複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (25)
くじ【籤・鬮】🔗⭐🔉
くじ【籤・鬮】
(「孔子」とも当てる)古く、神意をうらなう方法の一つ。のち、容易に決しがたい事柄の決定に用いられるようになった。紙片・竹片・こよりなどに文句または符号を記しておき、その一つをぬきとらせ、吉凶・勝敗・等級などを決定する。「―を引く」「―に当たる」
く‐じ【九字】🔗⭐🔉
く‐じ【九字】
〔仏〕護身の秘呪として用いる9個の文字。「臨兵闘者皆陣列在前」の九字の呪じゅを唱え、指で空中に縦に4線、横に5線を書く時は、どんな強敵も恐れるに足りないという護身の法。もと道家に行われ、のち陰陽道おんようどうに用い、また、密教家・修験者しゅげんじゃ・忍者などが用いた。九字護身法。
⇒九字を切る
くじ【久慈】🔗⭐🔉
くじ【久慈】
岩手県北東部、太平洋岸の港湾都市。陸中海岸国立公園の北の玄関口。人口3万9千。
く‐じ【公事】🔗⭐🔉
く‐じ【公事】
①公の事務。
②特に、朝廷で行われた政務および儀式。大鏡道長「―をおろかにし狩をのみせばこそは罪はあらめ」
③訴訟。狂言、右近左近おこさこ「―に上げたくは上げうまでよと、ねそねそと言ふたは」
④租・庸・調・課役などの税の総称。平家物語4「庄には預所に使はれ、―雑事に駆り立てられて」
くじ‐あいて【公事相手】‥アヒ‥🔗⭐🔉
くじ‐あいて【公事相手】‥アヒ‥
訴訟の相手方。
くじ‐うん【籤運】🔗⭐🔉
くじ‐うん【籤運】
くじを引いて、あたるかどうかの運。「―が強い」
くじか【牙麞・牙麅】🔗⭐🔉
くじか【牙麞・牙麅】
キバノロの別称。三教指帰「兎を打つて―を獲う」
くじ‐かさがけ【籤笠懸】🔗⭐🔉
くじ‐かさがけ【籤笠懸】
笠懸の一種。5対の籤を10騎に充てる。笠懸が終わった後、相籤所持の者と射中あてた数を比較して勝敗を定める。
くじ‐かた【公事方】🔗⭐🔉
くじ‐かた【公事方】
江戸時代、公事3関係の事務。また、その担当役人。
⇒くじかた‐おさだめがき【公事方御定書】
くじかた‐おさだめがき【公事方御定書】🔗⭐🔉
くじかた‐おさだめがき【公事方御定書】
江戸幕府の法典。2巻。8代将軍吉宗の命により1742年(寛保2)完成。上巻には現行の法令81通を、下巻には裁判手続に関する先例・取極め103条を収める。上下ともに三奉行・所司代・大坂城代以外は閲覧禁止であったが、写本が幕府外に伝わり諸藩の藩政に影響。下巻を俗に「御定書百箇条」という。
→文献資料[公事方御定書]
⇒くじ‐かた【公事方】
くじき【挫き】🔗⭐🔉
くじき【挫き】
①くじくこと。
②捻挫ねんざ。
く‐じき【求食】🔗⭐🔉
く‐じき【求食】
食物を求めること。太平記18「月曇り雨暗き夜は叫喚、―の声啾啾として」
くじき【旧事紀】🔗⭐🔉
くじき【旧事紀】
神代から推古朝までの事跡を記した史書。10巻。序に蘇我馬子らが勅を奉じて撰したとあるが、実際には平安初期に編纂された。先代旧事本紀。旧事本紀。
くじ・く【挫く】🔗⭐🔉
くじ・く【挫く】
[一]〔他五〕
①折って傷つける。曲げて砕く。垂仁紀「其の腰を踏み―・きて」
②関節を捻挫ねんざする。〈日葡辞書〉。「足を―・く」
③勢いを押さえる。弱らせる。顕宗紀「悉く百姓の憂へ苦しぶることを知り恒に枉まげ―・かれたるを見て」。「弱きを助け、強きを―・く」
[二]〔自下二〕
⇒くじける(下一)
くじ‐くばり【籤配り】🔗⭐🔉
くじ‐くばり【籤配り】
籤を配って人々にひかせること。山家集「庚申の夜、―をして(題を記した籤を配って)歌詠みけるに」
くじ‐く・る【公事繰る】🔗⭐🔉
くじ‐く・る【公事繰る】
〔自五〕
(中国地方で)文句を言う。しかる。
くじ・ける【挫ける】🔗⭐🔉
くじ・ける【挫ける】
〔自下一〕[文]くじ・く(下二)
①折れて傷つく。曲がり砕ける。〈文明本節用集〉
②関節がねじれて痛む。捻挫ねんざする。〈日葡辞書〉。「足が―・ける」
③勢いが弱る。屈する。頓挫とんざする。「気力が―・ける」
くじ‐ごしんほう【九字護身法】‥ホフ🔗⭐🔉
くじ‐ごしんほう【九字護身法】‥ホフ
〔仏〕(→)九字くじに同じ。
くじこんげん【公事根源】🔗⭐🔉
くじこんげん【公事根源】
有職故実書。一条兼良著。1巻。1423年(応永30)頃成る。年中の宮中の公事くじや儀式の根源・沿革を記す。
くじざいにん【鬮罪人】🔗⭐🔉
くじざいにん【鬮罪人】
狂言。鬮できまった罪人役の主人に対し、鬼役の太郎冠者が日頃の仕返しをする。
くじ‐ざた【公事沙汰】🔗⭐🔉
くじ‐ざた【公事沙汰】
訴訟事件。
くじ‐し【公事師】🔗⭐🔉
くじ‐し【公事師】
江戸時代、謝礼を受けて他人の訴訟の代人となった人。代言人。
くじ‐しょ【公事所】🔗⭐🔉
くじ‐しょ【公事所】
訴訟をとりさばく所。今の裁判所。公事場。
大辞林の検索結果 (50)
くじ【籤・鬮】🔗⭐🔉
くじ [1] 【籤・鬮】
人の意志や作為がはいらないようにして,物事を決める方法。紙片・木片などに決定事項や数字などを書いておき,その一つを抜き取らせて,吉凶・等級・勝敗・順番などを決める。また,それに使う紙片・木片などもいう。古くは,神の意をうかがうのに用いた。「―に当たる」「―を引く」「宝―」
〔古くは「孔子」とも書いた〕
く-じ【九字】🔗⭐🔉
く-じ [1] 【九字】
護身の秘術として唱える「臨兵闘者皆陣列在前」の九文字からなる呪文。また,これを唱えて指先で縦に四線,横に五線を空中に描く修法。すべての災いを除き,その身をまもるという。道家に起こり,陰陽家や密教の僧・修験者に広がった。九字の印。九字の法。
く-じ【公事】🔗⭐🔉
く-じ [1] 【公事】
〔「くうじ」とも〕
(1)表だった公の事。
(2)朝廷で行われる政務・儀式。「―ども繁く,春の急ぎにとり重ねて催し行はるるさまぞ,いみじきや/徒然 19」
(3)中世,年貢以外の雑税や賦役の総称。
(4)訴訟。裁判。「某はいままで,―をいたいた事もない/狂言・右近左近」
くじ【久慈】🔗⭐🔉
くじ 【久慈】
岩手県北東部にある市。近世,鉄・馬の産地として知られた。太平洋岸に面する久慈港は漁港・工業港。
くじ【孔子】🔗⭐🔉
くじ 【孔子】
〔呉音〕
(1)孔子(コウシ)。
(2)孔子の絵や画像。
くし-いた・し【屈し甚し】🔗⭐🔉
くし-いた・し 【屈し甚し】 (形ク)
〔「くっしいたし」の促音「っ」の無表記〕
ひどくふさぎこんでいる。くんじいたし。「ならぶべくもあらぬぞ,―・かりける/源氏(宿木)」
くし-うら【櫛占】🔗⭐🔉
くし-うら [0] 【櫛占】
昔,女や子供が行なった辻占(ツジウラ)の一。黄楊(ツゲ)の櫛を持って十字路に出て「あふ事をとふや夕げのうらまさにつげの小櫛もしるし見せなん」という古歌を三度唱え,境を区切って米をまき,櫛の歯を三度鳴らしてから,その境の内にはいって来た人の言葉を聞いて吉凶を判断したもの。
くじ-うん【籤運】🔗⭐🔉
くじ-うん [0] 【籤運】
籤に当たるか否かの運。「―が強い」
くし-おき【櫛置き】🔗⭐🔉
くし-おき 【櫛置き】
「髪置(カミオ)き{(1)}」に同じ。
くし-おさえ【櫛押(さ)え】🔗⭐🔉
くし-おさえ ―オサヘ [3] 【櫛押(さ)え】
挿し櫛が前に倒れないように,櫛の前にさし込む銀製の針。享保(1716-1736)の頃流行。
くじか【
】🔗⭐🔉
くじか 【
】
キバノロの古名。[新撰字鏡(享和本)]
】
キバノロの古名。[新撰字鏡(享和本)]
くじ-かさがけ【籤笠懸】🔗⭐🔉
くじ-かさがけ 【籤笠懸】
笠懸の一種。五組一〇騎の射手が馬上でくじを受け取り,笠懸が終わってから,相くじの所有者と,射当てた数を比べて勝敗を決める。
くじ-かた【公事方】🔗⭐🔉
くじ-かた [0][2] 【公事方】
江戸時代,裁判関係の事務を扱う役。特に幕府では,勘定奉行およびその下での裁判関係担当者。
くじかた-おさだめがき【公事方御定書】🔗⭐🔉
くじかた-おさだめがき 【公事方御定書】
江戸幕府の基本法典。二巻。1742年成立。将軍徳川吉宗の命により編纂(ヘンサン)。上巻は司法警察関係の重要法令,下巻は「御定書百箇条」と呼ばれ,刑法・訴訟法などに関する規定をおさめる。御定書。
くじ-がわ【久慈川】🔗⭐🔉
くじ-がわ ―ガハ 【久慈川】
福島と茨城県境の八溝山(ヤミゾサン)に源を発し,茨城県日立市南方で太平洋に注ぐ川。長さ124キロメートル。中流域支流に袋田の滝がある。
く-じき【求食】🔗⭐🔉
く-じき 【求食】
食べ物を求めること。「叫喚・―の声啾々(シユウシユウ)として/太平記 18」
くじき【旧事紀】🔗⭐🔉
くじき 【旧事紀】
⇒先代旧事本紀(センダイクジホンギ)
くしきの【串木野】🔗⭐🔉
くしきの 【串木野】
鹿児島県西部にある市。近世以来,金・銀を産する。串木野港は遠洋漁業の基地。
くし-きん【櫛巾】🔗⭐🔉
くし-きん 【櫛巾】
坏(ユスルツキ)または打ち乱(ミダ)りの箱の下などに敷き,理髪の道具をぬぐうのに用いる布巾。櫛手拭(クシタナゴイ)。
坏(ユスルツキ)または打ち乱(ミダ)りの箱の下などに敷き,理髪の道具をぬぐうのに用いる布巾。櫛手拭(クシタナゴイ)。
くじ・く【挫く】🔗⭐🔉
くじ・く [2] 【挫く】
■一■ (動カ五[四])
(1)関節を不自然に曲げて,関節やその周辺の組織を傷つける。捻挫(ネンザ)する。「転んで足を―・く」
(2)勢いを衰えさせる。押さえつける。弱める。「出端(デバナ)を―・く」「強きを―・き,弱きを助ける」
(3)折ったり曲げたりして傷をつける。「其の腰を踏み―・きて殺しつ/日本書紀(垂仁)」
〔「くじける」に対する他動詞〕
■二■ (動カ下二)
⇒くじける
くじ・ける【挫ける】🔗⭐🔉
くじ・ける [3] 【挫ける】 (動カ下一)[文]カ下二 くじ・く
(1)関節が不自然に曲げられて,関節や組織が傷つく。「足が―・ける」
(2)勢いや気力が弱る。「勇気が―・ける」
(3)折れたり曲がったりして傷がつく。[文明本節用集]
〔「くじく」に対する自動詞〕
くじ-ごしんぼう【九字護身法】🔗⭐🔉
くじ-ごしんぼう ―ゴシンボフ 【九字護身法】
密教で,九字を切って身を守る法。九字の印。
→九字
くじこんげん【公事根源】🔗⭐🔉
くじこんげん 【公事根源】
有職故実書。一巻または三巻。一条兼良著。1422年頃に成立か。朝廷の儀式・行事など公事について,その起源・沿革を述べたもの。
くじざいにん【鬮罪人】🔗⭐🔉
くじざいにん 【鬮罪人】
狂言の一。祇園会の山車(ダシ)の余興で鬼の役を引き当てた太郎冠者は,亡者の役に当たった主人を稽古にかこつけ,本当に打ち据える。
くじ-し【公事師】🔗⭐🔉
くじ-し 【公事師】
江戸時代,民事訴訟の代行を業とした者。代言人。
くじ-しょ【公事所】🔗⭐🔉
くじ-しょ 【公事所】
訴訟を扱う,昔の役所。くじば。
くじ-だおれ【孔子倒れ】🔗⭐🔉
くじ-だおれ ―ダフレ 【孔子倒れ】
「孔子(クジ)の倒(タオ)れ」に同じ。「此れを,世の人,―し給ふと云ふ也/今昔 10」
→くじ(孔子)
くじ-だくみ【公事工】🔗⭐🔉
くじ-だくみ 【公事工】
■一■ (名)
訴訟を起こす計画。
■二■ (形動ナリ)
理屈をこねて言いがかりをつけるのが上手なさま。「―なる女うすき唇を動かし/浮世草子・永代蔵 5」
くじ-づつ【籤筒】🔗⭐🔉
くじ-づつ [2] 【籤筒】
くじを入れて,小穴から振り出す筒。
くじ-の-いん【九字の印】🔗⭐🔉
くじ-の-いん 【九字の印】
⇒九字(クジ)
くじ-のがれ【籤逃れ】🔗⭐🔉
くじ-のがれ [3] 【籤逃れ】
くじによって仕事や役などをのがれること。特に,徴兵検査の甲種合格者がくじ引きで入営を免除されたこと。
くじ-の-やく【籤の役・孔子の役】🔗⭐🔉
くじ-の-やく 【籤の役・孔子の役】
室町幕府の職名。正月の評定始めのとき,発言者を決めるためのくじを出す役。
くじ-ば【公事場】🔗⭐🔉
くじ-ば 【公事場】
⇒くじしょ(公事所)
くし-はらい【櫛払い】🔗⭐🔉
くし-はらい ―ハラヒ [3] 【櫛払い】
櫛の歯にたまったあかを取りのぞく,細い針金を束ねたはけ。
くじ-びき【籤引き】🔗⭐🔉
くじ-びき [0] 【籤引き】 (名)スル
くじを引くこと。くじを引いて物事を決めること。抽籤(チユウセン)。「―で順番を決める」
くじ-ぶぎょう【公事奉行】🔗⭐🔉
くじ-ぶぎょう ―ブギヤウ [3] 【公事奉行】
鎌倉・室町幕府の職名。政務に当たる安堵(アンド)奉行・恩沢奉行・寺社奉行その他の奉行の総称。
くじ-ふだ【籤札】🔗⭐🔉
くじ-ふだ [2][0] 【籤札】
くじとして用いる札。
くじ-ぶみ【公事文】🔗⭐🔉
くじ-ぶみ 【公事文】
(1)室町時代以降,将軍家の公用の書状。
(2)訴訟の文書。
くじほんぎ【旧事本紀】🔗⭐🔉
くじほんぎ 【旧事本紀】
⇒先代旧事本紀(センダイクジホンギ)
くしま【串間】🔗⭐🔉
くしま 【串間】
宮崎県南端の市。東は日南海岸,南は志布志湾に臨む。近世,高鍋藩の飛領地。農業・観光が盛ん。
くし-まき【櫛巻(き)】🔗⭐🔉
くし-まき [0] 【櫛巻(き)】
女性の髪の結い方の一。元結(モトユイ)を使わず,髪の毛を櫛に巻き付けて丸めて後頭部でとめた簡便なもの。
櫛巻き
[図]
[図]
くじ-まと【鬮的】🔗⭐🔉
くじ-まと 【鬮的】
鎌倉時代以後の武士の射芸の一。矢代(ヤダイ)を振って射手を二組に分け,物を賭けて射術を争うもの。賭け的。
くし-みたま【奇し御魂】🔗⭐🔉
くし-みたま 【奇し御魂】
霊妙な力をもった神霊。また,そのような精霊の宿っているもの。「神さびいます―/万葉 813」
くじめ【久慈目】🔗⭐🔉
くじめ [0] 【久慈目】
カサゴ目の海魚。全長約30センチメートル。体形はアイナメと似るが,側線が一本で,尾びれの後縁に丸みがある。体色は普通,暗褐色の地に淡色の小斑紋が散在する。食用。北海道南部以南の沿岸の岩礁や藻場にすむ。アブラコ。アブラメ。
く-じめ【句締め】🔗⭐🔉
く-じめ [3][0] 【句締め】
点取り俳諧で,点者が巻末に付した批評と署名。
くじ【籤(引)】(和英)🔗⭐🔉
くじく【挫く】(和英)🔗⭐🔉
くじける【挫ける】(和英)🔗⭐🔉
くじける【挫ける】
(1)[手・足が]be sprained.(2)[気が]be discouraged;lose heart[courage].
広辞苑+大辞林に「くじ」で始まるの検索結果。もっと読み込む