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○風月を友とするふうげつをともとする🔗⭐🔉
○風月を友とするふうげつをともとする
自然に交わり、風流三昧ざんまいに暮らす。
⇒ふう‐げつ【風月】
ふう‐げん【諷言】
遠回しにさとらせることば。
ブーゲンヴィル‐とう【ブーゲンヴィル島】‥タウ
(Bougainville)南太平洋、ソロモン諸島の北端にある火山島。フランス人ブーガンヴィル(Louis Antoine de B.1729〜1811)が1768年に付近を航行。それに因んで命名。現在パプア‐ニューギニアの一部。
ブーゲンビレア【Bougainvillea ラテン】
(ブーガンヴィルの名に因む)オシロイバナ科イカダカズラ属植物(その学名)。南米に10種ほど分布。また、同属の観賞用蔓性木本または低木。枝にはとげがつき、卵形で先がとがった葉を互生し、先端に3枚の苞に包まれた小花をつける。苞は紅・桃・白色など、園芸品種も多く、広く暖地や温室で栽培。ブーゲンビリア。イカダカズラ。
ブーゲンビレア
提供:OPO
ふう‐こう【風光】‥クワウ
景色。ながめ。風景。懐風藻「玉殿―暮れ」
⇒ふうこう‐めいび【風光明媚】
ふう‐こう【風向】‥カウ
風の吹いてくる方向。かざむき。風位。
⇒ふうこう‐けい【風向計】
⇒ふうこう‐ふうそくけい【風向風速計】
ふう‐こう【風候】
①風の吹く様子。
②風の方向を測知する器械。かざみ。
③気候。時節。
ふうこう‐けい【風向計】‥カウ‥
風向を測る器械。簡単なものは自由に回転する矢羽根を竿の先につけたもの。かざみ。
⇒ふう‐こう【風向】
ふうこう‐ふうそくけい【風向風速計】‥カウ‥
風向と風速とを一つの測器で測定できるもの。周囲に障害物のない開けた場所で、地上から10メートルの高さに設置するのを標準とする。→風向計→風速計
風向風速計
⇒ふう‐こう【風向】
ふうこう‐めいび【風光明媚】‥クワウ‥
山水の景色がすぐれて美しく、人の心をひくこと。
⇒ふう‐こう【風光】
フーコー【Charles de Foucauld】
フランスのカトリック司祭。イスラム教に触れてキリスト教信仰に回心し、サハラ砂漠で隠修生活を送る。その精神を継ぐ修道会「イエスの小さい兄弟会」がある。(1858〜1916)
フーコー【Léon Foucault】
フランスの物理学者。パリ天文台技師。地球の自転を証明する振子の実験をし、フィゾー(A. H. L. Fizeau1819〜1896)と共に光速度を測定。のちに独立に水中での光速度が空気中よりも小さいことを見出し、光の波動説確立に寄与。また、渦電流(フーコー電流)を発見。(1819〜1868)
⇒フーコー‐の‐ふりこ【フーコーの振子】
フーコー【Michel Foucault】
フランスの哲学者。構造主義哲学の代表者の一人。狂気と理性、知と権力などについて批判的歴史的研究を行なった。著「狂気の歴史」「言葉と物」「監獄の誕生」「性の歴史」など。(1926〜1984)
フーコー‐の‐ふりこ【フーコーの振子】
L.フーコーが1851年に公開実験した振子。長さ67メートルの鋼鉄線と28キログラムの金属球とから成る単振子を静かに振動させておくと、その振動面が地面に対して回転してゆくことから、地球の自転を立証した。
⇒フーコー【Léon Foucault】
ふう‐こつ【風骨】
①すがた。風姿。風采。
②特に歌論・連歌論などで、歌風とその精神。毎月抄「稽古年かさなり、―よみ定まる後は」
ふう‐さ【封鎖】
①封じこめてとざすこと。とざして出入させないこと。「道路を―する」
②〔法〕戦時または平時に、相手国の港・海岸への交通を防ぐため、海軍力により船舶の出入を遮断すること。「海上―」
⇒ふうさ‐しはらい【封鎖支払】
⇒ふうさ‐たいけい【封鎖体系】
⇒ふうさ‐よちょきん【封鎖預貯金】
ふう‐さい【風災】
風のために受けた災害。風害。
ふう‐さい【風采】
人のみかけのすがた。ふうてい。「―が上がらない」
ふう‐さい【覆載】
①天が万物をおおい、地が万物をのせること。天覆地載。
②天地。宇宙。乾坤けんこん。
ふうさ‐しはらい【封鎖支払】‥ハラヒ
封鎖預貯金をもって封鎖のまま支払に充てること。
⇒ふう‐さ【封鎖】
ふうさ‐たいけい【封鎖体系】
〔経〕外国との取引を理論上考慮せずに、一国内の経済を分析した体系。↔開放体系。
⇒ふう‐さ【封鎖】
ふう‐さつ【封殺】
①相手を自由に活動できないようにすること。
②(→)フォース‐アウトに同じ。
ふうさ‐よちょきん【封鎖預貯金】
法令により一定の期日をもって凍結され、その払戻しを制限もしくは禁止された預貯金。1946年、金融緊急措置令に基づく第二次大戦後のインフレ収束措置策の一つとして実施。
⇒ふう‐さ【封鎖】
ふう‐さん【楓蚕】
ヤママユガ科のガ。大形で、開張約9センチメートル。中国南部・インドに産し、ややヤママユガに似る。幼虫は楓などの葉を食う。天蚕糸てぐすいとを製する。テグスガ。テグスサン。
プーサン【Nicolas Poussin】
フランスの画家。ラファエロ・ティツィアーノらの手法を学び、生涯の大半をローマで送る。細部まで緊密な建築的構成を持つ画風でフランス古典主義絵画を代表。作「アルカディアの牧人」など。プッサン。(1594〜1665)
プーサン(1)
提供:Photos12/APL
プーサン(2)
提供:Photos12/APL
ふうさん‐ろしゅく【風餐露宿】
風を食し露に寝るの意で、野宿すること。露営。
ふう‐し【夫子】
①中国で、昔、大夫たいふ以上の称。
②中国で、男子の敬称。
③孔子の敬称。
④長者・賢者・先生などの敬称。
⑤妻が夫を指す呼称。
⑥あのおかた・あなた、などとその当人を指すことば。「―自身」
ふう‐し【風姿】
①なりふり。すがた。「端正な―」
②特に、中世以後の芸術論で、芸術的美をあらわした姿。去来抄「―・風情と二つに分けて支考は教へらるる」
ふう‐し【風師】
かぜの神。風伯。風神。
ふう‐し【諷刺・風刺】
①遠まわしに社会・人物の欠陥や罪悪などを批判すること。「世相を―した歌」
②それとなくそしること。あてこすり。
⇒ふうし‐が【諷刺画】
ふうじ【封じ】
①封ずること。封をすること。
②(→)「ふうじめ」の略。
⇒ふうじ‐がみ【封じ紙】
⇒ふうじ‐て【封じ手】
⇒ふうじ‐め【封じ目】
⇒ふうじ‐ろう【封じ蝋】
ふう‐じ【封事】
他見をはばかり密封して君主に奉る意見書。意見封事。
⇒ふうじ‐さだめ【封事定め】
フーシェ【Joseph Fouché】
フランスの政治家。フランス革命に参加、反革命派を鎮圧。総裁政府・ナポレオン時代・王政復古の間は警察大臣として権力をふるい、「変節の政治家」と呼ばれる。(1759〜1820)
ブーシェ【François Boucher】
フランスの画家。ロココ期装飾美術の代表者。神話画・牧歌画・風俗画・舞台装飾・タピストリー・下絵など多方面に活動。(1703〜1770)
ふうし‐が【諷刺画】‥グワ
社会または個人の過失・欠陥・罪悪などの諷刺を目的として、機知的・冷評的に描かれた絵画。カリカチュア。ポンチ絵。
⇒ふう‐し【諷刺・風刺】
ふうしかでん【風姿花伝】‥クワ‥
能楽書。世阿弥の最初の著書。能の修業・演出等に関する広範囲の内容を含む。年来稽古条々・物学ものまね条々・問答条々・神儀・奥義・花修・別紙口伝の7編から成る。花伝書。花伝。
→文献資料[風姿花伝]
ふうじ‐がみ【封じ紙】
巻きたたんだ手紙などを封じるのに用いる紙。錦之裏「げび川さん、―をもつて来てくんな」
⇒ふうじ【封じ】
プーシキン【Aleksandr S. Pushkin】
ロシアの詩人・小説家・劇作家。ロシア国民文学とロシア近代文章語の確立者。西欧との関係、民衆と知識人との隔絶、国家権力と個人の葛藤など、近代化にあたってロシアがかかえる問題を表現。決闘で死。数多くの抒情詩のほか、詩劇「ボリス=ゴドゥノフ」、韻文小説「エヴゲニー=オネーギン」、小説「大尉の娘」などがある。(1799〜1837)
ふうじ‐けん【風字硯】
硯面が「風」字の形をした硯すずり。正倉院にも伝来。鳳字硯。
ふうじこめ‐せいさく【封じ込め政策】
(containment policy)資本主義諸国が協力して、共産主義諸国を封じ込め、その勢力の拡大を防止しようとした、第二次世界大戦後のアメリカの冷戦政策。
ふうじ‐こ・める【封じ込める】
〔他下一〕
①中に入れて閉じこめる。「岩屋に―・める」
②相手の活動をおさえこむ。「発言を―・める」
ふうじ‐さだめ【封事定め】
平安時代、詔して公卿・諸道博士・諸司長官に封事を献じさせ、諸卿がその可否を議定して、採用すべきものはさらに封じて上奏した儀式。
⇒ふう‐じ【封事】
ふう‐しつ【風疾】
(→)中風ちゅうぶうに同じ。
ふう‐しつ【風湿】
漢方で、関節および筋肉リウマチのこと。目に見えない病邪(風)と湿気が原因と考えたことによる。
ふうじ‐て【封じ手】
①囲碁・将棋の対局で、打ちかけ(指しかけ)にする時、最後の着手を紙に書きしるし、再開時まで封じておくこと。主に2日がかりの対局などで行われる。
②相撲などで、使うことを禁止されているわざ。禁じ手。
⇒ふうじ【封じ】
ふうじ‐め【封じ目】
封を施した所。
⇒ふうじ【封じ】
ふう‐じめ【封〆】
封書の封じ目に書く「〆」のしるし。
ふう‐しゃ【風車】
風を羽根車で受けて動力を得る装置。製粉・揚水・発電などに用いる。かざぐるま。
ふう‐じゃ【風邪】
かぜひき。かぜ。感冒。
ふう‐しゅ【風趣】
おもむき。風致。風韻。
ふう‐じゅ【風樹】
①風に吹かれて揺れる木。風木。
②既に死んだ親を思うこと。風樹の嘆。
⇒ふうじゅ‐の‐たん【風樹の嘆】
ふう‐じゅ【楓樹】
①楓ふうの木。
②カエデの木。
ふう‐じゅ【諷誦】
声を上げてよむこと。特に、経を読むこと。読経。また、徳をたたえること。→ふじゅ
ふう‐しゅう【風習】‥シフ
その土地のならわし。しきたり。習慣。
ふうじゅ‐の‐たん【風樹の嘆】
[韓詩外伝9「樹静かならんと欲すれども風止まず、子養わんと欲すれども親待たざる也」]孝養をしようと思い立った時には、すでに親が死んでいて孝養をつくすことができないなげき。風木の嘆。
⇒ふう‐じゅ【風樹】
ふう‐しょ【封書】
封をした手紙。封じた書状。封状。
ふう‐しょう【風尚】‥シヤウ
①けだかいようす。
②その時代の人々の好み。好尚。
ふう‐しょう【諷誦】
⇒ふうじゅ
ふう‐じょう【封状】‥ジヤウ
封じた手紙。封書。
ふう‐じょう【風情】‥ジヤウ
けしき。おもむき。ふぜい。
ふう‐じょう【富饒】‥ゼウ
⇒ふじょう
ふう‐しょく【風色】
①かざもよう。天候。
②けしき。ながめ。風景。また、ありさま。東海道中膝栗毛2「羇中旅客の滑稽・逆旅たびや傀儡おじゃれの―」
ふう‐しょく【風食・風蝕】
風の浸食作用。風が砂を吹き払ったり、砂を岩石面に吹きつけて岩石を磨りへらし、地表面を低下させること。「―作用」
ふう・じる【封じる】
〔他上一〕
(→)「封ずる」に同じ。
ふうじ‐ろう【封じ蝋】‥ラフ
⇒ふうろう
⇒ふうじ【封じ】
ふう‐しん【風信】
①かざむき。椿説弓張月続編「伊豆の島々に十年の春秋をおくりしかば、渡海の―自然にくはし」
②風のたより。うわさ。
⇒ふうしん‐し【風信子】
⇒ふうしんし‐こう【風信子鉱】
ふう‐しん【風神】
①精神。人がら。風格。風骨。
②⇒ふうじん
ふう‐しん【風疹】
風疹ウイルスによる発疹性の急性感染症。小円形淡紅色の発疹が顔面・頭部に、次いで体に生じ、発熱・リンパ節腫脹を伴い、2〜3日で治癒する。多く小児に発し、ほとんどの場合終生免疫を得る。妊娠初期にかかると胎児が先天性風疹症候群にかかることがある。ワクチン接種による予防が有効。三日ばしか。
ふう‐じん【風人】
①詩人。詩歌を作る人。筑波問答「―墨客のありさまは、月をめで風にあざけりて」
②風流を好む人。
ふう‐じん【風神】
風をつかさどる神。日本では一般に、雷神と対をなして、裸形で風袋かざぶくろをかつぎ天空を馳ける鬼体に表す。風布。風伯。→風天
ふう‐じん【風塵】‥ヂン
①風に吹き立つちり。また、極めて軽いもののたとえ。太平記17「命を―よりも軽くして防ぎ戦ひける程に」
②俗世間。俗世間のいとなみ。太平記12「廬山の慧遠法師は、一たび―の境を辞して、寂寞の室に坐し給しより」
③乱世。兵乱。
ふうしん‐し【風信子】
ヒヤシンスの当て字。
⇒ふう‐しん【風信】
ふうしんし‐こう【風信子鉱】‥クワウ
(→)ジルコンに同じ。
⇒ふう‐しん【風信】
ふうしんじょう【風信帖】‥デフ
空海筆の最澄宛て書簡で、第1通の初めが「風信」で始まるもの。3通から成り、書道史上の名品。
ふう‐す【副寺・副司】
(唐音)禅寺で都寺つうすを助けて会計をつかさどる役僧。六知事の一つ。庫頭くとう。提点。
ふう‐す【副使】
⇒ふくし。〈運歩色葉集〉
フーズ【foods】
食品。フード。
ブース【booth】
小さく間仕切りした区画。簡単につくった小部屋。
ブース【William Booth】
イギリスの宗教家。貧民への伝道とその救済に努め、1878年妻とともにロンドンで救世軍を創立。(1829〜1912)
ふう‐すい【風水】
①吹く風と流れる水。
②山川・水流などの様子を考え合わせて、都城・住宅・墳墓の位置などを定める術。特に、中国や李朝朝鮮では墓地の選定などに重視され、現在も普及。風水説。
⇒ふうすい‐がい【風水害】
ふうすい‐がい【風水害】
大風と大水とによる被害。風災と水災。
⇒ふう‐すい【風水】
ブースター【booster】
(「後ろから押すもの」の意)
①ロケットなどの推進補助装置。発進の際、適当な初速度を急速に与える目的で使用。
②電圧の昇圧器。また、無線機などの送受信用の増幅器。
③油圧や水圧を高める装置。航空機の燃料系統などに用いる。
⇒ブースター‐きょく【ブースター局】
ブースター‐きょく【ブースター局】
山間地など、テレビ放送の受信困難な地域のために設置する中継専用の放送局。
⇒ブースター【booster】
フーズ‐フー【Who's Who】
現代紳士録。イギリスで1849年以来年刊。ほかにアメリカ版・フランス版などがある。なお、物故者を収録したフー‐ウォズ‐フー(Who was Who)も刊行。
ふう・する【諷する】
〔他サ変〕[文]諷す(サ変)
(諷ズとも)ほのめかして遠まわしに言う。それとなくあてこする。諷刺する。折たく柴の記下「人をして―・ぜしむるに」。「世相を―・した川柳」
ふう・ずる【封ずる】
〔他サ変〕[文]封ず(サ変)
①閉じこめる。特に、陰陽道おんようどうや仏法の加持力によって、物の怪けなどが自由に動けないようにする。源氏物語若菜下「物の怪に向ひて物語し給はむもかたはらいたければ―・じこめて」
②封をする。
③自由に活動できないようにする。歌舞伎、天衣紛上野初花「お宿へのお使ひは―・じてあるとやら」。「口を―・ずる」
→封ほうずる
ふう‐せい【風成】
風の作用でできること。
⇒ふうせい‐かいりゅう【風成海流】
⇒ふうせい‐がん【風成岩】
⇒ふうせい‐そう【風成層】
⇒ふうせい‐ど【風成土】
ふう‐せい【風声】
①風のおと。
②風格と声望。
③おとずれ。たより。消息。
⇒ふうせい‐かくれい【風声鶴唳】
ふう‐せい【風勢】
風のいきおい。風力。
ふうせい‐かいりゅう【風成海流】‥リウ
長期間一定の方向に吹く風によって起こされる大規模な海流。小規模な流れは吹送すいそう流という。
⇒ふう‐せい【風成】
ふうせい‐かくれい【風声鶴唳】
[晋書謝玄伝](淝水ひすいの戦いで敗れた前秦軍の潰走ぶりから)敗兵が、風の音や鶴の鳴き声をも敵かと思って驚き恐怖心をつのらせること。おじけづいた人が、ちょっとしたことにも驚き怖れること。
⇒ふう‐せい【風声】
ふうせい‐がん【風成岩】
堆積岩の一種。岩石の微粒砕屑さいせつ物が風の作用により運ばれて地表に堆積し固結した岩石。
⇒ふう‐せい【風成】
ふうせい‐そう【風成層】
風の作用で形成された地層。砂丘砂・黄土など。
⇒ふう‐せい【風成】
ふうせい‐ど【風成土】
岩石の微粒砕屑さいせつが、風に運ばれ堆積して二次的にできた土。中国北部の黄土や関東ロームの類。風積土。
⇒ふう‐せい【風成】
ふうせき‐ど【風積土】
(→)風成土に同じ。
ふう‐せつ【風雪】
①風と雪。
②風と共にふる雪。ふぶき。〈[季]冬〉
③比喩的に、きびしい苦難。「―に堪える」
ふう‐せつ【風説】
世間のうわさ。とりざた。風評。日葡辞書「フウセッ、また、フウゼッ」。「―に惑わされる」
フーゼル‐ゆ【フーゼル油】
(fusel oil)アルコール発酵の際に生じる、イソアミル‐アルコール・活性アミル‐アルコール・イソブチル‐アルコールを主成分とする混合物。溶剤・香料の原料とする。
ふう‐せん【風船】
①気球。軽気球。
②紙またはゴム球の中へ空気または水素などを入れて、それを手でついたり空中へ飛ばしたりする玩具。風船玉。〈[季]春〉
⇒ふうせん‐かずら【風船蔓】
⇒ふうせん‐ガム【風船ガム】
⇒ふうせん‐だま【風船玉】
⇒ふうせん‐ばくだん【風船爆弾】
⇒ふうせん‐むし【風船虫】
ふう‐せん【風選】
種子選別法の一つ。風力を利用して不良な軽い種子を飛散させ、重い種子だけを採取する。
ふう‐ぜん【風前】
風の吹きあたる所。
⇒ふうぜん‐の‐ちり【風前の塵】
⇒ふうぜん‐の‐ともしび【風前の灯】
ふうせん‐かずら【風船蔓】‥カヅラ
ムクロジ科の多年生蔓草。熱帯アメリカ原産。世界の熱帯・亜熱帯に広く野生化。観賞用にも栽培。葉腋から長い花序を出し下部の花柄は巻きひげとなる。夏に小白花をつけ、3稜のある風船状の果実をつける。種子は黒い球形で、ハート形の白斑が目立つ。
フウセンカズラ
撮影:関戸 勇
⇒ふう‐せん【風船】
ふうせん‐ガム【風船ガム】
息を吹き入れて風船のようにふくらますことのできるチューイン‐ガム。
⇒ふう‐せん【風船】
ふうせん‐だま【風船玉】
(→)風船に同じ。〈[季]春〉
⇒ふう‐せん【風船】
ふうぜん‐の‐ちり【風前の塵】
風の吹いて来る所の塵。物事のはかないさまのたとえ。太平記13「まことに百年の栄耀は―、一念の発心は命後の灯なり」
⇒ふう‐ぜん【風前】
ふうぜん‐の‐ともしび【風前の灯】
[坐禅三昧経「譬如風中灯」]風の吹く中についている灯火。危難が迫って生命などの危ういことにたとえる。
⇒ふう‐ぜん【風前】
ふうせん‐ばくだん【風船爆弾】
太平洋戦争末期に日本陸軍がアメリカ本土攻撃のために開発・使用した風船利用の爆弾。東日本の太平洋沿岸から偏西風に乗せて運んだが効果はなかった。
⇒ふう‐せん【風船】
ふうせん‐むし【風船虫】
ミズムシ科の水生昆虫、特にコミズムシの俗称。池沼にすみ、夏、夜に灯火にも飛来。捕らえてコップに紙片などと共に入れておくと、それにつかまって水面に浮上し、また潜る動作をくりかえす。〈[季]夏〉
⇒ふう‐せん【風船】
ふう‐そう【風葬】‥サウ
死体を樹上や山林・平地に運び、地中に埋めずにさらしておく葬法。シベリア・インドなどで行われる。曝葬。空葬。
ふう‐そう【風霜】‥サウ
①風と霜しも。
②霜気を含んだ冬の北風。
③年月。星霜。
④比喩的に、きびしくはげしい苦難。
ふう‐そう【風騒】‥サウ
(詩経の「国風」と楚辞の「離騒」のこと)
①詩文を作ること。
②詩文をもてあそぶ風流韻事。風雅。奥の細道「中にもこの関は三関の一にして、―の人心をとどむ」
ふう‐そく【風速】
風の吹く速さ。単位はm/sやノットで表す。通常、その時刻の直前10分間の平均風速をいう。
⇒ふうそく‐けい【風速計】
ふう‐ぞく【風俗】
①一定の社会集団に広く行われている生活上のさまざまなならわし。しきたり。風習。太平記1「国の―人の分限をうかがひ見られける」。「江戸時代の―」「秋田の―」
②容姿と身のこなし。身ぶり、態度。好色一代男6「情けあつて大気に生れつき、―太夫職にそなはつて」
③よそおい。みなり。服飾。西鶴諸国ばなし「夜道の用心にかく男の―して」
④風俗歌ふぞくうた。ふぞく。十訓抄「国々の―ども選び定められける時」
⇒ふうぞく‐えいぎょう【風俗営業】
⇒ふうぞく‐が【風俗画】
⇒ふうぞく‐しょうせつ【風俗小説】
ふうぞく‐えいぎょう【風俗営業】‥ゲフ
客に遊興・飲食、または射倖的遊技をさせ、一定の設備を伴う営業の総称。1948年制定の「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」により規制される。料理店・カフェ・待合・キャバレー・ダンスホール・マージャン屋・パチンコ屋など。なお、性風俗特殊営業とは異なる。
⇒ふう‐ぞく【風俗】
ふうぞく‐が【風俗画】‥グワ
同時代の生活風俗を描いた絵画。
⇒ふう‐ぞく【風俗】
ふうそく‐けい【風速計】
風速を測定する計器。風車の回転速度により測定する型(ロビンソン風速計)、風圧によって測定する型(ダインス風速計・ピトー管)、熱線風速計、超音波風速計などがある。アネモメーター。
ロビンソン風速計
⇒ふう‐そく【風速】
ふうぞく‐しょうせつ【風俗小説】‥セウ‥
世態・人情・風俗の描写を主とする小説。
⇒ふう‐ぞく【風俗】
ふうぞくもんぜん【風俗文選】
俳文集。森川許六編。10巻9冊。「本朝文選」と題して1706年(宝永3)刊、翌年「風俗文選」と改題。芭蕉以下蕉門俳人の俳文を集め、作者列伝を添える。
→文献資料[風俗文選]
ふう‐そん【風損】
風災による損害。
ふう‐たい【風体】
⇒ふうてい
ふう‐たい【風帯】
①几帳の上から垂らす細長い布。
②掛軸の上から垂らす2条の細い布帛ふはくまたは紙。→大和やまと表具(図)。
③旗の横上につけた緒。巻きあげた旗を結び束ねる。
ふう‐たい【風袋】
①秤はかりで物を量る時の、その品物の容器・上包・箱・袋など。「―共1キログラム」
②うわべ。みかけ。外観。浮世草子、好色万金丹「上塗り新しきは嫁取り前の―」
⇒ふうたい‐だおし【風袋倒し】
ふう‐だい【風大】
〔仏〕万物を構成する要素の一つ。四大・五大・六大の一つ。
ふうたい‐だおし【風袋倒し】‥ダフシ
①目方が多そうに見えて、その実は少ないこと。また、その物。
②外観は立派で、内容の伴わないもの。みかけだおし。
⇒ふう‐たい【風袋】
ふう‐たく【風鐸】
①仏堂や塔の軒の四隅などに吊り下げる青銅製鐘形の風鈴。
②(→)風鈴ふうりんに同じ。
ぷうたろう【風太郎】‥ラウ
(多く「プータロー」と書く)第二次大戦後、横浜桜木町駅付近にその日の働き口を求めて集まった日雇い労働者。風の如く集まり風の如く散ったところからの名という。転じて、定職についていない人。ふうたろう。
ふう‐だん【風談】
風流に関するはなし。
ブータン【Bhutan】
インド亜大陸北東部、ヒマラヤ山脈中の王国。住民は主としてチベット系およびネパール系、過半数がチベット仏教を信仰。1907年王制、10年以後イギリスの保護国。49年外交権をインドが受け継ぐ。面積4万7000平方キロメートル。人口71万6千(2002)。首都ティンプー。→南アジア(図)
ふう‐ち【風致】
景色のおもむき。あじわい。風趣。
⇒ふうち‐ちく【風致地区】
⇒ふうち‐りん【風致林】
ふうち‐そう【風知草】‥サウ
①イネ科の多年草ウラハグサの、特に園芸上の通称。本州中部に自生。日本特産。葉の表面は白色をおび、風にそよぐさまが美しい。
②イネ科の多年草カゼクサの異称。ミチシバ。
ふうち‐ちく【風致地区】
自然の風致の維持を目的として都市計画区域内に特に指定された地区。
⇒ふう‐ち【風致】
ふう‐ちょう【風鳥】‥テウ
スズメ目フウチョウ科の鳥の総称。大きさはスズメからハトぐらい。雄は栗色・緑色・黄色など種々の飾り羽を持ち美麗、集団で特徴的な求愛のダンスを行う。樹林にすみ、果実・種子・昆虫などを食う。ニューギニアとその付近の島嶼とうしょに約40種が分布。極楽鳥。比翼の鳥。
きんみのふうちょう(雄)
フウチョウ
提供:OPO
⇒ふうちょう‐ざ【風鳥座】
ふう‐ちょう【風潮】‥テウ
①風に吹かれて生ずる潮しおの流れ。
②時代の移り変りによって生ずる世の中の傾向。「伝統を軽んじる―」「最近の―」
ふう‐ちょう【風調】‥テウ
おもむき。ようす。すがた。
ふうちょう‐ざ【風鳥座】‥テウ‥
(Apus ラテン)南天にある星座。日本からは見えない。
⇒ふう‐ちょう【風鳥】
ふうちょう‐そう【風蝶草】‥テフサウ
かつて日本でも栽培された中国産の植物。現在は近縁の西洋風蝶草が普通で、この名で呼ぶこともある。→西洋風蝶草
ふうち‐りん【風致林】
名所・旧跡などの風致を保持・助成するための保安林。
⇒ふう‐ち【風致】
ふう‐ちん【風鎮】
掛物の軸の両端にかけるおもし。玉・石などを紐でつらぬいたもの。
プーチン【Vladimir V. Putin】
ロシアの政治家。KGB職員として東ドイツで勤務。ソ連崩壊後、1999年ロシア連邦首相。2000年大統領、04年再選。(1952〜)
プーチン
提供:ullstein bild/APL
ブーツ【boots】
長靴。深靴。
ふう‐つう【風通】
(→)風通織の略。
⇒ふうつう‐おめし【風通御召】
⇒ふうつう‐おり【風通織】
⇒ふうつう‐がすり【風通絣】
⇒ふうつう‐モール【風通モール】
ふうつう‐おめし【風通御召】
風通織で文様を織り出した御召。
⇒ふう‐つう【風通】
ふうつう‐おり【風通織】
織物組織の一種。表裏異色の経糸たていと・緯糸よこいとを用いてそれぞれ布面を構成し、文様の部分で表と裏の配色が逆になるように織った二重組織の織物。表裏の糸が交叉する部分以外は表裏別々に織られた布2枚で袋状をなしているところから風通の名が付けられたという。
⇒ふう‐つう【風通】
ふうつう‐がすり【風通絣】
風通織を応用して絣模様をあらわした織物。着尺きじゃく・座布団などに応用。
⇒ふう‐つう【風通】
ふうつう‐モール【風通モール】
金銀の線を用いずに織ったモール。金々先生栄花夢「帯はびろうどまたは博多織―などと出かけ」
⇒ふう‐つう【風通】
ふう‐つき【風付】
身なり・態度にあらわれる、人のようす。風体ふうてい。風姿。二葉亭四迷、浮雲「面相かおつきといひ風姿ふうつきといひ如何どうも姉妹らしく見える」
ふう‐てい【風体】
①なりかたち。みなり。特に、身分や職業をうかがわれるような外見上のようす。ふうたい。「勤め人らしい―」
②歌道で、歌の風と体。歌風。詠歌大概「―堪能先達の秀歌に効ならふべし」
③世阿弥の芸術論で、役柄・曲柄・芸風・風情等について用いる語。
ふう‐でい【封泥】
文書や器物を入れた袋や箱にかけたひも類を封緘ふうかんするためにつけた粘土塊。官印や私印を押す。中国で戦国時代から唐代頃まで使用し、朝鮮の楽浪からも出土。
ブーテナント【Adolf Friedrich Johann Butenandt】
ドイツの生化学者。アンドロステロン・プロゲステロンを単離し、構造を決定。ノーベル賞。(1903〜1995)
ふう‐てん【風天】
(梵語Vāyu)八方天・十二天の一つ。インド神話では風の神で、名誉・福徳などを与える神とされた。仏教に入って護世天となり、北西の守護神となる。胎蔵界曼荼羅たいぞうかいまんだら外金剛部院げこんごうぶいんなどに配され、老人形で鬢髪白く、赤身、甲冑をつけ、右手に幢幡どうばんをとる姿に表される。風神。風大神。
ふう‐てん【瘋癲】
①精神状態が正常でないこと。また、そういう人。癲狂。
②(「フーテン」とも書く)定まった仕事も持たず、ぶらぶらしている人。
ふう‐でん【風伝】
どこからともなく伝わること。
フート【foot】
フィートの単数形。
⇒フート‐ポンド【foot-pound・呎磅・呎磅】
ふう‐ど【封土】
高塚を築き上げるために盛り上げた土。→ほうど(封土)
ふう‐ど【風土】
その土地固有の気候・地味など、自然条件。土地柄。特に、住民の気質や文化に影響を及ぼす環境にいう。万葉集17「越中の―」。「日本の―に適した作物」「永田町の政治―」。(書名別項)
⇒ふうど‐き【風土記】
⇒ふうど‐しょく【風土色】
⇒ふうど‐びょう【風土病】
ふうど【風土】
和辻哲郎の代表的著作。1935年(昭和10)刊。ある地域の気候・地質・景観をその土地に住む人間との関わりの中で捉え、モンスーン型(東アジア)・砂漠型(西アジア)・牧場型(ヨーロッパ)の3類型を設定。
ふう‐ど【風度】
風采。態度。様子。
フード【food】
食品。食物。
⇒フード‐プロセッサー【food processor】
フード【hood】
①防寒・防雨用の外套などにとりつける頭巾ずきん。また、乳幼児用の頭巾のような帽子。
②機械やカメラのレンズなどに被せる覆い。
③ひさし形の覆い。「レンジ‐―」
ブート【boot】
コンピューターを起動すること。また、コンピューターの電源を入れてから操作可能な状態になるまでに自動的に行われる一連の処理。
⇒ブート‐ストラップ【bootstrap】
プード【pud ロシア・pood イギリス】
ロシアの質量の旧単位。1プードは16.38キログラム。
ふう‐とう【封套】‥タウ
(→)封筒に同じ。
ふう‐とう【封筒】
①状箱じょうばこ。
②手紙・文書などを封入する方形の袋。状袋じょうぶくろ。
ふう‐とう【風痘】
(→)水痘すいとうの別称。
ふう‐とう【風濤】‥タウ
①かぜとなみ。
②風が吹いて波の立つこと。なみかぜ。風浪。
ふう‐どう【風洞】
人工的に空気などの流れを作るためのトンネル型の装置。航空機の翼その他の物体の空気力学的性質の研究に使用し、風速により低速風洞・超音速風洞などに区分する。
ふう‐どう【風動】
風に吹かれて物が動くように、なびきしたがうこと。感化されること。
ふう‐どう【風道】‥ダウ
炭坑・鉱山における通気用の坑道。
ふう‐どう【馮道】‥ダウ
⇒ひょうどう
ブードゥー【voodoo】
西インド諸島のハイチに見られる宗教。アフリカ起源の精霊信仰とカトリックが混交したもの。呪術的・魔術的性格が強い。
ふうとう‐かずら【風藤葛】‥カヅラ
コショウ科の蔓性常緑低木。日本の暖地の海岸付近に自生。5月頃黄色の小花を穂状につけ、赤熟する球形の液果を結ぶ。蔓胡椒つるごしょう。
ふうとうかずら
ふうとう‐ぼく【風倒木】‥タウ‥
風で倒れた木。
ふうど‐き【風土記】
⇒ふどき。
⇒ふう‐ど【風土】
ふう‐どく【風毒】
主として結核性の膿瘍のうよう。流注膿瘍。寒性膿瘍。
ふうど‐しょく【風土色】
風土の差異によって生ずるそれぞれの特色。
⇒ふう‐ど【風土】
ブート‐ストラップ【bootstrap】
コンピューターで、ブート時に最初に実行される小さなプログラム。オペレーティング‐システムなどを読み込み、コンピューターを操作可能な状態にする。
⇒ブート【boot】
ふうど‐びょう【風土病】‥ビヤウ
一定の地域に持続して多発する、その地方特有の病気。地理・気候・地質・生物相および住民の生活様式など種々の要因がある。つつが虫病・日本住血吸虫病・くる病・甲状腺腫・作州熱・天竜熱・秋疫・フィラリア症など。
⇒ふう‐ど【風土】
フード‐プロセッサー【food processor】
食材を細かく切ったりすりおろしたりする電動調理器具。
⇒フード【food】
フート‐ポンド【foot-pound・呎磅・呎磅】
仕事の単位。1ポンドの重さの物体を1フィート持ち上げるのに要する仕事。1フート‐ポンドは約0.138キログラム‐メートル。
⇒フート【foot】
プードル【poodle】
イヌの一品種。大きさで3種に分けられる。毛色は白が多い。長毛だが、普通は腰・関節部以外の四肢の毛を刈り込む。もともと水鳥の狩猟用で、関節部を保護した名残といわれる。現在では愛玩用。
プードル【poudre フランス】
粉おしろい。パウダー。
ふう‐なん【風難】
風によって受けた災害。風災。
ふう‐にゅう【封入】‥ニフ
入れて封じること。封じこむこと。「ガスを―した電球」
ブーニン【Ivan A. Bunin】
ロシアの詩人・小説家。古典的な形式美を守る自然詩人として認められると同時に、小説では農村の荒廃を仮借なく描いた。革命後パリに亡命、官能と愛と死を見すえる文体を磨きあげた。詩集「落葉」、小説「村」「ミーチャの恋」など。ノーベル賞。(1870〜1953)
ふう‐は【風波】
①かぜとなみ。
②風が吹いて荒立つ波。なみかぜ。
③争い。もめごと。
ふう‐ば【風馬】
(→)風馬牛の略。
ブーバー【Martin Buber】
ウィーン生れのユダヤ人哲学者。晩年はエルサレムのヘブル大教授。世界は「我‐汝」「我‐それ」という二つの根源語で二分され、前者によって信仰や愛の世界が存立するという。著「我と汝」「対話的原理に関する書」など。(1878〜1965)
ふう‐ばい【風媒】
風によって花粉が媒介されること。植物の受粉の形式の一つ。
⇒ふうばい‐か【風媒花】
ふうばい‐か【風媒花】‥クワ
風によって受粉する花。花粉は軽く量が豊富で、花には花被はないか、あっても小形で目立たない。マツ・スギ・クワ・イネなどの花の類。→虫媒花→鳥媒花→水媒花
⇒ふう‐ばい【風媒】
ふうはい‐ず【風配図】‥ヅ
〔気〕(→)ウィンド‐ローズに同じ。
ふう‐ばぎゅう【風馬牛】‥ギウ
[左伝僖公4年「君は北海に処り、寡人は南海に処る、唯だ是れ風馬牛も相及ばず」](「風」は発情する意)
①発情した馬と牛の牝と牡とは、相手を求めても類が異なるので、互いに全く関わりを持たないということ。
②転じて、互いに全く関係のないこと。また、自分とは関係のない態度をとること。風馬。夏目漱石、草枕「古今帝王の権威を―し得るものは自然のみであらう」
ふう‐はく【風伯】
風神。風の神。太平記11「雨師うし道を清め、―塵を払ふ」
ふう‐はつ【風発】
①風が吹き起こること。また、風が起こるように急に起こること。
②風の吹き起こるように弁論などが勢いよく口をついて出ること。「談論―」
ふう‐はん【封判】
(→)封印に同じ。
ふう‐はん【風帆】
風を受けてふくれた帆。
⇒ふうはん‐せん【風帆船】
ふうはん‐せん【風帆船】
西洋型の帆船。帆前船ほまえせん。
⇒ふう‐はん【風帆】
ふう‐ひ【封皮】
封じたうわかわ。また、封筒。
ふう‐び【風靡】
風が草木をなびかすように、その時代の大勢の人々をなびき従わせること。また、なびき従うこと。「一世を―する」
ブービー【booby】
(「のろま」の意。本来は最下位の者にいう)ゴルフやボウリングで、成績が最後から2番目の者。「―賞」
⇒ブービー‐メーカー
ブービー‐メーカー
(和製語booby maker)スポーツなどで、最下位の人を戯れていう語。ブービーを生み出す人の意。
⇒ブービー【booby】
ふう‐ひょう【風評】‥ヒヤウ
世間の評判。うわさ。とりざた。風説。「とかくの―がある」
⇒ふうひょう‐ひがい【風評被害】
ふう‐びょう【風病】‥ビヤウ
(フビョウとも)
①不良の気に当たって起こる病。風邪。かぜ。
②(→)中風ちゅうぶうの異称。
ふうひょう‐ひがい【風評被害】‥ヒヤウ‥
風評によって、売上げ減などの被害を受けること。
⇒ふう‐ひょう【風評】
ふう‐ふ【夫婦】
①夫と妻。めおと。性霊集3「―義貞の行」。「おしどり―」
②〔法〕適法の婚姻をした男女の身分。
⇒ふうふ‐あい【夫婦合】
⇒ふうふ‐がため【夫婦固め】
⇒ふうふ‐きどり【夫婦気取り】
⇒ふうふ‐げんか【夫婦喧嘩】
⇒ふうふ‐ご【夫婦児】
⇒ふうふざいさん‐せい【夫婦財産制】
⇒ふうふ‐づれ【夫婦連れ】
⇒ふうふ‐なか【夫婦仲】
⇒ふうふ‐べっせい【夫婦別姓】
⇒ふうふ‐ほけん【夫婦保険】
⇒ふうふ‐まど【夫婦窓】
⇒ふうふ‐ようし【夫婦養子】
⇒ふうふ‐わかれ【夫婦別れ】
⇒夫婦喧嘩は犬も食わぬ
⇒夫婦は二世
フーフ【Ricarda Huch】
ドイツの女性作家。小説「ルードルフ=ウルスロイ=ジュニアの思い出」、評論「ドイツ‐ロマン派」など。(1864〜1947)
フープ【hoop】
(「輪」「たが」の意)
①子供がまわして遊ぶ輪。
②運動用具の一種。直径約2メートルの2個の鉄の輪を数個の横棒で結合し、これに手足をかけ、両輪の間に入って回転させるもの。
③新体操の競技用具の一種。
ふうふ‐あい【夫婦合】‥アヒ
夫婦のなか。夫婦の間柄。
⇒ふう‐ふ【夫婦】
ふう‐ふう
①唇をとがらせて息を吹きかける音。また、そのさま。「かゆを―吹き冷ます」
②苦しい息づかいをするさま。「坂道に―あえぐ」
③物事の処理・やり繰りに苦しんでいるさま。「仕事に追われて―言う」
ぶう‐ぶう
①らっぱ・オルガンなどを鳴らしたときに出る低い音。「―クラクションを鳴らす」
②(幼児語)自動車。
③小言や苦情を言い立てるさま。ぶつぶつ。また、その人。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「地体じたい八めは―なり。おれが胸ぐらしつかと取つて」。「―文句を言う」
ふうふ‐がため【夫婦固め】
夫婦となるべき約束。夫婦のちぎり。
⇒ふう‐ふ【夫婦】
ふうふ‐きどり【夫婦気取り】
夫婦でもないものが、夫婦のようなそぶりをすること。
⇒ふう‐ふ【夫婦】
ふうふ‐げんか【夫婦喧嘩】‥クワ
夫と妻とがいさかうこと。
⇒ふう‐ふ【夫婦】
ふう‐こう【風光】‥クワウ
景色。ながめ。風景。懐風藻「玉殿―暮れ」
⇒ふうこう‐めいび【風光明媚】
ふう‐こう【風向】‥カウ
風の吹いてくる方向。かざむき。風位。
⇒ふうこう‐けい【風向計】
⇒ふうこう‐ふうそくけい【風向風速計】
ふう‐こう【風候】
①風の吹く様子。
②風の方向を測知する器械。かざみ。
③気候。時節。
ふうこう‐けい【風向計】‥カウ‥
風向を測る器械。簡単なものは自由に回転する矢羽根を竿の先につけたもの。かざみ。
⇒ふう‐こう【風向】
ふうこう‐ふうそくけい【風向風速計】‥カウ‥
風向と風速とを一つの測器で測定できるもの。周囲に障害物のない開けた場所で、地上から10メートルの高さに設置するのを標準とする。→風向計→風速計
風向風速計
⇒ふう‐こう【風向】
ふうこう‐めいび【風光明媚】‥クワウ‥
山水の景色がすぐれて美しく、人の心をひくこと。
⇒ふう‐こう【風光】
フーコー【Charles de Foucauld】
フランスのカトリック司祭。イスラム教に触れてキリスト教信仰に回心し、サハラ砂漠で隠修生活を送る。その精神を継ぐ修道会「イエスの小さい兄弟会」がある。(1858〜1916)
フーコー【Léon Foucault】
フランスの物理学者。パリ天文台技師。地球の自転を証明する振子の実験をし、フィゾー(A. H. L. Fizeau1819〜1896)と共に光速度を測定。のちに独立に水中での光速度が空気中よりも小さいことを見出し、光の波動説確立に寄与。また、渦電流(フーコー電流)を発見。(1819〜1868)
⇒フーコー‐の‐ふりこ【フーコーの振子】
フーコー【Michel Foucault】
フランスの哲学者。構造主義哲学の代表者の一人。狂気と理性、知と権力などについて批判的歴史的研究を行なった。著「狂気の歴史」「言葉と物」「監獄の誕生」「性の歴史」など。(1926〜1984)
フーコー‐の‐ふりこ【フーコーの振子】
L.フーコーが1851年に公開実験した振子。長さ67メートルの鋼鉄線と28キログラムの金属球とから成る単振子を静かに振動させておくと、その振動面が地面に対して回転してゆくことから、地球の自転を立証した。
⇒フーコー【Léon Foucault】
ふう‐こつ【風骨】
①すがた。風姿。風采。
②特に歌論・連歌論などで、歌風とその精神。毎月抄「稽古年かさなり、―よみ定まる後は」
ふう‐さ【封鎖】
①封じこめてとざすこと。とざして出入させないこと。「道路を―する」
②〔法〕戦時または平時に、相手国の港・海岸への交通を防ぐため、海軍力により船舶の出入を遮断すること。「海上―」
⇒ふうさ‐しはらい【封鎖支払】
⇒ふうさ‐たいけい【封鎖体系】
⇒ふうさ‐よちょきん【封鎖預貯金】
ふう‐さい【風災】
風のために受けた災害。風害。
ふう‐さい【風采】
人のみかけのすがた。ふうてい。「―が上がらない」
ふう‐さい【覆載】
①天が万物をおおい、地が万物をのせること。天覆地載。
②天地。宇宙。乾坤けんこん。
ふうさ‐しはらい【封鎖支払】‥ハラヒ
封鎖預貯金をもって封鎖のまま支払に充てること。
⇒ふう‐さ【封鎖】
ふうさ‐たいけい【封鎖体系】
〔経〕外国との取引を理論上考慮せずに、一国内の経済を分析した体系。↔開放体系。
⇒ふう‐さ【封鎖】
ふう‐さつ【封殺】
①相手を自由に活動できないようにすること。
②(→)フォース‐アウトに同じ。
ふうさ‐よちょきん【封鎖預貯金】
法令により一定の期日をもって凍結され、その払戻しを制限もしくは禁止された預貯金。1946年、金融緊急措置令に基づく第二次大戦後のインフレ収束措置策の一つとして実施。
⇒ふう‐さ【封鎖】
ふう‐さん【楓蚕】
ヤママユガ科のガ。大形で、開張約9センチメートル。中国南部・インドに産し、ややヤママユガに似る。幼虫は楓などの葉を食う。天蚕糸てぐすいとを製する。テグスガ。テグスサン。
プーサン【Nicolas Poussin】
フランスの画家。ラファエロ・ティツィアーノらの手法を学び、生涯の大半をローマで送る。細部まで緊密な建築的構成を持つ画風でフランス古典主義絵画を代表。作「アルカディアの牧人」など。プッサン。(1594〜1665)
プーサン(1)
提供:Photos12/APL
プーサン(2)
提供:Photos12/APL
ふうさん‐ろしゅく【風餐露宿】
風を食し露に寝るの意で、野宿すること。露営。
ふう‐し【夫子】
①中国で、昔、大夫たいふ以上の称。
②中国で、男子の敬称。
③孔子の敬称。
④長者・賢者・先生などの敬称。
⑤妻が夫を指す呼称。
⑥あのおかた・あなた、などとその当人を指すことば。「―自身」
ふう‐し【風姿】
①なりふり。すがた。「端正な―」
②特に、中世以後の芸術論で、芸術的美をあらわした姿。去来抄「―・風情と二つに分けて支考は教へらるる」
ふう‐し【風師】
かぜの神。風伯。風神。
ふう‐し【諷刺・風刺】
①遠まわしに社会・人物の欠陥や罪悪などを批判すること。「世相を―した歌」
②それとなくそしること。あてこすり。
⇒ふうし‐が【諷刺画】
ふうじ【封じ】
①封ずること。封をすること。
②(→)「ふうじめ」の略。
⇒ふうじ‐がみ【封じ紙】
⇒ふうじ‐て【封じ手】
⇒ふうじ‐め【封じ目】
⇒ふうじ‐ろう【封じ蝋】
ふう‐じ【封事】
他見をはばかり密封して君主に奉る意見書。意見封事。
⇒ふうじ‐さだめ【封事定め】
フーシェ【Joseph Fouché】
フランスの政治家。フランス革命に参加、反革命派を鎮圧。総裁政府・ナポレオン時代・王政復古の間は警察大臣として権力をふるい、「変節の政治家」と呼ばれる。(1759〜1820)
ブーシェ【François Boucher】
フランスの画家。ロココ期装飾美術の代表者。神話画・牧歌画・風俗画・舞台装飾・タピストリー・下絵など多方面に活動。(1703〜1770)
ふうし‐が【諷刺画】‥グワ
社会または個人の過失・欠陥・罪悪などの諷刺を目的として、機知的・冷評的に描かれた絵画。カリカチュア。ポンチ絵。
⇒ふう‐し【諷刺・風刺】
ふうしかでん【風姿花伝】‥クワ‥
能楽書。世阿弥の最初の著書。能の修業・演出等に関する広範囲の内容を含む。年来稽古条々・物学ものまね条々・問答条々・神儀・奥義・花修・別紙口伝の7編から成る。花伝書。花伝。
→文献資料[風姿花伝]
ふうじ‐がみ【封じ紙】
巻きたたんだ手紙などを封じるのに用いる紙。錦之裏「げび川さん、―をもつて来てくんな」
⇒ふうじ【封じ】
プーシキン【Aleksandr S. Pushkin】
ロシアの詩人・小説家・劇作家。ロシア国民文学とロシア近代文章語の確立者。西欧との関係、民衆と知識人との隔絶、国家権力と個人の葛藤など、近代化にあたってロシアがかかえる問題を表現。決闘で死。数多くの抒情詩のほか、詩劇「ボリス=ゴドゥノフ」、韻文小説「エヴゲニー=オネーギン」、小説「大尉の娘」などがある。(1799〜1837)
ふうじ‐けん【風字硯】
硯面が「風」字の形をした硯すずり。正倉院にも伝来。鳳字硯。
ふうじこめ‐せいさく【封じ込め政策】
(containment policy)資本主義諸国が協力して、共産主義諸国を封じ込め、その勢力の拡大を防止しようとした、第二次世界大戦後のアメリカの冷戦政策。
ふうじ‐こ・める【封じ込める】
〔他下一〕
①中に入れて閉じこめる。「岩屋に―・める」
②相手の活動をおさえこむ。「発言を―・める」
ふうじ‐さだめ【封事定め】
平安時代、詔して公卿・諸道博士・諸司長官に封事を献じさせ、諸卿がその可否を議定して、採用すべきものはさらに封じて上奏した儀式。
⇒ふう‐じ【封事】
ふう‐しつ【風疾】
(→)中風ちゅうぶうに同じ。
ふう‐しつ【風湿】
漢方で、関節および筋肉リウマチのこと。目に見えない病邪(風)と湿気が原因と考えたことによる。
ふうじ‐て【封じ手】
①囲碁・将棋の対局で、打ちかけ(指しかけ)にする時、最後の着手を紙に書きしるし、再開時まで封じておくこと。主に2日がかりの対局などで行われる。
②相撲などで、使うことを禁止されているわざ。禁じ手。
⇒ふうじ【封じ】
ふうじ‐め【封じ目】
封を施した所。
⇒ふうじ【封じ】
ふう‐じめ【封〆】
封書の封じ目に書く「〆」のしるし。
ふう‐しゃ【風車】
風を羽根車で受けて動力を得る装置。製粉・揚水・発電などに用いる。かざぐるま。
ふう‐じゃ【風邪】
かぜひき。かぜ。感冒。
ふう‐しゅ【風趣】
おもむき。風致。風韻。
ふう‐じゅ【風樹】
①風に吹かれて揺れる木。風木。
②既に死んだ親を思うこと。風樹の嘆。
⇒ふうじゅ‐の‐たん【風樹の嘆】
ふう‐じゅ【楓樹】
①楓ふうの木。
②カエデの木。
ふう‐じゅ【諷誦】
声を上げてよむこと。特に、経を読むこと。読経。また、徳をたたえること。→ふじゅ
ふう‐しゅう【風習】‥シフ
その土地のならわし。しきたり。習慣。
ふうじゅ‐の‐たん【風樹の嘆】
[韓詩外伝9「樹静かならんと欲すれども風止まず、子養わんと欲すれども親待たざる也」]孝養をしようと思い立った時には、すでに親が死んでいて孝養をつくすことができないなげき。風木の嘆。
⇒ふう‐じゅ【風樹】
ふう‐しょ【封書】
封をした手紙。封じた書状。封状。
ふう‐しょう【風尚】‥シヤウ
①けだかいようす。
②その時代の人々の好み。好尚。
ふう‐しょう【諷誦】
⇒ふうじゅ
ふう‐じょう【封状】‥ジヤウ
封じた手紙。封書。
ふう‐じょう【風情】‥ジヤウ
けしき。おもむき。ふぜい。
ふう‐じょう【富饒】‥ゼウ
⇒ふじょう
ふう‐しょく【風色】
①かざもよう。天候。
②けしき。ながめ。風景。また、ありさま。東海道中膝栗毛2「羇中旅客の滑稽・逆旅たびや傀儡おじゃれの―」
ふう‐しょく【風食・風蝕】
風の浸食作用。風が砂を吹き払ったり、砂を岩石面に吹きつけて岩石を磨りへらし、地表面を低下させること。「―作用」
ふう・じる【封じる】
〔他上一〕
(→)「封ずる」に同じ。
ふうじ‐ろう【封じ蝋】‥ラフ
⇒ふうろう
⇒ふうじ【封じ】
ふう‐しん【風信】
①かざむき。椿説弓張月続編「伊豆の島々に十年の春秋をおくりしかば、渡海の―自然にくはし」
②風のたより。うわさ。
⇒ふうしん‐し【風信子】
⇒ふうしんし‐こう【風信子鉱】
ふう‐しん【風神】
①精神。人がら。風格。風骨。
②⇒ふうじん
ふう‐しん【風疹】
風疹ウイルスによる発疹性の急性感染症。小円形淡紅色の発疹が顔面・頭部に、次いで体に生じ、発熱・リンパ節腫脹を伴い、2〜3日で治癒する。多く小児に発し、ほとんどの場合終生免疫を得る。妊娠初期にかかると胎児が先天性風疹症候群にかかることがある。ワクチン接種による予防が有効。三日ばしか。
ふう‐じん【風人】
①詩人。詩歌を作る人。筑波問答「―墨客のありさまは、月をめで風にあざけりて」
②風流を好む人。
ふう‐じん【風神】
風をつかさどる神。日本では一般に、雷神と対をなして、裸形で風袋かざぶくろをかつぎ天空を馳ける鬼体に表す。風布。風伯。→風天
ふう‐じん【風塵】‥ヂン
①風に吹き立つちり。また、極めて軽いもののたとえ。太平記17「命を―よりも軽くして防ぎ戦ひける程に」
②俗世間。俗世間のいとなみ。太平記12「廬山の慧遠法師は、一たび―の境を辞して、寂寞の室に坐し給しより」
③乱世。兵乱。
ふうしん‐し【風信子】
ヒヤシンスの当て字。
⇒ふう‐しん【風信】
ふうしんし‐こう【風信子鉱】‥クワウ
(→)ジルコンに同じ。
⇒ふう‐しん【風信】
ふうしんじょう【風信帖】‥デフ
空海筆の最澄宛て書簡で、第1通の初めが「風信」で始まるもの。3通から成り、書道史上の名品。
ふう‐す【副寺・副司】
(唐音)禅寺で都寺つうすを助けて会計をつかさどる役僧。六知事の一つ。庫頭くとう。提点。
ふう‐す【副使】
⇒ふくし。〈運歩色葉集〉
フーズ【foods】
食品。フード。
ブース【booth】
小さく間仕切りした区画。簡単につくった小部屋。
ブース【William Booth】
イギリスの宗教家。貧民への伝道とその救済に努め、1878年妻とともにロンドンで救世軍を創立。(1829〜1912)
ふう‐すい【風水】
①吹く風と流れる水。
②山川・水流などの様子を考え合わせて、都城・住宅・墳墓の位置などを定める術。特に、中国や李朝朝鮮では墓地の選定などに重視され、現在も普及。風水説。
⇒ふうすい‐がい【風水害】
ふうすい‐がい【風水害】
大風と大水とによる被害。風災と水災。
⇒ふう‐すい【風水】
ブースター【booster】
(「後ろから押すもの」の意)
①ロケットなどの推進補助装置。発進の際、適当な初速度を急速に与える目的で使用。
②電圧の昇圧器。また、無線機などの送受信用の増幅器。
③油圧や水圧を高める装置。航空機の燃料系統などに用いる。
⇒ブースター‐きょく【ブースター局】
ブースター‐きょく【ブースター局】
山間地など、テレビ放送の受信困難な地域のために設置する中継専用の放送局。
⇒ブースター【booster】
フーズ‐フー【Who's Who】
現代紳士録。イギリスで1849年以来年刊。ほかにアメリカ版・フランス版などがある。なお、物故者を収録したフー‐ウォズ‐フー(Who was Who)も刊行。
ふう・する【諷する】
〔他サ変〕[文]諷す(サ変)
(諷ズとも)ほのめかして遠まわしに言う。それとなくあてこする。諷刺する。折たく柴の記下「人をして―・ぜしむるに」。「世相を―・した川柳」
ふう・ずる【封ずる】
〔他サ変〕[文]封ず(サ変)
①閉じこめる。特に、陰陽道おんようどうや仏法の加持力によって、物の怪けなどが自由に動けないようにする。源氏物語若菜下「物の怪に向ひて物語し給はむもかたはらいたければ―・じこめて」
②封をする。
③自由に活動できないようにする。歌舞伎、天衣紛上野初花「お宿へのお使ひは―・じてあるとやら」。「口を―・ずる」
→封ほうずる
ふう‐せい【風成】
風の作用でできること。
⇒ふうせい‐かいりゅう【風成海流】
⇒ふうせい‐がん【風成岩】
⇒ふうせい‐そう【風成層】
⇒ふうせい‐ど【風成土】
ふう‐せい【風声】
①風のおと。
②風格と声望。
③おとずれ。たより。消息。
⇒ふうせい‐かくれい【風声鶴唳】
ふう‐せい【風勢】
風のいきおい。風力。
ふうせい‐かいりゅう【風成海流】‥リウ
長期間一定の方向に吹く風によって起こされる大規模な海流。小規模な流れは吹送すいそう流という。
⇒ふう‐せい【風成】
ふうせい‐かくれい【風声鶴唳】
[晋書謝玄伝](淝水ひすいの戦いで敗れた前秦軍の潰走ぶりから)敗兵が、風の音や鶴の鳴き声をも敵かと思って驚き恐怖心をつのらせること。おじけづいた人が、ちょっとしたことにも驚き怖れること。
⇒ふう‐せい【風声】
ふうせい‐がん【風成岩】
堆積岩の一種。岩石の微粒砕屑さいせつ物が風の作用により運ばれて地表に堆積し固結した岩石。
⇒ふう‐せい【風成】
ふうせい‐そう【風成層】
風の作用で形成された地層。砂丘砂・黄土など。
⇒ふう‐せい【風成】
ふうせい‐ど【風成土】
岩石の微粒砕屑さいせつが、風に運ばれ堆積して二次的にできた土。中国北部の黄土や関東ロームの類。風積土。
⇒ふう‐せい【風成】
ふうせき‐ど【風積土】
(→)風成土に同じ。
ふう‐せつ【風雪】
①風と雪。
②風と共にふる雪。ふぶき。〈[季]冬〉
③比喩的に、きびしい苦難。「―に堪える」
ふう‐せつ【風説】
世間のうわさ。とりざた。風評。日葡辞書「フウセッ、また、フウゼッ」。「―に惑わされる」
フーゼル‐ゆ【フーゼル油】
(fusel oil)アルコール発酵の際に生じる、イソアミル‐アルコール・活性アミル‐アルコール・イソブチル‐アルコールを主成分とする混合物。溶剤・香料の原料とする。
ふう‐せん【風船】
①気球。軽気球。
②紙またはゴム球の中へ空気または水素などを入れて、それを手でついたり空中へ飛ばしたりする玩具。風船玉。〈[季]春〉
⇒ふうせん‐かずら【風船蔓】
⇒ふうせん‐ガム【風船ガム】
⇒ふうせん‐だま【風船玉】
⇒ふうせん‐ばくだん【風船爆弾】
⇒ふうせん‐むし【風船虫】
ふう‐せん【風選】
種子選別法の一つ。風力を利用して不良な軽い種子を飛散させ、重い種子だけを採取する。
ふう‐ぜん【風前】
風の吹きあたる所。
⇒ふうぜん‐の‐ちり【風前の塵】
⇒ふうぜん‐の‐ともしび【風前の灯】
ふうせん‐かずら【風船蔓】‥カヅラ
ムクロジ科の多年生蔓草。熱帯アメリカ原産。世界の熱帯・亜熱帯に広く野生化。観賞用にも栽培。葉腋から長い花序を出し下部の花柄は巻きひげとなる。夏に小白花をつけ、3稜のある風船状の果実をつける。種子は黒い球形で、ハート形の白斑が目立つ。
フウセンカズラ
撮影:関戸 勇
⇒ふう‐せん【風船】
ふうせん‐ガム【風船ガム】
息を吹き入れて風船のようにふくらますことのできるチューイン‐ガム。
⇒ふう‐せん【風船】
ふうせん‐だま【風船玉】
(→)風船に同じ。〈[季]春〉
⇒ふう‐せん【風船】
ふうぜん‐の‐ちり【風前の塵】
風の吹いて来る所の塵。物事のはかないさまのたとえ。太平記13「まことに百年の栄耀は―、一念の発心は命後の灯なり」
⇒ふう‐ぜん【風前】
ふうぜん‐の‐ともしび【風前の灯】
[坐禅三昧経「譬如風中灯」]風の吹く中についている灯火。危難が迫って生命などの危ういことにたとえる。
⇒ふう‐ぜん【風前】
ふうせん‐ばくだん【風船爆弾】
太平洋戦争末期に日本陸軍がアメリカ本土攻撃のために開発・使用した風船利用の爆弾。東日本の太平洋沿岸から偏西風に乗せて運んだが効果はなかった。
⇒ふう‐せん【風船】
ふうせん‐むし【風船虫】
ミズムシ科の水生昆虫、特にコミズムシの俗称。池沼にすみ、夏、夜に灯火にも飛来。捕らえてコップに紙片などと共に入れておくと、それにつかまって水面に浮上し、また潜る動作をくりかえす。〈[季]夏〉
⇒ふう‐せん【風船】
ふう‐そう【風葬】‥サウ
死体を樹上や山林・平地に運び、地中に埋めずにさらしておく葬法。シベリア・インドなどで行われる。曝葬。空葬。
ふう‐そう【風霜】‥サウ
①風と霜しも。
②霜気を含んだ冬の北風。
③年月。星霜。
④比喩的に、きびしくはげしい苦難。
ふう‐そう【風騒】‥サウ
(詩経の「国風」と楚辞の「離騒」のこと)
①詩文を作ること。
②詩文をもてあそぶ風流韻事。風雅。奥の細道「中にもこの関は三関の一にして、―の人心をとどむ」
ふう‐そく【風速】
風の吹く速さ。単位はm/sやノットで表す。通常、その時刻の直前10分間の平均風速をいう。
⇒ふうそく‐けい【風速計】
ふう‐ぞく【風俗】
①一定の社会集団に広く行われている生活上のさまざまなならわし。しきたり。風習。太平記1「国の―人の分限をうかがひ見られける」。「江戸時代の―」「秋田の―」
②容姿と身のこなし。身ぶり、態度。好色一代男6「情けあつて大気に生れつき、―太夫職にそなはつて」
③よそおい。みなり。服飾。西鶴諸国ばなし「夜道の用心にかく男の―して」
④風俗歌ふぞくうた。ふぞく。十訓抄「国々の―ども選び定められける時」
⇒ふうぞく‐えいぎょう【風俗営業】
⇒ふうぞく‐が【風俗画】
⇒ふうぞく‐しょうせつ【風俗小説】
ふうぞく‐えいぎょう【風俗営業】‥ゲフ
客に遊興・飲食、または射倖的遊技をさせ、一定の設備を伴う営業の総称。1948年制定の「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」により規制される。料理店・カフェ・待合・キャバレー・ダンスホール・マージャン屋・パチンコ屋など。なお、性風俗特殊営業とは異なる。
⇒ふう‐ぞく【風俗】
ふうぞく‐が【風俗画】‥グワ
同時代の生活風俗を描いた絵画。
⇒ふう‐ぞく【風俗】
ふうそく‐けい【風速計】
風速を測定する計器。風車の回転速度により測定する型(ロビンソン風速計)、風圧によって測定する型(ダインス風速計・ピトー管)、熱線風速計、超音波風速計などがある。アネモメーター。
ロビンソン風速計
⇒ふう‐そく【風速】
ふうぞく‐しょうせつ【風俗小説】‥セウ‥
世態・人情・風俗の描写を主とする小説。
⇒ふう‐ぞく【風俗】
ふうぞくもんぜん【風俗文選】
俳文集。森川許六編。10巻9冊。「本朝文選」と題して1706年(宝永3)刊、翌年「風俗文選」と改題。芭蕉以下蕉門俳人の俳文を集め、作者列伝を添える。
→文献資料[風俗文選]
ふう‐そん【風損】
風災による損害。
ふう‐たい【風体】
⇒ふうてい
ふう‐たい【風帯】
①几帳の上から垂らす細長い布。
②掛軸の上から垂らす2条の細い布帛ふはくまたは紙。→大和やまと表具(図)。
③旗の横上につけた緒。巻きあげた旗を結び束ねる。
ふう‐たい【風袋】
①秤はかりで物を量る時の、その品物の容器・上包・箱・袋など。「―共1キログラム」
②うわべ。みかけ。外観。浮世草子、好色万金丹「上塗り新しきは嫁取り前の―」
⇒ふうたい‐だおし【風袋倒し】
ふう‐だい【風大】
〔仏〕万物を構成する要素の一つ。四大・五大・六大の一つ。
ふうたい‐だおし【風袋倒し】‥ダフシ
①目方が多そうに見えて、その実は少ないこと。また、その物。
②外観は立派で、内容の伴わないもの。みかけだおし。
⇒ふう‐たい【風袋】
ふう‐たく【風鐸】
①仏堂や塔の軒の四隅などに吊り下げる青銅製鐘形の風鈴。
②(→)風鈴ふうりんに同じ。
ぷうたろう【風太郎】‥ラウ
(多く「プータロー」と書く)第二次大戦後、横浜桜木町駅付近にその日の働き口を求めて集まった日雇い労働者。風の如く集まり風の如く散ったところからの名という。転じて、定職についていない人。ふうたろう。
ふう‐だん【風談】
風流に関するはなし。
ブータン【Bhutan】
インド亜大陸北東部、ヒマラヤ山脈中の王国。住民は主としてチベット系およびネパール系、過半数がチベット仏教を信仰。1907年王制、10年以後イギリスの保護国。49年外交権をインドが受け継ぐ。面積4万7000平方キロメートル。人口71万6千(2002)。首都ティンプー。→南アジア(図)
ふう‐ち【風致】
景色のおもむき。あじわい。風趣。
⇒ふうち‐ちく【風致地区】
⇒ふうち‐りん【風致林】
ふうち‐そう【風知草】‥サウ
①イネ科の多年草ウラハグサの、特に園芸上の通称。本州中部に自生。日本特産。葉の表面は白色をおび、風にそよぐさまが美しい。
②イネ科の多年草カゼクサの異称。ミチシバ。
ふうち‐ちく【風致地区】
自然の風致の維持を目的として都市計画区域内に特に指定された地区。
⇒ふう‐ち【風致】
ふう‐ちょう【風鳥】‥テウ
スズメ目フウチョウ科の鳥の総称。大きさはスズメからハトぐらい。雄は栗色・緑色・黄色など種々の飾り羽を持ち美麗、集団で特徴的な求愛のダンスを行う。樹林にすみ、果実・種子・昆虫などを食う。ニューギニアとその付近の島嶼とうしょに約40種が分布。極楽鳥。比翼の鳥。
きんみのふうちょう(雄)
フウチョウ
提供:OPO
⇒ふうちょう‐ざ【風鳥座】
ふう‐ちょう【風潮】‥テウ
①風に吹かれて生ずる潮しおの流れ。
②時代の移り変りによって生ずる世の中の傾向。「伝統を軽んじる―」「最近の―」
ふう‐ちょう【風調】‥テウ
おもむき。ようす。すがた。
ふうちょう‐ざ【風鳥座】‥テウ‥
(Apus ラテン)南天にある星座。日本からは見えない。
⇒ふう‐ちょう【風鳥】
ふうちょう‐そう【風蝶草】‥テフサウ
かつて日本でも栽培された中国産の植物。現在は近縁の西洋風蝶草が普通で、この名で呼ぶこともある。→西洋風蝶草
ふうち‐りん【風致林】
名所・旧跡などの風致を保持・助成するための保安林。
⇒ふう‐ち【風致】
ふう‐ちん【風鎮】
掛物の軸の両端にかけるおもし。玉・石などを紐でつらぬいたもの。
プーチン【Vladimir V. Putin】
ロシアの政治家。KGB職員として東ドイツで勤務。ソ連崩壊後、1999年ロシア連邦首相。2000年大統領、04年再選。(1952〜)
プーチン
提供:ullstein bild/APL
ブーツ【boots】
長靴。深靴。
ふう‐つう【風通】
(→)風通織の略。
⇒ふうつう‐おめし【風通御召】
⇒ふうつう‐おり【風通織】
⇒ふうつう‐がすり【風通絣】
⇒ふうつう‐モール【風通モール】
ふうつう‐おめし【風通御召】
風通織で文様を織り出した御召。
⇒ふう‐つう【風通】
ふうつう‐おり【風通織】
織物組織の一種。表裏異色の経糸たていと・緯糸よこいとを用いてそれぞれ布面を構成し、文様の部分で表と裏の配色が逆になるように織った二重組織の織物。表裏の糸が交叉する部分以外は表裏別々に織られた布2枚で袋状をなしているところから風通の名が付けられたという。
⇒ふう‐つう【風通】
ふうつう‐がすり【風通絣】
風通織を応用して絣模様をあらわした織物。着尺きじゃく・座布団などに応用。
⇒ふう‐つう【風通】
ふうつう‐モール【風通モール】
金銀の線を用いずに織ったモール。金々先生栄花夢「帯はびろうどまたは博多織―などと出かけ」
⇒ふう‐つう【風通】
ふう‐つき【風付】
身なり・態度にあらわれる、人のようす。風体ふうてい。風姿。二葉亭四迷、浮雲「面相かおつきといひ風姿ふうつきといひ如何どうも姉妹らしく見える」
ふう‐てい【風体】
①なりかたち。みなり。特に、身分や職業をうかがわれるような外見上のようす。ふうたい。「勤め人らしい―」
②歌道で、歌の風と体。歌風。詠歌大概「―堪能先達の秀歌に効ならふべし」
③世阿弥の芸術論で、役柄・曲柄・芸風・風情等について用いる語。
ふう‐でい【封泥】
文書や器物を入れた袋や箱にかけたひも類を封緘ふうかんするためにつけた粘土塊。官印や私印を押す。中国で戦国時代から唐代頃まで使用し、朝鮮の楽浪からも出土。
ブーテナント【Adolf Friedrich Johann Butenandt】
ドイツの生化学者。アンドロステロン・プロゲステロンを単離し、構造を決定。ノーベル賞。(1903〜1995)
ふう‐てん【風天】
(梵語Vāyu)八方天・十二天の一つ。インド神話では風の神で、名誉・福徳などを与える神とされた。仏教に入って護世天となり、北西の守護神となる。胎蔵界曼荼羅たいぞうかいまんだら外金剛部院げこんごうぶいんなどに配され、老人形で鬢髪白く、赤身、甲冑をつけ、右手に幢幡どうばんをとる姿に表される。風神。風大神。
ふう‐てん【瘋癲】
①精神状態が正常でないこと。また、そういう人。癲狂。
②(「フーテン」とも書く)定まった仕事も持たず、ぶらぶらしている人。
ふう‐でん【風伝】
どこからともなく伝わること。
フート【foot】
フィートの単数形。
⇒フート‐ポンド【foot-pound・呎磅・呎磅】
ふう‐ど【封土】
高塚を築き上げるために盛り上げた土。→ほうど(封土)
ふう‐ど【風土】
その土地固有の気候・地味など、自然条件。土地柄。特に、住民の気質や文化に影響を及ぼす環境にいう。万葉集17「越中の―」。「日本の―に適した作物」「永田町の政治―」。(書名別項)
⇒ふうど‐き【風土記】
⇒ふうど‐しょく【風土色】
⇒ふうど‐びょう【風土病】
ふうど【風土】
和辻哲郎の代表的著作。1935年(昭和10)刊。ある地域の気候・地質・景観をその土地に住む人間との関わりの中で捉え、モンスーン型(東アジア)・砂漠型(西アジア)・牧場型(ヨーロッパ)の3類型を設定。
ふう‐ど【風度】
風采。態度。様子。
フード【food】
食品。食物。
⇒フード‐プロセッサー【food processor】
フード【hood】
①防寒・防雨用の外套などにとりつける頭巾ずきん。また、乳幼児用の頭巾のような帽子。
②機械やカメラのレンズなどに被せる覆い。
③ひさし形の覆い。「レンジ‐―」
ブート【boot】
コンピューターを起動すること。また、コンピューターの電源を入れてから操作可能な状態になるまでに自動的に行われる一連の処理。
⇒ブート‐ストラップ【bootstrap】
プード【pud ロシア・pood イギリス】
ロシアの質量の旧単位。1プードは16.38キログラム。
ふう‐とう【封套】‥タウ
(→)封筒に同じ。
ふう‐とう【封筒】
①状箱じょうばこ。
②手紙・文書などを封入する方形の袋。状袋じょうぶくろ。
ふう‐とう【風痘】
(→)水痘すいとうの別称。
ふう‐とう【風濤】‥タウ
①かぜとなみ。
②風が吹いて波の立つこと。なみかぜ。風浪。
ふう‐どう【風洞】
人工的に空気などの流れを作るためのトンネル型の装置。航空機の翼その他の物体の空気力学的性質の研究に使用し、風速により低速風洞・超音速風洞などに区分する。
ふう‐どう【風動】
風に吹かれて物が動くように、なびきしたがうこと。感化されること。
ふう‐どう【風道】‥ダウ
炭坑・鉱山における通気用の坑道。
ふう‐どう【馮道】‥ダウ
⇒ひょうどう
ブードゥー【voodoo】
西インド諸島のハイチに見られる宗教。アフリカ起源の精霊信仰とカトリックが混交したもの。呪術的・魔術的性格が強い。
ふうとう‐かずら【風藤葛】‥カヅラ
コショウ科の蔓性常緑低木。日本の暖地の海岸付近に自生。5月頃黄色の小花を穂状につけ、赤熟する球形の液果を結ぶ。蔓胡椒つるごしょう。
ふうとうかずら
ふうとう‐ぼく【風倒木】‥タウ‥
風で倒れた木。
ふうど‐き【風土記】
⇒ふどき。
⇒ふう‐ど【風土】
ふう‐どく【風毒】
主として結核性の膿瘍のうよう。流注膿瘍。寒性膿瘍。
ふうど‐しょく【風土色】
風土の差異によって生ずるそれぞれの特色。
⇒ふう‐ど【風土】
ブート‐ストラップ【bootstrap】
コンピューターで、ブート時に最初に実行される小さなプログラム。オペレーティング‐システムなどを読み込み、コンピューターを操作可能な状態にする。
⇒ブート【boot】
ふうど‐びょう【風土病】‥ビヤウ
一定の地域に持続して多発する、その地方特有の病気。地理・気候・地質・生物相および住民の生活様式など種々の要因がある。つつが虫病・日本住血吸虫病・くる病・甲状腺腫・作州熱・天竜熱・秋疫・フィラリア症など。
⇒ふう‐ど【風土】
フード‐プロセッサー【food processor】
食材を細かく切ったりすりおろしたりする電動調理器具。
⇒フード【food】
フート‐ポンド【foot-pound・呎磅・呎磅】
仕事の単位。1ポンドの重さの物体を1フィート持ち上げるのに要する仕事。1フート‐ポンドは約0.138キログラム‐メートル。
⇒フート【foot】
プードル【poodle】
イヌの一品種。大きさで3種に分けられる。毛色は白が多い。長毛だが、普通は腰・関節部以外の四肢の毛を刈り込む。もともと水鳥の狩猟用で、関節部を保護した名残といわれる。現在では愛玩用。
プードル【poudre フランス】
粉おしろい。パウダー。
ふう‐なん【風難】
風によって受けた災害。風災。
ふう‐にゅう【封入】‥ニフ
入れて封じること。封じこむこと。「ガスを―した電球」
ブーニン【Ivan A. Bunin】
ロシアの詩人・小説家。古典的な形式美を守る自然詩人として認められると同時に、小説では農村の荒廃を仮借なく描いた。革命後パリに亡命、官能と愛と死を見すえる文体を磨きあげた。詩集「落葉」、小説「村」「ミーチャの恋」など。ノーベル賞。(1870〜1953)
ふう‐は【風波】
①かぜとなみ。
②風が吹いて荒立つ波。なみかぜ。
③争い。もめごと。
ふう‐ば【風馬】
(→)風馬牛の略。
ブーバー【Martin Buber】
ウィーン生れのユダヤ人哲学者。晩年はエルサレムのヘブル大教授。世界は「我‐汝」「我‐それ」という二つの根源語で二分され、前者によって信仰や愛の世界が存立するという。著「我と汝」「対話的原理に関する書」など。(1878〜1965)
ふう‐ばい【風媒】
風によって花粉が媒介されること。植物の受粉の形式の一つ。
⇒ふうばい‐か【風媒花】
ふうばい‐か【風媒花】‥クワ
風によって受粉する花。花粉は軽く量が豊富で、花には花被はないか、あっても小形で目立たない。マツ・スギ・クワ・イネなどの花の類。→虫媒花→鳥媒花→水媒花
⇒ふう‐ばい【風媒】
ふうはい‐ず【風配図】‥ヅ
〔気〕(→)ウィンド‐ローズに同じ。
ふう‐ばぎゅう【風馬牛】‥ギウ
[左伝僖公4年「君は北海に処り、寡人は南海に処る、唯だ是れ風馬牛も相及ばず」](「風」は発情する意)
①発情した馬と牛の牝と牡とは、相手を求めても類が異なるので、互いに全く関わりを持たないということ。
②転じて、互いに全く関係のないこと。また、自分とは関係のない態度をとること。風馬。夏目漱石、草枕「古今帝王の権威を―し得るものは自然のみであらう」
ふう‐はく【風伯】
風神。風の神。太平記11「雨師うし道を清め、―塵を払ふ」
ふう‐はつ【風発】
①風が吹き起こること。また、風が起こるように急に起こること。
②風の吹き起こるように弁論などが勢いよく口をついて出ること。「談論―」
ふう‐はん【封判】
(→)封印に同じ。
ふう‐はん【風帆】
風を受けてふくれた帆。
⇒ふうはん‐せん【風帆船】
ふうはん‐せん【風帆船】
西洋型の帆船。帆前船ほまえせん。
⇒ふう‐はん【風帆】
ふう‐ひ【封皮】
封じたうわかわ。また、封筒。
ふう‐び【風靡】
風が草木をなびかすように、その時代の大勢の人々をなびき従わせること。また、なびき従うこと。「一世を―する」
ブービー【booby】
(「のろま」の意。本来は最下位の者にいう)ゴルフやボウリングで、成績が最後から2番目の者。「―賞」
⇒ブービー‐メーカー
ブービー‐メーカー
(和製語booby maker)スポーツなどで、最下位の人を戯れていう語。ブービーを生み出す人の意。
⇒ブービー【booby】
ふう‐ひょう【風評】‥ヒヤウ
世間の評判。うわさ。とりざた。風説。「とかくの―がある」
⇒ふうひょう‐ひがい【風評被害】
ふう‐びょう【風病】‥ビヤウ
(フビョウとも)
①不良の気に当たって起こる病。風邪。かぜ。
②(→)中風ちゅうぶうの異称。
ふうひょう‐ひがい【風評被害】‥ヒヤウ‥
風評によって、売上げ減などの被害を受けること。
⇒ふう‐ひょう【風評】
ふう‐ふ【夫婦】
①夫と妻。めおと。性霊集3「―義貞の行」。「おしどり―」
②〔法〕適法の婚姻をした男女の身分。
⇒ふうふ‐あい【夫婦合】
⇒ふうふ‐がため【夫婦固め】
⇒ふうふ‐きどり【夫婦気取り】
⇒ふうふ‐げんか【夫婦喧嘩】
⇒ふうふ‐ご【夫婦児】
⇒ふうふざいさん‐せい【夫婦財産制】
⇒ふうふ‐づれ【夫婦連れ】
⇒ふうふ‐なか【夫婦仲】
⇒ふうふ‐べっせい【夫婦別姓】
⇒ふうふ‐ほけん【夫婦保険】
⇒ふうふ‐まど【夫婦窓】
⇒ふうふ‐ようし【夫婦養子】
⇒ふうふ‐わかれ【夫婦別れ】
⇒夫婦喧嘩は犬も食わぬ
⇒夫婦は二世
フーフ【Ricarda Huch】
ドイツの女性作家。小説「ルードルフ=ウルスロイ=ジュニアの思い出」、評論「ドイツ‐ロマン派」など。(1864〜1947)
フープ【hoop】
(「輪」「たが」の意)
①子供がまわして遊ぶ輪。
②運動用具の一種。直径約2メートルの2個の鉄の輪を数個の横棒で結合し、これに手足をかけ、両輪の間に入って回転させるもの。
③新体操の競技用具の一種。
ふうふ‐あい【夫婦合】‥アヒ
夫婦のなか。夫婦の間柄。
⇒ふう‐ふ【夫婦】
ふう‐ふう
①唇をとがらせて息を吹きかける音。また、そのさま。「かゆを―吹き冷ます」
②苦しい息づかいをするさま。「坂道に―あえぐ」
③物事の処理・やり繰りに苦しんでいるさま。「仕事に追われて―言う」
ぶう‐ぶう
①らっぱ・オルガンなどを鳴らしたときに出る低い音。「―クラクションを鳴らす」
②(幼児語)自動車。
③小言や苦情を言い立てるさま。ぶつぶつ。また、その人。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「地体じたい八めは―なり。おれが胸ぐらしつかと取つて」。「―文句を言う」
ふうふ‐がため【夫婦固め】
夫婦となるべき約束。夫婦のちぎり。
⇒ふう‐ふ【夫婦】
ふうふ‐きどり【夫婦気取り】
夫婦でもないものが、夫婦のようなそぶりをすること。
⇒ふう‐ふ【夫婦】
ふうふ‐げんか【夫婦喧嘩】‥クワ
夫と妻とがいさかうこと。
⇒ふう‐ふ【夫婦】
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