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広辞苑の検索結果 (25)
ゆめ【夢】🔗⭐🔉
ゆめ【夢】
(イメ(寝目)の転)
①睡眠中に持つ幻覚。ふつう目覚めた後に意識される。多く視覚的な性質を帯びるが、聴覚・味覚・運動感覚に関係するものもある。精神分析では、抑圧されていた願望を充足させる働きを持つとする。古今和歌集恋「思ひつつ寝ぬればや人の見えつらむ―と知りせばさめざらましを」。「―を見る」
②はかない、頼みがたいもののたとえ。夢幻。古今和歌集哀傷「寝ても見ゆ寝でも見えけりおほかたはうつせみの世ぞ―にはありける」。「―の世」「太平の―」
③空想的な願望。心のまよい。迷夢。「いたずらに―を追う」
④将来実現したい願い。理想。「海外雄飛が彼の―だ」「―を描く」
⇒夢か現か
⇒夢が覚める
⇒夢騒がし
⇒夢違う
⇒夢に成れ
⇒夢に夢見る
⇒夢は五臓の疲れ
⇒夢は逆夢
⇒夢を合わす
⇒夢を託する
⇒夢を見る
⇒夢を結ぶ
ゆめ🔗⭐🔉
ゆめ
〔副〕
(「努」「勤」「努力」などと当てる。強く命令する時に言う語。多く禁止の語を伴う)
①決して。必ず。少しも。万葉集20「―花散るないやをちに咲け」。「―疑わず」
②気をつけて。つとめて。万葉集19「ほととぎす夜鳴きをしつつ我が背子を安眠やすいな寝しめ―心あれ」。三蔵法師伝永久点「努力ユメ去ることを為せよ」
ゆめ‐あわせ【夢合せ】‥アハセ🔗⭐🔉
ゆめ‐あわせ【夢合せ】‥アハセ
夢を考え合わせて吉凶を占うこと。夢判じ。夢とき。いめあわせ。源平盛衰記15「いかさまにも末たのもしき事にこそと―し給ひて」
ゆめ‐いささか【夢聊か】🔗⭐🔉
ゆめ‐いささか【夢聊か】
〔副〕
夢にも。つゆほども。いささかも。少しも。
ゆめ‐うつつ【夢現】🔗⭐🔉
ゆめ‐うつつ【夢現】
①夢と現実。後撰和歌集哀傷「―ともわかれざりけり」
②夢か現実か区別し難いこと。意識がぼんやりしている状態。源氏物語明石「君はおぼしまはすに、―さまざま静かならず」。「―で話を聞く」
ゆめ‐うら【夢占】🔗⭐🔉
ゆめ‐うら【夢占】
夢の吉凶をうらなうこと。夢判じ。ゆめうらない。
○夢か現かゆめかうつつか🔗⭐🔉
○夢か現かゆめかうつつか
目の前に見えている出来事が、夢なのか現実なのか。意外で信じられない気持を表す。
⇒ゆめ【夢】
○夢が覚めるゆめがさめる🔗⭐🔉
○夢が覚めるゆめがさめる
現実離れしたうわついた思いを捨て、真面目に生きる気持になる。夢から覚める。
⇒ゆめ【夢】
ゆめ‐がたり【夢語り】
①夢に見たことを、覚めてから後に物語ること。また、その物語。夢ばなし。源氏物語若紫「うちつけなる御―にぞ侍るなる」
②夢のような、はかない物語。夢物語。源氏物語夢浮橋「今はいかであさましかりし世の―をだにと急がるる心の」
ゆめ‐がま・し【夢がまし】
〔形シク〕
夢のようにあっけない。極めて少しである。発心集「御家づと―・しく見え侍りしかば」
ゆめ‐ごこち【夢心地】
夢を見ている時の心持ち。夢を見ているような恍惚こうこつとした心持ち。夢見心地。夢心。相模集「―にも思ひあはせよ」。「―で半年過ごす」
ゆめ‐ごころ【夢心】
(→)夢心地に同じ。
ゆめ‐さら【夢更】
〔副〕
(打消の語を伴って)夢にも。いささかも。少しも。露ほども。
ゆめ‐がたり【夢語り】🔗⭐🔉
ゆめ‐がたり【夢語り】
①夢に見たことを、覚めてから後に物語ること。また、その物語。夢ばなし。源氏物語若紫「うちつけなる御―にぞ侍るなる」
②夢のような、はかない物語。夢物語。源氏物語夢浮橋「今はいかであさましかりし世の―をだにと急がるる心の」
ゆめ‐がま・し【夢がまし】🔗⭐🔉
ゆめ‐がま・し【夢がまし】
〔形シク〕
夢のようにあっけない。極めて少しである。発心集「御家づと―・しく見え侍りしかば」
ゆめ‐ごこち【夢心地】🔗⭐🔉
ゆめ‐ごこち【夢心地】
夢を見ている時の心持ち。夢を見ているような恍惚こうこつとした心持ち。夢見心地。夢心。相模集「―にも思ひあはせよ」。「―で半年過ごす」
ゆめ‐ごころ【夢心】🔗⭐🔉
ゆめ‐ごころ【夢心】
(→)夢心地に同じ。
ゆめ‐さら【夢更】🔗⭐🔉
ゆめ‐さら【夢更】
〔副〕
(打消の語を伴って)夢にも。いささかも。少しも。露ほども。
○夢騒がしゆめさわがし
夢見が悪くて胸騒ぎがする。栄華物語疑「人々も夢騒がしく聞ゆるに」
⇒ゆめ【夢】
○夢騒がしゆめさわがし🔗⭐🔉
ゆめ‐じ【夢路】‥ヂ🔗⭐🔉
ゆめ‐じ【夢路】‥ヂ
夢の中で行き通う道。また、夢に見ること。夢。夢の通い路。古今和歌集恋「―には足も休めず通へども」。海道記「―のすゑに都をぞとふ」
⇒夢路を辿る
ゆめじ‐しき【夢二式】🔗⭐🔉
ゆめじ‐しき【夢二式】
竹久夢二の絵から出た言葉。瞳の大きい、繊細で哀愁にあふれる美人画の様式。
ゆめ‐じらせ【夢知らせ】🔗⭐🔉
ゆめ‐じらせ【夢知らせ】
遠方で起こったことや、これから起こるべきことについて、夢で知らせがあること。
○夢路を辿るゆめじをたどる
夢を見る。心地よく眠る。
⇒ゆめ‐じ【夢路】
○夢路を辿るゆめじをたどる🔗⭐🔉
○夢路を辿るゆめじをたどる
夢を見る。心地よく眠る。
⇒ゆめ‐じ【夢路】
ゆめすけ【夢助】
①よく眠る人。浄瑠璃、浦島年代記「目が覚めると口たたき、寝れば三日も―」
②夢中になって浮かれている人。夢見気分でうつつをぬかして遊興する人。好色一代男1「色道ふたつに寝ても覚めても―と替名呼ばれて」
ゆめすけ【夢助】🔗⭐🔉
ゆめすけ【夢助】
①よく眠る人。浄瑠璃、浦島年代記「目が覚めると口たたき、寝れば三日も―」
②夢中になって浮かれている人。夢見気分でうつつをぬかして遊興する人。好色一代男1「色道ふたつに寝ても覚めても―と替名呼ばれて」
○夢違うゆめたがう
夢で予言されている事柄が実現しなくなる。大鏡師輔「御夢たがひて、かく子孫は栄えさせ給へど」
⇒ゆめ【夢】
○夢違うゆめたがう🔗⭐🔉
○夢違うゆめたがう
夢で予言されている事柄が実現しなくなる。大鏡師輔「御夢たがひて、かく子孫は栄えさせ給へど」
⇒ゆめ【夢】
ゆめちがい‐かんのん【夢違観音】‥チガヒクワンオン
(ユメタガイカンノンとも)法隆寺に伝わる高さ87センチメートルの白鳳時代の金銅像。悪い夢を見た時、この観音菩薩に祈ると良い夢に変えてくれるという古来の信仰からこの名がある。
ゆめ‐ちがえ【夢違え】‥チガヘ
悪い夢を見た時、災いを免れるように呪まじないをすること。
ゆめ‐とき【夢解き】
夢の吉凶を判じ解くこと。また、その人。蜻蛉日記下「これ―に問はせ給へ」
ゆめ‐どの【夢殿】
法隆寺東院の本堂。聖徳太子の斑鳩宮いかるがのみやの跡に、739年(天平11)行信が建立したと伝える八角円堂。太子の夢に金人が現れ教示したという伝説に基づき、夢殿と呼ばれる。本尊の救世くせ観音は、飛鳥時代彫刻の代表。
ゆめ‐に【夢に】
〔副〕
少しも。いささかも。決して。ゆめにも。枕草子8「さらにかやうのすきずきしきわざ―せぬものを」
⇒ゆめに‐も【夢にも】
ゆめちがい‐かんのん【夢違観音】‥チガヒクワンオン🔗⭐🔉
ゆめちがい‐かんのん【夢違観音】‥チガヒクワンオン
(ユメタガイカンノンとも)法隆寺に伝わる高さ87センチメートルの白鳳時代の金銅像。悪い夢を見た時、この観音菩薩に祈ると良い夢に変えてくれるという古来の信仰からこの名がある。
ゆめ‐ちがえ【夢違え】‥チガヘ🔗⭐🔉
ゆめ‐ちがえ【夢違え】‥チガヘ
悪い夢を見た時、災いを免れるように呪まじないをすること。
ゆめ‐とき【夢解き】🔗⭐🔉
ゆめ‐とき【夢解き】
夢の吉凶を判じ解くこと。また、その人。蜻蛉日記下「これ―に問はせ給へ」
ゆめ‐どの【夢殿】🔗⭐🔉
ゆめ‐どの【夢殿】
法隆寺東院の本堂。聖徳太子の斑鳩宮いかるがのみやの跡に、739年(天平11)行信が建立したと伝える八角円堂。太子の夢に金人が現れ教示したという伝説に基づき、夢殿と呼ばれる。本尊の救世くせ観音は、飛鳥時代彫刻の代表。
大辞林の検索結果 (50)
ゆめ【夢】🔗⭐🔉
ゆめ [2] 【夢】
〔「いめ」の転〕
(1)睡眠時に生じる,ある程度の一貫性をもった幻覚体験。多くの場合,視覚像で現れ,聴覚・触覚を伴うこともある。非現実的な内容である場合が多いが,夢を見ている当人には切迫した現実性を帯びている。「―を見る」「―からさめる」
(2)将来実現させたいと心の中に思い描いている願い。「少年らしい―を抱いている」「―は果てしなく広がる」
(3)現実とかけはなれた考え。実現の可能性のない空想。「宇宙旅行は―ではなくなった」「―のような話」
(4)心の迷い。迷夢。「見果てぬ―を追う」
(5)現実を離れた甘美な状態。「新婚の―の日々を送る」「太平の―をむさぼる」
(6)はかない物事。不確かな事。「―と消え去る」「―の世」
→夢に
→夢にも
ゆめ【努】🔗⭐🔉
ゆめ [1][0] 【努】 (副)
(1)(下に禁止の語句を伴って)けっして(…するな)。かならず。「―疑うな」「―忘れるな」
(2)〔(1)の「ゆめ」を「夢」と混同しての用法か〕
(下に打ち消しの語を伴って)夢にも(…しない)。すこしも(…しない)。「そうなるとは―考えたことはない」「そんなこととは―知らず」
(3)斎(イ)みつつしんで。気をつけて。「わが背子を安眠(ヤスイ)な寝しめ―情(ココロ)あれ/万葉 4179」
〔(3)が原義。語源について,従来,潔斎する意の動詞「ゆむ(斎)」の命令形「ゆめ」とされてきたが,上代特殊仮名遣いの上からみると甲乙が相違するところからこの説は採りがたい。中古以降は「夢」と混同されたとみられる〕
ゆめ-あわせ【夢合(わ)せ】🔗⭐🔉
ゆめ-あわせ ―アハセ [3] 【夢合(わ)せ】
「夢占(ユメウラ)」に同じ。
ゆめ-いささか【夢聊か】🔗⭐🔉
ゆめ-いささか 【夢聊か】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)夢にも。これっぽっちも。いささかも。「君をかくまひ奉るとは,―知らせ申さず/浄瑠璃・日本武尊」
ゆめ-うつつ【夢現つ】🔗⭐🔉
ゆめ-うつつ [0] 【夢現つ】
(1)夢と現実。
(2)はっきり目覚めないで,意識がぼんやりしていること。「―の状態」
(3)驚いたり,夢中になったりしてぼんやりしていること。「驚喜のあまり―となる」
ゆめ-うら【夢占】🔗⭐🔉
ゆめ-うら [0] 【夢占】
夢の吉凶を占うこと。夢占い。夢判じ。夢合わせ。むせん。
ゆめ-うらない【夢占い】🔗⭐🔉
ゆめ-うらない ―ウラナヒ [3][4] 【夢占い】
⇒ゆめうら(夢占)
ゆめ-がたり【夢語り】🔗⭐🔉
ゆめ-がたり [3] 【夢語り】
(1)夢に見たことを覚めてから後に物語ること。また,その物語。
(2)夢のようにはかない物語。夢物語。
ゆめ-かよ・う【夢通ふ】🔗⭐🔉
ゆめ-かよ・う ―カヨフ 【夢通ふ】 (連語)
夢の中で通う。夢の中で行き来する。「―・ふ道さへ絶えぬくれ竹の伏見の里の雪の下をれ/新古今(冬)」
ゆめ-ごこち【夢心地】🔗⭐🔉
ゆめ-ごこち [3] 【夢心地】
夢を見ているときのような,ぼんやりした心持ち。また,うっとりとした気持ち。
ゆめ-ごころ【夢心】🔗⭐🔉
ゆめ-ごころ [3] 【夢心】
「夢心地(ユメゴコチ)」に同じ。「我輩―に怪(ケ)しからんと思つてな/社会百面相(魯庵)」
ゆめさき【夢前】🔗⭐🔉
ゆめさき 【夢前】
兵庫県中南部,飾磨(シカマ)郡の町。姫路市の北に接する。北部に日本三彦山の一つの雪彦(セツピコ)山がある。
ゆめ-さら【夢更】🔗⭐🔉
ゆめ-さら [2][0] 【夢更】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って)少しも。夢にも。「―御心配なされますな/暗夜(一葉)」
ゆめ-さわが・し【夢騒がし】🔗⭐🔉
ゆめ-さわが・し 【夢騒がし】 (連語)
悪い夢を見て胸騒ぎがする。「人々も―・しく聞ゆるに,わが御心地もよろしからずおぼしめさるれば/栄花(疑)」
ゆめ-じ【夢路】🔗⭐🔉
ゆめ-じ ―ヂ [0] 【夢路】
(1)夢を見ること。また,夢。
(2)夢の中で行き来すること。また,その道。「恋ふれどもあふよのなきは忘草―にさへや生ひ茂るらむ/古今(恋五)」
ゆめじ【夢二】🔗⭐🔉
ゆめじ 【夢二】
⇒竹久(タケヒサ)夢二
ゆめ-すけ【夢助】🔗⭐🔉
ゆめ-すけ 【夢助】
(1)正気もなく遊興にふける者を人名めかしていう語。「色道ふたつに寝ても覚ても―とかへ名よばれて/浮世草子・一代男 1」
(2)よく眠る者,のんきな者などを人名めかしていう語。「寝れば三日も―/浄瑠璃・浦島年代記」
ゆめ-ちがい【夢違い】🔗⭐🔉
ゆめ-ちがい ―チガヒ [3] 【夢違い】
「ゆめちがえ(夢違)」に同じ。
ゆめ-ちがえ【夢違え】🔗⭐🔉
ゆめ-ちがえ ―チガヘ [3] 【夢違え】
悪い夢を見たとき,災いを避けるようにまじないをすること。「明日はうらなひ,―,違へても祈りても返らぬ後の悔やみ言/浄瑠璃・氷の朔日(下)」
ゆめ-とき【夢解き】🔗⭐🔉
ゆめ-とき [4] 【夢解き】 (名)スル
夢の内容を解釈して吉凶を判断すること。また,それを職業とする人。「帝きさきの御かげに隠るべきさまをのみ―も合はせしかども/更級」
ゆめ-どの【夢殿】🔗⭐🔉
ゆめ-どの 【夢殿】
奈良県斑鳩(イカルガ)町の法隆寺東院にある八角堂。739年行信によって造営され,奈良時代の建築様式を伝える。救世(グゼ)観音像を安置している。
ゆめ-に【夢に】🔗⭐🔉
ゆめ-に 【夢に】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って用いる)少しも。いささかも。「我身にあらむこととは―おもはで/蜻蛉(中)」
ゆめに-も【夢にも】🔗⭐🔉
ゆめに-も [2] 【夢にも】 (副)
(下に打ち消しの語を伴って用いる)少しも。全然。「―思わなかった」「そんなこととは―知らなかった」
ゆめ-の-いちろべえ【夢の市郎兵衛】🔗⭐🔉
ゆめ-の-いちろべえ ―イチロベ
【夢の市郎兵衛】
江戸前期の侠客。放れ駒四郎兵衛の実弟。力士明石志賀之助の天覧相撲で後見人をつとめ,吉原での喧嘩仲裁の際の紫鉢巻が歌舞伎で花川戸助六の扮装となったという伝説的人物。
【夢の市郎兵衛】
江戸前期の侠客。放れ駒四郎兵衛の実弟。力士明石志賀之助の天覧相撲で後見人をつとめ,吉原での喧嘩仲裁の際の紫鉢巻が歌舞伎で花川戸助六の扮装となったという伝説的人物。
ゆめ-の-うきはし【夢の浮き橋】🔗⭐🔉
ゆめ-の-うきはし 【夢の浮き橋】
〔「玉勝間」によれば,もと,大和(現在の奈良県)の吉野川の名所である「夢の淵(ワダ)」にかけた浮き橋をいったという〕
(1)源氏物語の最後の巻名。第五四帖。宇治十帖の一。薫二八歳の夏の,出家した浮舟に対する遂げられない愛を描く。
(2)夢の中の危ない通路。夢。「春の夜の―とだえして/新古今(春上)」
(3)夢のようにはかない人生。夢のように定めない境遇。「只―浮き沈み,淵瀬をたどる心地して/太平記 18」
ゆめの-きゅうさく【夢野久作】🔗⭐🔉
ゆめの-きゅうさく ―キウサク 【夢野久作】
(1889-1936) 小説家。福岡県生まれ。本名,杉山泰道。雑誌「新青年」に「あやかしの鼓」を投じてデビュー。幻想的でデモーニッシュな世界を描く。著「押絵の奇蹟」「氷の涯」「ドグラ・マグラ」
ゆめのしま【夢の島】🔗⭐🔉
ゆめのしま 【夢の島】
東京湾の埋め立て地の通称。1957年(昭和32)から67年まで廃棄物で埋め立てられた「一四号地」をさす。その後引き続いて埋め立てられている「一五号地」は「新夢の島」と呼ばれている。
ゆめのしろ【夢の代】🔗⭐🔉
ゆめのしろ 【夢の代】
教訓書。一二巻。山片蟠桃著。1820年刊。著者の師中井竹山らの説に基づき,合理主義的な立場から,天文・地理などを啓蒙的に説く。
ゆめの-の-しか【夢野の鹿】🔗⭐🔉
ゆめの-の-しか 【夢野の鹿】
昔,夢野(現在の神戸市兵庫区)にいたという夫婦の鹿。「摂津風土記」にみえる伝説によると,男鹿には別に淡路の野島に妾(メカケ)の鹿があった。ある夜,男鹿は背に雪が降り,すすきが生える夢を見た。本妻の鹿は偽りの夢判断をして,射殺されて塩を塗られる前兆だといって男鹿が妾のもとに行くのをとめたが,男鹿は妾の鹿恋しさに出かけて行き,途中船人に見つけられて射殺されたという。「夜を残す寝覚に聞くぞあはれなる―もかくや鳴くらん/山家(秋)」
ゆめ-ばかり【夢許り】🔗⭐🔉
ゆめ-ばかり 【夢許り】 (副)
(1)(夢かと思われるほど)きわめて少しばかり。「などか今は―の御返りもなき/宇津保(菊の宴)」
(2)(「ゆめばかりも」の形で,下に打ち消しの語を伴って)すこしも。いささかも。「今の世の人の子は―も身の上の事とは知らざりけりな/十六夜」
ゆめ-ばなし【夢話】🔗⭐🔉
ゆめ-ばなし [3] 【夢話】
「夢語(ユメガタ)り」に同じ。
ゆめ-はんじ【夢判じ】🔗⭐🔉
ゆめ-はんじ [3] 【夢判じ】
夢判断。「夢合はせ―などとは,かんなぎ陰陽師の渡世/浄瑠璃・島原蛙合戦」
ゆめ-はんだん【夢判断】🔗⭐🔉
ゆめ-はんだん [3] 【夢判断】
(1)見た夢によって吉凶を判断すること。夢判じ。
(2)精神分析で,見た夢を分析・解釈して,精神状態などを知る手がかりとすること。
ゆめはんだん【夢判断】🔗⭐🔉
ゆめはんだん 【夢判断】
〔原題 (ドイツ) Traumdeutung〕
心理学書。フロイト著。1900年刊。夢を,抑圧された願望の隠された表現ととらえ,自由連想法によりこれを分析・解釈する精神分析学の基本的立場を示す。
ゆめ-びと【夢人】🔗⭐🔉
ゆめ-びと 【夢人】
夢に現れた人。夢で会う恋人。「夜こそ契れ―の開けてくやしき浦島が/謡曲・海士」
ゆめ-まくら【夢枕】🔗⭐🔉
ゆめ-まくら [3] 【夢枕】
夢を見たときの枕のそば。
ゆめ-まぼろし【夢幻】🔗⭐🔉
ゆめ-まぼろし [0][2] 【夢幻】
夢と幻。きわめてはかない物事のたとえ。「人間五十年下天の内をくらぶれば―のごとくなり/幸若・敦盛」
ゆめ-み【夢見】🔗⭐🔉
ゆめ-み [3] 【夢見】
夢を見ること。また,見た夢。「―が悪い」
ゆめみ-ごこち【夢見心地】🔗⭐🔉
ゆめみ-ごこち [4] 【夢見心地】
夢を見ているような,うっとりした快い気持ち。また,ぼんやりした気持ち。夢ごこち。
ゆめみ-どり【夢見鳥】🔗⭐🔉
ゆめみ-どり [3] 【夢見鳥】
蝶(チヨウ)の異名。
ゆめ・みる【夢見る】🔗⭐🔉
ゆめ・みる [3][2] 【夢見る】 (動マ上一)[文]マ上一
夢を見る。こうありたいと空想する。「未来の芸術家を―・みる」
ゆめ【夢】(和英)🔗⭐🔉
ゆめうつつ【夢現で[に]】(和英)🔗⭐🔉
ゆめうつつ【夢現で[に]】
as if in a dream;→英和
half asleep;dreamily.
ゆめごこち【夢心地で】(和英)🔗⭐🔉
ゆめごこち【夢心地で】
as if in a dream.→英和
ゆめじ【夢路をたどる】(和英)🔗⭐🔉
ゆめじ【夢路をたどる】
sleep.→英和
ゆめはんだん【夢判断をする】(和英)🔗⭐🔉
ゆめはんだん【夢判断をする】
read[interpret]a dream.→英和
ゆめまくら【夢枕に立つ】(和英)🔗⭐🔉
ゆめまくら【夢枕に立つ】
appear in one's dream.
ゆめみ【夢見が良い(悪い)】(和英)🔗⭐🔉
ゆめみ【夢見が良い(悪い)】
have a good (bad) dream.
ゆめみごこち【夢見心地】(和英)🔗⭐🔉
ゆめみごこち【夢見心地】
⇒夢心地.
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