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え・い【良い・好い】🔗🔉

え・い良い・好い】 〔形〕 (「えし」の口語形)よい。狂言、貰聟「おう、したら―・いわ」

え・し【良し・好し】🔗🔉

え・し良し・好し】 〔形ク〕 「よし」の古形。万葉集14「子ろが襲着おそきの有ろこそ―・しも」

おっと【夫・良人】ヲツト🔗🔉

おっと夫・良人ヲツト (ヲヒト(男人)の音便)妻をもつおとこ。婚姻関係における男子。せ。つま。〈日葡辞書〉

よ・い【良い・善い・好い・佳い】🔗🔉

よ・い良い・善い・好い・佳い】 〔形〕[文]よ・し(ク) (口語の終止・連体形は多く「いい」を用いる) ➊物事が質的に他よりすぐれまさっている。 ①すぐれている。上等である。宇津保物語梅花笠「―・き馬二つ、牛二つ」。「品質が―・い」 ②地位・身分が高い。とうとい。けだかい。古今和歌集「古へのしづのをだまきいやしきも―・きも盛りはありしものなり」。「家柄が―・い」 ③教養がある。徒然草「―・き人は、知りたることとてさのみ知り顔にやは言ふ」 ④能力がすぐれている。じょうずである。うまい。土佐日記「此の歌―・しとにはあらねど、げにと思ひて人々忘れず」。源氏物語空蝉「たびたびの御方違へにことつけ給ひしさまをいと―・ういひなし給ふ」。「腕が―・い」「目が―・い」 ⑤うつくしい。優美である。万葉集14「あに来やしづしその顔―・きに」。古今和歌集「あき人の―・き衣きぬきたらむが如し」。「月の―・い晩」「器量が―・い」 ⑥賢い。さとい。仏足石歌「―・き人のまさ目に見けむみあとすらを我はえ見ずて」。「頭が―・い」 ⑦効果がある。万葉集16「石麻呂に吾物申す夏痩に―・しといふものそむなぎ取り召せ」。「睡眠はからだに―・い」 ⑧快い。楽しい。万葉集19「やかた尾のま白の鷹を屋戸に据ゑかき撫で見つつ飼はくし―・しも」。伊勢物語「この女気色いと―・し」。「気分が―・い」 ⑨むつまじい。親しい。枕草子161「―・き中なれば聞かせてけり」。狂言、水汲新発意「いちやと身共とは日比ひごろ人知らず―・い中でござるによつて」 ⑩利益になる。得とくである。狂言、鬮罪人「此の様な―・い鬮に取りあたるといふは仕合せな事ぢや」。「割の―・い商売だ」 ⑪値が高い。高値である。「値段が―・い」 ➋《善》正しい。正当である。善である。万葉集18「吾ご大君の諸人をいざなひ給ひ―・き事を始め給ひて」。十訓抄「―・き方をば是れを勧め、あしき筋をば是れを誡めつつ」。「―・い行い」 ➌適している。 ①適当である。ころあいである。相応である。孝徳紀「山川に鴛鴦おし二つ居てたぐひ―・くたぐへる妹を誰か率にけむ」。「―・い相手だ」「―・い例」 ②好都合である。便宜である。謡曲、高砂「―・き次ついでなれば、播州高砂の浦をも一見せばやと存じ候」。「―・い折だ」 ③十分である。狂言、宗論「事むつかしい事を願はうよりも、南無阿弥陀仏とさへ申すれば―・いに」。「―・く似ている」「準備は―・いか」 ➍同意・承認できる有様である。 ①差しつかえない。万葉集5「青柳梅との花を折りかざし飲みての後は散りぬとも―・し」。狂言、地蔵舞「成らぬといふに。それならば―・うござる」。「帰っても―・い」 ②然るべきである。竹取物語「そのおはすらむ人々に申し給へといふ、―・きことなりとうけつ」。「忠告は受け入れるが―・い」 ➎幸いである。吉きちである。運がよい。めでたい。宇津保物語国譲上「明日―・き日なるを」。「―・いめぐりあわせ」「日柄も―・い」 ➏手前勝手だ。虫がよい。浄瑠璃、天神記「拾ひ子と言うたらば宥免せうと思うてか、―・い手な事は言ふまい」 ➐(動詞に付いて)その動作を良い気分ですることができる。むずかしくない。たやすい。万葉集6「山高く河の瀬清し住み―・しと人はいへども」。「書き―・いペン」 ⇒よい肝を潰す ⇒よい仲には垣 ⇒よい分別は雪隠で出る ⇒善き意志 ⇒よき分別は老人に問え ⇒よく泳ぐ者は溺れ、よく騎る者は堕つ ⇒良くしたもの ⇒よく学びよく遊べ

よう【善う・良う・能う】🔗🔉

よう善う・良う・能う】 〔副〕 (ヨクの音便) ①(→)「よく(善く)」に同じ。 ②(下に否定の語を伴って)とても…できない。狂言、鶯「そりや、―ささぬは」 ③容易にあってはならないことにいう語。どうしてなかなか。狂言、聾座頭「―盗人がゐようぞ」

よう‐そろ【宜候・良候】🔗🔉

よう‐そろ宜候・良候】 ①舟人のかけ声。また、はやし声。 ②操船で、取舵とりかじ・面舵おもかじの必要はなく、真っ直ぐに進めという場合の命令語。

よから‐ぬ【良からぬ】🔗🔉

よから‐ぬ良からぬ】 良くない。好ましくない。「―うわさ」

よく【善く・良く・能く】🔗🔉

よく善く・良く・能く】 〔副〕 (形容詞ヨシの連用形から) ①十分に。くわしく。手おちなく。万葉集1「よき人のよしと―見てよしと言ひし吉野―見よよき人―見」。「―覚えている」 ②たくみに。上手に。うまく。源氏物語夕顔「いと―隠したりと思ひて」。「浮世は夢の如しとは―言ったものだ」 ③非常に。はなはだ。万葉集2「わが聞きし耳に―似る」。今昔物語集27「―病みたる者の気色にて」 ④(しにくいことを敢えてしたり、あることがかえって幸いだったりした時)なかなかそういうことはできないものなのに。なかなかそううまくはゆかないものなのに。よくぞまあ。源氏物語須磨「―ぞ、短くて、かかる夢を見ずなりにける」。浮世風呂2「―おとなしく御奉公なさいますねえ」。「―来てくれた」 ⑤(4の逆説的な用法。他人のよくない行いを憎み、非難するなどの時)ようもようも。よくもまあ。太平記8「―遽あわてて落ちられけり」。「―平気な顔でいられるね」 ⑥ともすれば。しばしば。たびたび。通言総籬つうげんそうまがき「―げびをいふやつだ」。「―野球見物に行く」「傘を―なくす」 ⇒良く言う

○良く言うよくいう🔗🔉

○良く言うよくいう (相手の言い方を非難して逆説的に)よくもそんなことが言えたものだ。 ⇒よく【善く・良く・能く】 よくい‐にん薏苡仁】 ハトムギの種子。ひき割って粥かゆ・スープ・菓子などに作り、また生薬として利尿・緩下・鎮痛・鎮痙ちんけい・消炎などに用いる。ある種の疣いぼに有効。 ⇒よく‐い【薏苡】 よく‐いん浴院‥ヰン 浴場。湯殿ゆどの。〈日葡辞書〉 よく‐うつ抑鬱】 心のむすぼれふさがること。不快で沈鬱な感情。 ⇒よくうつ‐しょう【抑鬱症】 ⇒よくうつ‐じょうたい【抑鬱状態】 よくうつ‐しょう抑鬱症‥シヤウ (→)鬱病に同じ。 ⇒よく‐うつ【抑鬱】 よくうつ‐じょうたい抑鬱状態‥ジヤウ‥ 絶望・焦燥・悲哀感などの抑鬱感情、思考の集中困難などの思考抑制が見られる状態。時に、罪責などの妄想を伴う。鬱状態。 ⇒よく‐うつ【抑鬱】

○良くしたものよくしたもの🔗🔉

○良くしたものよくしたもの 調和が保たれて行くよう、うまく出来ていること。「世の中とは―だ」 ⇒よ・い【良い・善い・好い・佳い】 よく‐しつ浴室】 ふろば。ゆどの。湯屋。 よく‐じつ翌日】 その次の日。あくる日。 ヨクジャカルタYogyakarta⇒ジョクジャカルタ よく‐しゅう翌秋‥シウ 翌年の秋。 よく‐しゅう翌週‥シウ その次の週。 よくしゅ‐るい翼手類】 哺乳綱の一目。コウモリ目。飛行に適した体形をし、前肢の骨が発達し、指・前腕・上腕が伸びて、その間の皮膚が飛膜となる。胸骨も竜骨突起を形成する。全世界の熱帯・温帯に分布し、オオコウモリ亜目約40属170種と、コウモリ亜目(ココウモリ亜目)約140属850種とに分けられる。オオコウモリ・キクガシラコウモリ・アブラコウモリなど。耳は大きく聴覚は鋭い。夜行性で、温帯では冬眠する。 よく‐しゅん翌春】 翌年の春。 よく‐じょう抑情‥ジヤウ 情欲・感情をおさえること。 よく‐じょう沃壌‥ジヤウ 肥えた土壌。沃土。 よく‐じょう沃饒‥ゼウ 地味が肥えて作物がよくできること。 よく‐じょう浴場‥ヂヤウ ふろば。ゆどの。また、銭湯。ふろや。「公衆―」 よく‐じょう欲情‥ジヤウ ①欲心。 ②色欲の情。「―にかられる」 よく‐じょう翼状‥ジヤウ 鳥が羽をひろげたような形。「―筋」 よく‐しん欲心】 ①ほしがる心。むさぼる心。欲念。「―を抱く」 ②愛欲の心。色情。情欲。 よく‐じん欲塵‥ヂン 〔仏〕 ①五欲が身をけがすことを塵埃じんあいにたとえていう語。 ②六欲と五塵。 よくす横臼】 (ヨコウスの約)低くて平たい形の臼。古事記「白檮かしの生に―を作り」 よく‐す浴主・浴司】 禅寺で、浴室の事をつかさどる役。知浴。 よく・する良くする・能くする】 〔他サ変〕[文]よく・す(サ変) ①十分にする。手おちなくする。万葉集3「風守り―・していませ荒しその路」 ②巧みにする。心得がある。「書を―・する」 ③(「よくしたものだ」の形で)都合よく行くものだ。「世間は―・したもので、捨てる神あれば拾う神あり」 よく・する浴する】 〔自サ変〕[文]浴す(サ変) ①入浴する。ゆあみする。あびる。 ②こうむる。受ける。「恩恵に―・する」 よく‐せい抑制】 ①おさえとどめること。「インフレの―策」 ②精神的・生理的な機能が、他の機能をおさえて、その実現をさまたげること。「怒りを―する」 ⇒よくせい‐さいばい【抑制栽培】 ⇒よくせい‐たい【抑制帯】 よく‐せい翼成】 たすけて成し遂げさせること。力を添えて成就させること。 よくせい‐さいばい抑制栽培】 栽培地の気温の差や、成育後期にハウス栽培を利用したりして、端境期はざかいきに生産出荷し利益を上げる栽培方法。↔促成栽培。 ⇒よく‐せい【抑制】 よくせい‐たい抑制帯】 病院や施設などで、患者や入所者の身体的安全などのため、体をベッドや車椅子に縛り付けるひもやベルト。 ⇒よく‐せい【抑制】 よく‐せき沃瘠】 地味の肥えていることとやせていること。 よく‐せき翌夕】 翌日の夕。あくるばん。 よく‐せき 〔副〕 他に方法がなくて、やむを得ないさま。余儀なく。よくよく。「―のこと」 よく‐せ‐ず‐は善くせずは】 わるくすると。ひょっとしたら。源氏物語帚木「―飽きたき事もありなんや」 よく‐せつ抑折】 おさえくじくこと。 よくそ沃沮】 漢・魏代に朝鮮北東部にいた民族。系統は高句麗に近いとされる。 よく‐ぞ善くぞ】 (多く人の言動をほめる時に用いる)「善く」を強めていう語。よくまあ。「―言った」 よく‐そう浴槽‥サウ 入浴するための容器。湯ぶね。 よぐそ‐みねばり夜糞峰榛】 カバノキ科の落葉高木。山地に自生し、高さ約10メートル。樹皮は灰色で、特有の臭気がある。葉は広卵形。春、緑褐色の単性花を穂状に付ける。果実は小さなマツカサ状でやや粘りがある。材は器具用。古来、梓弓あずさゆみと称するのはこの木でつくる。オオバミネバリ。アズサ。ミズメ。 よく‐そん抑損】 おさえてひかえめにすること。心を抑えてへりくだること。 よ‐ぐたち夜降ち】 夜ふけ。万葉集19「―にねざめてをれば」→くだち よく‐だつ抑奪】 おさえつけて奪うこと。 よく‐たん翌旦】 翌日の朝。翌朝。翌暁。 よく‐ち沃地】 よく肥えた土地。肥沃の地。沃土。↔痩せ地 よく‐ちょう翌朝‥テウ 翌日の朝。あくるあさ。よくあさ。 よく‐づら欲面】 欲ばった顔。また、その顔の人。「―張る」 よく‐てい浴丁】 三助さんすけのこと。 よく‐てん欲天】 〔仏〕欲界の中にある六つの天。→六欲天 よく‐でん沃田】 地味の肥えた田地。肥沃な田。 よく‐ど沃土】 地味の肥えた土地。肥沃な土地。沃壌。 よく‐とう浴湯‥タウ 湯をあびること。また、その湯。 よく‐どう欲動】 (Trieb ドイツ)人間を行動に駆り立てる内在的な力。食欲・性欲、睡眠・運動・排泄欲など。フロイトは、欲動の源にリビドーを仮定した。 よく‐とく欲得】 貪欲と利得。むさぼり得ようとすること。 ⇒よくとく‐ずく【欲得尽】 よくとく‐ずく欲得尽‥ヅク 物事をするのに、欲心や利得から考えること。打算的。そろばんずく。「―のつきあい」 ⇒よく‐とく【欲得】 よく‐とし翌年】 その次の年。よくねん。 よく‐ど・し欲どし】 〔形シク〕 欲ばっている。欲が深い。誹風柳多留3「―・しい所でしめる小間物や」

よく・する【良くする・能くする】🔗🔉

よく・する良くする・能くする】 〔他サ変〕[文]よく・す(サ変) ①十分にする。手おちなくする。万葉集3「風守り―・していませ荒しその路」 ②巧みにする。心得がある。「書を―・する」 ③(「よくしたものだ」の形で)都合よく行くものだ。「世間は―・したもので、捨てる神あれば拾う神あり」

よけく【良けく】🔗🔉

よけく良けく】 (ヨシのク語法)よいこと。万葉集5「悪しけくも―も見むと」

よ・し【良し・善し・好し】🔗🔉

よ・し良し・善し・好し】 〔形ク〕 ⇒よい

よし‐あし【善し悪し】🔗🔉

よし‐あし善し悪し】 ①善いことと悪いこと。よいかわるいか。ぜんあく。「事の―もわきまえず」 ②(「良し悪し」とも書く)良い点も悪い点もあって、一概にどちらとも言えないこと。よしわるし。夏目漱石、こゝろ「そんな事を持ち出すのも病人のために―だと考えてゐた」。「慎重過ぎるのも―だ」

よら・し【宜し・良らし】🔗🔉

よら・し宜し・良らし】 〔形シク〕 「よろし」に同じ。古事記「頭椎くぶつつい石椎いもちいま撃たば―・し」 ○由らしむべし、知らしむべからずよらしむべししらしむべからず 「民は之に由らしむべし、之を知らしむべからず」の略。→民(成句) ⇒よ・る【因る・由る・拠る・依る】 ○寄らば大樹の蔭よらばたいじゅのかげ 頼る相手を選ぶならば、力のある者がよい。 ⇒よ・る【寄る・凭る・頼る】

りょう【良】リヤウ🔗🔉

りょうリヤウ よいこと。すぐれていること。また、そのもの。「優・―・可」

りょう‐あん【良案】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐あん良案リヤウ‥ よい考え。よい工夫。名案。

りょう‐い【良医】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐い良医リヤウ‥ 医術にすぐれた医者。名医。

りょう‐えん【良縁】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐えん良縁リヤウ‥ ①よい縁組。につかわしい縁組。「―に恵まれる」 ②仏に救われるよい機会。平家物語11「済度の―まちまちなり」

りょう‐か【良家】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐か良家リヤウ‥ ⇒りょうけ

りょう‐か【良貨】リヤウクワ🔗🔉

りょう‐か良貨リヤウクワ 品質のよい貨幣。実際価格と法定価格との差の少ない貨幣。↔悪貨

りょうかん【良寛】リヤウクワン🔗🔉

りょうかん良寛リヤウクワン 江戸後期の禅僧・歌人。号は大愚。越後の人。諸国を行脚の後、帰郷して国上山くがみやまの五合庵などに住し、村童を友とする脱俗生活を送る。書・漢詩・和歌にすぐれた。弟子貞心尼編の歌集「蓮はちすの露」などがある。(1758〜1831)

りょう‐き【良器】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐き良器リヤウ‥ ①よいうつわ。よい器物。 ②よい器量。優れた才能。また、その持主。

りょう‐きん【良禽】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐きん良禽リヤウ‥ よい鳥。かしこい鳥。 ⇒良禽は木を択んで棲む

○良禽は木を択んで棲むりょうきんはきをえらんですむ🔗🔉

○良禽は木を択んで棲むりょうきんはきをえらんですむ [左伝哀公11年「鳥は則ち木を択ぶ、木豈に能く鳥を択ばんや」]賢人は賢主をよくえらんで仕えることのたとえ。 ⇒りょう‐きん【良禽】 りょうきんべつのう‐ゆうびん料金別納郵便レウ‥ナフイウ‥ 一定量以上の同一種の郵便物を同一人が同時に出す場合に、一々切手を貼らず別納の表示をし、料金を添えて郵便局に差し出す制度。 ⇒りょう‐きん【料金】 りょう‐く良狗リヤウ‥ [史記淮陰侯伝「狡兎死して良狗烹らる」]よい犬。 りょう‐く猟狗レフ‥ 猟に使用する犬。猟犬。 りょう‐く漁区レフ‥ ⇒ぎょく りょう‐ぐ猟具レフ‥ 鳥獣類の狩猟に使う道具。網・黐縄もちなわ・鉤かぎの類。 りょう‐ぐ霊供リヤウ‥ 霊前に供える物。 りょう‐くう領空リヤウ‥ 領土および領水の上の空域で、宇宙空間に至らないまでの部分を指す。国家は領空に対して領域権をもつ。 ⇒りょうくう‐けん【領空権】 りょうくう‐けん領空権リヤウ‥ 国がその領空に対して有する権利。外国の航空機は地上の国の許可なく上空を航行することはできない。その範囲は大気圏に限られ、宇宙空間には及ばない。 ⇒りょう‐くう【領空】 りょう‐ぐち両口リヤウ‥ ①二つの出入口。西鶴織留1「この町の市に立つ人、帰さにこの家の―より群集して」 ②馬子が二人ついて両側から手綱をとること。好色一代男5「馬子も―をとるぞかし」 りょうくど‐こう菱苦土鉱‥クワウ 炭酸マグネシウムから成る鉱物。三方晶系、塊状・粒状・繊維状など。純粋のものは白色、普通は帯黄・帯灰・帯褐色など。ガラス光沢、透明。耐火材料・セメント材料また瀉痢塩しゃりえんその他マグネシウム塩の製造などに用いる。マグネサイト。 りょう‐け良家リヤウ‥ (リョウカとも)身分のよい家。正しい家柄。「―の子女」 りょう‐け領家リヤウ‥ 荘園において本家に次ぐ地位にある領有者。本家は名義上の領有者で、領家が実際に荘務の権利をもつ場合が多い。領主ともいうが、普通、領主が三位以上の位階を持つ者である場合に領家といった。現在、各地に地名として残る。→本所→本家⇒りょうけ‐へんせいたい【領家変成帯】 りょう‐げ令外リヤウ‥ (「令の規定以外」の意)令外官の略。 ⇒りょうげ‐の‐かん【令外官】 りょう‐げ領解リヤウ‥ さとること。会得えとく。理解。りょうかい。日葡辞書「リャウゲチガイスル」 りょう‐げ霊気リヤウ‥ もののけ。宇津保物語国譲中「物とふには―とぞ」 りょう‐けい両敬リヤウ‥ (→)諸敬もろけいに同じ。 りょう‐けい良計リヤウ‥ よいはかりごと。 りょう‐けい菱形(→)「ひしがた」に同じ。 りょう‐けい量刑リヤウ‥ 刑を量定すること。裁判所が、処断刑の範囲内で、具体的に言渡しをすべき刑の程度を決めること。「重い―」 りょうけいじゅつかん‐とう苓桂朮甘湯リヤウ‥タウ 茯苓ぶくりょう・桂皮・朮・甘草かんぞうから成る漢方方剤。陽証で虚証の際の利水剤。立ちくらみ・動悸・頭痛に効がある。 りょう‐けいちょう梁啓超リヤウ‥テウ (Liang Qichao)清末・民国の学者・政治家。字は卓如、号は任公。広東新会の人。康有為に従い戊戌変法ぼじゅつへんぽうに参加、失敗して日本に亡命。民国成立後、進歩党を結成、司法総長・財政総長などを歴任。清華大学教授。著「清代学術概論」「中国歴史研究法」「中国近三百年学術史」など。(1873〜1929) りょうげ‐さく両毛作リヤウ‥ 1年間に2度異なった作物を作づけすること。にもうさく。↔片毛作 りょうげ‐の‐かん令外官リヤウ‥クワン 律令制下、令に規定された以外の官。 令外官の主なもの(表) ⇒りょう‐げ【令外】 りょうけ‐へんせいたい領家変成帯リヤウ‥ (天竜川支流の水窪みさくぼ川中流にある地名、奥領家に因む)中央構造線の北側(時に西側)に分布する低圧型の広域変成帯。片麻岩類や花崗岩類などから成る。白亜紀に形成された。→変成帯(図) ⇒りょう‐け【領家】 りょうげもん領解文リヤウ‥ 〔仏〕(→)改悔文がいけもんに同じ。 りょう‐けん両肩リヤウ‥ 左右両方のかた。双肩。りょうかた。 りょう‐けん料簡・了簡・了見レウ‥ ①考えをめぐらすこと。思案。所存。毎月抄「この下にて御―候へ」。「悪い―を起こす」「―が狭い」 ②とりはからい。処置。対策。御伽草子、猿源氏草子「このことを語りなばいかなる―もありやせんと思ひ」 ③堪え忍ぶこと。こらえること。ゆるすこと。狂言、鎌腹「身共さへ―すれば死ぬるには及ばぬ事ぢや」 ⇒りょうけん‐がち【料簡勝ち】 ⇒りょうけん‐ずく【料簡尽】 ⇒りょうけん‐ちがい【料簡違い】 ⇒りょうけん‐ぶか・い【料簡深い】 りょう‐けん猟犬レフ‥ 猟に用いる犬。猟狗。〈[季]冬〉 ⇒りょうけん‐ざ【猟犬座】 りょうげん良源リヤウ‥ 平安中期の天台宗の僧。元三がんざん大師・角つの大師と称される。近江の人。横川よかわで修行し、天台座主となり、藤原師輔らの援助を受けて比叡山の復興に努め、天台宗中興の祖。諡号しごうは慈恵大師。(912〜985) りょう‐げん燎原レウ‥ 野原を焼くこと。 ⇒りょうげん‐の‐ひ【燎原の火】 りょうけん‐がち料簡勝ちレウ‥ がまんづよいこと。堪忍づよいこと。 ⇒りょう‐けん【料簡・了簡・了見】 りょうけん‐ざ猟犬座レフ‥ (Canes Venatici ラテン)北斗七星の南側にある星座。5月下旬の夕刻に天頂に来る。北部に渦巻銀河がある。 ⇒りょう‐けん【猟犬】 りょうけん‐ずく料簡尽レウ‥ヅク 互いに腹を立てずに穏便にまとめてゆくこと。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「声高に言はずとも―がよいわいの」 ⇒りょう‐けん【料簡・了簡・了見】 りょうけん‐ちがい料簡違いレウ‥チガヒ 心の持ち方が正道にはずれていること。不心得。 ⇒りょう‐けん【料簡・了簡・了見】 りょうげん‐の‐ひ燎原の火レウ‥ 勢いがさかんで防ぎとめることができないさまの形容。 ⇒りょう‐げん【燎原】 りょうけん‐ぶか・い料簡深いレウ‥ 〔形〕 考え深い。狂言、貰聟「物事御―・うて」 ⇒りょう‐けん【料簡・了簡・了見】 りょう‐こ両虎リヤウ‥ 2匹の虎。転じて、力量の匹敵した二人の勇者のたとえ。「―相搏つ」 ⇒両虎相闘えば勢い倶に生きず りょう‐こ良賈リヤウ‥ よい商人。 ⇒良賈は深く蔵して虚しきが若し りょう‐こ竜虎⇒りゅうこ りょう‐こ猟戸レフ‥ 猟師の家。 りょう‐こ陵戸】 律令制における賤民の一種。治部省の諸陵司(諸陵寮)に隷属し、課役の代りに山陵の警備に従ったもの。→五賤 りょう‐ご了悟レウ‥ 真理をよくさとること。

りょう‐く【良狗】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐く良狗リヤウ‥ [史記淮陰侯伝「狡兎死して良狗烹らる」]よい犬。

りょう‐け【良家】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐け良家リヤウ‥ (リョウカとも)身分のよい家。正しい家柄。「―の子女」

りょう‐けい【良計】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐けい良計リヤウ‥ よいはかりごと。

りょうげん【良源】リヤウ‥🔗🔉

りょうげん良源リヤウ‥ 平安中期の天台宗の僧。元三がんざん大師・角つの大師と称される。近江の人。横川よかわで修行し、天台座主となり、藤原師輔らの援助を受けて比叡山の復興に努め、天台宗中興の祖。諡号しごうは慈恵大師。(912〜985)

りょう‐こう【良工】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐こう良工リヤウ‥ 技術のすぐれた職人。「―材を選ばず」

りょう‐こう【良好】リヤウカウ🔗🔉

りょう‐こう良好リヤウカウ よいこと。このましいこと。「経過―」

りょう‐こう【良港】リヤウカウ🔗🔉

りょう‐こう良港リヤウカウ よいみなと。「天然の―」

りょう‐さい【良才】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐さい良才リヤウ‥ すぐれた才能。また、その持主。

りょう‐さい【良妻】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐さい良妻リヤウ‥ よい妻。 ⇒りょうさい‐けんぼ【良妻賢母】

りょう‐ざい【良材】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ざい良材リヤウ‥ ①よい建築材料。 ②よい人材。すぐれた人物。

りょう‐ざい【良剤】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ざい良剤リヤウ‥ よくきくくすり。良薬。

りょうさい‐けんぼ【良妻賢母】リヤウ‥🔗🔉

りょうさい‐けんぼ良妻賢母リヤウ‥ 良妻であり賢母である人。 ⇒りょう‐さい【良妻】

りょう‐さく【良策】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐さく良策リヤウ‥ よいはかりごと。すぐれた計画。良図りょうと。良計。

りょう‐さん【良算】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐さん良算リヤウ‥ よいはかりごと。よい考え。

りょう‐し【良士】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐し良士リヤウ‥ (リョウジとも)善良な人士。よい男。賢士。

りょう‐し【良師】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐し良師リヤウ‥ よい師匠。すぐれた教師。

りょう‐しき【良識】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しき良識リヤウ‥ (bon sens フランスの訳語)社会人としての健全な判断力。「―に俟つ」「―ある言動」 ⇒りょうしき‐の‐ふ【良識の府】

りょうしき‐の‐ふ【良識の府】リヤウ‥🔗🔉

りょうしき‐の‐ふ良識の府リヤウ‥ (良識に基づいて審議をする場の意)参議院の美称。 ⇒りょう‐しき【良識】

りょう‐しつ【良質】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しつ良質リヤウ‥ 品質がすぐれていること。「―の絹」

りょう‐じつ【良日】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐じつ良日リヤウ‥ 事を行うのによいひがら。吉日。

りょう‐しゅ【良主】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しゅ良主リヤウ‥ よい主人。よい主君。

りょう‐しゅ【良酒】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しゅ良酒リヤウ‥ よい酒。うまい酒。

りょう‐しゅ【良種】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しゅ良種リヤウ‥ よい品種。よい種子。

りょう‐しょ【良書】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しょ良書リヤウ‥ よい書物。有益な書物。

りょう‐しょう【良匠】リヤウシヤウ🔗🔉

りょう‐しょう良匠リヤウシヤウ すぐれた学者・大工・細工人など。天草本金句集「―は材を棄つることなく、明君は良士を棄つることなし」

りょう‐しょう【良相】リヤウシヤウ🔗🔉

りょう‐しょう良相リヤウシヤウ よい宰相。すぐれた大臣。賢相。

りょう‐しょう【良宵】リヤウセウ🔗🔉

りょう‐しょう良宵リヤウセウ よい宵よい。良夜。

りょう‐しょう【良将】リヤウシヤウ🔗🔉

りょう‐しょう良将リヤウシヤウ よい大将。すぐれた将軍。

りょう‐しん【良心】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しん良心リヤウ‥ (conscience)何が善であり悪であるかを知らせ、善を命じ悪をしりぞける個人の道徳意識。「―がとがめる」 ⇒りょうしん‐てき【良心的】 ⇒りょうしんてき‐へいえききょひ【良心的兵役拒否】 ⇒りょうしん‐の‐じゆう【良心の自由】

りょう‐しん【良臣】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しん良臣リヤウ‥ よい臣下。善良な家来。

りょう‐しん【良辰】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐しん良辰リヤウ‥ よい時。よい日がら。吉日。

りょう‐じん【良人】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐じん良人リヤウ‥ ①よい人。賢良な人。 ②⇒りょうにん1

りょうしん‐てき【良心的】リヤウ‥🔗🔉

りょうしん‐てき良心的リヤウ‥ 良心に忠実であるさま。ずるがしこくなく、物事を誠実にやり通すさま。「―な商売」 ⇒りょう‐しん【良心】

りょうしんてき‐へいえききょひ【良心的兵役拒否】リヤウ‥🔗🔉

りょうしんてき‐へいえききょひ良心的兵役拒否リヤウ‥ (conscientious objection)個人の良心に基づいて、戦争への参加や兵役義務の遂行を拒否すること。 ⇒りょう‐しん【良心】

りょうしん‐の‐じゆう【良心の自由】リヤウ‥イウ🔗🔉

りょうしん‐の‐じゆう良心の自由リヤウ‥イウ 自分の良心に反する信念や行動を強制されないこと。多くの国の憲法で保障されており、日本国憲法でも第19条で規定している。→思想の自由 →参照条文:日本国憲法第19条 ⇒りょう‐しん【良心】

りょう‐せい【良性】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐せい良性リヤウ‥ 比較的よい性質であること。↔悪性。 ⇒りょうせい‐しゅよう【良性腫瘍】

りょう‐せい【良政】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐せい良政リヤウ‥ よいまつりごと。善政。

りょうせい‐しゅよう【良性腫瘍】リヤウ‥ヤウ🔗🔉

りょうせい‐しゅよう良性腫瘍リヤウ‥ヤウ 腫瘍のうち、発育がゆるやかで、周囲を破壊せず、転移を起こさないもの。生命に及ぼす危険は少ない。↔悪性腫瘍 ⇒りょう‐せい【良性】

りょう‐せつ【良説】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐せつ良説リヤウ‥ よい説。

りょうぜん【良全・良詮】リヤウ‥🔗🔉

りょうぜん良全・良詮リヤウ‥ 鎌倉・南北朝時代の絵仏師系とみられる画家。九州出身か。「白衣観音図」(愛知、妙興寺)・「仏涅槃図」(福井、本覚寺)などが遺る。生没年未詳。

りょう‐ぞく【良俗】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ぞく良俗リヤウ‥ よい風俗・習慣。「公序―」

りょう‐ち【良知】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ち良知リヤウ‥「良知良能」参照。 ②「致良知ちりょうち参照。「―を致す」 ⇒りょうち‐りょうのう【良知良能】

りょうちゅう【良忠】リヤウ‥🔗🔉

りょうちゅう良忠リヤウ‥ 鎌倉中期の浄土僧。鎮西派第3祖。石見の人。諸宗を兼学し、弁長の弟子となる。東国各地の教化につとめ、浄土宗の指導的立場を確立。記主禅師。(1199〜1287)

りょうち‐りょうのう【良知良能】リヤウ‥リヤウ‥🔗🔉

りょうち‐りょうのう良知良能リヤウ‥リヤウ‥ [孟子尽心上「人の、学ばずして能くする所はその良能なり。慮おもんぱからずして知る所はその良知なり」]人が、生まれながらに備えている知恵と能力。 ⇒りょう‐ち【良知】

りょう‐と【良図】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐と良図リヤウ‥ よいはかりごと。

りょう‐とう【良刀】リヤウタウ🔗🔉

りょう‐とう良刀リヤウタウ よいかたな。

りょうどう‐たい【良導体】リヤウダウ‥🔗🔉

りょうどう‐たい良導体リヤウダウ‥ (→)導体に同じ。

りょう‐にせんせき【良二千石】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐にせんせき良二千石リヤウ‥ (漢代に郡の太守の年俸が2千石だったからいう)太守・地方長官をほめていう語。りょうじせんせき。

りょう‐にん【良人】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐にん良人リヤウ‥ ①妻から夫を呼ぶ称。おっと。りょうじん。 ②良民。ろうにん。

りょうにん【良忍】リヤウ‥🔗🔉

りょうにん良忍リヤウ‥ 平安後期の僧。融通念仏宗の開祖。尾張の人。比叡山・仁和寺に学んだ後、洛北大原に来迎院を営み、声明しょうみょうを大成。また融通念仏を創始、諸国を遍歴して教化し、摂津に大念仏寺を開く。諡号しごうは聖応大師。(1072〜1132)

りょう‐のう【良能】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐のう良能リヤウ‥ 生まれながらにそなわっている才能。

りょう‐のう【良農】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐のう良農リヤウ‥ すぐれた農民。

りょう‐ば【良馬】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ば良馬リヤウ‥ よい馬。駿馬しゅんめ

りょう‐ばい【良媒】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ばい良媒リヤウ‥ よい仲人。よい媒妁人。〈日葡辞書〉。徳冨蘆花、不如帰「此回このたび―ありて」

りょう‐ばば【良馬場】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ばば良馬場リヤウ‥ 乾いた状態の競馬の走路のこと。水分が多くなるにつれて、稍重ややおも・重・不良となる。

りょう‐ひ【良否】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ひ良否リヤウ‥ 良いことと良くないこと。よしあし。「―を判定する」

りょう‐ひつ【良弼】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ひつ良弼リヤウ‥ よい補佐役の臣。賢佐。平家物語3「昔の殷宗は夢のうちに―を得」

りょう‐ひつ【良筆】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ひつ良筆リヤウ‥ ①よい筆。 ②よい書。すぐれた文。 ③すぐれた書家。よい文章家。

りょう‐ひん【良品】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ひん良品リヤウ‥ よい品。佳品。

りょう‐ふう【良風】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐ふう良風リヤウ‥ 善良な風習・風俗。「―美俗」

りょう‐へい【良平】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐へい良平リヤウ‥ 漢の高祖の謀臣、張良と陳平。転じて、知略に長じた人にいう。

りょう‐へい【良兵】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐へい良兵リヤウ‥ ①すぐれた兵士。 ②すぐれた武器。

りょうべん【良弁】リヤウ‥🔗🔉

りょうべん良弁リヤウ‥ ⇒ろうべん

りょう‐らく【良楽】リヤウ‥🔗🔉

りょう‐らく良楽リヤウ‥ (王良と伯楽。ともに馬の良否を見分けることにすぐれていたところから)馬をよく見分ける人。馬をよく御する人。

ろう‐にん【良人】ラウ‥🔗🔉

ろう‐にん良人ラウ‥ ⇒りょうにん2

ろうべん【良弁】ラウ‥🔗🔉

ろうべん良弁ラウ‥ (リョウベンとも)奈良時代の僧。日本華厳宗の第2祖。近江または相模の人。義淵に法相を、新羅僧審祥に華厳を学ぶ。華厳教学の弘通と東大寺建立に尽力し、初代別当となり、僧正に任。2歳の時、母と桑畑にいて鷲にさらわれ、二月堂下の杉(良弁杉)におかれ、義淵に育てられたとの伝説がある。金鐘行者。金鷲菩薩。(689〜773)

[漢]良🔗🔉

 字形  筆順 〔艮部1画/7画/教育/4641・4E49〕 〔音〕リョウ〈リャウ〉(漢) ロウ〈ラウ〉(呉) 〔訓〕い・やや・まことに (名)よし・お・なが [意味] ①質がよい。すぐれている。すなお。「良好・良心・善良・優良・温良」 ②うまれつき。「良知良能・良心」 ③やや。かなり。しばらく。「感我此言良久立=我がこの言に感ずること、やや久しくして立つ」〔白居易〕 ④まことに。ほんとうに。「良有以也=まことにゆえ有るなり」〔李白〕 [解字] 解字会意。穀粒を水で洗い、きれいにするさまを表す。 [下ツキ 温良・改良・佳良・最良・淳良・純良・順良・精良・選良・善良・不良・優良 [難読] 良人おっと

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