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○よい分別は雪隠で出るよいふんべつはせっちんででる🔗🔉

○よい分別は雪隠で出るよいふんべつはせっちんででる (「雪隠」は便所の意)名案は、静かな落ち着いた場所で出やすいということ。 ⇒よ・い【良い・善い・好い・佳い】 よい‐ほど善い程】 たいてい。いいかげん。狂言、夷毘沙門「―さもしい者においては、あの三郎程の者はあるまいよ」 よい‐まち宵待ちヨヒ‥ 宵になるのを待つこと。 ⇒よいまち‐ぐさ【宵待草】 よいまち‐ぐさ宵待草ヨヒ‥ オオマツヨイグサの異称。 ⇒よい‐まち【宵待ち】 よい‐まつり宵祭ヨヒ‥ 祭日の前夜に行う小祭。夜宮よみや。宵宮。〈[季]夏〉 よい‐まどい宵惑いヨヒマドヒ 宵の口から眠たがること。また、その人。よいねまどい。蜻蛉日記「―し給ふやうに聞ゆるを」↔朝惑い よい‐みや宵宮ヨヒ‥ (→)宵祭よいまつりに同じ。〈[季]夏〉 よい‐や 〔感〕 掛け声。また、囃子はやしの声。 ⇒よいや‐さ ⇒よいや‐な ⇒よいや‐よいや よいや‐さ 〔感〕 ヨイヤに感動詞サを加えた語。 ⇒よい‐や よいや‐な 〔感〕 ヨイヤに感動詞ナを加えた語。 ⇒よい‐や よい‐やま宵山ヨヒ‥ 祭日の前夜に行う小祭。特に、京都祇園祭の宵宮よみや。〈[季]夏〉 よい‐やみ宵闇ヨヒ‥ ①宵のうち月がまだ出ない陰暦19日を過ぎた、宵のくらやみ。また、その頃。〈[季]秋〉 ②夕やみ。「―が迫る」 よいや‐よいや 〔感〕 喝采の声。やんややんや。よんやよんや。狂言、見物左衛門「扨々見事に舞はるる。―」 ⇒よい‐や よい‐よい 手足が麻痺し歩行が不自由で、口・舌などのよく回らない病気の俗称。また、それにかかっている人。 よい‐よい宵宵ヨヒヨヒ 多くの宵。宵ごと。毎晩。万葉集12「―に吾が立ち待つに」 よ‐いん余胤】 あとにつづいた血筋。後胤こういんよ‐いん余音(→)余韻よいん1に同じ。 よ‐いん余蔭】 あとに残された恩恵。先人のおかげ。余徳。 よ‐いん余韻‥ヰン ①音の消えたあとまで残る響き。「余音」とも書く。 ②転じて、事が終わったあとも残る風情や味わい。また、詩文などで言葉に表されていない趣。余情。「感動の―にひたる」 ようエウ 若死に。 よう】 ①もちいること。つかうこと。「―に供する」 ②役に立つこと。はたらくこと。はたらき。源氏物語桐壺「かかる―もやと残し給へりける御装束ひとくだり」。日葡辞書「シュジンノヨウニタツ」。「―が足りる」 ③行う必要があること。しごと。徒然草「―ありて行きたりともその事果てなばとく帰るべし」。狂言、引敷聟「何事なり共―があらばおしやれ」。「―を言い付ける」「―が済む」 ④(古くはユウと読む)芸術論などで、体たいが作用の本源を意味するのに対して、その作用。働きとして存在すること。また、働かせること。至花道「能に体・用ゆうの事を知るべし。体は花、用は匂のごとし」 ⑤必要な金品。入費。また、金銭のかかる高価なこと。今昔物語集14「此の衾を見て、極めて―に思ひて」。御文章「一心に弥陀を帰命する衆生を、―もなくたすけたまへるいはれが、すなはち、阿弥陀仏の四の字のこころなり」 ⑥大小便をすること。 ⑦ある目的のためであること。ため。枕草子84「なにの―に、心もなう遠からぬ門をかたくたたくらん」。史記抄「かう云ふは斉の君をわるいと云はう―ぞ」 ⑧(接尾語的に)…に使うためのものの意を表す。「実験―」 ⑨生花の中段の役枝やくえだの称。 ⇒用に立つ ⇒用を足す ⇒用を成さない ⇒用を弁ずる ようエウ 暗いさま。深く広いさま。はるかなさま。はっきりわからないさま。「―として行方が知れない」 よう】 (人形ひとがたの意)中国で、墓主の死後の生活を助けるものとして副葬にされた、人間や動物にかたどった木製・土製・金属製の人形。戦国時代から隋唐時代に流行し、明・清代までつづく。考古学・風俗史・美術史上、貴重。→明器 ⇒俑を作る ようヤウ ①世界を東西に二分した一方。 ②西洋の略。 ⇒洋の東西を問わず ようエウ ①物事の大事なところ。かなめ。「―は」 ②求めること。いること。入用。蜻蛉日記「かうものの―にもあらで」。「検討の―あり」 ⇒要を得る よう】 かたち。すがた。「―を改める」 ようヤウ (ヤクの音便。「用」とみる説もある)えき。甲斐かい。入用。竹取物語「―もなしとて薬も食はず」 よう】 律令制の現物納租税の一種。大化改新では、仕丁しちょう・采女うねめの衣食用として1戸につき布1丈2尺・米5斗。大宝律令制定後は、唐の制度にならって毎年10日間の歳役さいえきの代納物とし、成年男子一人につき布2丈6尺または米6斗。奈良・平安時代を通じては、布1丈4尺または米3斗が一般。ちからしろ。 ようエフ ①木の葉の先や縁のようにとがっているところ。徒然草「これは―の入りて、木にて縁をしたりければ」 ②葉のように薄く平たいもの。また、それを数える語。「写真1―」 ③時代。世。「5世紀中―」 ④千葉の略。 ようヤウ ①日に向かっている方。日の当たっている側。山の南面の地。川の北岸の地。「山―」 ②あらわ。表面。うわべ。「陰に―に」 ③易学で、天地の2元気の一つ。天・男・君・日・昼・動・剛・奇数など、すべて積極的・能動的な事物の性質を表す。 ↔陰 ようエウ 公役につとめること。夫役ぶやく。えだち。 ようヤウ ①きまったかたち。型。てほん。源氏物語帚木「人の調度の、かざりとする、定まれる―あるものを」 ②さま。かたち。形状。図柄。すがた。枕草子103「真名まんなの―、文字の、世に知らずあやしきを」 ③おもむき。体裁。源氏物語夕顔「女がたも、あやしう―たがひたる物思ひをなんしける」 ④流儀。風儀。紫式部日記「宮の―として、色めかしきをばいとあはあはしとおぼしめいたれば」 ⑤わけ。しさい。理由。事情。今昔物語集4「此の二人は―ある者ならん」。狂言、武悪「討ちもせいで討つたと偽らう―が御座らぬ」 ⑥施すべき方法。しかた。手段。竹取物語「その山見るに、さらに登るべき―なし」。日葡辞書「ヒャクヤウヲシッテモ、イチヤウヲシラズンバ、アラソウコトナカレ」 ⑦ことがら。こと。源氏物語帚木「まことかと見もてゆくに、見劣りせぬ―はなくなんあるべき」 ⑧引用文を導き、「…ことには」「…には」の意を表す。土佐日記「楫取りのいふ―、『黒鳥のもとに白き波を寄す』とぞいふ」 ⑨㋐同じさま。似た状態。大鏡師輔「御兄をば親の―に頼み申させ給ひ」 ㋑(口語では比況の助動詞「ようだ」の形になる)その状態にあること。また、その状態にあると思われること。ふう。徒然草「このごろは深く案じ、才覚をあらはさんとしたる―に聞ゆる」。→ようだ。 ⑩意図・希望を表す。「成功する―にと祈る」 ⑪(接尾語的に) ㋐…らしく見えるもの。…といったもの。紫式部日記「上達部の随身など―のものども」。「刀剣―の凶器」 ㋑(動詞の連用形に付いて)…するしかた。…するぐあい。「口のきき―が悪い」「彼の喜び―といったらない」 ⇒様に依りて葫蘆を画く ようエウ 陶磁器を焼くかま。かまど。また、陶磁器。 ようエウ ①日・月と火・水・木・金・土の五星の称。 ②七曜を1週間の日に配して呼ぶ時の称。「―日」 よう】 〔医〕皮膚や皮下組織に生じる急性化膿性炎症。隣接する多数の毛包・皮脂腺などが化膿菌に侵されたもので、癤せつの集合したもの。局所に多くの膿栓を生じ、周辺から腫脹して赤色を呈する。痛みが激しくて、悪化すると死に至ることがある。項うなじ・背・顔などによくできる。〈日葡辞書〉 よ・う酔うヨフ 〔自五〕 (ヱフの転) ①酒を飲んで酒気が全身にまわる。酒気のために理性や感覚が乱れる。狂言、素襖落「大盃で三つ五つ、ほつてと―・うた」。「ビール1杯で―・う」 ②魚肉などに中毒する。日葡辞書「イヲニヨウ」 ③圧倒されてめまいを感じる。日葡辞書「チ(血)ニヨウ」「ユキニヨウ」「ヒトニヨウ」 ④乗物にゆられたために気持が悪くなる。今昔物語集28「未だ車にも乗らざりける者共にて…三人乍ら―・ひぬれば踏板に物突き散らして」。「バスに―・う」 ⑤魅せられて心を奪われる。恍惚こうこつとなる。「妙技に―・う」 ⑥いい気になって、正常な判断ができなくなる。「緒戦の勝利に―・う」 よう善う・良う・能う】 〔副〕 (ヨクの音便) ①(→)「よく(善く)」に同じ。 ②(下に否定の語を伴って)とても…できない。狂言、鶯「そりや、―ささぬは」 ③容易にあってはならないことにいう語。どうしてなかなか。狂言、聾座頭「―盗人がゐようぞ」 よう 〔助動〕 (文語の「見む」「せむ」(「む」は推量の助動詞)の類の音便ミウ・セウがミョウ・ショウと音転し、「見よう」「しよう」と書かれるようになって、1語として扱われるようになったもの。江戸時代以後の語。[活用]○/○/よう/(よう)/○/○)五段活用以外の動詞および下一段型活用の助動詞の未然形に接続して、話し手の推量・意志を表す。「受け―」「見―」「書かせ―」→う よう 〔感〕 挨拶や感動を表す時の声。多く男性が親しい間柄で用いる。「―、しばらく」 よう‐あ養痾ヤウ‥ 病を療養すること。 よう‐あん溶暗(→)フェード‐アウトに同じ。↔溶明 よう‐い用意】 ①意を用いること。心づかい。注意。用心。源氏物語紅葉賀「大殿の頭中将、かたち―人には異なるを」 ②準備。したく。大鏡道隆「筑紫にはかねて―もなく」。「―が整う」「食事を―する」 ③(感動詞的に)競技・競走などの開始の構えをととのえさせる合図の声。「―、スタート」 ⇒ようい‐しゅうとう【用意周到】 ⇒ようい‐どん【用意どん】 よう‐い妖異エウ‥ あやしいできごと。あやしいばけもの。妖怪。 よう‐い洋医ヤウ‥ ①漢方医方に対して、西洋医方による医師。 ②西洋人の医師。 よう‐い容易】 たやすいこと。やさしいこと。「―に解決できる」「―ならざる事態」 よう‐い庸医】 凡庸な医者。やぶいしゃ。 よう‐イオン陽イオンヤウ‥ 〔化〕(cation)陽電気を帯びたイオン。元素記号の右肩に「+」または「・」を付けて表す。Na,Ba2+またはNaなど。カチオン。 よう‐いく養育ヤウ‥ 養い育てること。はぐくむこと。「―費」 ようい‐しゅうとう用意周到‥シウタウ 用意が十分にととのって手抜かりのないこと。 ⇒よう‐い【用意】 ようい‐どん用意どん】 (「どん」はピストルの音)駆けっこなどで、開始の掛け声。また、駆けっこのこと。 ⇒よう‐い【用意】 よう‐いん要因エウ‥ 物事の成立に必要な因子・原因。主要な原因。 ⇒よういん‐しょうけん【要因証券】 よう‐いん要員エウヰン ある物事のために必要な人員。「保安―」 よういん‐しょうけん要因証券エウ‥ 証券上の権利の発生が、証券発行の原因である法律関係が有効であることを要件とする有価証券。船荷証券・倉庫証券など。有因証券。↔無因証券 ⇒よう‐いん【要因】 よう‐うん妖雲エウ‥ あやしい雲。不吉を予感させるような雲。 よう‐えい揺曳エウ‥ ゆらゆらとなびくこと。また、あとあとまで長く、その気分や痕跡などが残ること。 よう‐えい耀映エウ‥ てりかがやくこと。 よう‐えき用役】 ①社会のために役立つはたらき。 ②(→)サービス4に同じ。 よう‐えき用益】 使用と収益。 ⇒ようえき‐けん【用益権】 ⇒ようえき‐ぶっけん【用益物権】 よう‐えき要駅エウ‥ 重要な宿駅。重要な鉄道駅。 よう‐えき葉腋エフ‥ 植物の葉が茎と接続している部分。葉の付け根。 よう‐えき傭役】 やとって使うこと。また、やとわれて使われること。 よう‐えき徭役エウ‥ ①律令時代の雑徭ぞうようと歳役さいえき。公用に使役するため人夫として徴発すること。また、その労役。えだち。 ②中世、荘園領主や地頭がその領民に課した労役。夫役ぶやく。 ③近世、おやかた(御館)百姓が被官百姓・名子なごに奉仕させた労役。 よう‐えき溶液】 〔化〕(solution)液体状態の均一な混合物。一つの液体に他の物質(固体・液体または気体)が溶解して溶液ができたと考えるとき、もとの液体を溶媒、溶解した物質を溶質という。 ようえき‐けん用益権】 他人の所有物をその用方に従って一定期間使用・収益しうる旧民法上の物権。 ⇒よう‐えき【用益】 ようえき‐さいばい養液栽培ヤウ‥ 土壌を用いず、培養液で作物を栽培する方法。礫耕法・砂耕法など固形培地を使う方法と、水耕法のように使わない方法とがある。除草や土壌消毒が不要で、連作障害が回避できる。葉菜・果菜類や花卉かきなどに適する。 ようえき‐ち要役地エウ‥ 〔法〕その便益のために地役権が設定される土地。→承役地しょうえきち ようえき‐ぶっけん用益物権】 地上権・永小作権・地役権・入会いりあい権の総称。 ⇒よう‐えき【用益】 よう‐えん妖婉エウヱン (→)妖艶ようえんに同じ。 よう‐えん妖艶エウ‥ なまめかしくあでやかなこと。あやしいほど美しいこと。(多く女性の形容に使う) よう‐えん遥遠エウヱン はるかに遠いこと。 よう‐えん陽炎ヤウ‥ かげろう。 よう‐えん楊炎ヤウ‥ 唐の政治家。780年両税法を制定し、安史の乱後の財政を再建したが、その中央集権策が藩鎮の反乱を引き起こし失脚。(727〜781) よう‐おん拗音エウ‥ 〔言〕(「拗」は、ねじれる意) ①日本語のア〔a〕ウ〔u〕オ〔o〕の母音に半母音〔j〕を伴った子音または口蓋化した子音が先行する音節。「や」「ゆ」「よ」の仮名を他の仮名の下に添えて表し(現在は一般に小さく書く)1音節をなす。すなわち、「きゃ」「しゅ」「ちょ」など。開拗音。 ②「か」「が」「け」「げ」の子音と母音との間に〔w〕の音の挿入された音節。「くゎ〔kwa〕」「ぐゎ〔gwa〕」「くゑ〔kwe〕」「ぐゑ〔gwe〕」。現在は、方言に「くわ」「ぐわ」が残るのみ。合拗音。↔直音 よう‐おん揚音ヤウ‥ 〔言〕(→)アクセント1に同じ。 よう‐おんかい陽音階ヤウ‥ 日本の五音音階のうち1オクターブ内に半音を全く含まないもの。民謡音階と律音階とがある。古くは陽旋法とも呼ばれた。↔陰音階 ようか善か(→)「よか(善)」2に同じ。狂言、末広がり「うなぎのすしをば、ゑいやつとほうばつて、―さけをのめかし」 よう‐か八日ヤウ‥ (ヤカの転) ①八つの日数。 ②月の第8の日。特に、12月8日「御事始おことはじめ」の日を指すことがある。 ⇒ようか‐ぞ【八日ぞ】 ⇒ようか‐だんご【八日団子】 ⇒ようか‐ばな【八日花】 ⇒ようか‐もち【八日餅】 よう‐か幼果エウクワ ふくらみはじめたばかりの果実。 よう‐か妖花エウクワ あやしい美しさを持つ花。また、そのような美人。 よう‐か沃化エウクワ 〔化〕沃化物であることを示す語。 ⇒ようか‐カリウム【沃化カリウム】 ⇒ようか‐ぎん【沃化銀】 ⇒ようか‐すいそ【沃化水素】 ⇒ようか‐ぶつ【沃化物】 よう‐か洋貨ヤウクワ ①西洋の貨幣。 ②西洋の貨物。西洋から入って来たもの。 よう‐か楊家ヤウ‥ 楊朱の学説を奉ずる学者。 よう‐か蛹化‥クワ 昆虫の幼虫が、蛹さなぎに変態すること。→羽化→孵化ふか よう‐か熔化・溶化‥クワ 火にかけてとかし、状態を変化させること。または、火気のためにとけて形の変わること。 よう‐か養家ヤウ‥ 養子縁組によって入った家。養子先の家。養方ようかたよう‐が幼芽エウ‥ 種子の胚はいの一部分で、発芽して茎・葉となるところ。または、発芽したばかりの芽。 よう‐が洋画ヤウグワ ①西洋画。「―家」↔日本画。 ②欧米で製作され、日本に輸入された映画。「―館」↔邦画 よう‐が葉芽エフ‥ 発達して、茎・葉となるべき芽。一般に花芽より細い。 よう‐が陽画ヤウグワ 実物と明暗などが同じ写真。ポジ。↔陰画。 ⇒ようが‐かんこうし【陽画感光紙】 よう‐かい妖怪エウクワイ 人知では解明できない奇怪な現象または異様な物体。ばけもの。太平記5「相模入道かかる―にも驚かず」 ⇒ようかい‐へんげ【妖怪変化】 よう‐かい洋灰ヤウクワイ セメントのこと。 よう‐かい容喙】 くちばしを容れること。横合いから口を出すこと。「他人の事に―する」 よう‐かい溶解】 ①とけること。とかすこと。 ②物質が液体中にとけて均一な液体となる現象。→溶液⇒ようかい‐ど【溶解度】 ⇒ようかいど‐きょくせん【溶解度曲線】 ⇒ようかいど‐せき【溶解度積】 ⇒ようかい‐ねつ【溶解熱】 よう‐かい熔解・鎔解・溶解】 固体が、熱によってとけて液状となること。熔融。融解。 ⇒ようかい‐ろ【溶解炉・熔解炉】 よう‐がい幼孩エウ‥ あかご。みどりご。 よう‐がい要害エウ‥ ①地勢がけわしく、敵を防ぎ味方を守るのに便利な地。太平記18「敦賀の津より二十余町東に当つて、究竟くっきょうの―の有りける処へ」。「―の地」 ②とりで。城塞じょうさい。狂言、髭櫓「旧苔の髭のまはりの―には、櫓・掻楯かいだてあげたるぞや」。「―を築く」 ③防備。用心。浄瑠璃、柏崎「すはと云はばただひとひしぎと―す」 ⇒ようがい‐けんご【要害堅固】 ⇒ようがい‐の‐いた【要害の板】 よう‐がい瑩貝ヤウガヒ 紙・絹などをみがいて光沢を出すのに用いる貝がら。金属・竹などで作ったものもいう。 ようがい‐けんご要害堅固エウ‥ 地勢がけわしくて防備が固く攻略しにくいこと。「―の城」 ⇒よう‐がい【要害】 よう‐かいご‐にんてい要介護認定エウ‥ 介護保険利用申請者の心身の状態を、調査票(1次判定)や主治医の意見(2次判定)に基づき、市町村が判定すること。申請者の状態は要介護1〜5、要支援、自立に区分され、介護保険利用の可否と給付額が決定される。 ようかいち八日市ヤウ‥ 滋賀県東近江市の地名。愛知川えちがわの沖積平野に位置し、市場町として発達。近江商人出身地の一つ。 ようかいちば八日市場ヤウ‥ 千葉県匝瑳そうさ市の地名。市場町として発達。 ようかい‐ど溶解度】 飽和溶液中における溶質の濃度。普通には溶媒100グラム中または飽和溶液100グラム中に溶解している溶質のグラム数で表す。 ⇒よう‐かい【溶解】 ようかいど‐きょくせん溶解度曲線】 溶解度と温度との関係を表す曲線。 ⇒よう‐かい【溶解】 ようかいど‐せき溶解度積】 飽和溶液における陰・陽イオンの濃度の積。難溶性塩や水酸化物では、温度が一定ならば一定の値をとる。 ⇒よう‐かい【溶解】 ようかい‐ねつ溶解熱】 溶媒に溶質をとかす時に発生または吸収される熱量。 ⇒よう‐かい【溶解】 ようがい‐の‐いた要害の板エウ‥かぶとの目庇まびさしと鉢との接合する裏面に打つ小鉄板。 ⇒よう‐がい【要害】 ようかい‐へんげ妖怪変化エウクワイ‥ 妖怪が姿を見せたようなあやしいもの。あやしいばけもの。 ⇒よう‐かい【妖怪】 ようかい‐ろ溶解炉・熔解炉】 金属を溶融する炉の総称。溶銑炉(キューポラ)・坩堝るつぼ炉・回転炉・反射炉・平炉・転炉・電気炉などがある。 ⇒よう‐かい【熔解・鎔解・溶解】 ようか‐カリウム沃化カリウムエウクワ‥ 化学式KI 無色正六面体の結晶。水によく溶け、その水溶液にヨウ素などを溶かしたものをルゴール液といい、医薬等に利用。ヨード‐カリウム。沃化カリ。沃度カリ。沃剥ようポツ⇒よう‐か【沃化】 ようが‐かんこうし陽画感光紙ヤウグワ‥クワウ‥ (→)ジアゾ感光紙に同じ。 ⇒よう‐が【陽画】 ようか‐ぎん沃化銀エウクワ‥ 化学式AgI 黄色の針状結晶。硝酸銀の水溶液に沃化カリウムの溶液を加えてつくる。光に当たると分解して暗色を呈する。写真乳剤、人工降雨のための凍結核に用いる。 ⇒よう‐か【沃化】 よう‐がく幼学エウ‥ ①おさない時にする学問。ういまなび。 ②[礼記曲礼上]10歳の称。 よう‐がく洋学ヤウ‥ 西洋の学問。西洋風の学問。江戸時代、蘭学の別称に始まり、幕末以後、欧米の学問の総称となる。↔和学↔漢学。 ⇒ようがく‐しょ【洋学所】 よう‐がく洋楽ヤウ‥ 西洋音楽のこと。↔邦楽 ようがくこうよう幼学綱要エウ‥カウエウ 修身書。明治天皇の意向に基づいて侍講元田永孚もとだながざねが編纂。7巻。1882年(明治15)宮内省刊、全国の学校に頒布。和漢の例話や図画を添え、仁義忠孝の国民道徳と天皇への忠誠とを説く。 ようがく‐しょ洋学所ヤウ‥ 蕃書調所ばんしょしらべしょの正式発足前の名称。 ⇒よう‐がく【洋学】 よう‐がさ洋傘ヤウ‥ 洋式の傘。こうもりがさ。人見東明、夜の舞踏「翳してゐる―の紅くれないをめぐる秋」 ようかし 〔副〕 (ヨウカはヤハカの転という。また、カシは強めの助詞とも)なんとして。どうして。浮世風呂2「―治らうぞい、滅多に治るこつちやあねへ」 よう‐がし洋菓子ヤウグワ‥ 西洋から伝来し、また、西洋風に製した菓子。ケーキ・ワッフル・ビスケットの類。西洋菓子。↔和菓子 ようか‐すいそ沃化水素エウクワ‥ 分子式HI 無色で刺激臭のある発煙性の気体。水に溶けやすく、溶液は強い酸性を示す。化学的性質は塩化水素に類似。 ⇒よう‐か【沃化】 ようか‐ぞ八日ぞヤウ‥ (関東地方で)2月・12月の8日をいう。そば・だんごなどをつくって馳走する。八日節供。八日行ようかぎょう。厄神仏。 ⇒よう‐か【八日】 よう‐かた用方】 用務を弁ずるための役むき。 よう‐かた養方ヤウ‥ 養親の側。↔実方じつかた ようか‐だんご八日団子ヤウ‥ (東北地方で)2月・12月の8日につくる団子。搗止つきとめ団子。八日餅。鬼餅。 ⇒よう‐か【八日】 よう‐がっき洋楽器ヤウガク‥ 西洋の楽器。西洋音楽に使用する楽器。 よう‐がっこう洋学校ヤウガクカウ 明治時代、外国語や西洋のことを教えた学校。 ようか‐ばな八日花ヤウ‥ (→)「てんとうばな(天道花)」に同じ。 ⇒よう‐か【八日】 ようか‐ぶつ沃化物エウクワ‥ (iodide)ヨウ素と他の元素または基との化合物。 ⇒よう‐か【沃化】 よう‐がま・し様がましヤウ‥ 〔形シク〕 (ガマシは接尾語) ①わけがありそうである。もったいぶっている。狂言、三番叟「あら―・しや候」。鶴の草子「いかさま故ある人の手遊やらん、―・しく認めたり」 ②注文がやかましい。狂言、仏師「さてさて其方は仏に―・しい人ぢや」 ようか‐もち八日餅ヤウ‥ 2月・12月の8日に搗く祝い餅。 ⇒よう‐か【八日】 よう‐がらし洋芥子ヤウ‥ (→)マスタードに同じ。 よう‐が・り様がりヤウ‥ 〔自ラ変〕 (ヤウガアリの約。ヤウカリとも)様子ありげである。一風変わった趣がある。宇治拾遺物語5「此の女房、―・る暦かなとは思へども」 よう‐がわら洋瓦ヤウガハラ 西洋式の形に作った瓦。 ようかん永観ヤウクワン ⇒えいかん よう‐かん羊羹ヤウ‥ (カンは唐音) ①餡あん・砂糖などで作る棹物菓子の一種。小麦粉などを加えて蒸し固めた蒸し羊羹、煮溶かした寒天を用いて固めた水羊羹、練り固めた練り羊羹がある。 水羊羹 撮影:関戸 勇 煉羊羹 撮影:関戸 勇 ②羊羹色の略。 ③羊羹紙の略。 ⇒ようかん‐いろ【羊羹色】 ⇒ようかん‐がみ【羊羹紙】 よう‐かん勇敢・勇悍】 (ヨウは漢音)いさましくて強いこと。いさましくてたけだけしいこと。ゆうかん。大鏡伊尹「すこし―にあしき人にてぞおはせし」 よう‐かん洋館ヤウクワン 西洋風の建物。西洋館。主に、明治・大正期に建てられた建築物についていう。 ようかん陽関ヤウクワン (Yang Guan)中国西部、甘粛省敦煌県の西に置かれた関所。前漢時代に設置され、北の玉門関とともに西域に通ずる要地だった。 ⇒ようかん‐さんじょう【陽関三畳】 よう‐かん腰間エウ‥ 腰のあたり。腰のまわり。 よう‐がん容顔】 かおつき。かおだち。顔かたち。かお。顔容。 よう‐がん溶岩・熔岩】 〔地〕(lava)マグマが溶融体または半溶融体として地表に噴出したもの、また、それが冷却固結して生じた岩石。 ⇒ようがん‐えんちょうきゅう【溶岩円頂丘】 ⇒ようがん‐じゅけい【溶岩樹型】 ⇒ようがん‐せんとう【溶岩尖塔】 ⇒ようがん‐だいち【溶岩台地】 ⇒ようがん‐ドーム【溶岩ドーム】 ⇒ようがん‐トンネル【溶岩トンネル】 ⇒ようがん‐りゅう【溶岩流】 ようかん‐いろ羊羹色ヤウ‥ 黒・紫または鳶とび色などの衣類の染色が褪めて赤みを帯びたもの。羊羹。 ⇒よう‐かん【羊羹】 ようがん‐えんちょうきゅう溶岩円頂丘‥ヱンチヤウキウ 火山の形態の一種。粘性の大きい溶岩が地表に噴出・固結してドーム形をなす丘。有珠うす山・昭和新山の類。溶岩ドーム。→火山(図)⇒よう‐がん【溶岩・熔岩】 ようかん‐がみ羊羹紙ヤウ‥ 江戸時代、十文字紙に油を塗り、稲藁を焼いた煙で燻いぶし磨いた擬革紙の一種。色黒く赤みがあって羊羹のような光沢がある。常陸国水戸の原産で、東京でも作り、煙草入れ袋に用いた。こがらし紙。擬羊皮紙。竹屋紙。 ⇒よう‐かん【羊羹】 ようかん‐さんじょう陽関三畳ヤウクワン‥デフ (「畳」は、繰り返す意)「陽関曲」を、一部を3度繰り返す歌い方。「陽関曲」は、唐の王維の「元二の安西に使いするを送る」詩を基にしたもの。 ⇒ようかん【陽関】 ようがん‐じゅけい溶岩樹型】 流動する溶岩中に取りこまれた樹木が燃えつきて、幹の型だけが空洞となって残ったもの。流動性に富む玄武岩質溶岩によく見られる。富士山北西麓の鳴沢溶岩樹型が知名。 ⇒よう‐がん【溶岩・熔岩】 よう‐かんすう陽関数ヤウクワン‥ 〔数〕yfx)の形の関数。たとえば yaxbxc の類。↔陰関数。→関数 ようがん‐せんとう溶岩尖塔‥タフ 火山の形態の一種。粘性の大きい溶岩がほとんど固結した状態で火口へ押し上げられ塔状をなすもの。火山岩尖。→火山(図)⇒よう‐がん【溶岩・熔岩】 ようがん‐だいち溶岩台地】 火山の形態の一種。玄武岩のように流動性の著しい溶岩が噴出して形成した平坦な台地。→火山(図)⇒よう‐がん【溶岩・熔岩】 ようがん‐ドーム溶岩ドーム】 (lava dome)(→)溶岩円頂丘に同じ。 ⇒よう‐がん【溶岩・熔岩】 ようがん‐トンネル溶岩トンネル】 流出した溶岩の外部が冷却固結した後でも内部が固結せず、外殻を破って流出したために生じた洞穴。富士山麓の風穴ふうけつ・人穴ひとあななどの類。 ⇒よう‐がん【溶岩・熔岩】 ようがん‐りゅう溶岩流‥リウ 火山噴火の際、火口から流出する溶岩、またはその冷却固結したもの。→火山(図) ⇒よう‐がん【溶岩・熔岩】 よう‐き用器】 器具を用いること。器械を用いること。また、その器具。 ⇒ようき‐が【用器画】 よう‐き妖気エウ‥ 何か凶事の起こりそうな、あやしいけはい。「―が漂う」 よう‐き妖姫エウ‥ 人をまどわす妖艶な姫。 よう‐き容器】 物をいれるうつわ。いれもの。 よう‐き揚棄ヤウ‥ 〔哲〕(→)止揚しように同じ。 よう‐き陽気ヤウ‥ ①陽の気。万物が動き、または生じようとする気。徒然草「おほかた、東を枕として―を受くべき故に、孔子も東首し給へり」 ②心がはればれしいこと。ほがらかなこと。気分がうきうきすること。花暦八笑人「所が花見といふやつはどの様な陰気な人も―になる場所だから」。「―な人柄」「―に騒ぐ」 ③時候。季節。「春らしい―」「この頃の―」 ⇒陽気発する処金石また透る よう‐き楊逵ヤウ‥ (Yang Kui)台湾の作家。台南生れ。日本語小説「新聞配達夫」でデビュー。プロレタリア文学を切り開いた。戦後は北京語で創作。作「鵞鳥の嫁入」。(1905〜1985) よう‐き様器・楊器ヤウ‥ 儀式に用いる食器。金属製とも陶製ともいう。また一説には、食器などを載せる台とする。源氏物語宿木「しろがねの―」 よう‐き養気ヤウ‥ 気力を養うこと。 ㋐儒家で、孟子が首唱した精神修養法。浩然こうぜんの気を養うこと。 ㋑道家で、煉丹と共に延命術を行うこと。 よう‐ぎ要義エウ‥ 大切な意味。要点とすべき意義。 よう‐ぎ容疑】 罪を犯したのではないかという疑い。嫌疑。「―が晴れる」 ⇒ようぎ‐しゃ【容疑者】 よう‐ぎ容儀】 ①礼儀にかなった身のこなし。また、その姿。礼容。狂言、業平餅「―もよささうな」 ②容貌。きりょう。好色一代女3「其の―次第に、男のかたより金銀とるはずのことなるべし」 ⇒ようぎ‐たいはい【容儀帯佩】 ようき‐が用器画‥グワ 定規・分度器・コンパスなどの器具を用いて、物体を点や線による幾何学的図形で表現する技法。土木・建築・機械などの設計に応用。幾何画法。↔自在画 ⇒よう‐き【用器】 ようき‐し洋鬼子ヤウ‥ 中国で、欧米人をののしっていう語。 ようぎ‐しゃ容疑者】 犯罪の容疑を持たれている人。被疑者。「―を連行する」 ⇒よう‐ぎ【容疑】 ようき‐せき陽起石ヤウ‥ (→)緑閃石りょくせんせきに同じ。 ようぎ‐たいはい容儀帯佩】 容儀と帯佩。みなりとふるまい。天草本平家物語「―人にすぐれ」 ⇒よう‐ぎ【容儀】 ようぎ‐は楊岐派ヤウ‥ 中国禅宗五家七宗の一派。臨済宗第7祖楚円の門下で、宋代に楊岐山に住した方会を祖とする。宋以後の臨済宗の大部分をなし、日本の臨済宗も二十四流中の4流を除いてこれに属する。

広辞苑 ページ 20154 での○よい分別は雪隠で出る単語。