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き‐ごう【記号】‥ガウ🔗🔉

き‐ごう記号‥ガウ ①(sign; symbol)一定の事柄を指し示すために用いる知覚の対象物。言語・文字などがその代表的なもので、交通信号のようなものから高度の象徴まで含まれる。また、文字に対して特に符号類をいう。 ②〔言〕(signe フランス)ソシュールによれば、音や図像などの知覚される表象と意味(概念)とが結合した対象。表象をシニフィアン(能記、記号表現)、意味をシニフィエ(所記、記号内容)と呼ぶ。言語も記号の一種。シーニュ。→ランガージュ⇒きごう‐がく【記号学】 ⇒きごう‐ぎぞう‐ざい【記号偽造罪】 ⇒きごう‐そ【記号素】 ⇒きごう‐ろん【記号論】 ⇒きごう‐ろんりがく【記号論理学】

きごう‐ろんりがく【記号論理学】‥ガウ‥🔗🔉

きごう‐ろんりがく記号論理学‥ガウ‥ (symbolic logic)推論を構成する命題を数学の記号に類する記号によって表現し、推論の規則を記号操作の規則として定式化する論理学。現代に一般に行われる論理学で、フレーゲ・ラッセルが体系化。数学的論理学・数理論理学などともいう。 ⇒き‐ごう【記号】

きょうえん【饗宴】キヤウ‥(作品名)🔗🔉

きょうえん饗宴キヤウ‥ (Symposion ギリシア)プラトン対話篇の一つ。悲劇詩人アガトンの祝宴で、出席者が順次エロス賛美の演説をする。最後にソクラテスがエロスは、肉体の美から精神の美、さらに美のイデアへの愛慕にまで高まると説く。

きょう‐かん【共感】🔗🔉

きょう‐かん共感】 (sympathyの訳語)他人の体験する感情や心的状態、あるいは人の主張などを、自分も全く同じように感じたり理解したりすること。同感。「―を覚える」「―を呼ぶ」→感情移入

げんそう‐こうきょうきょく【幻想交響曲】‥サウカウキヤウ‥🔗🔉

げんそう‐こうきょうきょく幻想交響曲‥サウカウキヤウ‥ (Symphonie fantastique フランス)ベルリオーズ作曲の交響曲。ハ長調。1830年初演。失恋して阿片を呑んだ芸術家の幻想を表現。標題音楽の代表。 ベルリオーズ 提供:Lebrecht Music & Arts/APL →幻想交響曲 第一楽章 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) ⇒げん‐そう【幻想】

こうかん‐しんけい【交感神経】カウ‥🔗🔉

こうかん‐しんけい交感神経カウ‥ (sympathetic nerve)自律神経の一つで、生体を活動的にする。中枢は脊髄の胸腰部側角にあり、神経線維は脊柱の両側にある交感神経幹ないし大動脈近くの神経節を経て、血管・皮膚・汗腺・内臓平滑筋・分泌腺などにひろく分布する。副交感神経系と拮抗きっこう的に作用する。興奮を伝達する物質はおもにノルアドレナリン。高次中枢は視床下部にある。→副交感神経→自律神経 ⇒こう‐かん【交感】

こうきょう‐がくだん【交響楽団】カウキヤウ‥🔗🔉

こうきょう‐がくだん交響楽団カウキヤウ‥ (symphony orchestra)交響曲や管弦楽曲を演奏するための大編成の楽団。 ⇒こう‐きょう【交響】

こうきょう‐きょく【交響曲】カウキヤウ‥🔗🔉

こうきょう‐きょく交響曲カウキヤウ‥ (symphony)管弦楽のための大規模な楽曲。バロック時代のイタリア‐オペラの序曲から発展し、通常、ソナタと同じく、急・緩・メヌエット(またはスケルツォ)・急の4楽章から成る。18世紀前半に成立し、古典派のハイドンやモーツァルトらが完成、ベートーヴェンによって19世紀以降の規範が確立された。交響曲・交響楽などの訳語は森鴎外の考案。シンフォニー。森鴎外、西楽と幸田氏と「既にしてMozart(宝暦六年生寛政三年死)がJupiter―」 ⇒こう‐きょう【交響】

こうきょう‐し【交響詩】カウキヤウ‥🔗🔉

こうきょう‐し交響詩カウキヤウ‥ (symphonic poem)標題をもつ独立した単楽章の管弦楽曲。19世紀半ばにリストが創始。 ⇒こう‐きょう【交響】

サンボリスト【symboliste フランス】🔗🔉

サンボリストsymboliste フランス】 象徴主義派に属する人。

サンボリスム【symbolisme フランス】🔗🔉

サンボリスムsymbolisme フランス(→)象徴主義

サンボル【symbole フランス】🔗🔉

サンボルsymbole フランス⇒シンボル

しと‐しんじょう【使徒信条】‥デウ🔗🔉

しと‐しんじょう使徒信条‥デウ (Symbolum Apostolicum ラテン)キリスト教最古の信仰告白文とされるローマ信条(200年頃)を土台に作られた信条。その権威は使徒に帰せられる。最初は洗礼志願者の個人的表白だったが、後には集会的信仰告白表現として用いられる。

しょう‐こう【症候】シヤウ‥🔗🔉

しょう‐こう症候シヤウ‥ (symptom)身体にあらわれた病的変化。患者自身の訴える病的変化、すなわち痛み・痒み・温冷・不快の感を自覚的症候といい、患者自身と医師、または医師だけに認められる病的変化を他覚的症候という。 ⇒しょうこう‐ぐん【症候群】

しょうちょう‐しゅぎ【象徴主義】シヤウ‥🔗🔉

しょうちょう‐しゅぎ象徴主義シヤウ‥ (symbolisme フランス)リアリズムに対抗し、象徴作用によって内的世界を表現しようとする芸術思潮。ボードレールを先駆とし、マラルメを中心として19世紀末フランスに興り、ヨーロッパ諸国に波及。文学・演劇・美術などのジャンルにおいて20世紀の芸術に大きな影響を与えた。→象徴派⇒しょう‐ちょう【象徴】

しょうちょう‐は【象徴派】シヤウ‥🔗🔉

しょうちょう‐は象徴派シヤウ‥ (symbolistes フランス)象徴主義を奉ずる、またはその傾向を有する詩人の一派。フランスではマラルメを宗とし、ボードレール・ヴェルレーヌ・ランボー・ヴァレリー、イギリスではイェーツ、ドイツではリルケ、ロシアではベールイ・ブロークなど、また演劇ではベルギーのメーテルリンクもこれに属する。日本では、明治30年代末期から大正時代に栄えた詩人の一派。上田敏の訳詩、蒲原有明かんばらありあけ・三木露風・日夏耿之介ひなつこうのすけ・萩原朔太郎らはその代表。→高踏派 ⇒しょう‐ちょう【象徴】

しん‐じょう【信条】‥デウ🔗🔉

しん‐じょう信条‥デウ ①かたく信ずる事柄。「思想―の自由」「誠実を―とする」 ②(symbolum・credo ラテン)キリスト教で、中心的な信仰告白の表現。教義を簡潔に要約したもの。信徒信条・ニカイア信条・アウクスブルク信仰告白など。信仰箇条。信経。クレド。

シンパサイザー【sympathizer】🔗🔉

シンパサイザーsympathizer】 同情者。共鳴者。特に、左翼運動などに直接には参加しないが支持援助する人。シンパ。

シンパシー【sympathy】🔗🔉

シンパシーsympathy】 同情。共感。共鳴。

シンフォニー‐オーケストラ【symphony orchestra】🔗🔉

シンフォニー‐オーケストラsymphony orchestra】 交響楽団。交響管弦楽団。 ⇒シンフォニー【symphony】

シンフォニック‐ジャズ【symphonic jazz】🔗🔉

シンフォニック‐ジャズsymphonic jazz】 交響曲的に作・編曲されたジャズ。ガーシュウィンの作品など。

シンフォニック‐ポエム【symphonic poem】🔗🔉

シンフォニック‐ポエムsymphonic poem(→)交響詩

シンポジウム【symposium】🔗🔉

シンポジウムsymposium】 (古代ギリシアで饗宴の意から)討論の一形式。複数の人が、同一問題の異なった面を示すように講演または報告し、おのおの意見を述べ、聴衆や司会者の質問に応答する方式のもの。シンポ。

シンポシオン【Symposion ギリシア】🔗🔉

シンポシオンSymposion ギリシア】 (ともに飲む、すなわち饗宴の意)プラトン対話篇の一篇(→)「饗宴きょうえんのこと。

シンボライズ【symbolize】🔗🔉

シンボライズsymbolize】 象徴すること。「朝日を―したマーク」

シンボリズム【symbolism】🔗🔉

シンボリズムsymbolism(→)象徴主義

シンボリック【symbolic】🔗🔉

シンボリックsymbolic】 象徴的。「―な意味」

シンボル【symbol】🔗🔉

シンボルsymbol】 (もとギリシア語で、宴会の席次等を決める割符の意) ①象徴。 ②ある意味を表す記号。 ③言葉や感覚的形象で、その本来的意味に加えた意味を担いうるもの。 ④パースによる記号の3区分の一つ。記号が、その示す内容と類似性・隣接性を持たないもの。イヌという記号は動物の犬そのものとは無縁である類。→イコン→インデックス⇒シンボル‐カラー【symbol colo(u)r】 ⇒シンボル‐マーク

シンボル‐カラー【symbol colo(u)r】🔗🔉

シンボル‐カラーsymbol colo(u)r】 ある団体・運動などを象徴する色。 ⇒シンボル【symbol】

シンボル‐マーク🔗🔉

シンボル‐マーク (和製語symbol mark)ある団体・運動などを象徴する図案。 ⇒シンボル【symbol】

シンメトリー【symmetry】🔗🔉

シンメトリーsymmetry】 左右の釣合がとれていること。左右相称。対称。

シンメトレル【Symmetrel】🔗🔉

シンメトレルSymmetrel(→)アマンタジンの商品名。

そう‐しょう【相称】サウ‥🔗🔉

そう‐しょう相称サウ‥ ①互いにつりあっていること。 ②(symmetry)構成要素が中央の平面または直線の両側に均等に配分されてあること。すなわち鏡像関係にあること。左右均斉。左右相称。 ③広義に、いくつかの軸や面で対称的な部分に分けられること。

たい‐しょう【対称】🔗🔉

たい‐しょう対称】 (symmetry) ①互いに対応してつりあっていること。相称。 ㋐〔数〕一定点Oを通る直線上で、Oに関しそれぞれ反対の側にあってOから等距離の2点を、Oに関し互いに対称な点といい、Oを対称中心という。また、ある直線または平面αに対する垂線上で、またはαのそれぞれ反対側にあって、それらから等距離の2点を、またはαに関し互いに対称な点といい、またはαをそれぞれ対称軸または対称面という。図形上のすべての点の対称点がその図形自身に含まれるとき、この図形を対称な図形という。→線対称→面対称→点対称 ㋑〔理〕結晶質物質において、結晶面あるいは原子・分子の間にある規則正しい関係の一種。一つの結晶面あるいは原子・分子を、ある他の面によって反射、またはある軸によって回転などした時に、他の結晶面あるいは原子・分子に一致する性質。 ②代名詞の第二人称。 ⇒たいしょう‐いどう【対称移動】 ⇒たいしょう‐しき【対称式】 ⇒たいしょう‐せい【対称性】 ⇒たいしょう‐だいめいし【対称代名詞】 ⇒たいしょう‐ちゅうしん【対称中心】 ⇒たいしょう‐てき【対称的】 ⇒たいしょう‐めん【対称面】 ⇒たいしょう‐りつ【対称律】

ひそう‐こうきょうきょく【悲愴交響曲】‥サウカウキヤウ‥🔗🔉

ひそう‐こうきょうきょく悲愴交響曲‥サウカウキヤウ‥ (Symphonie pathétique フランス)チャイコフスキー作曲の交響曲第6番ロ短調。1893年作。作曲者自身の命名。 チャイコフスキー 提供:Lebrecht Music & Arts/APL →交響曲第6番「悲愴」 第二楽章 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) ⇒ひ‐そう【悲愴】

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