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くるみ【胡桃・山胡桃】🔗⭐🔉
くるみ【胡桃・山胡桃】
①クルミ科クルミ属の落葉高木の総称、またその食用果実。欧州産のテウチグルミ(カシグルミ)など北半球に15種ほどが分布。オニグルミは日本の山地に自生し、栽培もされる。幹は高さ20メートル以上、樹皮は褐色を帯びた紫黒色。葉は羽状複葉。雌雄同株で、雄花は緑色、雌花の花柱は帯赤色で6月頃咲く。花後、石果を結び、核は極めて堅い。材は種々の器材に用い、樹皮・果皮は染料、種子は薬用または食用、また、油を搾る。〈[季]秋〉。枕草子154「見るにことなることなきものの文字に書きてことごとしきもの。…―」
テウチグルミ
②紋所の名。割ったクルミの実を図案化したもの。
⇒くるみあし‐ぜん【胡桃足膳】
⇒くるみ‐あぶら【胡桃油】
⇒くるみ‐いろ【胡桃色】
⇒くるみ‐か【胡桃科】
⇒くるみ‐どうふ【胡桃豆腐】
⇒くるみ‐もち【胡桃餅】
⇒くるみ‐わり【胡桃割り】

くるみあし‐ぜん【胡桃足膳】🔗⭐🔉
くるみあし‐ぜん【胡桃足膳】
盆の裏の四隅にクルミを二つ割りにして付けて足とした膳。家族用・雇人用として使われた。
胡桃足膳
⇒くるみ【胡桃・山胡桃】

くるみ‐あぶら【胡桃油】🔗⭐🔉
くるみ‐あぶら【胡桃油】
クルミの実をしぼって製した脂肪油。淡黄色で香味がある。食用・油絵具製造用など。
⇒くるみ【胡桃・山胡桃】
くるみ‐いろ【胡桃色】🔗⭐🔉
くるみ‐いろ【胡桃色】
①クルミの核に似た色。淡い褐色。
Munsell color system: 5YR5.5/6.5
②襲かさねの色目。表は薄香、裏は白。または、表は香色、裏は青。
⇒くるみ【胡桃・山胡桃】
くるみ‐か【胡桃科】‥クワ🔗⭐🔉
くるみ‐か【胡桃科】‥クワ
双子葉植物の一科。北半球の温帯および熱帯アジアに産し、7属約50種、日本には3種がある。ほとんどが大木で複葉、褐色の毛におおわれた大形冬芽が特徴。雌雄同株、雄花は尾状花序をなす。オニグルミ・サワグルミ・カシグルミ、またペカン・ヒッコリーなど。
⇒くるみ【胡桃・山胡桃】
くるみ‐どうふ【胡桃豆腐】🔗⭐🔉
くるみ‐どうふ【胡桃豆腐】
クルミの実をすりつぶして葛粉と水をまぜ、火にかけて練ったものを箱に流し込み、凝固させて豆腐のように作ったもの。
⇒くるみ【胡桃・山胡桃】
くるみ‐もち【胡桃餅】🔗⭐🔉
くるみ‐もち【胡桃餅】
①クルミの実をすりつぶし、砂糖・醤油で味をつけ、餅にまぶしたもの。
②クルミの実を糯米もちごめ粉・味噌・白砂糖などとまぜ合わせ、蒸して搗ついた餅。
⇒くるみ【胡桃・山胡桃】
くるみ‐わり【胡桃割り】🔗⭐🔉
くるみ‐わり【胡桃割り】
クルミを挟んで殻を割る器具。
⇒くるみ【胡桃・山胡桃】
くるみわりにんぎょう【胡桃割人形】‥ギヤウ🔗⭐🔉
くるみわりにんぎょう【胡桃割人形】‥ギヤウ
チャイコフスキー作曲のバレエ音楽。E.T.A.ホフマンのクリスマス童話「胡桃割人形と鼠の王様」による。1892年初演。後に組曲化。
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