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広辞苑の検索結果 (45)

ぜ‐く【絶句】🔗🔉

ぜ‐く絶句】 ゼックの促音ツを表記しない形。源氏物語少女「ただの人は、おとどを始め奉りて、―作りて」

ぜつ【絶】🔗🔉

ぜつ】 ①はなはだしいさま。「―不調」 ②漢詩の絶句の略。

ぜつ‐い【絶異】🔗🔉

ぜつ‐い絶異】 他にぬきんでてすぐれていること。

ぜつ‐いき【絶域】‥ヰキ🔗🔉

ぜつ‐いき絶域‥ヰキ 遠く離れた土地。遠い外国。

ぜつ‐えん【絶遠】‥ヱン🔗🔉

ぜつ‐えん絶遠‥ヱン きわめて遠いこと。はるかにかけはなれていること。

ぜつ‐えん【絶縁】🔗🔉

ぜつ‐えん絶縁】 ①縁をきること。関係を絶つこと。「―状」 ②〔理〕導体間に絶縁体を挿入して、電気または熱の伝導を断つこと。 ⇒ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】 ⇒ぜつえん‐せん【絶縁線】 ⇒ぜつえん‐たい【絶縁体】 ⇒ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】 ⇒ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】 ⇒ぜつえん‐ゆ【絶縁油】

ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】‥レウ🔗🔉

ぜつえん‐ざいりょう絶縁材料‥レウ 導体を絶縁するために使用する物質。空気・紙・ガラス・プラスチック・磁器・雲母・油・ワニスなど。 ⇒ぜつ‐えん【絶縁】

ぜつえん‐せん【絶縁線】🔗🔉

ぜつえん‐せん絶縁線】 絶縁体で覆った電線。 ⇒ぜつ‐えん【絶縁】

ぜつえん‐たい【絶縁体】🔗🔉

ぜつえん‐たい絶縁体】 電気または熱が極めて流れにくい物体。雲母やガラスなど。 ⇒ぜつ‐えん【絶縁】

ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】‥カウ🔗🔉

ぜつえん‐ていこう絶縁抵抗‥カウ 絶縁された2導体間の電気抵抗。絶縁程度の良否を示す。 ⇒ぜつ‐えん【絶縁】

ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】‥レウ🔗🔉

ぜつえん‐とりょう絶縁塗料‥レウ 電気絶縁性のある塗料。併せて耐熱性、たわみに強いことなどが求められる。導線の表面やコイルの間隙などに用いる。 ⇒ぜつ‐えん【絶縁】

ぜつえん‐ゆ【絶縁油】🔗🔉

ぜつえん‐ゆ絶縁油】 電気機械・器具の絶縁材料とする精製油。主として鉱物性の油を使用。 ⇒ぜつ‐えん【絶縁】

ぜっ‐か【絶佳】🔗🔉

ぜっ‐か絶佳】 すぐれてよいこと。すぐれて美しいこと。「風光―」

ぜっ‐か【絶家】🔗🔉

ぜっ‐か絶家⇒ぜっけ

ぜっ‐かい【絶海】🔗🔉

ぜっ‐かい絶海】 遠く陸地を離れた海。「―の孤島」

ぜつ‐がい【絶崖】🔗🔉

ぜつ‐がい絶崖】 きりたったようにそびえる岸。きりぎし。がけ。

ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】🔗🔉

ぜっかい‐ちゅうしん絶海中津】 室町前期の臨済宗の僧。京都五山の学僧。土佐の人。夢窓疎石に師事。1368年(応安1)入明にゅうみん。詩は雄渾荘重で、義堂周信と並称。詩文集「蕉堅藁」のほか「絶海和尚語録」がある。(1336〜1405) ○切匙で腹を切るせっかいではらをきる 不可能なことのたとえ。 ⇒せっ‐かい【狭匙・切匙】

ぜつ‐がく【絶学】🔗🔉

ぜつ‐がく絶学】 ①中途で廃絶し後世に伝わらない学問。 ②勉学をやめること。〈日葡辞書〉

ぜっ‐き【絶奇】🔗🔉

ぜっ‐き絶奇】 甚だめずらしいこと。奇絶。

ぜつ‐ぎ【絶技】🔗🔉

ぜつ‐ぎ絶技】 極めてすぐれた技術。はなれわざ。

ぜっ‐きょう【絶叫】‥ケウ🔗🔉

ぜっ‐きょう絶叫‥ケウ 声の限り叫ぶこと。また、その叫び。

ぜっ‐きょう【絶境】‥キヤウ🔗🔉

ぜっ‐きょう絶境‥キヤウ 人里はなれた土地。

ぜっ‐く【絶句】🔗🔉

ぜっ‐く絶句】 ①漢詩形の一つ。4句から成る。1句が五言または七言からなる(まれに六言のものもある)。六朝の民歌に源を発し、唐初に確立、盛唐に至って盛行。 ②話の途中で言葉に詰まること。演劇の台詞せりふや演説・誦読などで、中途でつかえて言句の出ないこと。「突然の知らせに―する」

ぜつ‐ぐん【絶群】🔗🔉

ぜつ‐ぐん絶群】 多くのものの中でとりわけすぐれていること。抜群。

ぜっ‐け【絶家】🔗🔉

ぜっ‐け絶家】 相続者がないために家系が絶えること。また、その家。ぜっか。

ぜっ‐けい【絶景】🔗🔉

ぜっ‐けい絶景】 すぐれた景色。「―かな、―かな」

ぜっ‐けん【絶険】🔗🔉

ぜっ‐けん絶険】 きわめてけわしいこと。

ぜつ‐げん【絶弦・絶絃】🔗🔉

ぜつ‐げん絶弦・絶絃】 [呂氏春秋本味](「断琴の交わり」の故事から)知己に死別すること。その悲しみ。伯牙絶弦。

ぜっ‐こ【絶戸】🔗🔉

ぜっ‐こ絶戸】 律令制で、戸主が死亡してその家をつぐべき者がない家。ぜっけ。 ⇒ぜっこ‐でん【絶戸田】

ぜっ・する【絶する】🔗🔉

ぜっ・する絶する】 〔自サ変〕[文]絶す(サ変) ①絶える。つきる。 ②はるかにこえる。かけはなれる。「言語に―・する」「想像を―・する」

たえ‐い・る【絶え入る】🔗🔉

たえ‐い・る絶え入る】 〔自五〕 ①息が絶える。死ぬ。竹取物語「書きはつると―・り給ひぬ」。「―・るばかりに泣く」 ②気絶する。大鏡時平「臆病にやがて―・り給へば」

たえ‐こが・る【絶え焦る】🔗🔉

たえ‐こが・る絶え焦る】 〔自下二〕 死ぬ程こがれる。深く恋い慕う。謡曲、生田敦盛「袂に縋り―・れ泣く」

たえ‐こも・る【絶え籠る】🔗🔉

たえ‐こも・る絶え籠る】 〔自四〕 世の中との縁を絶ってひきこもる。一説に、堪え忍んでこもる。源氏物語若菜上「ただかの―・りにたる山住みを」

たえ・す【絶えす】🔗🔉

たえ・す絶えす】 [一]〔自サ変〕 絶えるようになる。絶える。万葉集14「玉藻こそ引けば―・すれあどか―・せむ」 [二]〔他四〕 絶えるようにする。絶やす。西鶴織留6「紙入れに金銀を―・さず」

たえ‐ず【絶えず】🔗🔉

たえ‐ず絶えず】 〔副〕 絶えることなく続いて。常に。いつも。「技術は―進歩している」

たえ‐だえ【絶え絶え】🔗🔉

たえ‐だえ絶え絶え】 絶えようとしてわずかに続いているさま。時々絶えるさま。とぎれとぎれ。源氏物語桐壺「―にまかで給へど」。「息も―になる」

たえだえ・し【絶え絶えし】🔗🔉

たえだえ・し絶え絶えし】 〔形シク〕 いかにも絶えそうである。撰集抄「世の中のいとど―・しさに」

たえ‐て【絶えて】🔗🔉

たえ‐て絶えて】 〔副〕 ①(下に打消の語を伴って) ㋐(途切れてから二度となくの気持)すこしも。ちっとも。全く。全然。古今和歌集「世の中に―桜のなかりせば春の心はのどけからまし」。源氏物語浮舟「わりなう問ひ給へど、その御いらへは―せず」。「―怒ることはない」 ㋑(途切れたまま)ずっと。「―久しくお目にかかりません」 ②特に。まったく。本当に。古今和歌集六帖5「まてといはば―かしこし」

たえ‐は・てる【絶え果てる】🔗🔉

たえ‐は・てる絶え果てる】 〔自下一〕[文]たえは・つ(下二) ①全く絶える。すっかり無くなる。後撰和歌集「―・つるものとは見つつささがにの糸を頼める心細さよ」 ②全く息が切れる。死んでしまう。源氏物語桐壺「夜中、打ち過ぐる程になむ―・て給ひぬるとて」

たえ‐ま【絶え間】🔗🔉

たえ‐ま絶え間】 絶えているあいだ。切れ間。「―なく雨が降る」

た・える【絶える】🔗🔉

た・える絶える】 〔自下一〕[文]た・ゆ(下二) 続いているものが途中でぷっつり切れる意。 ①途中で切れる。切れてつづかない。万葉集14「埼玉の津に居る船の風をいたみ綱は―・ゆとも言ことな―・えそね」 ②尽きる。ほろびる。万葉集17「行く水の―・ゆることなく」。「血筋が―・える」「心配が―・えない」 ③息が無くなる。気絶する。死ぬ。山家集「琴の音に涙を添へて流すかな―・えなましかばと思ふあはれに」 ④止む。交通がやむ。「人通りが―・える」 ⑤(人との)交わりが切れる。関係が切れる。伊勢物語「はかなくて―・えにけるなか、猶や忘れざりけん」

た・つ【絶つ・断つ・截つ】🔗🔉

た・つ絶つ・断つ・截つ】 〔他五〕 一本に続こうとするつながりを途中で切る意。 ①続けていたものをやめる。万葉集17「―・ちたる恋の繁きころかも」。日葡辞書「サケヲタツ」「サケ・ユヲタツ」。「食を―・つ」 ②続いていることをたやす。後拾遺和歌集「さびしさに煙をだにも―・たじとや」 ③終わらせる。亡ぼす。万葉集20「おほろかに心思ひてむなことも祖おやの名―・つな」。日葡辞書「イノチヲタツ」「ヒトノタネヲタツ」。「望みを―・つ」 ④切り放す。切断する。万葉集20「厩なる縄―・つ駒の後るがへ」。日葡辞書「ノ(箆)ヲ、また、ヤノ(矢箆)ヲタツ」。「鎖を―・つ」 ⑤(「裁つ」と書く)布を衣服にするためにきりそろえる。万葉集7「夏蔭のつまやの下に衣きぬ―・つ吾妹裏まけてわがため―・たばやや大に―・て」。日葡辞書「キルモノヲタツ」「イシャウヲタチヌウ」 ⑥さえぎる。隔てる。徒然草「此所を切れ、彼所を―・て」。「敵の退路を―・つ」「交際を―・つ」 ◇「絶」は、終わらせる、以後続かないの意味合いで使うことが多く、「断」は、切断する、さえぎる、やめるなどの場合にふつう使われる。

たや・す【絶やす】🔗🔉

たや・す絶やす】 〔他五〕 ①絶えるようにする。絶つ。曾我物語8「今よりはじめて、互ひの遺恨を―・して、親子の契たるべしとて」。「害虫を―・す」 ②なくなったままに捨てておく。きらす。「花を―・したことがない」「笑顔を―・さない」

た・ゆ【絶ゆ】🔗🔉

た・ゆ絶ゆ】 〔自下二〕 ⇒たえる(下一)

[漢]絶🔗🔉

 字形  筆順 〔糸部6画/12画/教育/3268・4064〕 [] 字形 〔糸部6画/12画〕 〔音〕ゼツ(呉) 〔訓〕える・やす・つ [意味] ①たやす。たちきる。たえる。切れる。なくなる。「絶滅・絶望・断絶・気絶・韋編いへん三絶」。やめる。「絶食・絶交・廃絶」 ②へだてる。「拒絶・謝絶」 ③かけはなれる。きわまる。「言語に絶する」「想像を絶する」「隔絶・超絶・絶海・絶頂・絶体絶命」 ④なみはずれて(すぐれて)いる。この上ない。はなはだ。「絶大・絶叫・絶好調・絶品・絶景」 ⑤「絶句」①の略。「七絶(=七言絶句)」 [解字] 形声。「糸」+「刀」+音符「卩」。糸を刀でたち切る、中断する意。 [下ツキ 哀絶・韋編三絶・隔絶・冠絶・気絶・義絶・拒絶・禁絶・懸絶・五絶・根絶・七絶・謝絶・凄絶・壮絶・卓絶・断絶・中絶・超絶・途絶・杜絶・廃絶・悶絶

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ぜつ-あい【絶愛】🔗🔉

ぜつ-あい [0] 【絶愛】 (名)スル 非常に愛すること。「清高幽雅の観念を啓発せしむるもの,―するに堪へたり/日本風景論(重昂)」

ぜつ-いき【絶域】🔗🔉

ぜつ-いきキ [0] 【絶域】 遠く離れた土地。遠い外国。「博陸を海城の―に流し奉る/平家 7」

ぜつ-えい【絶詠】🔗🔉

ぜつ-えい [0] 【絶詠】 死ぬまぎわに詠んだ短歌や俳句。絶吟。

ぜつ-えん【絶遠】🔗🔉

ぜつ-えんン [0] 【絶遠】 非常に遠いこと。また,その土地。「―の東洋に一新文明国を開き/福翁自伝(諭吉)」

ぜつ-えん【絶縁】🔗🔉

ぜつ-えん [0] 【絶縁】 (名)スル (1)縁を切ること。関係を断ち切ること。「彼とは―した」 (2)不導体によって,電気や熱が通じるのを断つこと。

ぜつえん-じょう【絶縁状】🔗🔉

ぜつえん-じょう ―ジヤウ [0] 【絶縁状】 縁を絶つことを通告する手紙。

ぜつえん-たい【絶縁体】🔗🔉

ぜつえん-たい [0] 【絶縁体】 電気または熱を通さない物体。絶縁物。

ぜつえん-ていこう【絶縁抵抗】🔗🔉

ぜつえん-ていこう ―カウ [5] 【絶縁抵抗】 絶縁体で絶縁された二導体間の電気抵抗。

ぜつえん-ぶつ【絶縁物】🔗🔉

ぜつえん-ぶつ [3] 【絶縁物】 ⇒絶縁体(ゼツエンタイ)

ぜつえん-ゆ【絶縁油】🔗🔉

ぜつえん-ゆ [3] 【絶縁油】 電気の絶縁や発生熱の冷却のために,コンデンサー・変圧器・ケーブル等に用いられる油。原油から得られる鉱油と合成油がある。

ぜっ-か【絶佳】🔗🔉

ぜっ-か [1] 【絶佳】 (名・形動)[文]ナリ 非常にすぐれている・こと(さま)。「風景―なる川原/日光山の奥(花袋)」

ぜっ-か【絶家】🔗🔉

ぜっ-か [0] 【絶家】 (名)スル ⇒ぜっけ(絶家)

ぜっ-かい【絶快】🔗🔉

ぜっ-かい ―クワイ [0] 【絶快】 この上なくこころよいこと。「快活―の物語/小説神髄(逍遥)」

ぜっ-かい【絶海】🔗🔉

ぜっ-かい [0] 【絶海】 陸地からはるか離れた海。遠海。「―の孤島」

ぜつ-がい【絶崖】🔗🔉

ぜつ-がい [0] 【絶崖】 切り立ってそびえる崖。絶壁。

ぜっかい-ちゅうしん【絶海中津】🔗🔉

ぜっかい-ちゅうしん 【絶海中津】 (1336-1405) 室町初期の臨済宗の僧。土佐の人。夢窓疎石に師事。1368年入明(ニユウミン)。帰国後足利義満に仕え,等持寺・相国寺などの住持を歴任。義堂周信とともに五山文学の二大権威。著書に漢詩文集「蕉堅稿(シヨウケンコウ)」のほか,「絶海和尚語録」など。

ぜっ-き【絶奇】🔗🔉

ぜっ-き [1] 【絶奇】 (名・形動)[文]ナリ 大変めずらしい・こと(さま)。奇絶。「かかる―の風景あらんとは/日光山の奥(花袋)」

ぜつ-ぎ【絶技】🔗🔉

ぜつ-ぎ [1] 【絶技】 非常にすぐれたわざ。はなれわざ。

ぜっ-け【絶家】🔗🔉

ぜっ-け [0] 【絶家】 (名)スル 跡継ぎがなくて家が絶えてしまうこと。また,その家。ぜっか。「親元―してよるべなきまま/怪談牡丹灯籠(円朝)」

ぜっ・する【絶する】🔗🔉

ぜっ・する [0][3] 【絶する】 (動サ変)[文]サ変 ぜつ・す (1)たえる。なくなる。つきる。「書信ヲ―・スル/日葡」 (2)はるかに超える。かけ離れる。「想像を―・する」「言語に―・する」

たえ-い・る【絶(え)入る】🔗🔉

たえ-い・る [3][0] 【絶(え)入る】 (動ラ五[四]) 息が絶える。死ぬ。また,気絶する。「―・りそうな声」「書き置きたる文など見るに,―・る心ちぞする/蜻蛉(上)」

たえ-ざる【絶えざる】🔗🔉

たえ-ざる [3] 【絶えざる】 (連語) 休みない。間断のない。「―努力のたまもの」

たえ・す【絶えす】🔗🔉

たえ・す 【絶えす】 ■一■ (動サ変) 〔動詞「絶ゆ」の連用形に動詞「す」の付いた語〕 絶える。尽きる。なくなる。「―・せじのわが頼みにや/源氏(総角)」 ■二■ (動サ四) 〔「たやす(絶)」の転〕 絶えるようにする。なくする。絶やす。「夏中(ゲチユウ)は毎日の花をつみ香を―・さず/浮世草子・五人女 5」

たえ-ず【絶えず】🔗🔉

たえ-ず [1] 【絶えず】 (副) 動作などが切れ目なしに,または,繰り返して行われるさま。いつも。「―注意している」

たえ-だえ【絶え絶え】🔗🔉

たえ-だえ [0][3] 【絶え絶え】 ■一■ (形動)[文]ナリ (1)今にも絶えそうな状態であるさま。とだえそうなさま。「息も―なようす」 (2)途中で切れてはまた続いているさま。とぎれとぎれ。「虫の声が―に聞こえる」 ■二■ (副) ほとんど絶えそうなさま。とぎれとぎれ。「山ふかみ春ともしらぬ松の戸に―かかる雪の玉水/新古今(春上)」

たえだえ・し【絶え絶えし】🔗🔉

たえだえ・し 【絶え絶えし】 (形シク) 今にも絶えようとしている。とだえそうである。「中比なまめきたる女房,世の中―・しかりけるが/十訓 10」

たえ-て【絶えて】🔗🔉

たえ-て [1] 【絶えて】 (副) (1)(下に打ち消しの語を伴って)まったく。少しも。全然。「そのような話は―聞かぬ」「世の中に―桜のなかりせば/伊勢 82」 (2)ある時点を境として,それ以後ずっと。「彼とは―久しく会っていない」 (3)のこらず。すっかり。「―忘れていた」

たえ-は・てる【絶(え)果てる】🔗🔉

たえ-は・てる [0][4] 【絶(え)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 たえは・つ (1)すっかりなくなってしまう。とだえる。「便りも―・てた」「全快する望はもう―・ててゐるやうな/すみだ川(荷風)」 (2)息が絶える。死ぬ。「夜中うち過ぐるほどになむ―・て給ひぬる/源氏(桐壺)」

たえ-ま【絶(え)間】🔗🔉

たえ-ま [3] 【絶(え)間】 (1)続いている物事のとだえている間。あいま。「雨の―」 →絶え間無い (2)とぎれている所。切れ間。切れ目。「雲の―」

たえま-な・い【絶(え)間無い】🔗🔉

たえま-な・い [4] 【絶(え)間無い】 (形)[文]ク たえまな・し とだえることがない。休みない。「―・く降り続く雨」「―・い努力」

た・える【絶える】🔗🔉

た・える [2] 【絶える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 た・ゆ (1)続いていた物事が途中で切れる。とぎれる。「人通りが―・える」 (2)さらに続くべきものが続かなくなる。つきる。「家系が―・える」 (3)命がなくなる。死ぬ。「たまきはる命―・えぬれ/万葉 905」 (4)縁が切れる。交わりがとだえる。「やがて其のままに,家にも行かずして―・えにけり/今昔 28」 〔「絶つ」に対する自動詞〕

た・つ【断つ・絶つ】🔗🔉

た・つ [1] 【断つ・絶つ】 (動タ五[四]) (1)ひも状のものを切る。切断する。比喩的にも用いる。《断》「鎖を―・つ」「はらわたを―・つ思い」「悪の根を―・つ」 (2)必要な通路などを途中で通れないようにする。遮断する。《断》「補給路を―・つ」「退路を―・つ」 (3)生活費や原料の供給が行われないようにする。《絶》「石油の供給を―・つ」「親元からの送金を―・たれる」 (4)それまで続いていたことをそこでやめる。《絶》(ア)関係を解消する。「国交を―・つ」「 B 社との関係を一切―・つ」「きずなが―・たれる」(イ)「消息をたつ」「連絡をたつ」の形で,連絡がとれなくなることをいう。「冬の北アルプスで消息を―・った」「先月,ロンドンから電話をかけてきた後,連絡を―・った」(ウ)執着・欲望をなくする。「最後の望みを―・たれる」(エ)ある飲食物をとることやある行為をやめる。神仏にかけた願のかなうまで,など期間を限る場合にいうことが多い。《断》「酒を―・っている」「塩を―・つ」(オ)本来もっと続くものを自分で終わらせる。「みずから命を―・った」「参詣の人が跡を―・たない」「人の子は祖(オヤ)の名―・たず/万葉 4094」 〔「絶える」に対する他動詞〕 [可能] たてる

たや・す【絶やす】🔗🔉

たや・す [2] 【絶やす】 (動サ五[四]) (1)絶えるようにする。絶つ。「子孫を―・す」「根ヲ―・ス/日葡」 (2)なくなったままにしておく。「火を―・さないようにする」 [可能] たやせる

た・ゆ【絶ゆ】🔗🔉

た・ゆ 【絶ゆ】 (動ヤ下二) ⇒たえる

ぜつえん【絶縁】(和英)🔗🔉

ぜつえん【絶縁】 《電》insulation.〜する break[sever]one's connection;《電》insulate.→英和 ‖絶縁体 an insulator.絶縁テープ an insulating[<米>a friction]tape.

ぜっか【絶佳の】(和英)🔗🔉

ぜっか【絶佳の】 superb.→英和

ぜっかい【絶海の孤島】(和英)🔗🔉

ぜっかい【絶海の孤島】 a solitary island (in the distant sea).

たえいる【絶え入るばかりに】(和英)🔗🔉

たえいる【絶え入るばかりに】 as if one's heart would break.

たえざる【絶えざる】(和英)🔗🔉

たえざる【絶えざる】 constant;→英和 continual;→英和 ceaseless.→英和

たえず【絶えず】(和英)🔗🔉

たえず【絶えず】 all the time;→英和 always;→英和 continually;→英和 constantly.

たえだえ【絶え絶えに】(和英)🔗🔉

たえだえ【絶え絶えに】 faintly;feebly.

たえて【絶えて】(和英)🔗🔉

たえて【絶えて】 never;→英和 at all.

たえはてる【絶え果てる】(和英)🔗🔉

たえはてる【絶え果てる】 become extinct;die out.

たえま【絶え間】(和英)🔗🔉

たえま【絶え間】 an interval;→英和 a break;→英和 a rift.→英和 〜ない(なく) continual(ly);→英和 ceaseless(ly);→英和 incessant(ly).→英和

たえる【絶える】(和英)🔗🔉

たえる【絶える】 cease (to exist);→英和 die out;(come to an) end;→英和 be cut off (中断).

たつ【絶つ】(和英)🔗🔉

たつ【絶つ】 (1)[やめる]give up.(2)[絶交]break (off) with. (3)[命を]kill;→英和 root[wipe]out (絶滅).

たやす【絶やす】(和英)🔗🔉

たやす【絶やす】 root out (絶滅);put an end to;be[run]out of (切らす).

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