複数辞典一括検索+

うず【珍】ウヅ🔗🔉

うずウヅ (神や天皇に関して用いる)貴く立派であること。尊厳なこと。祝詞、祈年祭「―の幣帛みてぐらを」

うず‐はた【珍機】ウヅ‥🔗🔉

うず‐はた珍機ウヅ‥ 貴い織物。→うず(珍)

ちん【珍】🔗🔉

ちん】 ①めずらしいこと。めずらしいもの。貴重。「―とするに足る」 ②奇妙なこと。異様なもの。「―なことを言う」

ちん‐い【珍異】🔗🔉

ちん‐い珍異】 変わって珍しいこと。また、そのもの。

ちん‐か【珍花】‥クワ🔗🔉

ちん‐か珍花‥クワ 形や色の珍しい花。また、季節初めの花。→盛花せいか→残花

ちん‐か【珍果】‥クワ🔗🔉

ちん‐か珍果‥クワ めずらしい果物。

ちん‐か【珍菓】‥クワ🔗🔉

ちん‐か珍菓‥クワ めずらしい菓子。

ちん‐か【珍貨】‥クワ🔗🔉

ちん‐か珍貨‥クワ めずらしい品物。

ちん‐かく【珍客】🔗🔉

ちん‐かく珍客⇒ちんきゃく

ちん‐がら【珍柄】🔗🔉

ちん‐がら珍柄】 織物などのめずらしい柄。

ちん‐がん【珍玩】‥グワン🔗🔉

ちん‐がん珍玩‥グワン ①めずらしい玩具。 ②めずらしがってもてあそぶこと。

ちん‐き【珍奇】🔗🔉

ちん‐き珍奇】 めずらしく、奇妙なこと。「―な動物」

ちん‐き【珍稀】🔗🔉

ちん‐き珍稀】 めずらしく、まれなこと。

ちん‐き【珍貴】🔗🔉

ちん‐き珍貴】 めずらしく、貴重であること。

ちん‐き【珍器】🔗🔉

ちん‐き珍器】 めずらしい器物。珍具。

ちん‐きゃく【珍客】🔗🔉

ちん‐きゃく珍客】 珍しい客。ちんかく。「―を迎える」

ちん‐きん【珍禽】🔗🔉

ちん‐きん珍禽】 めずらしい鳥。

ちん‐く【珍句】🔗🔉

ちん‐く珍句】 ①めずらしい句。まれに見る句。 ②奇異な句。珍妙な句。

ちん‐げい【珍芸】🔗🔉

ちん‐げい珍芸】 めったに見られない珍しい芸。一風変わっていておもしろい芸。「―を披露する」

ちん‐こう【珍肴】‥カウ🔗🔉

ちん‐こう珍肴‥カウ めずらしいさかな。めずらしいごちそう。

ちん‐じ【珍事】🔗🔉

ちん‐じ珍事】 ①珍しいこと。「前代未聞の―」 ②おもいがけないできごと。一大事。椿事。 ⇒ちんじ‐ちゅうよう【珍事中夭】

ちんじ‐ちゅうよう【珍事中夭】‥エウ🔗🔉

ちんじ‐ちゅうよう珍事中夭‥エウ (「珍事中庸」とも書く) ①非常な災難。義経記2「―にあふ事つねの事なり」 ②珍しいこと。 ⇒ちん‐じ【珍事】

ちん‐しゅ【珍種】🔗🔉

ちん‐しゅ珍種】 珍しい種類。珍しい品種。「蘭の―」

ちん‐しゅう【珍羞】‥シウ🔗🔉

ちん‐しゅう珍羞‥シウ (「羞」は食物をすすめる意)めずらしくてうまい食物。珍膳。

ちん‐じゅう【珍什】‥ジフ🔗🔉

ちん‐じゅう珍什‥ジフ めずらしい什器。珍器。

ちん‐じゅう【珍獣】‥ジウ🔗🔉

ちん‐じゅう珍獣‥ジウ 数が少なく、外見や生態が珍しいけもの。

ちん‐しょ【珍書】🔗🔉

ちん‐しょ珍書】 めずらしい書籍。珍本。

ちん‐せき【珍籍】🔗🔉

ちん‐せき珍籍】 めずらしい書籍。珍書。

ちん‐せつ【珍説】🔗🔉

ちん‐せつ珍説】 ①めずらしい話。珍談。 ②風変りな意見。「―を吐く」

ちん‐せん【珍饌】🔗🔉

ちん‐せん珍饌】 めずらしい料理。めずらしい食物。

ちん‐ぜん【珍膳】🔗🔉

ちん‐ぜん珍膳】 めずらしい美味な料理。

ちん‐ぞう【珍蔵】‥ザウ🔗🔉

ちん‐ぞう珍蔵‥ザウ 珍しいものとして秘蔵すること。

ちん‐だん【珍談】🔗🔉

ちん‐だん珍談】 めずらしい話。転じて、滑稽な話。「―奇聞」

ちん‐ちょう【珍重】🔗🔉

ちん‐ちょう珍重】 ①珍しいとして大切にすること。「―に値する品」 ②めでたいこと。祝うべきこと。浄瑠璃、鑓の権三重帷子「それは先づ―」 ③手紙文などで、人に自重自愛をすすめる語。 ④俳諧で、点者の評点の一つ。 ⑤禅僧が用いる辞去の挨拶。ごきげんよう。

ちん‐とう【珍答】‥タフ🔗🔉

ちん‐とう珍答‥タフ 変わった答え。見当はずれの答え。

ちん‐ぴ【珍秘】🔗🔉

ちん‐ぴ珍秘】 珍物として秘蔵すること。珍蔵。

ちん‐ぴん【珍品】🔗🔉

ちん‐ぴん珍品】 めずらしい品物。「―を入手する」

ちん‐ぶつ【珍物】🔗🔉

ちん‐ぶつ珍物】 ①めずらしいもの。珍品。 ②特に、めずらしい食物・おかず。 ⇒ちんぶつ‐ぢゃや【珍物茶屋】

ちんぶつ‐ぢゃや【珍物茶屋】🔗🔉

ちんぶつ‐ぢゃや珍物茶屋】 江戸時代、珍しい鳥獣を集めておいて見せた茶屋。 ⇒ちん‐ぶつ【珍物】

ちん‐ぶん【珍聞】🔗🔉

ちん‐ぶん珍聞】 めずらしいうわさ。めずらしい話。

ちん‐ぷん‐かん【珍紛漢・珍糞漢】🔗🔉

ちん‐ぷん‐かん珍紛漢・珍糞漢】 (陳紛漢・陳奮翰とも書く。もと儒者の用いた漢語をひやかした語に始まるとも、また、長崎の人が紅毛人の語のわからないことから言い始めたともいう)わけのわからないことば。また、それを言う人。ちんぷんかんぷん。浮世風呂4「言語を通めかさず妄に―を吐かず」

ちんぷん‐かんぷん【珍紛漢紛・珍糞漢糞】🔗🔉

ちんぷん‐かんぷん珍紛漢紛・珍糞漢糞(→)「ちんぷんかん」に同じ。「言うことがまるで―だ」

ちん‐ぽう【珍宝】🔗🔉

ちん‐ぽう珍宝】 (古くはチンボウ)めずらしいたから。

ちん‐ぽん【珍本】🔗🔉

ちん‐ぽん珍本】 なかなか手に入らない、めずらしい本。また、内容上も類のない本。珍書。

ちん‐み【珍味】🔗🔉

ちん‐み珍味】 めずらしい、味のよい食物。「山海の―」

ちん‐みょう【珍妙】‥メウ🔗🔉

ちん‐みょう珍妙‥メウ ①めずらしくてすぐれていること。 ②かわっていておかしいこと。奇妙。「―な格好」

ちん‐むるい【珍無類】🔗🔉

ちん‐むるい珍無類】 非常にめずらしく他に例のないこと。非常にかわっていておかしいこと。「―な人物」

ちん‐もん【珍問】🔗🔉

ちん‐もん珍問】 変わった質問。見当はずれの質問。

ちん‐ゆう【珍優】‥イウ🔗🔉

ちん‐ゆう珍優‥イウ おもしろおかしい演技を得意とする俳優。

めずら【珍】メヅラ🔗🔉

めずらメヅラ めずらしいさま。愛賞すべきさま。紫式部日記「これよりおいぼれてはた―とぞ」 ⇒めずら‐か【珍か】

めずら‐か【珍か】メヅラ‥🔗🔉

めずら‐か珍かメヅラ‥ ①めずらしいさま。目新しいさま。伊勢物語「京の人は―にやおぼえけむ」 ②あやしく、不可思議なさま。源氏物語橋姫「夢語り、巫女かむなぎやうのものの、問はず語りすらむやうに、―に思さるれど」 ⇒めずら【珍】

めずらし・い【珍しい】メヅラシイ🔗🔉

めずらし・い珍しいメヅラシイ 〔形〕[文]めづら・し(シク) ①目新しく、愛すべきである。清新な印象にもとづく賛美の情をいう。かわいい。すばらしい。万葉集11「煤してあれど己が妻こそ常―・しき」。枕草子3「正月一日は、まいて空のけしきもうらうらと、―・しうかすみこめたるに」 ②見ることが稀である。めったにない。万葉集19「大宮の内にも外にも―・しく降れる大雪な踏みそね惜し」。天草本平家物語「今日よりのちは―・しい東男子あずまおのこをこそごらうぜられうずれ」。「―・い人に会う」「―・く早く帰る」 ③特別である。源氏物語「常の事にもあらず、―・しき行幸の折のわざなるを」

めずらし‐が・る【珍しがる】メヅラシ‥🔗🔉

めずらし‐が・る珍しがるメヅラシ‥ 〔他五〕 めずらしく思う。珍重する。枕草子33「―・りて近うゐより物いひうなづき」

めずらし‐びと【珍し人】メヅラシ‥🔗🔉

めずらし‐びと珍し人メヅラシ‥ まれにたずねて来る人。珍客。宇津保物語国譲中「―を待つとこそ」

めずらし・む【珍しむ】メヅラシム🔗🔉

めずらし・む珍しむメヅラシム 〔他四〕 めずらしいと思う。住吉物語「人々―・みあへる中に」

[漢]珍🔗🔉

 字形  筆順 〔玉(王)部5画/9画/常用/3633・4441〕 〔音〕チン(呉)(漢) 〔訓〕めずらしい (名)うず [意味] ①貴重。たやすく得られない。めったにない。「珍とするに足る」「珍重・袖珍しゅうちん・珍味・珍品・珍客」 ②普通と変わっている。奇妙。おもしろい。「珍な話」「珍芸・珍談・珍妙」 [解字] 形声。「玉」+音符「」(=たくさん)。きめ細かく充実した貴重な玉の意。[珎]は異体字。 [下ツキ 七珍・袖珍・朱珍・繻珍・別珍

広辞苑で始まるの検索結果 1-56