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じょ‐れん【鋤簾】🔗⭐🔉
じょ‐れん【鋤簾】
土砂を掻き寄せる用具。長い柄の先に、竹で箕みのように編んだものまたは鉄板製の歯を取り付けたもの。
鋤簾
鋤簾
撮影:薗部 澄(JCII蔵)


すき【鋤・犂】🔗⭐🔉
すき【鋤・犂】
(動詞スクの連用形から)
①(「鋤」と書く)農具の一種。普通は幅の広い刃に真っ直ぐな柄を付け、櫂かい状をなす。手または足で押し込み、手の力で土を反転して土壌を耕すもの。風呂鋤・金鋤かなすき・踏鋤ふみすきなど。耒耜らいし。スペード。〈倭名類聚鈔15〉
鋤
②(「犂」と書く)農具の一種。牛馬にひかせて犂すき先で地中を切り進み、へら(撥土板)で土塊を反転・破砕する耕具。今日ではトラクターで牽引する。古くは唐鋤からすきと称した。プラウ。
畜力用和犂
犂
撮影:薗部 澄(JCII蔵)



すき‐おこ・す【鋤き起こす】🔗⭐🔉
すき‐おこ・す【鋤き起こす】
〔他五〕
鋤すきで土を掘りおこす。
すき‐かえ・す【鋤き返す】‥カヘス🔗⭐🔉
すき‐かえ・す【鋤き返す】‥カヘス
〔他五〕
鋤すきで土を掘り返す。
すき‐くわ【鋤鍬】‥クハ🔗⭐🔉
すき‐くわ【鋤鍬】‥クハ
すきとくわ。農具の総称。
すき‐こ・む【鋤き込む】🔗⭐🔉
すき‐こ・む【鋤き込む】
〔他五〕
田畑を耕して、肥料などを土にまぜ合わせる。
すきさげ‐ぼり【鋤下彫】🔗⭐🔉
すきさげ‐ぼり【鋤下彫】
(→)鋤出彫すきだしぼりに同じ。
すきだし‐ぼり【鋤出彫】🔗⭐🔉
すきだし‐ぼり【鋤出彫】
彫金の一技法。絵模様の部分以外を削り落として、絵模様を高く表すように彫刻したもの。鋤下彫すきさげぼり。鋤彫。
すき‐なべ【鋤鍋】🔗⭐🔉
すき‐なべ【鋤鍋】
肉類をすき焼にするのに使う金属製または土製の鍋。また、その料理。
すき‐ぼり【鋤彫】🔗⭐🔉
すき‐ぼり【鋤彫】
(→)鋤出彫すきだしぼりに同じ。
すき‐やき【鋤焼】🔗⭐🔉
すき‐やき【鋤焼】
牛・鳥肉などに葱ねぎ・焼豆腐などを添えて鉄鍋で煮焼きしたもの。維新前まだ獣肉食が嫌われていた頃、屋外で鋤の上にのせて焼いて食べたからとも、肉をすき身(薄切り)にしたからともいう。
す・く【鋤く】🔗⭐🔉
す・く【鋤く】
〔他五〕
(「透く」と同源)
①鋤すきなどで土地を掘りかえす。古事記下「媛女おとめのい隠る岡を金鋤も五百箇いおちもがも―・き撥ぬるもの」。「田を―・く」
②除く。とりのける。玉塵抄14「呂氏をば―・いて捨てうと云ふ心ぞ」
[漢]鋤🔗⭐🔉
鋤 字形
〔金部7画/15画/2991・3D7B〕
〔音〕ジョ(慣) ショ(漢)
〔訓〕すき・すく
[意味]
①農具の一種。すき。「鋤犂じょり」
②すく。すきで耕す。根こそぎにする。「誅鋤ちゅうじょ」

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