ちん【珍】 めずらしいこと。めずらしいもの。「山海の―」

ちんき【珍奇】 珍しく変わっていること。

ちんきゃく【珍客】 珍しい客。

ちんこう【珍肴】 珍しい酒のさかな。

ちんじ【珍事】 (１)珍しく変わった出来事。「前代未聞の―」 (２)意外な出来事。

ちんしゅ【珍種】 めずらしい種類。特に，動植物についていうことが多い。

ちんじゅう【珍獣】 姿や生態のめずらしいけもの。

ちんせつ【珍説】 (１)めずらしい話。 (２)めずらしい意見。また，とっぴな説。

ちんぞう【珍蔵】 めずらしいものとして大切にしまいこむこと。

ちんだん【珍談】 めったにありそうもない滑稽な話。

ちんちょう【珍重】 めずらしがって大切にすること。「―の一品」

ちんちょう【珍鳥】 めずらしい鳥。

ちんぴん【珍品】 手に入りにくい珍しい品。

ちんぶつ【珍物】 珍しい物。珍品。

ちんぶん【珍聞】 珍しい話。「―奇聞」

ちんぽう【珍宝】 珍しい宝物。

ちんぽうとう【珍宝島】 中国とロシア連邦の国境をなすウスリー川にある川中島。領有をめぐり 1969 年中ソ両軍が衝突。91 年，東部国境協定が結ばれ，中国の主張にそった境界確定が行われた。ダマンスキー島。

ちんぽん【珍本】 めったにない本。

ちんみ【珍味】 めったに食べられない，珍しくおいしい食物。「山海の―」

ちんみょう【珍妙】 風変わりでおかしいこと。奇妙。「―ないでたち」

ちんむるい【珍無類】 滑稽きわまりないこと。「―の服装」

ちんもん【珍問】 見当ちがいの，滑稽な質問。「―珍答」

めずらか【珍か】 （形動） 普通とは違っているさま。めずらしいさま。

めずらし・い【珍しい】 （形） (１)めったにないことである。「―・く朝早く起きた」 (２)見たり聞いたりすることがまれで，興味をひかれる。「―・い動物」 (３)まれにしかなく貴重である。

めずらしづかこふん【珍敷塚古墳】 福岡県浮羽郡吉井町にある装飾古墳。横穴式石室に，鳥のとまる舟，盾を持つ人，靫（ゆぎ），ひきがえる，同心円文の彩画がある。

【珍】 〔画　数〕9画　− 常用漢字 〔区 点〕3633〔ＪＩＳ〕4441〔シフトJIS〕92BF 〔異体字〕珎 〔音 訓〕チン・めずらしい 〔名乗り〕いや・うず・くに・くる・たか・のり・はる・よし 〔熟語一覧〕 →安珍清姫（あんちんきよひめ） →円珍（えんちん） →自珍（きょうじちん） →七珍（しっちん） →袖珍（しゅうちん） →珍（ちん） →珍奇（ちんき） →珍客（ちんきゃく） →珍肴（ちんこう） →珍事（ちんじ） →珍種（ちんしゅ） →珍獣（ちんじゅう） →珍説（ちんせつ） →珍蔵（ちんぞう） →珍談（ちんだん） →珍重（ちんちょう） →珍鳥（ちんちょう） →珍品（ちんぴん） →珍物（ちんぶつ） →珍聞（ちんぶん） →珍宝（ちんぽう） →珍宝島（ちんぽうとう） →珍本（ちんぽん） →珍味（ちんみ） →珍妙（ちんみょう） →珍無類（ちんむるい） →珍問（ちんもん） →頓珍漢（とんちんかん） →団団珍聞（まるまるちんぶん） →珍か（めずらか） →珍しい（めずらしい） →珍敷塚古墳（めずらしづかこふん） →物珍しい（ものめずらしい） →李時珍（りじちん）