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くじ【籤・鬮】🔗⭐🔉
くじ【籤・鬮】
(「孔子」とも当てる)古く、神意をうらなう方法の一つ。のち、容易に決しがたい事柄の決定に用いられるようになった。紙片・竹片・こよりなどに文句または符号を記しておき、その一つをぬきとらせ、吉凶・勝敗・等級などを決定する。「―を引く」「―に当たる」
く‐じ【九字】🔗⭐🔉
く‐じ【九字】
〔仏〕護身の秘呪として用いる9個の文字。「臨兵闘者皆陣列在前」の九字の呪じゅを唱え、指で空中に縦に4線、横に5線を書く時は、どんな強敵も恐れるに足りないという護身の法。もと道家に行われ、のち陰陽道おんようどうに用い、また、密教家・修験者しゅげんじゃ・忍者などが用いた。九字護身法。
⇒九字を切る
くじ【久慈】🔗⭐🔉
くじ【久慈】
岩手県北東部、太平洋岸の港湾都市。陸中海岸国立公園の北の玄関口。人口3万9千。
く‐じ【公事】🔗⭐🔉
く‐じ【公事】
①公の事務。
②特に、朝廷で行われた政務および儀式。大鏡道長「―をおろかにし狩をのみせばこそは罪はあらめ」
③訴訟。狂言、右近左近おこさこ「―に上げたくは上げうまでよと、ねそねそと言ふたは」
④租・庸・調・課役などの税の総称。平家物語4「庄には預所に使はれ、―雑事に駆り立てられて」
くじ‐あいて【公事相手】‥アヒ‥🔗⭐🔉
くじ‐あいて【公事相手】‥アヒ‥
訴訟の相手方。
くじ‐うん【籤運】🔗⭐🔉
くじ‐うん【籤運】
くじを引いて、あたるかどうかの運。「―が強い」
くじか【牙麞・牙麅】🔗⭐🔉
くじか【牙麞・牙麅】
キバノロの別称。三教指帰「兎を打つて―を獲う」
くじ‐かさがけ【籤笠懸】🔗⭐🔉
くじ‐かさがけ【籤笠懸】
笠懸の一種。5対の籤を10騎に充てる。笠懸が終わった後、相籤所持の者と射中あてた数を比較して勝敗を定める。
くじ‐かた【公事方】🔗⭐🔉
くじ‐かた【公事方】
江戸時代、公事3関係の事務。また、その担当役人。
⇒くじかた‐おさだめがき【公事方御定書】
くじかた‐おさだめがき【公事方御定書】🔗⭐🔉
くじかた‐おさだめがき【公事方御定書】
江戸幕府の法典。2巻。8代将軍吉宗の命により1742年(寛保2)完成。上巻には現行の法令81通を、下巻には裁判手続に関する先例・取極め103条を収める。上下ともに三奉行・所司代・大坂城代以外は閲覧禁止であったが、写本が幕府外に伝わり諸藩の藩政に影響。下巻を俗に「御定書百箇条」という。
→文献資料[公事方御定書]
⇒くじ‐かた【公事方】
くじき【挫き】🔗⭐🔉
くじき【挫き】
①くじくこと。
②捻挫ねんざ。
く‐じき【求食】🔗⭐🔉
く‐じき【求食】
食物を求めること。太平記18「月曇り雨暗き夜は叫喚、―の声啾啾として」
くじき【旧事紀】🔗⭐🔉
くじき【旧事紀】
神代から推古朝までの事跡を記した史書。10巻。序に蘇我馬子らが勅を奉じて撰したとあるが、実際には平安初期に編纂された。先代旧事本紀。旧事本紀。
くじ・く【挫く】🔗⭐🔉
くじ・く【挫く】
[一]〔他五〕
①折って傷つける。曲げて砕く。垂仁紀「其の腰を踏み―・きて」
②関節を捻挫ねんざする。〈日葡辞書〉。「足を―・く」
③勢いを押さえる。弱らせる。顕宗紀「悉く百姓の憂へ苦しぶることを知り恒に枉まげ―・かれたるを見て」。「弱きを助け、強きを―・く」
[二]〔自下二〕
⇒くじける(下一)
くじ‐くばり【籤配り】🔗⭐🔉
くじ‐くばり【籤配り】
籤を配って人々にひかせること。山家集「庚申の夜、―をして(題を記した籤を配って)歌詠みけるに」
くじ‐く・る【公事繰る】🔗⭐🔉
くじ‐く・る【公事繰る】
〔自五〕
(中国地方で)文句を言う。しかる。
くじ・ける【挫ける】🔗⭐🔉
くじ・ける【挫ける】
〔自下一〕[文]くじ・く(下二)
①折れて傷つく。曲がり砕ける。〈文明本節用集〉
②関節がねじれて痛む。捻挫ねんざする。〈日葡辞書〉。「足が―・ける」
③勢いが弱る。屈する。頓挫とんざする。「気力が―・ける」
くじ‐ごしんほう【九字護身法】‥ホフ🔗⭐🔉
くじ‐ごしんほう【九字護身法】‥ホフ
〔仏〕(→)九字くじに同じ。
くじこんげん【公事根源】🔗⭐🔉
くじこんげん【公事根源】
有職故実書。一条兼良著。1巻。1423年(応永30)頃成る。年中の宮中の公事くじや儀式の根源・沿革を記す。
くじざいにん【鬮罪人】🔗⭐🔉
くじざいにん【鬮罪人】
狂言。鬮できまった罪人役の主人に対し、鬼役の太郎冠者が日頃の仕返しをする。
くじ‐ざた【公事沙汰】🔗⭐🔉
くじ‐ざた【公事沙汰】
訴訟事件。
くじ‐し【公事師】🔗⭐🔉
くじ‐し【公事師】
江戸時代、謝礼を受けて他人の訴訟の代人となった人。代言人。
くじ‐しょ【公事所】🔗⭐🔉
くじ‐しょ【公事所】
訴訟をとりさばく所。今の裁判所。公事場。
くじ‐だくみ【公事工み】🔗⭐🔉
くじ‐だくみ【公事工み】
①利益を得るために訴訟をおこすこと。西鶴織留3「ことさら―して筋なき事を書き求め」
②巧みに理屈を言うさま。日本永代蔵5「―なる女薄き唇を動かし」
くじ‐づつ【籤筒】🔗⭐🔉
くじ‐づつ【籤筒】
籤を入れてふりだす筒。
くじ‐とざま【公事外様】🔗⭐🔉
くじ‐とざま【公事外様】
表沙汰。訴訟ごと。狂言、内沙汰「―の埒が、あきさうにござる」
くじ‐とり【籤取り】🔗⭐🔉
くじ‐とり【籤取り】
くじを引くこと。くじを引いて事を決すること。日葡辞書「モノヲクジドリニスル」
くじ‐のがれ【籤逃れ】🔗⭐🔉
くじ‐のがれ【籤逃れ】
籤をひいた結果、役などをのがれること。特に、もと徴兵検査に甲種合格の者が抽籤によって入営をまぬがれたこと。
○孔子の倒れくじのたおれ🔗⭐🔉
○孔子の倒れくじのたおれ
孔子こうしのような聖人でも失敗することがあるというたとえ。源氏物語胡蝶「恋の山には―」
⇒くじ【孔子】
くじ‐ば【公事場】🔗⭐🔉
くじ‐ば【公事場】
(→)公事所くじしょに同じ。
くじ‐び【公事日】🔗⭐🔉
くじ‐び【公事日】
公事のある日。訴訟裁判のある日。
くじ‐びき【籤引き】🔗⭐🔉
くじ‐びき【籤引き】
くじを引くこと。くじとり。抽籤ちゅうせん。「―できめる」
くじ‐ぶぎょうにん【公事奉行人】‥ギヤウ‥🔗⭐🔉
くじ‐ぶぎょうにん【公事奉行人】‥ギヤウ‥
鎌倉幕府の職名。安堵あんど奉行・恩沢おんたく奉行など常置・臨時の奉行人の総称。
くじ‐ふだ【籤札】🔗⭐🔉
くじ‐ふだ【籤札】
籤引きに用いる札。
⇒くじふだ‐つき【籤札付】
くじふだ‐つき【籤札付】🔗⭐🔉
くじふだ‐つき【籤札付】
①籤札を添えること。
②公債や債券などに、抽籤ちゅうせん法によって割増金を付加すること。
⇒くじ‐ふだ【籤札】
くじ‐ぶみ【公事文】🔗⭐🔉
くじ‐ぶみ【公事文】
①室町時代、将軍家の公用の書状。
②訴訟の願書。
くじほんぎ【旧事本紀】🔗⭐🔉
くじほんぎ【旧事本紀】
旧事紀くじきの別称。
くじ‐まと【籤的】🔗⭐🔉
くじ‐まと【籤的】
鎌倉時代以後の武家の射芸の一種。矢代やだいを振って、上矢・下矢の射手を定め、賭物かけものを出して的を射て勝負を争う。賭け的。
くじ‐みや【公事宮】🔗⭐🔉
くじ‐みや【公事宮】
訴訟ごと。くじ。
く‐じめ【句締】🔗⭐🔉
く‐じめ【句締】
俳諧で、点取りの巻末に点者が評語を記し自ら署名すること。
くじ‐や【公事家】🔗⭐🔉
くじ‐や【公事家】
中世・近世、公事の徴収単位となった農民。後には家格化した。役屋。
く‐じゃく【孔雀】🔗⭐🔉
く‐じゃく【孔雀】
キジ目キジ科クジャク属2種の鳥の総称。羽が極めて美麗。雄の尾の基をおおう上尾筒じょうびとうという部分の羽が著しく発達して先端に眼状斑があり、時々これを扇状に拡げて求愛行動をする。南アジアの森林にすむ。マクジャクはマレー・インドシナ・ジャワに分布し、冠毛細く羽は緑色に光る。インドクジャク(鳳凰孔雀)はインド・スリランカに産し、雄は扇状の冠羽をもち、頸と胸は藍色に光る。
マクジャク
撮影:小宮輝之
インドクジャク
撮影:小宮輝之
シロクジャク
撮影:小宮輝之
⇒くじゃく‐おうちょう【孔雀王朝】
⇒くじゃく‐がい【孔雀貝】
⇒くじゃく‐きょう【孔雀経】
⇒くじゃくきょう‐おんぎ【孔雀経音義】
⇒くじゃく‐きょう‐ほう【孔雀経法】
⇒くじゃく‐ざ【孔雀座】
⇒くじゃく‐サボテン【孔雀サボテン】
⇒くじゃく‐しだ【孔雀羊歯】
⇒くじゃく‐しぼり【孔雀絞り】
⇒くじゃく‐せき【孔雀石】
⇒くじゃく‐そう【孔雀草】
⇒くじゃく‐ぞめ【孔雀染】
⇒くじゃく‐ちょう【孔雀蝶】
⇒くじゃく‐の‐ま【孔雀の間】
⇒くじゃく‐みょうおう【孔雀明王】
インドクジャク
撮影:小宮輝之
シロクジャク
撮影:小宮輝之
⇒くじゃく‐おうちょう【孔雀王朝】
⇒くじゃく‐がい【孔雀貝】
⇒くじゃく‐きょう【孔雀経】
⇒くじゃくきょう‐おんぎ【孔雀経音義】
⇒くじゃく‐きょう‐ほう【孔雀経法】
⇒くじゃく‐ざ【孔雀座】
⇒くじゃく‐サボテン【孔雀サボテン】
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⇒くじゃく‐しぼり【孔雀絞り】
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⇒くじゃく‐そう【孔雀草】
⇒くじゃく‐ぞめ【孔雀染】
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⇒くじゃく‐の‐ま【孔雀の間】
⇒くじゃく‐みょうおう【孔雀明王】
くじゃく‐おうちょう【孔雀王朝】‥ワウテウ🔗⭐🔉
くじゃく‐おうちょう【孔雀王朝】‥ワウテウ
マウリヤ朝のこと。
⇒く‐じゃく【孔雀】
くじゃく‐がい【孔雀貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
くじゃく‐がい【孔雀貝】‥ガヒ
イガイ科の二枚貝。貝殻は丸みのある三角形で、殻長約4センチメートル。殻表には細かな放射状彫刻があり、殻頂の内面は青く、小さな隔壁がある。本州以南の潮間帯の岩礁に、足糸で付着。
⇒く‐じゃく【孔雀】
くじゃく‐きょう【孔雀経】‥キヤウ🔗⭐🔉
くじゃく‐きょう【孔雀経】‥キヤウ
孔雀明王みょうおうの神呪を説いた経典。主に不空訳の仏母大孔雀明王経をいう。
⇒く‐じゃく【孔雀】
くじゃくきょう‐おんぎ【孔雀経音義】‥キヤウ‥🔗⭐🔉
くじゃくきょう‐おんぎ【孔雀経音義】‥キヤウ‥
孔雀経の音義を説明した書。3巻。遍明( 〜905)著。現存する最古の片仮名五十音図を記載。
⇒く‐じゃく【孔雀】
くじゃく‐きょう‐ほう【孔雀経法】‥キヤウホフ🔗⭐🔉
くじゃく‐きょう‐ほう【孔雀経法】‥キヤウホフ
孔雀明王を本尊として、除災・祈雨などのために行う東密の修法。
⇒く‐じゃく【孔雀】
くじゃく‐ざ【孔雀座】🔗⭐🔉
くじゃく‐ざ【孔雀座】
(Pavo ラテン)南天の星座。射手座いてざの遥か南方にあり、日本からは見えない。
⇒く‐じゃく【孔雀】
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