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広辞苑の検索結果 (45)
ぜ‐く【絶句】🔗⭐🔉
ぜ‐く【絶句】
ゼックの促音ツを表記しない形。源氏物語少女「ただの人は、おとどを始め奉りて、―作りて」
ぜつ【絶】🔗⭐🔉
ぜつ【絶】
①はなはだしいさま。「―不調」
②漢詩の絶句の略。
ぜつ‐い【絶異】🔗⭐🔉
ぜつ‐い【絶異】
他にぬきんでてすぐれていること。
ぜつ‐いき【絶域】‥ヰキ🔗⭐🔉
ぜつ‐いき【絶域】‥ヰキ
遠く離れた土地。遠い外国。
ぜつ‐えん【絶遠】‥ヱン🔗⭐🔉
ぜつ‐えん【絶遠】‥ヱン
きわめて遠いこと。はるかにかけはなれていること。
ぜつ‐えん【絶縁】🔗⭐🔉
ぜつ‐えん【絶縁】
①縁をきること。関係を絶つこと。「―状」
②〔理〕導体間に絶縁体を挿入して、電気または熱の伝導を断つこと。
⇒ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】
⇒ぜつえん‐せん【絶縁線】
⇒ぜつえん‐たい【絶縁体】
⇒ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】
⇒ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】
⇒ぜつえん‐ゆ【絶縁油】
ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】‥レウ🔗⭐🔉
ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】‥レウ
導体を絶縁するために使用する物質。空気・紙・ガラス・プラスチック・磁器・雲母・油・ワニスなど。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐せん【絶縁線】🔗⭐🔉
ぜつえん‐せん【絶縁線】
絶縁体で覆った電線。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐たい【絶縁体】🔗⭐🔉
ぜつえん‐たい【絶縁体】
電気または熱が極めて流れにくい物体。雲母やガラスなど。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】‥カウ🔗⭐🔉
ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】‥カウ
絶縁された2導体間の電気抵抗。絶縁程度の良否を示す。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】‥レウ🔗⭐🔉
ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】‥レウ
電気絶縁性のある塗料。併せて耐熱性、たわみに強いことなどが求められる。導線の表面やコイルの間隙などに用いる。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐ゆ【絶縁油】🔗⭐🔉
ぜつえん‐ゆ【絶縁油】
電気機械・器具の絶縁材料とする精製油。主として鉱物性の油を使用。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜっ‐か【絶佳】🔗⭐🔉
ぜっ‐か【絶佳】
すぐれてよいこと。すぐれて美しいこと。「風光―」
ぜっ‐かい【絶海】🔗⭐🔉
ぜっ‐かい【絶海】
遠く陸地を離れた海。「―の孤島」
ぜつ‐がい【絶崖】🔗⭐🔉
ぜつ‐がい【絶崖】
きりたったようにそびえる岸。きりぎし。がけ。
ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】🔗⭐🔉
ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】
室町前期の臨済宗の僧。京都五山の学僧。土佐の人。夢窓疎石に師事。1368年(応安1)入明にゅうみん。詩は雄渾荘重で、義堂周信と並称。詩文集「蕉堅藁」のほか「絶海和尚語録」がある。(1336〜1405)
○切匙で腹を切るせっかいではらをきる
不可能なことのたとえ。
⇒せっ‐かい【狭匙・切匙】
ぜつ‐がく【絶学】🔗⭐🔉
ぜつ‐がく【絶学】
①中途で廃絶し後世に伝わらない学問。
②勉学をやめること。〈日葡辞書〉
ぜっ‐き【絶奇】🔗⭐🔉
ぜっ‐き【絶奇】
甚だめずらしいこと。奇絶。
ぜつ‐ぎ【絶技】🔗⭐🔉
ぜつ‐ぎ【絶技】
極めてすぐれた技術。はなれわざ。
ぜっ‐きょう【絶叫】‥ケウ🔗⭐🔉
ぜっ‐きょう【絶叫】‥ケウ
声の限り叫ぶこと。また、その叫び。
ぜっ‐きょう【絶境】‥キヤウ🔗⭐🔉
ぜっ‐きょう【絶境】‥キヤウ
人里はなれた土地。
ぜっ‐く【絶句】🔗⭐🔉
ぜっ‐く【絶句】
①漢詩形の一つ。4句から成る。1句が五言または七言からなる(まれに六言のものもある)。六朝の民歌に源を発し、唐初に確立、盛唐に至って盛行。
②話の途中で言葉に詰まること。演劇の台詞せりふや演説・誦読などで、中途でつかえて言句の出ないこと。「突然の知らせに―する」
ぜつ‐ぐん【絶群】🔗⭐🔉
ぜつ‐ぐん【絶群】
多くのものの中でとりわけすぐれていること。抜群。
ぜっ‐け【絶家】🔗⭐🔉
ぜっ‐け【絶家】
相続者がないために家系が絶えること。また、その家。ぜっか。
ぜっ‐けい【絶景】🔗⭐🔉
ぜっ‐けい【絶景】
すぐれた景色。「―かな、―かな」
ぜっ‐けん【絶険】🔗⭐🔉
ぜっ‐けん【絶険】
きわめてけわしいこと。
ぜつ‐げん【絶弦・絶絃】🔗⭐🔉
ぜつ‐げん【絶弦・絶絃】
[呂氏春秋本味](「断琴の交わり」の故事から)知己に死別すること。その悲しみ。伯牙絶弦。
ぜっ‐こ【絶戸】🔗⭐🔉
ぜっ‐こ【絶戸】
律令制で、戸主が死亡してその家をつぐべき者がない家。ぜっけ。
⇒ぜっこ‐でん【絶戸田】
ぜっ・する【絶する】🔗⭐🔉
ぜっ・する【絶する】
〔自サ変〕[文]絶す(サ変)
①絶える。つきる。
②はるかにこえる。かけはなれる。「言語に―・する」「想像を―・する」
たえ‐い・る【絶え入る】🔗⭐🔉
たえ‐い・る【絶え入る】
〔自五〕
①息が絶える。死ぬ。竹取物語「書きはつると―・り給ひぬ」。「―・るばかりに泣く」
②気絶する。大鏡時平「臆病にやがて―・り給へば」
たえ‐こが・る【絶え焦る】🔗⭐🔉
たえ‐こが・る【絶え焦る】
〔自下二〕
死ぬ程こがれる。深く恋い慕う。謡曲、生田敦盛「袂に縋り―・れ泣く」
たえ‐こも・る【絶え籠る】🔗⭐🔉
たえ‐こも・る【絶え籠る】
〔自四〕
世の中との縁を絶ってひきこもる。一説に、堪え忍んでこもる。源氏物語若菜上「ただかの―・りにたる山住みを」
たえ・す【絶えす】🔗⭐🔉
たえ・す【絶えす】
[一]〔自サ変〕
絶えるようになる。絶える。万葉集14「玉藻こそ引けば―・すれあどか―・せむ」
[二]〔他四〕
絶えるようにする。絶やす。西鶴織留6「紙入れに金銀を―・さず」
たえ‐ず【絶えず】🔗⭐🔉
たえ‐ず【絶えず】
〔副〕
絶えることなく続いて。常に。いつも。「技術は―進歩している」
たえ‐だえ【絶え絶え】🔗⭐🔉
たえ‐だえ【絶え絶え】
絶えようとしてわずかに続いているさま。時々絶えるさま。とぎれとぎれ。源氏物語桐壺「―にまかで給へど」。「息も―になる」
たえだえ・し【絶え絶えし】🔗⭐🔉
たえだえ・し【絶え絶えし】
〔形シク〕
いかにも絶えそうである。撰集抄「世の中のいとど―・しさに」
たえ‐て【絶えて】🔗⭐🔉
たえ‐て【絶えて】
〔副〕
①(下に打消の語を伴って)
㋐(途切れてから二度となくの気持)すこしも。ちっとも。全く。全然。古今和歌集春「世の中に―桜のなかりせば春の心はのどけからまし」。源氏物語浮舟「わりなう問ひ給へど、その御いらへは―せず」。「―怒ることはない」
㋑(途切れたまま)ずっと。「―久しくお目にかかりません」
②特に。まったく。本当に。古今和歌集六帖5「まてといはば―かしこし」
たえ‐は・てる【絶え果てる】🔗⭐🔉
たえ‐は・てる【絶え果てる】
〔自下一〕[文]たえは・つ(下二)
①全く絶える。すっかり無くなる。後撰和歌集恋「―・つるものとは見つつささがにの糸を頼める心細さよ」
②全く息が切れる。死んでしまう。源氏物語桐壺「夜中、打ち過ぐる程になむ―・て給ひぬるとて」
たえ‐ま【絶え間】🔗⭐🔉
たえ‐ま【絶え間】
絶えているあいだ。切れ間。「―なく雨が降る」
た・える【絶える】🔗⭐🔉
た・える【絶える】
〔自下一〕[文]た・ゆ(下二)
続いているものが途中でぷっつり切れる意。
①途中で切れる。切れてつづかない。万葉集14「埼玉の津に居る船の風をいたみ綱は―・ゆとも言ことな―・えそね」
②尽きる。ほろびる。万葉集17「行く水の―・ゆることなく」。「血筋が―・える」「心配が―・えない」
③息が無くなる。気絶する。死ぬ。山家集「琴の音に涙を添へて流すかな―・えなましかばと思ふあはれに」
④止む。交通がやむ。「人通りが―・える」
⑤(人との)交わりが切れる。関係が切れる。伊勢物語「はかなくて―・えにけるなか、猶や忘れざりけん」
た・つ【絶つ・断つ・截つ】🔗⭐🔉
た・つ【絶つ・断つ・截つ】
〔他五〕
一本に続こうとするつながりを途中で切る意。
①続けていたものをやめる。万葉集17「―・ちたる恋の繁きころかも」。日葡辞書「サケヲタツ」「サケ・ユヲタツ」。「食を―・つ」
②続いていることをたやす。後拾遺和歌集冬「さびしさに煙をだにも―・たじとや」
③終わらせる。亡ぼす。万葉集20「おほろかに心思ひてむなことも祖おやの名―・つな」。日葡辞書「イノチヲタツ」「ヒトノタネヲタツ」。「望みを―・つ」
④切り放す。切断する。万葉集20「厩なる縄―・つ駒の後るがへ」。日葡辞書「ノ(箆)ヲ、また、ヤノ(矢箆)ヲタツ」。「鎖を―・つ」
⑤(「裁つ」と書く)布を衣服にするためにきりそろえる。万葉集7「夏蔭のつまやの下に衣きぬ―・つ吾妹裏まけてわがため―・たばやや大に―・て」。日葡辞書「キルモノヲタツ」「イシャウヲタチヌウ」
⑥さえぎる。隔てる。徒然草「此所を切れ、彼所を―・て」。「敵の退路を―・つ」「交際を―・つ」
◇「絶」は、終わらせる、以後続かないの意味合いで使うことが多く、「断」は、切断する、さえぎる、やめるなどの場合にふつう使われる。
たや・す【絶やす】🔗⭐🔉
たや・す【絶やす】
〔他五〕
①絶えるようにする。絶つ。曾我物語8「今よりはじめて、互ひの遺恨を―・して、親子の契たるべしとて」。「害虫を―・す」
②なくなったままに捨てておく。きらす。「花を―・したことがない」「笑顔を―・さない」
[漢]絶🔗⭐🔉
絶 字形
筆順
〔糸部6画/12画/教育/3268・4064〕
[
] 字形
〔糸部6画/12画〕
〔音〕ゼツ(呉)
〔訓〕たえる・たやす・たつ
[意味]
①たやす。たちきる。たえる。切れる。なくなる。「絶滅・絶望・断絶・気絶・韋編いへん三絶」。やめる。「絶食・絶交・廃絶」
②へだてる。「拒絶・謝絶」
③かけはなれる。きわまる。「言語に絶する」「想像を絶する」「隔絶・超絶・絶海・絶頂・絶体絶命」
④なみはずれて(すぐれて)いる。この上ない。はなはだ。「絶大・絶叫・絶好調・絶品・絶景」
⑤「絶句」①の略。「七絶(=七言絶句)」
[解字]
形声。「糸」+「刀」+音符「卩」。糸を刀でたち切る、中断する意。
[下ツキ
哀絶・韋編三絶・隔絶・冠絶・気絶・義絶・拒絶・禁絶・懸絶・五絶・根絶・七絶・謝絶・凄絶・壮絶・卓絶・断絶・中絶・超絶・途絶・杜絶・廃絶・悶絶
筆順
〔糸部6画/12画/教育/3268・4064〕
[
] 字形
〔糸部6画/12画〕
〔音〕ゼツ(呉)
〔訓〕たえる・たやす・たつ
[意味]
①たやす。たちきる。たえる。切れる。なくなる。「絶滅・絶望・断絶・気絶・韋編いへん三絶」。やめる。「絶食・絶交・廃絶」
②へだてる。「拒絶・謝絶」
③かけはなれる。きわまる。「言語に絶する」「想像を絶する」「隔絶・超絶・絶海・絶頂・絶体絶命」
④なみはずれて(すぐれて)いる。この上ない。はなはだ。「絶大・絶叫・絶好調・絶品・絶景」
⑤「絶句」①の略。「七絶(=七言絶句)」
[解字]
形声。「糸」+「刀」+音符「卩」。糸を刀でたち切る、中断する意。
[下ツキ
哀絶・韋編三絶・隔絶・冠絶・気絶・義絶・拒絶・禁絶・懸絶・五絶・根絶・七絶・謝絶・凄絶・壮絶・卓絶・断絶・中絶・超絶・途絶・杜絶・廃絶・悶絶
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ぜつ-あい【絶愛】🔗⭐🔉
ぜつ-あい [0] 【絶愛】 (名)スル
非常に愛すること。「清高幽雅の観念を啓発せしむるもの,―するに堪へたり/日本風景論(重昂)」
ぜつ-いき【絶域】🔗⭐🔉
ぜつ-いき ―
キ [0] 【絶域】
遠く離れた土地。遠い外国。「博陸を海城の―に流し奉る/平家 7」
キ [0] 【絶域】
遠く離れた土地。遠い外国。「博陸を海城の―に流し奉る/平家 7」
ぜつ-えい【絶詠】🔗⭐🔉
ぜつ-えい [0] 【絶詠】
死ぬまぎわに詠んだ短歌や俳句。絶吟。
ぜつ-えん【絶遠】🔗⭐🔉
ぜつ-えん ―
ン [0] 【絶遠】
非常に遠いこと。また,その土地。「―の東洋に一新文明国を開き/福翁自伝(諭吉)」
ン [0] 【絶遠】
非常に遠いこと。また,その土地。「―の東洋に一新文明国を開き/福翁自伝(諭吉)」
ぜつ-えん【絶縁】🔗⭐🔉
ぜつ-えん [0] 【絶縁】 (名)スル
(1)縁を切ること。関係を断ち切ること。「彼とは―した」
(2)不導体によって,電気や熱が通じるのを断つこと。
ぜつえん-じょう【絶縁状】🔗⭐🔉
ぜつえん-じょう ―ジヤウ [0] 【絶縁状】
縁を絶つことを通告する手紙。
ぜつえん-たい【絶縁体】🔗⭐🔉
ぜつえん-たい [0] 【絶縁体】
電気または熱を通さない物体。絶縁物。
ぜつえん-ていこう【絶縁抵抗】🔗⭐🔉
ぜつえん-ていこう ―カウ [5] 【絶縁抵抗】
絶縁体で絶縁された二導体間の電気抵抗。
ぜつえん-ぶつ【絶縁物】🔗⭐🔉
ぜつえん-ぶつ [3] 【絶縁物】
⇒絶縁体(ゼツエンタイ)
ぜつえん-ゆ【絶縁油】🔗⭐🔉
ぜつえん-ゆ [3] 【絶縁油】
電気の絶縁や発生熱の冷却のために,コンデンサー・変圧器・ケーブル等に用いられる油。原油から得られる鉱油と合成油がある。
ぜっ-か【絶佳】🔗⭐🔉
ぜっ-か [1] 【絶佳】 (名・形動)[文]ナリ
非常にすぐれている・こと(さま)。「風景―なる川原/日光山の奥(花袋)」
ぜっ-かい【絶快】🔗⭐🔉
ぜっ-かい ―クワイ [0] 【絶快】
この上なくこころよいこと。「快活―の物語/小説神髄(逍遥)」
ぜっ-かい【絶海】🔗⭐🔉
ぜっ-かい [0] 【絶海】
陸地からはるか離れた海。遠海。「―の孤島」
ぜつ-がい【絶崖】🔗⭐🔉
ぜつ-がい [0] 【絶崖】
切り立ってそびえる崖。絶壁。
ぜっかい-ちゅうしん【絶海中津】🔗⭐🔉
ぜっかい-ちゅうしん 【絶海中津】
(1336-1405) 室町初期の臨済宗の僧。土佐の人。夢窓疎石に師事。1368年入明(ニユウミン)。帰国後足利義満に仕え,等持寺・相国寺などの住持を歴任。義堂周信とともに五山文学の二大権威。著書に漢詩文集「蕉堅稿(シヨウケンコウ)」のほか,「絶海和尚語録」など。
ぜっ-き【絶奇】🔗⭐🔉
ぜっ-き [1] 【絶奇】 (名・形動)[文]ナリ
大変めずらしい・こと(さま)。奇絶。「かかる―の風景あらんとは/日光山の奥(花袋)」
ぜつ-ぎ【絶技】🔗⭐🔉
ぜつ-ぎ [1] 【絶技】
非常にすぐれたわざ。はなれわざ。
ぜっ-け【絶家】🔗⭐🔉
ぜっ-け [0] 【絶家】 (名)スル
跡継ぎがなくて家が絶えてしまうこと。また,その家。ぜっか。「親元―してよるべなきまま/怪談牡丹灯籠(円朝)」
ぜっ・する【絶する】🔗⭐🔉
ぜっ・する [0][3] 【絶する】 (動サ変)[文]サ変 ぜつ・す
(1)たえる。なくなる。つきる。「書信ヲ―・スル/日葡」
(2)はるかに超える。かけ離れる。「想像を―・する」「言語に―・する」
たえ-い・る【絶(え)入る】🔗⭐🔉
たえ-い・る [3][0] 【絶(え)入る】 (動ラ五[四])
息が絶える。死ぬ。また,気絶する。「―・りそうな声」「書き置きたる文など見るに,―・る心ちぞする/蜻蛉(上)」
たえ-ざる【絶えざる】🔗⭐🔉
たえ-ざる [3] 【絶えざる】 (連語)
休みない。間断のない。「―努力のたまもの」
たえ・す【絶えす】🔗⭐🔉
たえ・す 【絶えす】
■一■ (動サ変)
〔動詞「絶ゆ」の連用形に動詞「す」の付いた語〕
絶える。尽きる。なくなる。「―・せじのわが頼みにや/源氏(総角)」
■二■ (動サ四)
〔「たやす(絶)」の転〕
絶えるようにする。なくする。絶やす。「夏中(ゲチユウ)は毎日の花をつみ香を―・さず/浮世草子・五人女 5」
たえ-ず【絶えず】🔗⭐🔉
たえ-ず [1] 【絶えず】 (副)
動作などが切れ目なしに,または,繰り返して行われるさま。いつも。「―注意している」
たえ-だえ【絶え絶え】🔗⭐🔉
たえ-だえ [0][3] 【絶え絶え】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)今にも絶えそうな状態であるさま。とだえそうなさま。「息も―なようす」
(2)途中で切れてはまた続いているさま。とぎれとぎれ。「虫の声が―に聞こえる」
■二■ (副)
ほとんど絶えそうなさま。とぎれとぎれ。「山ふかみ春ともしらぬ松の戸に―かかる雪の玉水/新古今(春上)」
たえだえ・し【絶え絶えし】🔗⭐🔉
たえだえ・し 【絶え絶えし】 (形シク)
今にも絶えようとしている。とだえそうである。「中比なまめきたる女房,世の中―・しかりけるが/十訓 10」
たえ-て【絶えて】🔗⭐🔉
たえ-て [1] 【絶えて】 (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)まったく。少しも。全然。「そのような話は―聞かぬ」「世の中に―桜のなかりせば/伊勢 82」
(2)ある時点を境として,それ以後ずっと。「彼とは―久しく会っていない」
(3)のこらず。すっかり。「―忘れていた」
たえ-は・てる【絶(え)果てる】🔗⭐🔉
たえ-は・てる [0][4] 【絶(え)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 たえは・つ
(1)すっかりなくなってしまう。とだえる。「便りも―・てた」「全快する望はもう―・ててゐるやうな/すみだ川(荷風)」
(2)息が絶える。死ぬ。「夜中うち過ぐるほどになむ―・て給ひぬる/源氏(桐壺)」
たえ-ま【絶(え)間】🔗⭐🔉
たえ-ま [3] 【絶(え)間】
(1)続いている物事のとだえている間。あいま。「雨の―」
→絶え間無い
(2)とぎれている所。切れ間。切れ目。「雲の―」
たえま-な・い【絶(え)間無い】🔗⭐🔉
たえま-な・い [4] 【絶(え)間無い】 (形)[文]ク たえまな・し
とだえることがない。休みない。「―・く降り続く雨」「―・い努力」
た・える【絶える】🔗⭐🔉
た・える [2] 【絶える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 た・ゆ
(1)続いていた物事が途中で切れる。とぎれる。「人通りが―・える」
(2)さらに続くべきものが続かなくなる。つきる。「家系が―・える」
(3)命がなくなる。死ぬ。「たまきはる命―・えぬれ/万葉 905」
(4)縁が切れる。交わりがとだえる。「やがて其のままに,家にも行かずして―・えにけり/今昔 28」
〔「絶つ」に対する自動詞〕
た・つ【断つ・絶つ】🔗⭐🔉
た・つ [1] 【断つ・絶つ】 (動タ五[四])
(1)ひも状のものを切る。切断する。比喩的にも用いる。《断》「鎖を―・つ」「はらわたを―・つ思い」「悪の根を―・つ」
(2)必要な通路などを途中で通れないようにする。遮断する。《断》「補給路を―・つ」「退路を―・つ」
(3)生活費や原料の供給が行われないようにする。《絶》「石油の供給を―・つ」「親元からの送金を―・たれる」
(4)それまで続いていたことをそこでやめる。《絶》(ア)関係を解消する。「国交を―・つ」「 B 社との関係を一切―・つ」「きずなが―・たれる」(イ)「消息をたつ」「連絡をたつ」の形で,連絡がとれなくなることをいう。「冬の北アルプスで消息を―・った」「先月,ロンドンから電話をかけてきた後,連絡を―・った」(ウ)執着・欲望をなくする。「最後の望みを―・たれる」(エ)ある飲食物をとることやある行為をやめる。神仏にかけた願のかなうまで,など期間を限る場合にいうことが多い。《断》「酒を―・っている」「塩を―・つ」(オ)本来もっと続くものを自分で終わらせる。「みずから命を―・った」「参詣の人が跡を―・たない」「人の子は祖(オヤ)の名―・たず/万葉 4094」
〔「絶える」に対する他動詞〕
[可能] たてる
たや・す【絶やす】🔗⭐🔉
たや・す [2] 【絶やす】 (動サ五[四])
(1)絶えるようにする。絶つ。「子孫を―・す」「根ヲ―・ス/日葡」
(2)なくなったままにしておく。「火を―・さないようにする」
[可能] たやせる
ぜつえん【絶縁】(和英)🔗⭐🔉
ぜつえん【絶縁】
《電》insulation.〜する break[sever]one's connection;《電》insulate.→英和
‖絶縁体 an insulator.絶縁テープ an insulating[<米>a friction]tape.
ぜっか【絶佳の】(和英)🔗⭐🔉
ぜっか【絶佳の】
superb.→英和
ぜっかい【絶海の孤島】(和英)🔗⭐🔉
ぜっかい【絶海の孤島】
a solitary island (in the distant sea).
たえいる【絶え入るばかりに】(和英)🔗⭐🔉
たえいる【絶え入るばかりに】
as if one's heart would break.
たえず【絶えず】(和英)🔗⭐🔉
たえだえ【絶え絶えに】(和英)🔗⭐🔉
たえだえ【絶え絶えに】
faintly;feebly.
たえて【絶えて】(和英)🔗⭐🔉
たえて【絶えて】
never;→英和
at all.
たえはてる【絶え果てる】(和英)🔗⭐🔉
たえはてる【絶え果てる】
become extinct;die out.
たえま【絶え間】(和英)🔗⭐🔉
たえる【絶える】(和英)🔗⭐🔉
たつ【絶つ】(和英)🔗⭐🔉
たつ【絶つ】
(1)[やめる]give up.(2)[絶交]break (off) with.
(3)[命を]kill;→英和
root[wipe]out (絶滅).
たやす【絶やす】(和英)🔗⭐🔉
たやす【絶やす】
root out (絶滅);put an end to;be[run]out of (切らす).
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