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か【瑕】🔗🔉

】 玉についたきず。欠点。欠陥。

か‐きん【瑕瑾】🔗🔉

か‐きん瑕瑾】 (「瑕」は玉のきず、「瑾」は美玉) ①きず。 ②短所。欠点。徒然草「天下の物の上手といへども…無下の―もありき」 ③恥。恥辱。義経記6「仕損じては一門の―になるべく候間」

か‐し【瑕疵】🔗🔉

か‐し瑕疵】 ①きず。欠点。 ②〔法〕行為・物・権利などに本来あるべき要件や性質が欠けていること。意思表示の取消し、売主の担保責任などの前提となる。

かし‐たんぽ【瑕疵担保】🔗🔉

かし‐たんぽ瑕疵担保】 〔法〕主に売買の目的物に隠れた瑕疵(欠陥)があった場合に買主が追及しうる売主の責任。買主は損害賠償の請求または契約の解除ができる。

きず【傷・疵・瑕】🔗🔉

きず傷・疵・瑕】 ①切ったり打ったりして皮膚や肉が損ずること。また、その箇所。けが。精神的な痛手にもいう。万葉集5「いとのきて痛き―には鹹塩からしおを灌そそくちふが如く」。「―を負う」「心の―」 ②物のこわれ損じた所。われめ。さけめ。神代紀「鏡を以て其の石窟いわやに入さきいれしかば、戸に触つきふれて小―つけり。其の―今にうせず」。「―をつける」「柱の―」 ③不完全な所。非難すべき所。欠点。源氏物語手習「弘法の―」。「玉に―」 ④恥辱。不名誉。平家物語11「ながき御方みかたの御―にて候ふべし」。「脛すねに―持つ身」「信用に―が付く」 ⇒瑕無き玉 ⇒瑕に玉 ⇒疵持つ足 ⇒疵持つ脛 ⇒疵を求む

○瑕無き玉きずなきたま🔗🔉

○瑕無き玉きずなきたま 完全無欠なもの。また、瑕のない玉のように、きわめて大切なもの。源氏物語紅葉賀「―とおもほしかしづくに」 ⇒きず【傷・疵・瑕】

○瑕に玉きずにたま🔗🔉

○瑕に玉きずにたま 欠点ばかりの中にわずかに美点のあること。「玉に瑕」を逆にした表現。 ⇒きず【傷・疵・瑕】 キス‐マーク (和製語kiss mark)強いキスをしたとき肌に残るあざ。また、唇の形に残った口紅の跡形あとかたき‐ずまし生清汁】 醤油と水だけで作ったすまし汁。 き‐ずみ木炭⇒もくたん きす・む蔵む】 〔他四〕 大切にしまう。万葉集3「頂いなだきに―・める玉は二つなし」 き‐す・む来棲む】 〔自四〕 他の所から来てすむ。躬恒集「梅が枝に―・むふるすの鶯は」

[漢]瑕🔗🔉

 字形 〔玉(王)部9画/13画/6476・606C〕 〔音〕カ(漢) 〔訓〕きず [意味] 玉のきず。転じて、欠点。あやまち。「瑕疵かし・瑕瑾かきん・微瑕・細瑕」

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