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あげ‐まき【総角・揚巻】🔗🔉

あげ‐まき総角・揚巻】 ①古代の少年の髪の結い方。頭髪を左右に分けて頭上に巻きあげ、角状に両輪をつくったもの。また、この髪を結った17、8歳の少年。角髪つのがみ。神楽歌、総角「―を早稲田わさだにやりて」 ②明治時代の女の髪の結い方。束髪の一種で、髪の根をそろえ3〜4度右へねじって頭上に髷まげをつくりピンでとめたもの。 ③揚巻結びの略。 ④鎧よろいの逆板さかいたにつける揚巻結びのふさ。→大鎧おおよろい(図)。 ⑤歌舞伎で、女形の鬘かつら。 ⑥アゲマキガイの略。 ⑦神楽歌の曲名。 ⇒あげまき‐がい【揚巻貝】 ⇒あげまきつけ‐の‐いた【総角付の板】 ⇒あげまき‐むすび【揚巻結び】

あげまき【総角】(作品名)🔗🔉

あげまき総角】 源氏物語の巻名。宇治十帖のうちの1巻で、この巻で大君おおいぎみが死ぬ。

す・ぶ【統ぶ・総ぶ】🔗🔉

す・ぶ統ぶ・総ぶ】 〔他下二〕 ⇒すべる(下一)

すべ‐て【総て・全て・凡て・渾て】🔗🔉

すべ‐て総て・全て・凡て・渾て】 (ス(総)ブの連用形に助詞テの付いたもの) [一]〔名・副〕 ことごとく。みな。全部。源氏物語橋姫「綿・絹・袈裟・衣など、―ひと領くだりのほどづつ」。「住民の―が望む」「方策は―尽きた」 [二]〔副〕 ①一般的に。総じて。源氏物語若菜下「―何事につけても、もどかしくたどたどしきことまじらず」 ②(下に打消の語を伴って)全く。少しも。源氏物語若菜上「―今は恨めしきふしもなし」 ⇒総ての道はローマに通ず ○総ての道はローマに通ずすべてのみちはローマにつうず (ラ=フォンテーヌ「寓話集」の言葉。ローマ帝国の全盛期、世界中のすべての道が、ローマに通じていたということから)物事が中心に向かって集まること、また、やり方は違っていても、目的は同じであること、また、物事が一つの真理から発していることのたとえ。 ⇒すべ‐て【総て・全て・凡て・渾て】

○総ての道はローマに通ずすべてのみちはローマにつうず🔗🔉

○総ての道はローマに通ずすべてのみちはローマにつうず (ラ=フォンテーヌ「寓話集」の言葉。ローマ帝国の全盛期、世界中のすべての道が、ローマに通じていたということから)物事が中心に向かって集まること、また、やり方は違っていても、目的は同じであること、また、物事が一つの真理から発していることのたとえ。 ⇒すべ‐て【総て・全て・凡て・渾て】 すべ‐な総名】 全体を一まとめにしていう名称。総称。 すべ‐な・し術無し】 〔形ク〕 ほどこす方法がなく切ない。万葉集5「かくばかり―・きものか」 すべ‐の‐たずき術のたずき‥タヅキ たよるべき手段。事をなす手がかり。万葉集13「思ひやる―も今はなし」 すべ‐みまご皇御孫(→)「すめみま」に同じ。 すべ‐むつ皇睦⇒すめむつ

す・べる【統べる・総べる】🔗🔉

す・べる統べる・総べる】 〔他下一〕[文]す・ぶ(下二) ①個々のものを一つにする。別々のものをまとめる。大唐西域記長寛点「学ぶることは真俗を綜スヘ、信ずることは邪正を兼ねたり」。〈字鏡集〉 ②支配する。管轄する。地蔵十輪経元慶点「輪王と作りて四の洲渚を統スフべきひとなり」。「国を―・べる」

そう【総】🔗🔉

そう】 ①すべて。全体。源平盛衰記35「―を力にして渡るべし」 ②上総国かずさのくに・下総国しもうさのくにの略。「房―」

そう‐い【総意】🔗🔉

そう‐い総意】 すべての者の意見。全体の人の意思。「国民の―」

そう‐いち【惣一・総一】🔗🔉

そう‐いち惣一・総一】 全部の中で一番のもの。第一。浮世草子、俗つれづれ「是―古今のまれもの」

そう‐いん【総員】‥ヰン🔗🔉

そう‐いん総員‥ヰン すべての人員。全員。「―出動」

そうおさえ‐ぞなえ【総押え備え】‥オサヘゾナヘ🔗🔉

そうおさえ‐ぞなえ総押え備え‥オサヘゾナヘ 武家時代、全軍の最後部にいる軍隊。

そう‐か【惣嫁・総嫁】🔗🔉

そう‐か惣嫁・総嫁】 上方で、路傍で売淫する最下級の淫売婦。好色一代男3「京大坂にありし―といふ者」

そう‐かい【総会】‥クワイ🔗🔉

そう‐かい総会‥クワイ ①ある団体の全員が参加する建前の会合。「同窓会―」 ②団体の全構成員によって組織され、総合的意思を決定する最高議決機関。「株主―」 ⇒そうかい‐や【総会屋】

そう‐かいぎ【総会議】‥クワイ‥🔗🔉

そう‐かいぎ総会議‥クワイ‥ 関係者全部が集合してなす会議。総員の会議。全体会議。

そうかい‐や【総会屋】‥クワイ‥🔗🔉

そうかい‐や総会屋‥クワイ‥ 少数株をもって株主総会に出席し、ゆすりなどを行う者。 ⇒そう‐かい【総会】

そう‐がかり【総掛り】🔗🔉

そう‐がかり総掛り】 ①総員が協同して事に当たること。「家中―」 ②軍勢を総動員して攻めかかること。「全軍―になる」 ③ある事をするのに必要な費用の総計。

そう‐かく【総角】🔗🔉

そう‐かく総角】 ①[詩経衛風、氓]あげまき。つのがみ。また、その形の髪をした幼者。 ②転じて、幼時。 ⇒そうかく‐の‐よしみ【総角の好】

そう‐かく【総画】‥クワク🔗🔉

そう‐かく総画‥クワク 一つの漢字の画数の合計。「―索引」

そう‐がく【総額】🔗🔉

そう‐がく総額】 数量・金額の総計。全額。 ⇒そうがく‐ひょうじほうしき【総額表示方式】

そうかく‐の‐よしみ【総角の好】🔗🔉

そうかく‐の‐よしみ総角の好】 [三国志呉志、周瑜伝、注]幼時からの親交。 ⇒そう‐かく【総角】

そうがく‐ひょうじほうしき【総額表示方式】‥ヘウ‥ハウ‥🔗🔉

そうがく‐ひょうじほうしき総額表示方式‥ヘウ‥ハウ‥ 価格を表示する際、消費税等の額を含めた支払総額を示す方式。 ⇒そう‐がく【総額】

そう‐がた【惣型・総型】🔗🔉

そう‐がた惣型・総型】 鋳型いがたの一種。また、それを用いる最も原始的な鋳金技法。粘土製の鋳型の内面に文様を彫って外型そとがたとし、焼いて乾燥させ鋳造する。銅鐸や大型の鐘などをこの技法で製作。

そう‐かつ【総括・綜括】‥クワツ🔗🔉

そう‐かつ総括・綜括‥クワツ 別々のものをまとめ合わせること。全体を総合して、しめくくること。また、すべての過程を検討・評価すること。「―質問」「大衆運動の―」 ⇒そうかつてき‐ひょうか【総括的評価】

そう‐かつ【総轄】🔗🔉

そう‐かつ総轄】 全体をまとめ、とりしまること。「―責任者」

そうかつてき‐ひょうか【総括的評価】‥クワツ‥ヒヤウ‥🔗🔉

そうかつてき‐ひょうか総括的評価‥クワツ‥ヒヤウ‥ 教育評価の一つ。学習指導が一段落した際に、指導と学習の成果を確認するために行う評価。 ⇒そう‐かつ【総括・綜括】

そう‐がな【総仮名】🔗🔉

そう‐がな総仮名】 漢字を交えず仮名だけで記すこと。

そう‐がまえ【総構え】‥ガマヘ🔗🔉

そう‐がまえ総構え‥ガマヘ 城・砦とりでなどの外郭。また、その内部の全体。

そう‐かん【総官】‥クワン🔗🔉

そう‐かん総官‥クワン ①被官に対して、太政官をいう。 ②宣旨によって事務を統べる荘園の職名。

そう‐かん【総管】‥クワン🔗🔉

そう‐かん総管‥クワン ①事務・人員の全体を総轄・管理すること。また、その職。 ②奈良時代、畿内の国司の上に置き、兵馬の動員、治安の維持、国司・郡司の監督などを職務とした臨時の官。→鎮撫使

そう‐かん【総監】🔗🔉

そう‐かん総監】 全体の事務・人員を統率・監督すること。また、その官職。「警視―」

そう‐かん【総観】‥クワン🔗🔉

そう‐かん総観‥クワン 全体をひっくるめて見ること。 ⇒そうかん‐きしょう【総観気象】

そう‐がん【総願】‥グワン🔗🔉

そう‐がん総願‥グワン 〔仏〕あらゆる菩薩が共通してたてる誓願。四弘誓願しぐぜいがん。↔別願

そうかん‐きしょう【総観気象】‥クワン‥シヤウ🔗🔉

そうかん‐きしょう総観気象‥クワン‥シヤウ 水平範囲3000〜5000キロメートル、鉛直範囲は対流圏全層に及ぶ広域の気象。 ⇒そう‐かん【総観】

そう‐かんじょう【総勘定】‥ヂヤウ🔗🔉

そう‐かんじょう総勘定‥ヂヤウ 総体の勘定。 ⇒そうかんじょう‐もとちょう【総勘定元帳】

そうかんじょう‐もとちょう【総勘定元帳】‥ヂヤウ‥チヤウ🔗🔉

そうかんじょう‐もとちょう総勘定元帳‥ヂヤウ‥チヤウ 複式簿記で、すべての勘定口座を設けた帳簿。主要簿の一つ。その記録に基づいて貸借対照表と損益計算書を作成する。元帳。 ⇒そう‐かんじょう【総勘定】

そう‐き【総記】🔗🔉

そう‐き総記】 ①全体についての記述。 ②図書の十進分類法による区分の一つ。百科事典・新聞・雑誌などを含むもの。

そう‐ぎり【総桐】🔗🔉

そう‐ぎり総桐】 他の材木を使わず全部桐材で製したもの。→三方桐→前桐

そう‐ぐくり【総括り】🔗🔉

そう‐ぐくり総括り】 全体をしめくくること。一まとめにすること。

そう‐ぐま【総隈・総暈渲】🔗🔉

そう‐ぐま総隈・総暈渲】 日本画などで、淡墨または他の色で画面の主体となる形の周辺を淡くくまどること。

そう‐ぐるわ【総曲輪】🔗🔉

そう‐ぐるわ総曲輪】 城門内の全体。そうがまえ。

そう‐ぐん【総軍】🔗🔉

そう‐ぐん総軍】 全体の軍。全軍。総軍勢。

そう‐けい【総計】🔗🔉

そう‐けい総計】 全体をひっくるめて計算すること。また、その結果。総体の合計。通計。「―を出す」↔小計。 ⇒そうけい‐よさん【総計予算】

そう‐げいこ【総稽古】🔗🔉

そう‐げいこ総稽古】 演劇・歌劇・舞踊・演奏会などで、初日前に本公演の通りに総出で行う仕上げの稽古。公開されることもある。ゲネプロ。総浚ざらい。

そうけい‐よさん【総計予算】🔗🔉

そうけい‐よさん総計予算】 収入と経費を相殺せずに、すべての歳入と歳出を計上した予算。これに対して、収納に要する経費を差し引いた歳入予算、支出に伴って発生する収入を差し引いた歳出予算を純計予算という。 ⇒そう‐けい【総計】

そう‐けっさん【総決算】🔗🔉

そう‐けっさん総決算】 ①一定期間の収入・支出の全部について行う決算。 ②転じて、物事に最終的に結末をつけること。「人生の―」

そう‐けん【総見】🔗🔉

そう‐けん総見】 演劇・相撲などの興行を後援するために団体が全員で見物すること。そうけんぶつ。

そうけん‐いん【総見院】‥ヰン🔗🔉

そうけん‐いん総見院‥ヰン ①1582年(天正10)豊臣秀吉が京都大徳寺内に創建した塔頭たっちゅう。織田信長の菩提所。 ②織田信長の法名。

そう‐けんぎょう【総検校・惣検校】‥ゲウ🔗🔉

そう‐けんぎょう総検校・惣検校‥ゲウ 検校の上に位する者。 ①国衙こくが・荘園の職名。 ②寺務を総括する僧職。 ③当道の最高位にあり、盲官を統括するもの。

そう‐ごう【総合・綜合】‥ガフ🔗🔉

そう‐ごう総合・綜合‥ガフ (synthesis) ①個々別々のものを一つに合わせまとめること。「皆の意見を―する」↔分析。 ②〔論〕原理から出発してその帰結に至ること。公理から出発して定理を証明する数学の提示法はその典型。↔分析。 ③弁証法で、相互に矛盾する定立と反定立とを止揚すること。合ごう⇒そうごう‐かいはつ【総合開発】 ⇒そうごう‐がくしゅう【総合学習】 ⇒そうごう‐かくとうぎ【総合格闘技】 ⇒そうごう‐かぜい【総合課税】 ⇒そうごう‐がち【総合勝ち】 ⇒そうごう‐ぎじゅつきょういく【総合技術教育】 ⇒そうごう‐げいじゅつ【総合芸術】 ⇒そうごう‐けってい‐きゅう【総合決定給】 ⇒そうごうけんきゅう‐だいがくいん‐だいがく【総合研究大学院大学】 ⇒そうごう‐こうざ【総合口座】 ⇒そうごう‐ざっし【総合雑誌】 ⇒そうごう‐しゅぎ【総合主義】 ⇒そうごう‐しょうしゃ【総合商社】 ⇒そうごう‐しょく【総合職】 ⇒そうごう‐せっけい‐せいど【総合設計制度】 ⇒そうごう‐だいがく【総合大学】 ⇒そうごう‐てき【総合的】 ⇒そうごう‐はんだん【総合判断】 ⇒そうごう‐びょういん【総合病院】 ⇒そうごう‐へんしゅう【総合編集】 ⇒そうごう‐ぼうじょ【総合防除】

そう‐こうか【総後架】🔗🔉

そう‐こうか総後架】 長屋や多人数が共同生活をしている所の共同便所。錦之裏「―へ行つて帰り」

そうこうかい【総工会】‥クワイ🔗🔉

そうこうかい総工会‥クワイ 中華全国総工会の略称。中国の労働組合の全国的な連合団体。1925年成立、プロフィンテルンに加盟。のち国民党政府の弾圧で解体、48年再建。

そうごう‐かいはつ【総合開発】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐かいはつ総合開発‥ガフ‥ 国家的見地から総合的・計画的に行われる国土・資源の開発方式のこと。国土総合開発法(1950年)によって基礎づけられ、全国総合開発計画(62年)、新全国総合開発計画(69年)、第三次全国総合開発計画(77年)、第四次全国総合開発計画(87年)、第五次全国総合開発計画(98年)と相次いで策定。2005年国土形成計画に引き継がれた。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐がくしゅう【総合学習】‥ガフ‥シフ🔗🔉

そうごう‐がくしゅう総合学習‥ガフ‥シフ 特定の主題の下に教科の枠を払って総合的に行う学習。→合科教授⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐かくとうぎ【総合格闘技】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐かくとうぎ総合格闘技‥ガフ‥ リング内で打撃・関節技・投げ技・寝技などを総合的に駆使して行う格闘技。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐かぜい【総合課税】‥ガフクワ‥🔗🔉

そうごう‐かぜい総合課税‥ガフクワ‥ 個人に帰属するあらゆる種類の所得を合算して課税すること。↔分離課税。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐がち【総合勝ち】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐がち総合勝ち‥ガフ‥ 柔道で、「技有り」と相手の警告とを合わせた勝ち方。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐ぎじゅつきょういく【総合技術教育】‥ガフ‥ケウ‥🔗🔉

そうごう‐ぎじゅつきょういく総合技術教育‥ガフ‥ケウ‥ 旧ソ連をはじめ社会主義諸国の教育の基本原理。児童・青年に対し、生産過程および生産と社会の関係を理解させ、生産技術を高め、教育と生産労働とを結合させる全人的労働教育。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐げいじゅつ【総合芸術】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐げいじゅつ総合芸術‥ガフ‥ さまざまな芸術ジャンルを総合した大規模な統合的芸術。音楽と詩文と演劇とを総合した映画や楽劇の類。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そう‐こうげき【総攻撃】🔗🔉

そう‐こうげき総攻撃】 ①全軍をあげてする攻撃。 ②おおぜいが一斉に論難すること。「野党が内閣に―をかける」

そうごう‐けってい‐きゅう【総合決定給】‥ガフ‥キフ🔗🔉

そうごう‐けってい‐きゅう総合決定給‥ガフ‥キフ 基本給算定方式の一つ。属人要素・仕事要素を総合勘案して算定。→仕事給→属人給⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごうけんきゅう‐だいがくいん‐だいがく【総合研究大学院大学】‥ガフ‥キウ‥ヰン‥🔗🔉

そうごうけんきゅう‐だいがくいん‐だいがく総合研究大学院大学‥ガフ‥キウ‥ヰン‥ 国立大学法人の一つ。大学院のみの大学として、1988年設置。2004年法人化。本部は神奈川県三浦郡葉山町。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐こうざ【総合口座】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐こうざ総合口座‥ガフ‥ 普通預金・定期預金・融資を1冊の通帳にまとめた預金口座。公共料金の自動支払などで普通預金残高が不足した場合、一定範囲内で自動的に融資される。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐ざっし【総合雑誌】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐ざっし総合雑誌‥ガフ‥ 政治・経済・社会・文化など広い分野についての評論や随筆・創作などを合わせて掲載する雑誌。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐しゅぎ【総合主義】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐しゅぎ総合主義‥ガフ‥ (synthétisme フランス)19世紀末フランスの絵画様式。象徴主義的な主題、輪郭線で形態を囲む手法をもって主観と客観の総合を目指す。ゴーガンが主唱。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐しょうしゃ【総合商社】‥ガフシヤウ‥🔗🔉

そうごう‐しょうしゃ総合商社‥ガフシヤウ‥ 多様な商品を取り扱い、広範な機能を遂行する、日本特有の形態を備えた巨大卸売商。国内取引・輸出入・三国間貿易において主要な役割を果たす。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐しょく【総合職】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐しょく総合職‥ガフ‥ 企業で、(人事異動などに限定のない)総合的業務に当たる職。異動に際して任地などの制限がない場合が多い。↔一般職。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐せっけい‐せいど【総合設計制度】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐せっけい‐せいど総合設計制度‥ガフ‥ 市街地の環境整備を促進するため、敷地規模・空地率など一定の要件を満たす建築計画で容積・形態の制限を緩和する制度。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐だいがく【総合大学】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐だいがく総合大学‥ガフ‥ (university)数種の学部と大学院・研究所など、教育・研究の総合的機構をもつ大学。↔単科大学。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐てき【総合的】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐てき総合的‥ガフ‥ 個々のものを一つにまとめるさま。「―に判断する」 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐はんだん【総合判断】‥ガフ‥🔗🔉

そうごう‐はんだん総合判断‥ガフ‥ (synthetisches Urteil ドイツ)カントの用語。主語概念に含まれない新しい述語が主語と総合される判断で、必然性はもたないが、知識を拡げるもの。例えば「物体はすべて重さをもつ」。↔分析判断。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐びょういん【総合病院】‥ガフビヤウヰン🔗🔉

そうごう‐びょういん総合病院‥ガフビヤウヰン 内科・外科はじめ各臨床科を備え、通院および入院患者の診療に当たる病院。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐へんしゅう【総合編集】‥ガフ‥シフ🔗🔉

そうごう‐へんしゅう総合編集‥ガフ‥シフ 新聞編集の方法。各部で作成した記事材料を、編集作業の中枢の整理部で選択・総合して編集すること。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そうごう‐ぼうじょ【総合防除】‥ガフバウヂヨ🔗🔉

そうごう‐ぼうじょ総合防除‥ガフバウヂヨ 病害・虫害・雑草などを、農薬・天敵・耐病性品種・作物の栽培法その他種々の有効な防除手段を組み合わせ、作物生産の総合的な観点に立って防除すること。 ⇒そう‐ごう【総合・綜合】

そう‐こくぶんじ【総国分寺】🔗🔉

そう‐こくぶんじ総国分寺】 (全国に置かれた国分寺の総本寺の意)東大寺の別称。総国分尼寺は法華寺。

そう‐ざ【総座】🔗🔉

そう‐ざ総座】 その座全体。日葡辞書「ソウザノシュ(衆)」

そう‐さい【総裁】🔗🔉

そう‐さい総裁】 ①機関の長として全体を総括し、とりさばくこと。また、その職。「日銀―」 ②慶応3年12月9日(1868年1月3日)、王政復古の大号令により議定ぎじょう・参与とともに設置された最高官。翌慶応4年閏4月、政体書により廃止。 ⇒そうさい‐せいふ【総裁政府】

そう‐ざい【総菜・惣菜】🔗🔉

そう‐ざい総菜・惣菜】 日々の食事の副食物。飯のおかず。菜の物。誹風柳多留6「―はあらめと禿かむろ口ばしり」

そう‐じ‐て【総じて】🔗🔉

そう‐じ‐て総じて】 〔副〕 ①すべて。合わせて。平家物語1「其外白拍子二人、―四人、ひとつ車にとりのつて」 ②だいたいのところ。一体に。なべて。おおよそ。「―人の噂はあてにならぬもの」

そう‐しぼり【総絞り】🔗🔉

そう‐しぼり総絞り】 着物の生地の全体を絞り染めにしたもの。

そう‐すかん【総好かん】🔗🔉

そう‐すかん総好かん】 (「好かん」は関西方言。多く「総スカン」と書く)周囲のみんなから嫌われること。「―を食う」

そう‐ぜめ【総攻め】🔗🔉

そう‐ぜめ総攻め】 全員で相手を攻めること。総攻撃。

そう‐そう【総総】🔗🔉

そう‐そう総総】 (ソウゾウとも)総べるさま。ひっくるめるさま。日葡辞書「ソウゾウイクタリ(幾人)ホドゾ」

そう‐だか【総高】🔗🔉

そう‐だか総高】 すべてを合わせた金額・分量。しめだか。総額。総量。

そう‐ばな【総花】🔗🔉

そう‐ばな総花】 ①妓楼または茶屋などで、客から一同の者に出す祝儀。 ②すべての関係者の機嫌をとるために満遍なく利益・恩恵を与えること。「―式」「―的な予算配分」

そう‐ぼり【総堀・総濠】🔗🔉

そう‐ぼり総堀・総濠】 城や市街などの周囲にめぐらした堀。武道伝来記「―へ転び落ちけるに」

そう‐ぼり【総掘り】🔗🔉

そう‐ぼり総掘り】 建物の全面にわたって根切りすること。べたぼり。→壺掘り→布掘り

そう‐まくり【総捲り】🔗🔉

そう‐まくり総捲り】 ①残らず全部まくること。 ②転じて、かたはしから暴露すること。残らず論評すること。「政界―」

そう‐もとじめ【総元締】🔗🔉

そう‐もとじめ総元締】 全体をまとめ、管理する人。ある事業・分野の中心となる人物。

そう‐よこめ【総横目】🔗🔉

そう‐よこめ総横目】 ①室町時代、大名が部下の諸将の動静を監察させ、軍役などの指揮・監督をつかさどらせた重臣。 ②江戸時代、大目付おおめつけの異称。

そう‐ルビ【総ルビ】🔗🔉

そう‐ルビ総ルビ】 (印刷用語)文章の漢字のすべてにルビ(振り仮名)をつけること。また、そのもの。↔ぱらルビ

チョンガー【総角】🔗🔉

チョンガー総角】 (朝鮮語ch‘onggakの転) ①朝鮮で未婚男子のこと。成年を過ぎた独身男子の蔑称。もと髪型の名称で、成人前の男子は、結髪せず冠を着けず、髪を後ろに編みさげる風習があった。 ②俗に、独身の男。

ふさ【総・房】🔗🔉

ふさ総・房】 ①花や実などが一茎に沢山長くむらがり生じたもの。また、ミカン類の袋の一つ一つ。万葉集17「―手折りけるをみなへしかも」 ②糸を束ねて、その先端を散らし垂らしたもの。〈倭名類聚鈔14〉。「帽子を―で飾る」 ③ふくろの形に垂れたもの。乳房など。 ④総国ふさのくにの略。

ふさ・ぬ【総ぬ】🔗🔉

ふさ・ぬ総ぬ】 〔他下二〕 たばねる。まとめる。狂言、布施無経ふせないきょう「来月―・ねてなりとも遣らう」

ふさ‐の‐くに【総国】🔗🔉

ふさ‐の‐くに総国】 旧国名。上総かずさ・下総しもうさ・安房あわを含む地域。

ふさ‐ふさ【多多・総総】🔗🔉

ふさ‐ふさ多多・総総】 多く集まって垂れさがるさま。「―と実っている」「―とした髪」

[漢]総🔗🔉

 字形  筆順 〔糸部8画/14画/教育/3377・416D〕 [總] 字形 〔糸部11画/17画/6933・6541〕 〔音〕ソウ(漢) 〔訓〕ふさ・すべる・すべて [意味] ①ふさ。「総状花序」 ②すべる。(同)綜・惣。 ㋐ひとまとめにする。すべくくる。「総じて(=概して)成績は良好だ」「総括・総合・総論」 ㋑すべおさめる。長としてひきいる。「総理・総裁・総督・総領事」 ③すべて(の)。全部(にわたっての)。「総員・総数・総会・総攻撃・総動員」 ④「上総かずさ国」「下総しもうさ国」の略。「房総・総武線」 [解字] 形声。「糸」+音符「」(=一つにまとめる)。多くの糸を一つにたばねたふさの意。転じて、ひとまとめにする意。は異体字。 [難読] 総角あげまき・チョンガー

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