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広辞苑の検索結果 (23)
じ(音節)🔗⭐🔉
じ
「し」の濁音。舌尖を前硬口蓋によせ、前歯との間に空洞を作って発する有声摩擦子音〔ʒ〕と母音〔i〕との結合した音節。〔ʒi〕 語頭では〔dʒi〕と発音される。室町時代まであった「ち」の濁音「ぢ」との区別は、江戸時代以後、一般に失われ、四国・九州の一部に破裂音の〔di〕が残っており、〔ʒi〕と区別している。
じ【路・道】ヂ🔗⭐🔉
じ【路・道】ヂ
(チの濁音化。接尾語的に用いる)
①そこを通る道。転じて、その地方一帯をも表す。「山―」「信濃―」
②その方へ行く道。「家―」
③1日で行くべき道のり。「三日―」
じ【次】🔗⭐🔉
じ【次】
(慣用音。漢音はシ)
①つぐこと。つぎ。2番目。
②回数・度数などを数える語。
③〔数〕単項式または多項式の次数を示す語。「二―方程式」→次数。
④〔化〕
㋐中心原子を同じくするオキソ酸(酸素酸)のうち、酸化の程度の低いものに冠する語。例えば塩素酸より酸化度の低いものを亜塩素酸、さらに低いものを次亜塩素酸と呼ぶ類。
㋑塩基性塩であることを示す語。薬局方で使用。「―酢酸鉛」
じ【寺】🔗⭐🔉
じ【寺】
①役所。官衙かんが。説文「―、廷也、法度有る者也」
②てら。仏堂。
じ【地】ヂ🔗⭐🔉
じ【地】ヂ
(呉音)
①つち。とち。「―ならし」「雨降って―固まる」
②区切られたところ。
㋐その土地。その地方。「―の人」
㋑囲碁で、石でかこんで占有した所。「―ができる」
③後に加えられたものに対して、基本的・本質的なもの。
㋐うまれつきの性質。もちまえ。「―が出る」
㋑加工する前の材料や土台。紙・布などの模様のない部分。「―の色」
㋒〔心〕浮き上がって見える物の背景。「図ず5」参照。
㋓肌。きめ。「―が荒れる」
㋔文章の、会話の部分に対して、作者の説明した部分。「―の文」
㋕実地。事実。浮世風呂4「―と狂言との差別はそこだはス」
④㋐地謡じうたいの略。
㋑日本音楽で、基礎の楽句の意。同じ楽句を何回も繰り返して奏するものを指す。
㋒三味線において、上調子うわぢょうしに対する基本の調子。
㋓舞踊で、伴奏の音楽。また、それを受け持つ人。地方じかた。
⑤素人しろうと。特に、素人で売春をする者。「―の女」
⑥普通の速度で馬を歩ませること。地乗じのり。狂言、馬口労ばくろう「さて、―といふ事を乗りまする」
→ち(地)
⇒地で行く
⇒地を打った
じ【字】🔗⭐🔉
じ【自】🔗⭐🔉
じ【自】
(呉音。漢音はシ)起点を示す語。起。より。「―五月至九月」
じ【児】🔗⭐🔉
じ【児】
(呉音はニ)こ。こども。「3―の父」
じ【事】🔗⭐🔉
じ【事】
(呉音。唐音はズ)〔仏〕個別的・具体的な現象。↔理
じ【侍】🔗⭐🔉
じ【侍】
律令制で、篤疾とくしつ者や高齢者に仕えるために、庸・雑徭ぞうようを免じられた、家族・近親者などの人。
じ【持】ヂ🔗⭐🔉
じ【持】ヂ
歌合・囲碁などで互いに優劣のないこと。あいこ。もちあい。宇津保物語初秋「この御文は今めきたる筋などのまさりたりけり。―なりと定められて」
じ【時】🔗⭐🔉
じ【時】
①ころ。おり。特定のとき。源氏物語夕霧「初夜の―果てむ程に」。「着水―のけが」
②1時間。また、時刻を示す語。「毎―30キロ」
じ【瓷】🔗⭐🔉
じ【瓷】
釉うわぐすりのかかった堅い焼物。
じ【痔】ヂ🔗⭐🔉
じ【痔】ヂ
肛門およびその近接部分の疾病の総称。痔瘻ろう・痔核・切れ痔・疣いぼ痔など。痔疾。〈倭名類聚鈔3〉
じ【辞】🔗⭐🔉
じ【辞】
①ことば。文章。「送別の―」
②漢文の一体。騒・賦に似て押韻し、朗唱に適する。
③雑任ぞうにんの初位以下または庶人が諸司に上申すること。また、その文章の書式。
④文法で、格・時制・相のような文法的機能を表す語。必ず詞とともに用いられる。形式語・虚辞・付属語などと称せられる。助詞および助動詞(一説に、助詞・助動詞の大部分と陳述副詞・接続詞・感動詞)をいう。↔詞
⇒辞を低くする
じ【磁】🔗⭐🔉
じ【磁】
焼きもの。「―の大皿」
じ【璽】🔗⭐🔉
じ【璽】
①天子の印章。
②三種の神器の一つ。八尺瓊曲玉やさかにのまがたま。徒然草「剣、―、内侍所」
じ(助動詞)🔗⭐🔉
じ
〔助動〕
(活用は無変化。終止形・連体形・已然形のみがある)活用語の未然形に付き、助動詞「む」の否定を表す。鎌倉時代には文章語化しはじめ、代わって「まじ」が発達する。
①(推量の否定)その事態は今後起こらないと推量する。…ないだろう。…まい。万葉集5「我を除おきて人はあらじと誇ろへど」。古今和歌集雑「幾代しもあらじ我が身を」
②(意志の否定)その事態を起こさないようにしようと思う。…ないつもりだ。…するまいと思う。古事記上「わが率寝いねし妹は忘れじ世のことごとに」。万葉集19「櫛も見じ屋内も掃かじ草まくら旅行く君を斎いわふと思もひて」
③今後その事態の起こらないことを望みつつ述べる。…ないのがいい。万葉集20「霍公鳥ほととぎすまづ鳴く朝開あさけいかにせばわが門過ぎじ語り継ぐまで」。新続古今和歌集春「人はなど訪はで過ぐらむ風にこそ知られじと思ふ宿の桜を」
じ(接尾)🔗⭐🔉
じ
〔接尾〕
体言に付いて、…のような、…に似たの意、転じて、…でない意を表すシク活用の形容詞を作る。万葉集19「人は我じく斎いわひて待たむ」。万葉集1「時じくそ雪は降るとふ」→時ときじ
じ【箇】ヂ🔗⭐🔉
じ【箇】ヂ
〔接尾〕
(チの濁音化。年齢を道にたとえて「路」と当てる)10の倍数の数詞に付けて、年齢を表す。「よそ―」
ジー【G・g】🔗⭐🔉
ジー【G・g】
①アルファベットの7番目の文字。
②〔音〕音名の一つ。ト音(G)。
③グラムの略号(g)。
④〔理〕重力加速度(g)。
⑤磁束密度の単位ガウスの略号(G)。
⑥単位の接頭語ギガの略号(G)。
⑦万有引力定数を表す記号(G)。
大辞林の検索結果 (22)
じ🔗⭐🔉
じ
「し」の濁音の仮名。硬口蓋破擦音(または歯茎摩擦音)の有声子音と前舌の狭母音とから成る音節。
じ【路】🔗⭐🔉
じ ヂ 【路】
〔「みち」の意の「ち」の連濁音化〕
(1)名詞の下に付いて,そこを通る道,そこへ至る道などの意を表す。また,その地方の意を表す。「山―」「大和―」「家―」
(2)日数を表す語の下に付いて,その日数だけかかる道のりであることを表す。「三日―」
じ【地】🔗⭐🔉
じ ヂ [1][0] 【地】
〔呉音〕
(1)地面。大地。土。ち。「雨降って―固まる」「―をならす」
(2)その地方。その土地。「―の名産品」「―の人」
(3)囲碁で,石で囲んで占有した部分。
(4)生来のもの。作り物ではないもの。(ア)本来身に備わっている性質。持ち前。「あれが彼の―だ」(イ)人の肌。きめ。「―がいいからお化粧が映える」「―が荒れる」
(5)加工や細工の土台。「―の厚い織物」「めっきがはげて―が出る」
(6)(目立つ部分に対して)基となって支えている部分。(ア)布・紙などで,模様のない部分。「水色の―に白の水玉」(イ)文章で,会話・歌などでない部分。(ウ)「地謡(ジウタイ)」の略。また,一曲の詞章のうち,地謡のうたう部分。(エ)日本舞踊で,伴奏のこと。(オ)邦楽で,何回も繰り返し演奏される,基礎的な楽句。(カ)三味線の合奏で,上調子に対して,低い基本の調子。
(7)「地紙(ジガミ)」に同じ。「扇屋の女に今はやる―などを持つて参れの由/浮世草子・一代男 4」
じ【字】🔗⭐🔉
じ [1] 【字】
(1)言葉を書き表すのに用いる記号。文字。「―を覚える」
(2)(言葉や人名の最初の一字に「の字」を加えて)その言葉や人名を遠回しに言う場合に用いる。「彼は彼女にほの―だ」「まの―(政次のことなり)/人情本・梅児誉美(初)」
(3)〔銭には四文字が刻されているところから,その四分の一の意で〕
二分五厘の称。また,一文銭のこと。もん。「一銭一―損かけまじ/浄瑠璃・冥途の飛脚(上)」
(4)楊弓や双六などに賭ける銭。紅白の紙に包む。「いや
―にて候はず/浄瑠璃・松風村雨」
(5)漢字。特に,字音で読まれるものとしての漢字をいう。「和名なくば,何にても―のままによめかし/胆大小心録」

―にて候はず/浄瑠璃・松風村雨」
(5)漢字。特に,字音で読まれるものとしての漢字をいう。「和名なくば,何にても―のままによめかし/胆大小心録」
じ【侍】🔗⭐🔉
じ [1] 【侍】
律令制で,篤疾者や八〇歳以上の老人の世話をするために,庸・雑徭(ゾウヨウ)を免除された人。
じ【持】🔗⭐🔉
じ ヂ [1] 【持】
碁や歌合・香合などで,互いに優劣の定めがたいこと。引きわけ。もちあい。もち。
じ【時】🔗⭐🔉
じ 【時】
■一■ [1] (名)
(1)時間の単位。秒の三六〇〇倍。分の六〇倍。記号 h 時間。
→秒
(2)とき。ある特定の時刻。「―のかはるまで誦みこうじて/枕草子 25」
(3)特に仏道の勤行の時刻をいう。「日中の―などおこなふ/枕草子 123」
■二■ (接尾)
(1)名詞に付いて,「とき」「おり」などの意を表す。「空腹―」「革命―」「第二次世界大戦―」
(2)助数詞。時刻を表すのに用いる。「六―半に起きる」
じ【痔】🔗⭐🔉
じ ヂ [0] 【痔】
肛門やその付近に生じる病気の総称。痔核・痔瘻(ジロウ)・脱肛・切れ痔など。痔疾。
じ【辞】🔗⭐🔉
じ【児】🔗⭐🔉
じ [1] 【児】 (代)
一人称。親などに対して子供が自分のことをいう語。わたくし。「―は不幸にして未だ良師を得ません/魚玄機(鴎外)」
じ🔗⭐🔉
じ (助動)(○・○・じ・じ・(じ)・○)
動詞および「る」「らる」「す」「さす」「しむ」などの助動詞の未然形に付く。打ち消しの「ず」に推量の意を加えたもので,確定的に打ち消さずに主観的・未来的・予想的な意が加わる。
(1)打ち消しの推量を表す。…ないだろう。「梅の花咲きて散りなば我妹子(ワギモコ)を来むか来〈じ〉かと我(ア)が松の木そ/万葉 1922」「かかる所に住む人,心に思ひ残すことはあら〈じ〉かし/源氏(若紫)」
(2)打ち消しの意志を表す。…ないつもりだ。…たくない。「櫛も見〈じ〉屋内(ヤヌチ)も掃か〈じ〉草枕旅行く君を斎(イワ)ふと思ひて/万葉 4263」「手塚が郎等をくれ馳せに馳せ来て,主を討たせ〈じ〉と中に隔り/平家 7」
(3)当然の打ち消しを示す。…べきではない。「言ひ続くればみな源氏物語・枕草子などに,ことふりにたれど,同じ事また今さらにも言は〈じ〉とにもあらず/徒然 19」「女出で来て,え出でおはせ〈じ〉。とどまり給へ,といふ/宇治拾遺 1」
〔(1)已然形の用例はまれで,係助詞「こそ」の結びとして例がわずかに見られるだけである。「人はなど訪はで過ぐらん風にこそ知られ〈じ〉と思ふ宿の桜を/新続古今(春下)」(2)「じ」は推量の助動詞「む」に打ち消しの意の加わったもので,推量の助動詞「べし」に打ち消しの意の加わったものと見られる「まじ」とは,「む」と「べし」との意味上の差と同程度の差があるとみられる。(3)「じ」は,打ち消しの語である「ぬ」(あるいは「な」「に」)と形容詞をつくる接尾語「し」との融合によってできたものといわれる〕
じ🔗⭐🔉
じ (接尾)
名詞や形容詞語幹に付いてシク活用の形容詞を作る。
(1)…に関係ないなどの意を表す。「川の上(エ)のいつ藻の花のいつもいつも来ませ我が背子時―けめやも/万葉 491」「不喜見,みまくほし―/新撰字鏡」
(2)それらしいさま,そのような様子などの意を表す。「男じ」「鴨じ」
〔(2)は,一般に「じもの」の形で用いられる。→じもの〕
じ【寺】🔗⭐🔉
じ 【寺】 (接尾)
助数詞。寺院の数を数えるのに用いる。「末寺三千 ―」
じ【次】🔗⭐🔉
じ 【次】 (接尾)
助数詞。回数・順序などを表す。「第一―探検隊」
じ【箇】🔗⭐🔉
じ ヂ 【箇】 (接尾)
〔古くは「ち」か〕
助数詞。数詞に添えて,ものを数えるのに用いる。「ななそ―やそ―は海にあるものなりけり/土左」
〔現在,「みそじ」「やそじ」などの形で残る〕
じ【字】(和英)🔗⭐🔉
じ【辞】(和英)🔗⭐🔉
じ【時】(和英)🔗⭐🔉
じ【痔(がおきる)】(和英)🔗⭐🔉
じ【痔(がおきる)】
(have) piles[hemorrhoids].→英和
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