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さかり【盛り】🔗🔉

さかり盛り】 ①勢いが盛んなこと。栄えているさま。隆盛。万葉集5「―に咲ける梅の花」。「暑い―」 ②強壮な時。青壮年期。体力や気力が最も充実している時期。源氏物語「若く―の子におくれ奉りて」。「―を過ぎる」 ③人が多く寄り集まり、商売などが盛んであること。繁昌。にぎわい。人情本、春色辰巳園「―の時は十や二十の金はなんのといふやうになるのも土地がら」 ④獣類が一定の時期に発情すること。「―がつく」 ⑤「…ざかり」の形で、接尾語的にも使う。「花―」「女―」「働き―」 ⇒さかり‐うるし【盛り漆】 ⇒さかり‐どき【盛り時】 ⇒さかり‐ば【盛り場】 ⇒さかり‐びと【盛り人】

さかり‐うるし【盛り漆】🔗🔉

さかり‐うるし盛り漆】 ウルシの木から樹液を採集する際、初掻から20回までの間(7月中旬から9月初旬頃)に掻いた、上等の生漆きうるし⇒さかり【盛り】

さかり‐どき【盛り時】🔗🔉

さかり‐どき盛り時】 ①盛りの時期。旺盛な時。 ②獣類の発情期。交尾期。 ⇒さかり【盛り】

さかり‐ば【盛り場】🔗🔉

さかり‐ば盛り場】 人が多く寄り集まってにぎやかな場所。繁華街。 ⇒さかり【盛り】

さかり‐びと【盛り人】🔗🔉

さかり‐びと盛り人】 若くて元気な人。わかもの。古事記「身の―羨ともしきろかも」 ⇒さかり【盛り】

もり【盛り】🔗🔉

もり盛り】 ①盛ること。また、盛った分量。「―がよい」 ②小さい土器。(安斎随筆) ③(→)「もりそば」の略。 ④(→)「こくもり(石盛)」の略。

もり‐あが・る【盛り上がる】🔗🔉

もり‐あが・る盛り上がる】 〔自五〕 ①盛ったように高くなる。うずたかくなる。「地面が―・る」 ②気勢が盛んになる。「気分が―・る」「世論が―・る」

もり‐あ・げる【盛り上げる】🔗🔉

もり‐あ・げる盛り上げる】 〔他下一〕[文]もりあ・ぐ(下二) 盛り上がるようにする。「土を―・げる」「大会を―・げる」

もり‐かえ・す【盛り返す】‥カヘス🔗🔉

もり‐かえ・す盛り返す‥カヘス 〔他五〕 いったん衰えた勢力を元どおり盛んにする。勢力を回復する。「勢いを―・す」「後半で―・す」

もり‐こ・む【盛り込む】🔗🔉

もり‐こ・む盛り込む】 〔他五〕 ①深めの食器に食物を盛って入れる。「丼に飯を―・む」 ②一つのものの中に、多彩な内容を入れる。「種々の機能を―・んだ製品」

もり‐ころ・す【盛り殺す】🔗🔉

もり‐ころ・す盛り殺す】 〔他五〕 ①毒を盛って人に飲ませて殺す。 ②投薬法をあやまって病人を死なす。

もり‐じお【盛り塩】‥ジホ🔗🔉

もり‐じお盛り塩‥ジホ 料理店・寄席よせなどで縁起を祝って門口に塩を盛ること。また、その塩。口塩。

もり‐ずな【盛り砂】🔗🔉

もり‐ずな盛り砂】 儀式または貴人を迎える時などに、車寄せの前の左右に砂をうずたかく盛ったもの。立て砂。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「今日御上使の御入と…庭の―箒目に」

もり‐だくさん【盛り沢山】🔗🔉

もり‐だくさん盛り沢山】 沢山に盛ってあること。内容が豊富なこと。「―の催し物」「―な料理」

もり‐つ・ける【盛り付ける】🔗🔉

もり‐つ・ける盛り付ける】 〔他下一〕[文]もりつ・く(下二) ①適当に配分する。割り当てる。日本永代蔵4「元日より大年おほどし迄を一度に―・けて其外は一銭も化あだにつかはず」 ②料理を見た目に美しく食器にのせる。

もり‐つち【盛り土】🔗🔉

もり‐つち盛り土】 地面の上に、さらに土を盛って高くすること。また、その盛った土。↔切取り

もり‐つぶ・す【盛り潰す】🔗🔉

もり‐つぶ・す盛り潰す】 〔他五〕 酒を飲ませて正体を失わせる。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「私やお前に―・され」

もり‐て【盛り手】🔗🔉

もり‐て盛り手】 飯などをよそう人。また、その人のよそった飯。浮世草子、日本新永代蔵「通ひ盆なしに女房の―をいかに腹ふくるればとて、本望と思ふは腑甲斐なき事ぞかし」

もり‐わ・ける【盛り分ける】🔗🔉

もり‐わ・ける盛り分ける】 〔他下一〕[文]もりわ・く(下二) 料理をいくつかの皿に分けて盛りつける。

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