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広辞苑の検索結果 (46)

じゅう【住】ヂユウ🔗🔉

じゅうヂユウ 住職の略。

じゅう‐おく【住屋】ヂユウヲク🔗🔉

じゅう‐おく住屋ヂユウヲク すまいとする家。すみか。

じゅう‐か【住家】ヂユウ‥🔗🔉

じゅう‐か住家ヂユウ‥ すみか。すまい。

じゅう‐かんきょう【住環境】ヂユウクワンキヤウ🔗🔉

じゅう‐かんきょう住環境ヂユウクワンキヤウ 住宅を取り巻き、住生活を支える周囲の自然的・社会的状況。都市施設や静かさ、近隣居住者の状態など。

じゅうき‐ネット【住基ネット】ヂユウ‥🔗🔉

じゅうき‐ネット住基ネットヂユウ‥ 住民基本台帳ネットワーク‐システムの略。全国の住民基本台帳をコンピューター‐ネットワークで結んだシステム。

じゅう・する【住する】ヂユウ‥🔗🔉

じゅう・する住するヂユウ‥ 〔自サ変〕[文]住す(サ変) ①住まう。住む。 ②停滞する。とどまる。風姿花伝「汎ゆる事に―・せぬ理なり」。仮名草子、伊曾保「高き位に―・して」 ③(他動詞として)とどめる。今昔物語集1「仏法をして久しく世に―・せむ事あらじ」

すまい【住まい】スマヒ🔗🔉

すまい住まいスマヒ (ス(住)マウの連用形から。「住居」は当て字)住んでいる所。住所。家。また、住んでいること。源氏物語夕顔「見入れの程なく物はかなき―を」。「結構なお―ですね」

すま・う【住まう】スマフ🔗🔉

すま・う住まうスマフ 〔自五〕 (「住む」の未然形に接尾語フの付いた語) ①住む。住んでいる。住みつづける。源氏物語須磨「―・ひ給へるさま、いはむかたなくからめきたり」。「立派な所に―・っている」 ②芝居の舞台で、役者がすわる。座を占める。歌舞伎、名歌徳三升玉垣「初音、真中の床几へ―・ふ」

すまわ・し【住まはし】スマハシ🔗🔉

すまわ・し住まはしスマハシ 〔形シク〕 住むに適する。三部抄「遁れぬ道も―・しければ」

すみ‐あ・し【住み悪し】🔗🔉

すみ‐あ・し住み悪し】 〔形シク〕 住みにくい。居ごこちがわるい。万葉集15「人国は―・しとそいふ」

すみ‐あら・す【住み荒らす】🔗🔉

すみ‐あら・す住み荒らす】 〔他五〕 長く住んで荒らす。住んでふるくする。新古今和歌集「―・したる柴の庵ぞ」

すみい【住井】‥ヰ🔗🔉

すみい住井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒すみい‐すえ【住井すゑ】

すみい‐すえ【住井すゑ】‥ヰスヱ🔗🔉

すみい‐すえ住井すゑ‥ヰスヱ 小説家・児童文学者。本姓、犬田。奈良県生れ。農民作家犬田卯しげる(1891〜1957)と結婚後、共通の思想的基盤のもとに人間解放の文学を展開。作「橋のない川」など。(1902〜1997) ⇒すみい【住井】

すみ‐うか・る【住み浮かる】🔗🔉

すみ‐うか・る住み浮かる】 〔自下二〕 住所におちつかないで、他へ浮かれ出る。新古今和歌集「誰故君が―・れけむ」

すみ‐う・し【住み憂し】🔗🔉

すみ‐う・し住み憂し】 〔形ク〕 住みづらい。住みにくい。伊勢物語「京や―・かりけむ」

すみ‐か・える【住み替える】‥カヘル🔗🔉

すみ‐か・える住み替える‥カヘル 〔他下一〕[文]すみか・ふ(下二) ①居所をかえる。移住する。 ②奉公人・芸妓などが主家をかえる。

すみ‐こ・む【住み込む】🔗🔉

すみ‐こ・む住み込む】 〔自五〕 雇人・奉公人・書生などとなって、主人の家に寝泊りする。「家政婦として―・む」

すみ‐す・む【住み住む】🔗🔉

すみ‐す・む住み住む】 〔自四〕 つづけて住む。住みつづける。万葉集19「しなざかる越こしに五とせ―・みて」

すみ‐つ・く【住み着く】🔗🔉

すみ‐つ・く住み着く】 〔自五〕 ①住居がきまって落ち着く。定住する。長く住む。源氏物語玉鬘「所につけたるよすがども出できて、―・きにけり」。「この地に―・く」 ②いよいよ夫婦となって落ち着く。源氏物語若菜上「おほきおとどのわたりに今は―・かれたりとな」

すみ‐どころ【住み所】🔗🔉

すみ‐どころ住み所】 住むところ。すみか。じゅうしょ。伊勢物語「あづまの方に行きて―もとむとて」

すみ‐な・す【住み成す】🔗🔉

すみ‐な・す住み成す】 〔自五〕 …のような状態で住む。源氏物語夕顔「なべての所に似ずいとのどかに心にくく―・し給へり」

すみ‐な・れる【住み馴れる・住み慣れる】🔗🔉

すみ‐な・れる住み馴れる・住み慣れる】 〔自下一〕[文]すみな・る(下二) 住んで年月を経て、なじんでいる。住んで居ごこちがよくなる。平家物語8「―・れしふるき都の恋しさは」。「土地にも家にも―・れる」

すみのえ【住吉・墨江】🔗🔉

すみのえ住吉・墨江】 「すみよし」の古称。 ⇒すみのえ‐の‐かみ【住吉神・墨江神】

すみのえ‐の‐かみ【住吉神・墨江神】🔗🔉

すみのえ‐の‐かみ住吉神・墨江神】 大阪の住吉すみよし神社の祭神である表筒男命うわづつのおのみこと・中筒男命なかづつのおのみこと・底筒男命そこづつのおのみことの三神。伊弉諾尊いざなきのみことが筑紫の檍原あはきはらで、禊みそぎをした時に生まれたという。航海の神、また和歌の神とされる。すみよしのかみ。 ⇒すみのえ【住吉・墨江】

すみ‐ばしょ【住み場所】🔗🔉

すみ‐ばしょ住み場所】 住む場所。すみか。→生息場所

すみ‐はな・る【住み離る】🔗🔉

すみ‐はな・る住み離る】 〔自下二〕 ①家を離れる。世間を離れる。源氏物語須磨「―・れたらむ岩の中」 ②愛情が失せて男が女のもとによりつかないようになる。とりかへばや「さばかり―・れたる所ある御心に」

すみ‐み・つ【住み満つ】🔗🔉

すみ‐み・つ住み満つ】 〔自四〕 いっぱいに多くの人が住む。源氏物語玉鬘「勢ひことに―・ち給へれば」

すみよし【住吉】(地名)🔗🔉

すみよし住吉】 ①大阪市南部の住吉区から堺市北部にまたがる地名。仁徳天皇時代、海上の守護神住吉神すみのえのかみを勧請して、墨江また住吉と書き、「すみのえ」と称したが、平安時代に「すみよし」の訓みが生じた。住吉神社の所在地。(歌枕) ②山田流箏曲。山田検校作曲。住吉神社への参詣道行、御田植神事に歌いはやす難波女の歌などを盛り込む。 ⇒すみよし‐おどり【住吉踊】 ⇒すみよし‐じんじゃ【住吉神社】 ⇒すみよし‐じんだいき【住吉神代記】 ⇒すみよし‐づくり【住吉造】 ⇒すみよし‐にんぎょう【住吉人形】 ⇒すみよし‐の‐かみ【住吉神】 ⇒すみよし‐ものがたり【住吉物語】

すみよし【住吉】🔗🔉

すみよし住吉】 姓氏の一つ。江戸時代、土佐家と並んで大和絵を標榜した画家の家系。 ⇒すみよし‐ぐけい【住吉具慶】 ⇒すみよし‐じょけい【住吉如慶】 ⇒すみよし‐は【住吉派】

すみよし‐おどり【住吉踊】‥ヲドリ🔗🔉

すみよし‐おどり住吉踊‥ヲドリ ①大阪住吉神社の御田植神事に行われる踊り。田植えをする早乙女のそばで踊り手が踊る。願人坊主によって流布されたのが、のちに、かっぽれとなる。 住吉踊 ②河東節。本名題「泰平住吉踊」。1のさまを主題とする。 ③上方舞(京舞)。江戸歌。2の詞章の短縮版。 ⇒すみよし【住吉】

すみよし‐ぐけい【住吉具慶】🔗🔉

すみよし‐ぐけい住吉具慶】 江戸前期の画家。名は広澄ひろずみ。京都の人。父如慶の画業をついで細密な大和絵をよくした。1683年(天和3)江戸に出、85年(貞享2)幕府の御用絵師に任ぜられ、住吉派の権威を確立。作「都鄙図巻」(奈良興福院)。(1631〜1705) ⇒すみよし【住吉】

すみよし‐じょけい【住吉如慶】🔗🔉

すみよし‐じょけい住吉如慶】 江戸前期の画家。住吉派の祖。名は広通ひろみち。京都に住む。土佐光吉・土佐光則の門人。姓は初め土佐、のち勅命により住吉に改める。大和絵の細密描写を得意とした。作「堀川殿夜討絵巻」など。(1599〜1670) ⇒すみよし【住吉】

すみよし‐じんじゃ【住吉神社】🔗🔉

すみよし‐じんじゃ住吉神社】 大阪市住吉区住吉にある元官幣大社。住吉神すみのえのかみの三神と神功皇后とを祀る。二十二社の一つ。摂津国一の宮。今は住吉大社と称す。同名の神社は、下関市一の宮住吉(長門国一の宮)や福岡市博多区住吉(筑前国一の宮)など各地にある。→すみのえのかみ。 住吉大社 撮影:的場 啓 ⇒すみよし【住吉】

すみよし‐じんだいき【住吉神代記】🔗🔉

すみよし‐じんだいき住吉神代記】 住吉神社の古縁起書。津守島麻呂・客人撰。奈良時代から平安初期の成立という。 ⇒すみよし【住吉】

すみよし‐づくり【住吉造】🔗🔉

すみよし‐づくり住吉造】 神社本殿の一形式。切妻造・妻入つまいりで、屋根に反りがなく、入口は中央にあり、内部は前後2室に仕切られている。住吉神社本殿の形式。 住吉造 ⇒すみよし【住吉】

すみよし‐にんぎょう【住吉人形】‥ギヤウ🔗🔉

すみよし‐にんぎょう住吉人形‥ギヤウ 文政(1818〜1830)の頃、縁起物として住吉で製した土製の人形。 ⇒すみよし【住吉】

すみよし‐は【住吉派】🔗🔉

すみよし‐は住吉派】 江戸時代における大和絵の一派。江戸初期に土佐派から分かれた住吉如慶・具慶父子に始まる。鎌倉時代の住吉慶恩けいおんを流祖として住吉姓を名のる。幕府の御用絵師となり、門人から出た板谷派・粟田口派も幕府に仕えた。 ⇒すみよし【住吉】

すみよし‐ものがたり【住吉物語】🔗🔉

すみよし‐ものがたり住吉物語】 鎌倉初期頃の物語。1巻。作者不明。古く源氏物語・枕草子に見えるものは散逸、現存のものはこれを改作したものであろう。女主人公が継母の悪計を逃れて住吉の尼のもとに身を寄せ、好配偶の中将を得て栄えるという筋。絵巻物・奈良絵本などもある。 →文献資料[住吉物語] ⇒すみよし【住吉】

すみ‐わけ【住み分け・棲み分け】🔗🔉

すみ‐わけ住み分け・棲み分け】 〔生〕生活様式が類似する複数の動物の個体または個体群が、生活の場を空間的または時間的に分け合う状態で生存する現象。今西錦司・可児藤吉(1908〜1944)の水生昆虫の研究から提唱された概念。一般語としては単に生息場所が異なる現象をいう。

すみ‐わた・る【住み渡る】🔗🔉

すみ‐わた・る住み渡る】 〔自四〕 住みつづける。万葉集10「橘のはやしを植ゑむほととぎす常に冬まで―・るがね」

すみ‐わ・ぶ【住み侘ぶ】🔗🔉

すみ‐わ・ぶ住み侘ぶ】 〔自上二〕 気落ちして、住んでいる力をなくす。住みづらく思う。伊勢物語「―・びぬ今は限りと山里に身を隠すべき宿求めてむ」 ○角を入るすみをいる 元服2〜3年前の男子が前髪の額際両隅を剃り込むこと。半元服。「角を抜く」とも。好色一代女6「いまだ年ごろは十六七なるが、角さへ入れぬ前髪」→角前髪 ⇒すみ【隅・角】 ○墨を磨るは病夫の如くし、筆を把るは壮士の如くすすみをするはびょうふのごとくしふでをとるはそうしのごとくす 「墨は餓鬼に磨らせ、筆は鬼に持たせよ」と同趣意。 ⇒すみ【墨】

す・む【住む・棲む・栖む】🔗🔉

す・む住む・棲む・栖む】 〔自五〕 (「巣」と同源か)生物が巣と定めたところで生活を営む意。 ①巣にいる。巣を作って生活する。万葉集11「河千鳥―・む沢の上に立つ霧の」。古今和歌集「花に鳴く鶯、水に―・むかはづの声を聞けば」 ②男が女のもとにかよって夫婦のまじわりをする。伊勢物語「昔陸奥みちの国にて男、女、―・みけり」。大鏡道隆「故帥中納言惟仲の女に―・み給ひて男一人女一人生ませ給へりし」 ③居を定めてそこで生活する。すまう。万葉集15「雨ごもり物もふ時にほととぎすわが―・む里に来鳴きとよもす」。平家物語灌頂「岩に苔むしてさびたる所なりければ、―・ままほしうぞおぼしめす」。「村に―・む」 ④そのところに永くとどまる。万葉集15「我妹子は早も来ぬかと待つらむを沖にや―・まむ家づかずして」 ◇一般には、「住」を使う。1は、「棲」「栖」を使う。 ⇒住めば都

○住めば都すめばみやこ🔗🔉

○住めば都すめばみやこ 住みなれれば、どんなに貧しく不便な環境であってもそれなりに住みよく思われるものだ。物質的に貧しくても慣れれば精神的な楽しさを味わえる意にも使う。 ⇒す・む【住む・棲む・栖む】 すめ‐みおや皇御祖】 ①天皇の祖先。皇祖。 ②天皇の祖母、またはそれ以上の女性尊属の称。皇極紀「皇祖母命すめみおやのみことを檀弓岡まゆみのおかに葬はぶりまつる」 すめ‐みま皇孫・天孫】 ①天照大神あまてらすおおみかみの孫、すなわち瓊瓊杵尊ににぎのみこと。神代紀「―是に…天降ります」 ②天照大神の子孫。皇統の子孫。 ③祭祀の時の、天皇の尊称。 ⇒すめみま‐の‐みこと【皇孫尊】 すめみま‐の‐みこと皇孫尊】 「すめみま」の敬称。常陸風土記「珠売美万すめみま命」 ⇒すめ‐みま【皇孫・天孫】 すめ‐むつ皇睦】 天皇の睦まじく思う皇祖または皇親。祝詞、祈年祭「―神漏伎命かむろきのみこと・神漏弥命かむろみのみこともちて」 すめ‐ら】 〔接頭〕 神や天皇に関する物事の上に冠して用いる語。すべら。「―みかみ」「―みくさ」 すめら‐おおもとお社稷‥オホモトヲ (「社稷しゃしょく」の訓読) ①天神地祇。 ②国家。 すめら‐ぎ天皇】 (古くはスメラキ・スメロキとも) ①地方豪族の首長。 ②日本国の首長。天皇。すべらぎ。 すめら‐べ皇辺】 天皇のそば。万葉集20「かくさはぬあかき心を―に極め尽して」 すめら‐みいくさ皇御軍】 天皇の軍隊。皇軍。 すめら‐みくさ皇御軍】 スメラミイクサの約。万葉集20「霰ふり鹿島の神を祈りつつ―にわれは来にしを」 すめら‐みくに皇御国】 天皇の統治する国。皇国。 すめら‐みこと皇尊・天皇】 ①最も尊敬されるべき行為者。常陸風土記「倭武やまとたけるの―」 ②天皇の敬称。神武紀「神日本磐余彦天皇かむやまといわれびこのすめらみこと」 ③天皇の父、皇太子の父に追号する称。 スメルSumer⇒シュメール すめろ‐ぎ天皇】 (古くはスメロキ)スメラギの転。万葉集15「―のとほのみかどと」 す‐めん素面】 ①能や剣道で面をかぶらないこと。 ②酒に酔っていない時の顔。しらふ。 ③化粧していない、本来の顔。すがお。男色大鑑「―自然の美男にして」 ず‐めん図面ヅ‥ 土木・建築・機械の構造・設計など、事物の関係を明らかにした画図。 ずめん‐らいそく頭面礼足ヅ‥ 仏・菩薩や尊者に対する最上級の礼法。ひざまずいて顔を地面に接し、相手の足を手のひらで受け、これに顔や頭を触れること。頭面作礼。接足作礼。 すも住も】 (上代東国方言)スムの訛。万葉集14「沖に―小鴨の如もころすもう相撲・角力スマフ (動詞「すま(争)ふ」から。仮名遣スマウとも) ①土俵内で、二人が組み合い、力を闘わせて、相手を倒すかもしくは土俵外に出すことによって勝負を争う技。古代から宮廷で、相撲すまいの節として秋に行われた。現在は国技と称される。〈[季]秋〉「―を取る」 ②相撲取の略。 ⇒すもう‐いちょう【相撲銀杏】 ⇒すもう‐え【相撲絵】 ⇒すもう‐ごま【相撲独楽】 ⇒すもう‐さかもり【相撲酒盛り】 ⇒すもう‐ざけ【相撲酒】 ⇒すもう‐じんく【相撲甚句】 ⇒すもう‐ぢゃや【相撲茶屋】 ⇒すもう‐とり【相撲取】 ⇒すもうとり‐ぐさ【相撲取草】 ⇒すもう‐の‐せちえ【相撲の節会】 ⇒すもう‐ば【相撲場】 ⇒すもう‐ぶぎょう【相撲奉行】 ⇒すもう‐べや【相撲部屋】 ⇒すもう‐もの【相撲物】 ⇒相撲に勝って勝負に負ける ⇒相撲にならぬ ⇒相撲も立つ方 すもう‐いちょう相撲銀杏スマフイチヤウ 相撲の十両以上の力士が結う、大銀杏おおいちょうの一種。月代さかやきを剃らず、総髪で髱たぼを大きく出し、髷まげを太くし、刷毛先はけさきを銀杏の葉の形に広げたもの。 相撲銀杏 ⇒すもう【相撲・角力】 すもう‐え相撲絵スマフヱ 浮世絵版画で、相撲を描いたもの。力士の似顔絵のほか、取組み・土俵入などがある。 ⇒すもう【相撲・角力】 すもう‐ごま相撲独楽スマフ‥ 一組の独楽をまわして勝負を競うこと。 ⇒すもう【相撲・角力】 すもう‐さかもり相撲酒盛りスマフ‥ 酒を競って飲み、酒量を争うこと。酒戦しゅせん。すもうざけ。 ⇒すもう【相撲・角力】 すもう‐ざけ相撲酒スマフ‥ (→)「相撲酒盛り」に同じ。 ⇒すもう【相撲・角力】 すもう‐じんく相撲甚句スマフ‥ 力士が土俵で余興に唄って流行した俗謡。江戸末期から明治を通じて二上り甚句が流行。現行のものは本調子甚句で、「ドスコイ、ドスコイ」の囃子詞はやしことばが入る。 ⇒すもう【相撲・角力】 すもう‐ぢゃや相撲茶屋スマフ‥ 相撲場で、入場券・飲食物・土産の販売などを委されて、観客の世話をする業者の組織。 ⇒すもう【相撲・角力】 すもう‐とり相撲取スマフ‥ 相撲を取ることを職業とする者。力士。相撲。すまいとり。 ⇒すもう【相撲・角力】 すもうとり‐ぐさ相撲取草スマフ‥ ①スミレの異称。物類称呼「茎のかたはらに鉤かぎの形あり。両花まじへ相ひきて小児のたはぶれとす。故に―の名有り」 ②メヒシバ・オヒシバの俗称。 ⇒すもう【相撲・角力】

すも【住も】🔗🔉

すも住も】 (上代東国方言)スムの訛。万葉集14「沖に―小鴨の如もころ

[漢]住🔗🔉

 字形  筆順 〔人(亻・)部5画/7画/教育/2927・3D3B〕 [] 字形 〔人(亻・)部5画/7画〕 〔音〕ジュウ〈ヂュウ〉(慣) ジュ〈ヂュ〉(呉) 〔訓〕む・まう [意味] ①すむ。そこを居所と定めて生活する。「居住・住宅・衣食住・住職」 ②「住職」の略。「当住・無住」 ③とどまる。とどめる。「一所不住」 [解字] 形声。「人」+音符「」(=じっとしている)。人が一か所にじっととどまっている意。 [下ツキ 安住・移住・永住・行住坐臥・居住・現住・原住民・後住・在住・止住・常住・先住・定住・転住・当住・不住・無住

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じゅう【住】🔗🔉

じゅう ヂユウ [1] 【住】 人がすむ所・建物。すまい。すみか。「衣・食・―」

じゅう-おく【住屋】🔗🔉

じゅう-おく ヂユウヲク [0] 【住屋】 すまい。住居。

じゅう-か【住家】🔗🔉

じゅう-か ヂユウ― [1] 【住家】 人の住むための家。すまい。すみか。

じゅう-かんきょう【住環境】🔗🔉

じゅう-かんきょう ヂユウクワンキヤウ [3] 【住環境】 居住する場をとりまく,自然・社会環境。

じゅう-きょ【住居】🔗🔉

じゅう-きょ ヂユウ― [1] 【住居】 (名)スル 住まうこと。また,その家や場所。すまい。すみか。「―を移す」「古代の―」「都会に―する人民/福翁百話(諭吉)」

じゅう・す【住す】🔗🔉

じゅう・す ヂユウ― 【住す】 (動サ変) ⇒じゅうする(住)

じゅう・する【住する】🔗🔉

じゅう・する ヂユウ― [3] 【住する】 (動サ変)[文]サ変 ぢゆう・す (1)住居をかまえる。住む。「異境に―・する」「国内に―・する外国人/新聞雑誌 46」 (2)すみか・よりどころとして,とどまる。「愛に―・すれば人生に意義あり/平凡(四迷)」 (3)落ち着く。定める。「源氏合力の心に―・すべきよし,一味同心に僉議して/平家 7」 (4)拘泥する。かかずらう。「世をのがるると云は,名聞にこそ―・したれ/平治(上)」

すまい【住(ま)い】🔗🔉

すまい スマヒ [1] 【住(ま)い】 〔動詞「住まう」の連用形から。「住居」とも当てる〕 (1)住む家。すみか。「―を探す」 (2)住むこと。「下宿―」「かくむくつけき―するたぐひは/源氏(蓬生)」

すま・う【住まう】🔗🔉

すま・う スマフ [2] 【住まう】 (動ワ五[ハ四]) 〔「住む」に継続の助動詞「ふ」が付いたものから〕 (1)住み続ける。暮らし続ける。「片田舎に―・っている」「年月をあだに契りて我や―・ひし/伊勢 21」 (2)(芝居の舞台で,登場人物が)すわりこむ。座を占める。「玄関より二重へ廻り来て,両人宜しく―・ふ/歌舞伎・勧善懲悪覗機関」 [可能] すまえる

すみ-あ・し【住み悪し】🔗🔉

すみ-あ・し 【住み悪し】 (形シク) 住みにくい。居心地が悪い。「他国(ヒトクニ)は―・しとそいふ/万葉 3748」

すみ-あら・す【住み荒(ら)す】🔗🔉

すみ-あら・す [0][4] 【住み荒(ら)す】 (動サ五[四]) (1)家や部屋など,長い間住んで汚したり傷つけたりする。「建ててから十年になると云ふが,―・したと云ふやうな処は少しもない/青年(鴎外)」 (2)よそに行き,住んでいたところを荒れたままにしておく。「―・したる柴の庵ぞ/新古今(雑中)」

すみ-う・し【住み憂し】🔗🔉

すみ-う・し 【住み憂し】 (形ク) 住みづらい。住みにくい。「京や―・かりけむ/伊勢 8」

すみ-か【住み処・栖】🔗🔉

すみ-か [1] 【住み処・栖】 住む所。住まい。住居。現代では好ましくないものの住んでいる所をいうことが多い。「犯人の―を捜す」「鬼の―」

すみ-かえ【住(み)替え】🔗🔉

すみ-かえ ―カヘ [0] 【住(み)替え】 (1)住居をかえること。 (2)奉公人・芸者などが主家をかえること。鞍(クラ)替え。

すみ-か・える【住(み)替える】🔗🔉

すみ-か・える ―カヘル [0][4][3] 【住(み)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 すみか・ふ (1)住む家・部屋をかえる。「マンションに―・える」 (2)奉公人や芸者などが,雇い主や抱え主をかえる。「江戸から―・へて来た有名な芸妓(ゲイシヤ)だつた/湯島詣(鏡花)」

すみ-かわ・る【住(み)替わる】🔗🔉

すみ-かわ・る ―カハル [0][4] 【住(み)替わる】 (動ラ五[四]) 家の住人がかわる。「草の戸も―・る代ぞひなの家/奥の細道」

すみ-ごこち【住み心地】🔗🔉

すみ-ごこち [0] 【住み心地】 住みぐあい。「―が好い」

すみ-こみ【住(み)込み】🔗🔉

すみ-こみ [0] 【住(み)込み】 住み込むこと。また,その人。 ⇔通い 「―の店員」

すみ-こ・む【住(み)込む】🔗🔉

すみ-こ・む [3][0] 【住(み)込む】 (動マ五[四]) 使用人・弟子などが主人の家に住む。「師匠の家に―・む」 [可能] すみこめる

すみ-つ・く【住(み)着く】🔗🔉

すみ-つ・く [0][3] 【住(み)着く】 (動カ五[四]) (1)長い間一か所に住む。居着く。「捨て猫が―・いてしまった」 (2)夫婦関係が定まって落ち着く。「おほきおとどのわたりに,今は―・かれにたりとな/源氏(若菜上)」 [可能] すみつける

すみ-な・す【住(み)成す】🔗🔉

すみ-な・す [3][0] 【住(み)成す】 (動サ五[四]) (1)そこを住居とする。すまう。「長年―・した家」 (2)(上に修飾句を伴って)…という様子で住む。「いとのどかに心にくく―・し給へり/源氏(夕顔)」

すみ-な・れる【住み馴れる】🔗🔉

すみ-な・れる [4][0] 【住み馴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 すみな・る その土地や家に長年住んで,なれる。「―・れた土地」

すみのえ【墨江・住吉】🔗🔉

すみのえ 【墨江・住吉】 「すみよし(住吉){(2)}」に同じ。

すみのえ-の-かみ【住吉神】🔗🔉

すみのえ-の-かみ 【住吉神】 底筒男命(ソコツツノオノミコト)・中(ナカ)筒男命・表(ウワ)筒男命の総称。海上の守護神,外交の神,和歌の神とされる。住吉神社の祭神。すみよしのかみ。

すみ-はな・る【住み離る】🔗🔉

すみ-はな・る 【住み離る】 (動ラ下二) (1)住居を離れる。世間から離れる。「尼になりて同じ家の内なれど,方異(カタコト)に―・れてあり/更級」 (2)愛情が薄れて夫が妻の所へ来なくなる。「さばかり―・れたる所ある御心に/とりかへばや(上)」

すみ-み・つ【住み満つ】🔗🔉

すみ-み・つ 【住み満つ】 (動タ四) (1)大勢の人がある場所に寄り集まって住む。「勢ひことに―・ち給へれば/源氏(玉鬘)」 (2)満ち足りた気持ちで住む。「内の大い殿の姫君と―・ちておはする/栄花(根合)」

すみよし【住吉】🔗🔉

すみよし 【住吉】 (1)大阪市南部の区。東部の台地は住宅地,西部は大阪湾の埋立地で,臨海工業地帯。住吉大社がある。 (2)大阪府南部の旧郡名。大阪湾に臨む一帯の地。古くは「すみのえ」と呼ばれ,平安初期以降「すみよし」として定着。難波(ナニワ)三津の一つとして栄えた。((歌枕))「―の松にたちよる白浪のかへる折にや音(ネ)は泣かるらむ/後撰(恋二)」 (3)箏曲の一。山田検校作曲。住吉神社参詣を題材とした中許し物。

すみよし-おどり【住吉踊り】🔗🔉

すみよし-おどり ―ヲドリ [5] 【住吉踊り】 大阪住吉大社に伝わる踊り。音頭取りが長柄の傘を持ってその柄を扇子で打ちながら歌をうたい,菅笠(スゲガサ)をつけた僧形の四人の童子(人数不定の場合もある)が,その周りを団扇(ウチワ)を打ちながら踊りまわる。古くは住吉代参の祈祷(キトウ)のために神宮寺の社僧が各地を巡った。のち江戸に入り願人坊主によって流布されたのが「かっぽれ」である。 住吉踊り [図]

すみよし-じんじゃ【住吉神社】🔗🔉

すみよし-じんじゃ 【住吉神社】 大阪市住吉区にある神社。底筒男命(ソコツツノオノミコト)・中筒男命・表筒男命・神功皇后をまつる。現在では住吉大社と改称。

すみよし-づくり【住吉造り】🔗🔉

すみよし-づくり [5] 【住吉造り】 神社本殿様式の一。屋根は反りのない切妻造りで,棟に千木と堅魚木(カツオギ)を置く。妻を正面とする前後に細長い建築で,内部は内陣と外陣の二室に分かれている。大阪住吉大社本殿はこの代表例。 住吉造り [図]

すみよし-どりい【住吉鳥居】🔗🔉

すみよし-どりい [5] 【住吉鳥居】 住吉大社などに用いた鳥居で,中山鳥居の柱が四角となったもの。

すみよし-にんぎょう【住吉人形】🔗🔉

すみよし-にんぎょう ―ギヤウ [5] 【住吉人形】 住吉でつくった土製の人形。

すみよし-の-かみ【住吉の神】🔗🔉

すみよし-の-かみ 【住吉の神】 ⇒住吉神(スミノエノカミ)

すみよし【住吉】🔗🔉

すみよし 【住吉】 姓氏の一。

すみよし-ぐけい【住吉具慶】🔗🔉

すみよし-ぐけい 【住吉具慶】 (1631-1705) 江戸前期の大和絵画家。如慶の長男。幕府の奥絵師となり大和絵を江戸に広め,住吉派隆盛の礎を築いた。

すみよし-じょけい【住吉如慶】🔗🔉

すみよし-じょけい 【住吉如慶】 (1599-1670) 江戸前期の大和絵画家。土佐光吉の弟子。後水尾天皇の勅により住吉絵所を再興,土佐派から分かれて住吉派を興した。

すみよし-は【住吉派】🔗🔉

すみよし-は 【住吉派】 大和絵の一派。如慶が土佐派から分かれて一派をなしたもの。京の土佐家に対し,江戸での大和絵の中心をなし,狩野家と並んで幕末まで幕府の御用絵師を務めた。

すみよしものがたり【住吉物語】🔗🔉

すみよしものがたり 【住吉物語】 物語。二巻。作者・成立年代とも未詳。平安前期の同名の物語を改作したものらしく,異本がきわめて多い。継子いじめ譚(タン)に長谷観音の利生(リシヨウ)説話を交える。

すみ-わた・る【住み渡る】🔗🔉

すみ-わた・る 【住み渡る】 (動ラ四) (1)一か所に長く住み続ける。「橘の林をうゑむほととぎす常に冬まで―・るがね/万葉 1958」 (2)女のもとに男が通い続ける。「東の方をとしごろおもひて―・りけるを/大和 11」

すみ-わ・ぶ【住み侘ぶ】🔗🔉

すみ-わ・ぶ 【住み侘ぶ】 (動バ上二) 生きてゆくのがつらいと思う。「世に―・びて山にこそ入れ/源氏(早蕨)」

す・む【住む・棲む・栖む】🔗🔉

す・む [1] 【住む・棲む・栖む】 (動マ五[四]) (1)所を定めて,そこで生活する。《住》「町に―・む」 (2)鳥やけだものなどが巣を作って生活する。《棲・栖》「森に―・むキツネ」 (3)(上代・中古において)男が女の家に行き,夫婦として暮らす。「いかがありけむ,そのおとこ―・まずなりにけり/伊勢 94」 [可能] すめる

住めば都(ミヤコ)🔗🔉

住めば都(ミヤコ) どんな所でも住み慣れればそこが最も住みよく思われるものだ。地獄も住み家。

じゅうきょ【住居】(和英)🔗🔉

じゅうきょ【住居】 a dwelling;→英和 a residence;→英和 a house.→英和 〜を定める take up one's abode;settle down.⇒住む.

すまい【住い】(和英)🔗🔉

すまい【住い】 [居住]living;→英和 life;→英和 [家]a dwelling;→英和 a house;→英和 a residence;→英和 one's address (住所).下宿〜する live in lodgings.

すみこむ【住み込む】(和英)🔗🔉

すみこむ【住み込む】 live.→英和

すみつく【住み着く】(和英)🔗🔉

すみつく【住み着く】 settle.→英和

すみなれる【住み慣れる】(和英)🔗🔉

すみなれる【住み慣れる】 get used to a place.→英和 住み慣れたdear old.

すむ【住む】(和英)🔗🔉

すむ【住む】 live;→英和 reside;→英和 inhabit.→英和 叔父の家に〜 live with one's uncle.〜に適した inhabitable.住めば都 There is no place like home.

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