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かぞ‐いろ【父母】🔗⭐🔉
かぞ‐いろ【父母】
(古くは清音)父母。両親。かぞいろは。堀河百首雑「―の住み荒らしたる宿なれば」
かぞ‐いろは【父母】🔗⭐🔉
かぞ‐いろは【父母】
(古くは清音)(→)「かぞいろ」に同じ。
ちち‐はは【父母】🔗⭐🔉
ちち‐はは【父母】
父と母。ふたおや。両親。ふぼ。ててはは。万葉集20「―が頭かき撫で幸さくあれて」
てて‐はは【父母】🔗⭐🔉
てて‐はは【父母】
ちちはは。ふぼ。大和物語「―のかなしくする人なりければ」
ふ‐ぼ【父母】🔗⭐🔉
ふ‐ぼ【父母】
ちちとはは。ふたおや。ぶも。
⇒父母の恩は山よりも高く海よりも深し
ふぼ‐かい【父母会】‥クワイ🔗⭐🔉
ふぼ‐かい【父母会】‥クワイ
保護者会の旧称。
○父母の恩は山よりも高く海よりも深しふぼのおんはやまよりもたかくうみよりもふかし🔗⭐🔉
○父母の恩は山よりも高く海よりも深しふぼのおんはやまよりもたかくうみよりもふかし
(父の恩を山の高さに、母の恩を海の深さにたとえる)父母の恩ははかり知れないほど大きい。
⇒ふ‐ぼ【父母】
ふぼ‐の‐くに【父母の国】
自分の生まれた国。故国。
ふ‐ぼん【不犯】
〔仏〕僧尼が戒律、主として淫戒を犯さないこと。平家物語2「一生―の座主」
ふ‐ほんい【不本意】
本意でないこと。望むところでないこと。「―ながら従う」「―な成績」
ふほん‐せん【富本銭】
古代の銅貨。奈良県明日香村の飛鳥池遺跡から大量に出土。「日本書紀」天武天皇12年(683年)の記事に見える、日本で初めて鋳造された銅銭に当たるとする説がある。
ふ‐ま【不磨】
すりへってなくならないこと。磨滅しないこと。不朽。「―の大典」
ぶ‐ま【不間】
まのぬけたこと。気のきかないこと。へま。まぬけ。洒落本、登美賀遠佳「どうでも荘屋様つき合いだからね、―ばつかりだアナ」
ふ‐まい【不昧】
①(知性などが)くらくないこと。明らかであること。
②(邪悪・邪心に)くらまされないこと。
ぶ‐まい【夫米】
江戸時代、大名・旗本などが、その領地・知行所から出すべき役夫やくぶの代りに徴収した米穀。
ふま・う【踏まふ】フマフ
〔他下二〕
⇒ふまえる(下一)
ふまえ【踏まえ】フマヘ
①ふまえること。思慮。分別。浄瑠璃、出世景清「嫉妬の恨みに取り乱れ、後先の―もなく、当座の腹立ち」
②「ふまえどころ」の略。
⇒ふまえ‐どころ【踏まえ所】
ふまえ‐どころ【踏まえ所】フマヘ‥
①踏み締めるべき所。ふみど。
②よりどころ。たのみとするところ。立脚地。甲陽軍鑑5「強き大将は―あるにつき、下劣の口に侵されず」
⇒ふまえ【踏まえ】
ふま・える【踏まえる】フマヘル
〔他下一〕[文]ふま・ふ(下二)
①ふみつけて押さえる。古今著聞集10「むずと―・へけり」。「地を―・えて立つ」
②おさえる。指揮下におく。太平記27「紀伊国の守護にておはしけるを呼び奉りて石川の城を―・へさせて」
③考え合わせる。考慮する。甲陽軍鑑9「無分別のあと先―・へぬ人々」。「事実を―・えて決定する」
④よりどころとする。「この句は万葉集の歌を―・えている」
ふ‐まき【文巻】
書籍をおおうもの。帙ちつ。
ぶ‐まし【歩増し】
歩合ぶあいを増すこと。↔歩引き
ふ‐まじめ【不真面目】
真面目でないさま。物事に熱心にとり組まないさま。「―な態度」
ふま・す【踏ます】
〔自四〕
お踏みになる。万葉集1「朝―・すらむ其の草深野」
ふま‐の‐たいてん【不磨の大典】
すりへってしまわず、永久に伝えられる憲法。大日本帝国憲法の美称とした。
ぶ‐まる【夫丸】
人夫。〈日葡辞書〉
フマル‐さん【フマル酸】
(fumaric acid)分子式C4H4O4 シス異性体のマレイン酸とともに、エチレンの両方の炭素にカルボキシ基が置換した最も簡単な不飽和カルボン酸で、トランス異性体。
ふぼ‐の‐くに【父母の国】🔗⭐🔉
ふぼ‐の‐くに【父母の国】
自分の生まれた国。故国。
ぶもおんじゅう‐きょう【父母恩重経】‥ヂユウキヤウ🔗⭐🔉
ぶもおんじゅう‐きょう【父母恩重経】‥ヂユウキヤウ
中国で作られた偽経。1巻。父母の恩の広大なことを説く。中国・日本で広く読まれ、流布本の種類も多い。
○父母未生以前ぶもみしょういぜん🔗⭐🔉
○父母未生以前ぶもみしょういぜん
(本人はもちろん、その父母も生まれる前の意)禅宗で、あらゆる概念を超越した本来の自己をさす表現。父母未生前。ふもみしょういぜん。
⇒ぶ‐も【父母】
ふ‐もん【不問】
問わないこと。問いたださないこと。問題としないですてておくこと。「―に付す」
ぶ‐もん【武門】
武士の家筋。武家。「―の出」
ぶ‐もん【部門】
全体を区分けしたおのおのの部分。「人文科学の各―」「―別ランキング」
ふ‐もんじ【不文字】
⇒ふもじ。〈日葡辞書〉
ふもん‐ぼん【普門品】
(→)観音経に同じ。
ふ‐や【文屋】
(フンヤのンを表記しない形)
⇒ふみや
ふやか・す
〔他五〕
ふやけるようにする。水につけてふくれさせる。「大豆を―・す」
ふ‐やく【賦役】
(ブヤク・フエキとも)
①みつぎ物と労役。
②(→)夫役ぶやくに同じ。
ぶ‐やく【夫役】
(人夫役の意)支配者が強制的に課する労役。中世の荘園における佃つくだの耕作、近世の助郷すけごうなど。賦役。
ぶ‐やく【武役】
①武士としての役目。
②(→)武家役に同じ。
ふや・ける
〔自下一〕
①水にひたってふくれる。「指が―・ける」
②(心が)だらけてしまりがない。「―・けた了見」
ふや‐じょう【不夜城】‥ジヤウ
①[漢書地理志上、東莱郡]夜も日が出て明るかったという中国の東莱郡不夜県の城市の名。
②灯火が輝いて、夜も昼のように明るくにぎやかな所。歓楽街などにいう。
ふや・す【殖やす・増やす】
〔他五〕
ふえるようにする。ふえさせる。多くなるようにする。「財産を―・す」「定員を―・す」↔へらす。
◇「殖」は、財産や蓄えを大きくする、また子など生物の数を多くする場合に使われる。
ふや‐ふや
①軽く浮かぶさま。
②やわらかなさま。
ぶ‐やまぶし【夫山伏】
平ひらの山伏。賤しい山伏。太平記5「われらは―にて候間、かなひ候まじ」
ふや‐わらわ【文屋童】‥ワラハ
(→)「ふみやわらわ」に同じ。
ふゆ【冬】
(「ひゆ(冷)」の意から。一説に、寒さが威力を「ふるう(振)」意。→ふゆ(振)。また、寒さに「ふるう(震)」意。また「ふゆ(殖)」の意からなどともいう)四季の一つ。秋に次ぎ、春に先立つ季節で、一般には12・1・2の3カ月の称。陰暦では立冬から立春までの、10・11・12の3カ月。天文学上では、冬至とうじから春分まで。四季の中で最も寒い。〈[季]冬〉。万葉集20「み雪降る―は今日のみ鶯の鳴かむ春べは明日にしあるらし」
⇒冬来りなば春遠からじ
⇒冬立つ
⇒冬温し
ふ‐ゆ【不輸】
荘園が特権として租税を免除されること。→不輸不入
ふ・ゆ【振ゆ】
(自動詞「振る」の古形。下二段活用か)ゆれる。ゆれ動く。古事記中「佩かせる太刀、本つるき、末―・ゆ」
ふ・ゆ【殖ゆ】
〔自下二〕
⇒ふえる(下一)
ぶゆ【蟆子・蚋】
ハエ目ブユ科の昆虫の総称。ハエに似て小さく、体長2〜8ミリメートル。黒褐色、翅は透明。雌は人畜から吸血。刺されるとかゆい。幼虫は水中にすみ円筒形。老熟すれば繭を作って蛹さなぎとなる。ぶよ。ぶと。
ブユ
撮影:海野和男
ふゆ‐あおい【冬葵】‥アフヒ
アオイ科の多年草。中国大陸の原産で、古く日本に渡来、栽培された。茎は高さ約1メートル。全株に毛がある。葉は円形で浅く5〜7裂、春から秋まで淡紅色の五弁花を開き、初冬になお花が残る。葉は食用、種子は漢方生薬の冬葵子とうきしで利尿・緩下・催乳薬。アオイ。〈[季]冬〉
ふゆ‐あんご【冬安居】
⇒とうあんご。〈[季]冬〉
ふゆ‐いちご【冬苺】
バラ科の常緑小低木。茎は蔓つる状で褐色の毛が密生し、まばらにとげがある。葉は円心臓形で浅く3〜5裂。6〜7月頃葉のつけ根に白色の五弁花を開き、果実は球形で、冬紅く熟す。カンイチゴ。〈[季]冬〉
ふ‐ゆう【浮遊・浮游】‥イウ
①浮かび泳ぐこと。ふわふわとただようこと。「水中に―する生物」
②世俗の外に超然としてあそぶこと。
③行先を決めずにあちこちとあそび歩くこと。源平盛衰記11「異朝―の来客にまみえむ事」
⇒ふゆう‐きらい【浮遊機雷】
⇒ふゆう‐さ【浮遊砂】
⇒ふゆう‐せいぶつ【浮遊生物】
⇒ふゆう‐せんこう‐ほう【浮遊選鉱法】
ふ‐ゆう【富有】‥イウ
財産を多く持つこと。かねもち。ものもち。富裕。
⇒ふゆう‐がき【富有柿】
ふ‐ゆう【富祐】‥イウ
富んで福があること。
ふ‐ゆう【富裕】
富んでゆたかなこと。裕福。「―の中に育つ」「―な地主」
⇒ふゆう‐ぜい【富裕税】
ふ‐ゆう【蜉蝣】‥イウ
①(→)「かげろう」2に同じ。
②(カゲロウの、朝生まれて夕べに死ぬということから)人生のはかないことのたとえ。新撰朗詠集「未だ暮景に及ばず、―の世常無し」
ぶ‐ゆう【武勇】
たけくいさましいこと。勇ましくて戦いに強いこと。勇武。ぶよう。「―の誉れ」
⇒ぶゆう‐でん【武勇伝】
フューエル【fuel】
燃料。
⇒フューエル‐ゲージ【fuel gauge】
フューエル‐ゲージ【fuel gauge】
(→)燃料計。
⇒フューエル【fuel】
ふゆう‐がき【富有柿】‥イウ‥
柿の一品種。岐阜県原産。果実はやや扁平な大形で、甘味が強い。ふゆがき。
富有柿
撮影:関戸 勇
⇒ふ‐ゆう【富有】
ふゆう‐きらい【浮遊機雷】‥イウ‥
ブイをつけて水面近くに浮遊させておく機雷。↔繋留機雷。
⇒ふ‐ゆう【浮遊・浮游】
フューグ【fugue フランス・ イギリス】
〔音〕
⇒フーガ
ふゆう‐さ【浮遊砂】‥イウ‥
水流の作用によって、水中を浮遊した状態で移動する砂。→掃流砂。
⇒ふ‐ゆう【浮遊・浮游】
フュウザン‐かい【フュウザン会】‥クワイ
(fusain フランスは木炭・木炭画の意)大正初期、後期印象主義・フォーヴィスムの傾向を示す美術家が結成した集団。斎藤与里・岸田劉生・高村光太郎・万よろず鉄五郎・木村荘八・リーチらが参加、1912年(大正1)10月第1回展覧会を開く。意見対立から翌年解散。
フュージョン【fusion】
(融合の意)〔音〕ジャンルの異なる音楽を融合したもの。ジャズにロックなどを融合した1970年代の音楽に対して言ったのが始まり。クロス‐オーバー。
フューズ【fuse】
⇒ヒューズ
ふ‐ゆうずう‐ぶつ【不融通物】‥ヅウ‥
〔法〕権利の対象とはなりうるが、取引の対象とはなりえない物。公用物・禁制物の類。↔融通物
ふゆう‐ぜい【富裕税】
資産総額に対して課する税金。富裕層ほど負担が大きくなる。
⇒ふ‐ゆう【富裕】
ふゆう‐せいぶつ【浮遊生物】‥イウ‥
(→)プランクトンのこと。
⇒ふ‐ゆう【浮遊・浮游】
ふゆう‐せんこう‐ほう【浮遊選鉱法】‥イウ‥クワウハフ
鉱物表面の化学的活性の差を利用する選鉱法。粉砕した鉱石の懸濁液に気泡を吹き込み、鉱物粒子を気泡表面に付着させて捕集する。石炭の場合、浮遊選炭法と呼ぶ。浮選。
⇒ふ‐ゆう【浮遊・浮游】
フューダリズム【feudalism】
(→)封建ほうけん制度。
フューチャー【future】
未来。将来。
フューチュリズム【futurism】
(→)未来派。
ぶゆう‐でん【武勇伝】
①武勇に富んだ人の伝記。
②勇ましい手柄話。また、腕力などを振るってひき起こした事件の話題。「酒の席での―」
⇒ぶ‐ゆう【武勇】
フューネラル‐マーチ【funeral march】
(→)葬送行進曲。
フューラー【Führer ドイツ】
(指導者の意)ナチス‐ドイツでヒトラーの称号。総統とも訳す。
フュール‐ジッヒ【für sich ドイツ】
〔哲〕「アン‐ジッヒ2」参照。
ふ‐ゆかい【不愉快】‥クワイ
愉快でないこと。面白くないこと。「―な目に会う」「―に感ずる」「―を覚える」
ふゆ‐がい【冬飼い】‥ガヒ
冬季に飼いやしなうこと。また、そのもの。曾丹集「―の手馴れの駒も放ちてむ」
ふゆ‐がこい【冬囲い】‥ガコヒ
①冬の間、防寒のために家屋や樹木の周囲を囲うこと。また、その囲い。〈[季]冬〉
②冬の間の食糧として野菜などを土に埋めること。
③冬の間、船を陸にあげてむしろなどで覆うこと。
ふゆ‐がすみ【冬霞】
冬に立つ霞。〈[季]冬〉
ふゆ‐がた【冬型】
(→)西高東低型に同じ。
ふゆ‐がまえ【冬構え】‥ガマヘ
冬ごもりの用意。冬の防寒の用意。〈[季]冬〉。堀河百首冬「神無月まだ―せぬものを」
ふゆ‐がり【冬刈り】
冬季になって稲を刈ること。為忠百首「―の山田のつぼ井えこそ見ね」
ふゆ‐が・る【冬枯る】
〔自下二〕
冬枯れになる。拾遺和歌集愚草中「―・れて青葉も見えぬむらすすき」
ふゆ‐がれ【冬枯れ】
①冬に草木の葉が枯れること。また、そのさびしい眺め。〈[季]冬〉。古今和歌集恋「―の野べとわが身を思ひせば」。「―の景色」
②冬季、商店などで客が少なく不景気なこと。また、野菜などの不足すること。「―で客がない」↔夏枯れ
ふゆ‐き【冬木】
(フユギとも)
①冬枯れの木。冬の木。〈[季]冬〉。万葉集8「わが屋前やどの―の上にふる雪を」
②ときわぎ。〈日葡辞書〉
ふゆ‐き【冬季】
①冬の季節。とうき。浮世風呂4編上「―になると一倍寒いには迷惑さナ」
②秋の出替りから翌年春の出替りまで、半季の奉公期間。↔夏季なつき。→出替り2
ふゆ‐き【冬葱】
(冬になっても枯れないからいう)葱ねぎ。〈倭名類聚鈔17〉
ふゆ‐ぎ【冬着】
冬に着る衣服。ふゆぎぬ。冬服。
ふゆ‐ぎく【冬菊】
(→)寒菊かんぎくに同じ。〈[季]冬〉


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