびを置く。南北に各5階の石段があった。羅生門らしょうもん・らせいもん⇒ら‐じょう【羅城】 らしょうもん‐がし羅生門河岸‥シヤウ‥ 江戸新吉原東側のお歯黒どぶに沿った通り。下等な切見世きりみせが並び、通行の客を無理やり店に引っぱり上げたという。渡辺綱の羅生門の鬼退治の故事による。 ⇒らしょう‐もん【羅生門】 らしょうもん‐かずら羅生門蔓‥シヤウ‥カヅラ シソ科の多年草。日本各地の山地・林内に自生。4稜のある茎が長く地面を這い、下部の節から根を、中部以上の節には心臓形の葉を対生する。春に上部の葉腋に紫色で大形の唇形花を一方向にだけ横向きにつける。花冠の内面に白毛と濃色の斑点が目立つ。 ⇒らしょう‐もん【羅生門】 ラショナリズムrationalism】 合理主義。合理論。 ラショナリゼーションrationalization(→)合理化ラショナルrational】 合理的。理性的。 ら‐しん裸身】 はだかのからだ。裸体。〈[季]夏〉。「―をさらす」 ら‐しん羅針(→)磁針に同じ。 ⇒らしん‐ぎ【羅針儀】 ⇒らしん‐ばん【羅針盤】 ⇒らしんばん‐ざ【羅針盤座】 らしん‐ぎ羅針儀(→)羅針盤に同じ。 ⇒ら‐しん【羅針】 ら‐しんぎょく羅振玉】 (Luo Zhenyu)中国の金石学者。字は叔言・叔蘊。江蘇淮安生れ。満州国参議・監察院長。王国維は女婿。自叙伝「集蓼篇」のほか、書誌学・敦煌文献に関する著書がある。(1866〜1940) らしん‐ばん羅針盤】 磁針がほとんど南北を指す特性を利用し、船舶・航空機などで方位を測定する用具。羅針儀。磁気羅針儀。羅盤。コンパス。→ジャイロ‐コンパス⇒ら‐しん【羅針】 らしんばん‐ざ羅針盤座】 (Pyxis ラテン)南天の星座。海蛇座の南、艫とも座の東にある小星座。 ⇒ら‐しん【羅針】 ラスlath】 漆喰しっくいなどの下地の材。木摺きずり→メタルラス ラス‐ヴェガスLas Vegas】 アメリカ合衆国西部、ネヴァダ州南東部の都市。砂漠の中にある賭博・観光都市として有名。人口47万8千(2000)。ラスベガス。 ラスウェルHarold Dwight Lasswell】 アメリカの政治学者。行動科学的な政治学への道を切り拓き、政治的コミュニケーション論・政治心理学・政治空間論の領域での先駆者。著「権力と人間」など。(1902〜1978) ラス‐カサスBartolomé de Las Casas】 スペイン生れの聖職者・歴史家。スペイン人による先住民虐待の実態を見てその救済に立ち上がり、征服戦争を批判、平和的布教を説く。主著「インディアス史」。(1474〜1566) ラスキHarold Joseph Laski】 イギリスの政治学者。長くロンドン大学教授・労働党執行委員。マルクス主義の影響も受けたが、個人の自由を尊重し改良的社会主義の立場をとった。著「政治学大綱」「現代革命の考察」「信仰・理性・文明」など。(1893〜1950) ラスキンJohn Ruskin】 イギリスの芸術批評家・社会思想家。イタリア建築に造詣深く、のち社会改良の理想を説いた。著「近代画家論」「建築の七灯」「この後の者にも」「胡麻ごまと百合ゆり」など。(1819〜1900) ラスクrusk】 ビスケットの一種。パンを薄く小さく切り、粉砂糖を加えた卵白を塗って再び焼いたもの。 ラスコー‐どうくつラスコー洞窟】 フランス南西部、ドルドーニュ県北東のラスコー(Lascaux)にある洞窟。1940年、後期旧石器時代の馬・牛などの彩色壁画が発見された。 ラス‐せんざいLAS洗剤】 直鎖(linear)アルキル‐ベンゼン‐スルホン酸塩を主成分とする合成洗剤。枝分れしたアルキル基をもつABS洗剤と異なり微生物により分解されやすいので、合成洗剤の主流となった。→ABS洗剤 ラスターraster】 平行した多数の走査線が形成する面。テレビジョンの画面など。 ラスタファリズム (Rastafarianismの日本での通称)1930年代ジャマイカに興った宗教運動・解放思想。エチオピア皇帝ハイレ=セラシエ(本名Ras Tafari Makonnen)を救世主とし黒人のアフリカ回帰を願う。レゲエの流行とともに若者の風俗ともなる。 ラストlast】 ①最終。最後。「―‐チャンス」 ②ラストシーンなどの略。 ⇒ラスト‐オーダー【last order】 ⇒ラスト‐シーン【last scene】 ⇒ラスト‐スパート【last spurt】 ⇒ラスト‐ネーム【last name】 ⇒ラスト‐ヘビー ラスト‐オーダーlast order】 飲食店などで、閉店直前の最後の注文。また、それを受ける最終時刻。 ⇒ラスト【last】 ラスト‐シーンlast scene】 演劇・映画などの最後の場面。幕切れ。 ⇒ラスト【last】 ラスト‐スパートlast spurt】 ゴール直前での最後の力走・力泳。最後のがんばり。 ⇒ラスト【last】 ラスト‐ネームlast name】 姓。名字。ファミリー‐ネーム。 ⇒ラスト【last】 ラスト‐ヘビー (和製語last heavy)最後の努力。最後のがんばり。 ⇒ラスト【last】 ラスパイレス‐しすうラスパイレス指数】 (E. Laspeyres1834〜1913はドイツの統計学者) ①物価指数の算定方式の一つ。2時点の加重平均価格を算出する際に、基準時点の取引の数値をウェートに用いる。作成は簡明だが、経済構造の変化を反映しにくい。→パーシェ指数。 ②国家公務員の給与を100とした場合の地方公務員の給与水準を示す指数。一般行政職の学歴別・経験年数別平均給与額を比較して算出。 ラスプーチンGrigorii E. Rasputin】 帝政ロシアの宗教家。シベリアの農民出身で、各地を巡礼し、皇太子の血友病の苦痛を癒したことにより皇后アレクサンドラならびにニコライ2世の信任を得て、第一次大戦中国政に関与、暗殺。(1871頃〜1916) ラスプーチンValentin G. Rasputin】 ロシア(ソ連)の作家。シベリアの農村を舞台に、伝統的な農村文化の崩壊を描く。長編「マリヤのための金」「生きよ、そして記憶せよ」など。(1937〜) ラズベリーraspberry】 バラ科キイチゴ属の落葉低木で、ヨーロッパ・北米・日本に自生する数種、およびその栽培改良種の総称。また、その果実。夏に熟し、黄色から紫色まで多様な集合果。熟すと花托から離れる。生食のほか、ジャム・ジュース用。 ラズベリー 撮影:関戸 勇 ラセイタraxeta ポルトガル・羅背板】 羅紗ラシャに似た毛織物で、地合薄く手ざわりのやや粗いもの。 ⇒ラセイタ‐そう【ラセイタ草】 ラセイタ‐そうラセイタ草‥サウ (葉の表面がラセイタに似るからいう)イラクサ科の多年草。茎の高さ60〜90センチメートル。葉は広卵形で厚く、表面はあらくて皺がある。夏、淡黄緑色の小さな単性花を穂状に密生。日本の海岸に自生。ヤハズカラムシ。ビロードカラムシ。ビロードソウ。 ⇒ラセイタ【raxeta ポルトガル・羅背板】 ら‐せつ羅切】 (摩羅を切る意)陰茎を切り除くこと。らぎり。 らせつ羅刹】 〔仏〕(梵語rākṣasa 可畏・暴悪・護者と訳す)悪鬼の通名。足が速く、大力で人を魅惑し、あるいは人を食うという。速疾鬼。 ⇒らせつ‐こく【羅刹国】 ⇒らせつ‐てん【羅刹天】 ⇒らせつ‐にち【羅刹日】 ⇒らせつ‐にょ【羅刹女】 らせつ‐こく羅刹国】 羅刹のいる国。悪鬼の国。 ⇒らせつ【羅刹】 らせつ‐てん羅刹天】 (梵語Nirṛti 涅哩底と音写)八方天・十二天・二十天の一つ。胎蔵界・金剛界曼荼羅まんだらで外金剛部に列せられる天部。 ⇒らせつ【羅刹】 らせつ‐にち羅刹日】 宿曜すくよう暦で、何事をなしても成就しないという大凶日。 ⇒らせつ【羅刹】 らせつ‐にょ羅刹女】 〔仏〕羅刹の女。人を食うという鬼女。羅刹私。 ⇒らせつ【羅刹】 ラセミ‐かラセミ化‥クワ 〔化〕(racemization)一つの鏡像体がもう一方の鏡像体に変化すること。その結果、旋光性が減少したり全く失われたりする。 ラセミ‐たいラセミ体】 〔化〕(racemic body)一対の鏡像体を等量ずつ含み、旋光性を示さない物質。両者が分子化合物をつくる場合には、特にラセミ化合物という。葡萄酸(racemic acid)は、右旋性の酒石酸と左旋性の酒石酸のラセミ化合物。 ら‐せん螺旋】 ①螺にしの殻の線のように旋回した筋。 ②(→)螺子ねじに同じ。 ⇒らせん‐かいだん【螺旋階段】 ⇒らせん‐すいしんき【螺旋推進器】 ⇒らせん‐みずあげき【螺旋水揚げ機】 ら‐せん螺線】 〔数〕(helix)円柱面上をまわりながら軸方向に一定の速度で進んでいく時にできる渦巻状の空間曲線。つるまき線。→渦巻線 らせん羅先⇒ラソン ラセンrassen オランダ・羅氈】 羅紗ラシャの一種。紡毛糸を平織に組織して縮絨しゅくじゅうし、毛氈もうせん状にしたもの。模様捺染なっせんを施し、テーブル掛けなどに使用。毛氈の代用品。 ⇒ラセン‐しぼり【羅氈絞り】 ⇒ラセン‐そう【羅氈草】 らせん‐かいだん螺旋階段】 螺旋状の階段。多く、西洋建築に設ける。螺階。 ⇒ら‐せん【螺旋】 ラセン‐しぼり羅氈絞り】 絞り染の一種。布をつまみ、絞り糸でその根元から3回位巻きくくったもの。らっせんしぼり。 ⇒ラセン【rassen オランダ・羅氈】 らせん‐すいしんき螺旋推進器(→)「ねじプロペラ」に同じ。 ⇒ら‐せん【螺旋】 ラセン‐そう羅氈草‥サウ シナノキ科の一年草。日本中部以南に自生。高さ60センチメートル。全草に異臭がある。葉は長楕円形。秋、葉のつけ根に黄色の小花を密につける。果実は球形の蒴果さくかで鉤状の刺とげを密生し、触れれば付着し、手ざわりが羅氈に似る。繊維を採る。 ⇒ラセン【rassen オランダ・羅氈】 らせん‐みずあげき螺旋水揚げ機‥ミヅ‥ (→)「ねじポンプ」1に同じ。 ⇒ら‐せん【螺旋】 ら‐そう蘿窓‥サウ つたかずらの這いかかった窓。 ら‐ぞう乱声‥ザウ (ランゾウのンの表記されなかった形) ⇒らんじょう。源氏物語竹河「高麗こまの―おそしや」 ら‐ぞう裸像‥ザウ 彫刻などの裸体の像。 ら‐そつ邏卒】 ①見まわりの兵卒。巡邏の兵卒。 ②明治初年の警察官の称。巡査の旧称。服部撫松、東京新繁昌記「―忽ち楼に上り来たり大喝一声霹靂楼に轟く」 ラソン羅先】 (Rasŏn)朝鮮民主主義人民共和国北東部の港湾都市。羅津市が先鋒(旧称、雄基)を合併して直轄市を成す。自由経済貿易地帯が設けられ、同国の対外開放政策の拠点。 ラダーrudder(→)かじら‐たい裸体】 はだかのからだ。裸身。 ⇒らたい‐が【裸体画】 らたい‐が裸体画‥グワ はだかの人物、特に裸婦を描いた絵。森鴎外、かのやうに「人に僕のかいた―を一枚遣つて」 ⇒ら‐たい【裸体】 ラタトゥイユratatouille フランス】 南フランスの野菜料理。トマト・ナス・ズッキーニなど数種類の野菜をオリーブ油で炒め、煮込んだもの。 ラタナコーシン‐ちょうラタナコーシン朝‥テウ (Rattanakosin)タイの王朝。トンブリー朝に代わり、1782年同朝の武将チャクリがラーマ1世としてがバンコクを首都に創始。1932年立憲君主制に移行、現在に至る。チャクリ朝。バンコク朝。 ラタンrattan】 籐とうらち】 (ラツとも) ①馬場の周囲の柵さく。〈倭名類聚鈔4〉 ②(ラッシ(臈次)の転か)物事のくぎり。秩序。 ⇒埒が明く ⇒埒も無い ⇒埒を明ける ら‐ち拉致】 むりに連れて行くこと。らっち。「何者かに―される」 らち‐あけ埒明け】 埒をあけること。また、物事のはかどりのよい気さくな人。狂言、折紙聟「婿殿はいかい―ぢや」 らちあけず‐や埒明けず屋】 きまりをつけない人。特に、掛け買いなどの代金の支払いの悪い人。好色一代男3「万懸帳よろずかけちょう―の世之介」 ラチェットratchet】 〔機〕(→)爪車つめぐるま⇒ラチェット‐こうか【ラチェット効果】 ラチェット‐こうかラチェット効果‥カウクワ (→)「歯止め効果」に同じ。 ⇒ラチェット【ratchet】

[漢]洛🔗🔉

 字形 〔水(氵・氺)部6画/9画/4576・4D6C〕 〔音〕ラク(呉)(漢) [意味] ①黄河の支流の名。「洛水・洛陽」 ②京都。「京洛・洛中・洛北・上洛」▶中国の古都の洛陽になぞらえていう。 [下ツキ 花洛・京洛・帰洛・上洛・入洛

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