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広辞苑の検索結果 (91)
ぜ‐く【絶句】🔗⭐🔉
ぜ‐く【絶句】
ゼックの促音ツを表記しない形。源氏物語少女「ただの人は、おとどを始め奉りて、―作りて」
ぜつ【絶】🔗⭐🔉
ぜつ【絶】
①はなはだしいさま。「―不調」
②漢詩の絶句の略。
ぜつ‐い【絶異】🔗⭐🔉
ぜつ‐い【絶異】
他にぬきんでてすぐれていること。
ぜつ‐いき【絶域】‥ヰキ🔗⭐🔉
ぜつ‐いき【絶域】‥ヰキ
遠く離れた土地。遠い外国。
ぜつ‐えん【絶遠】‥ヱン🔗⭐🔉
ぜつ‐えん【絶遠】‥ヱン
きわめて遠いこと。はるかにかけはなれていること。
ぜつ‐えん【絶縁】🔗⭐🔉
ぜつ‐えん【絶縁】
①縁をきること。関係を絶つこと。「―状」
②〔理〕導体間に絶縁体を挿入して、電気または熱の伝導を断つこと。
⇒ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】
⇒ぜつえん‐せん【絶縁線】
⇒ぜつえん‐たい【絶縁体】
⇒ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】
⇒ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】
⇒ぜつえん‐ゆ【絶縁油】
ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】‥レウ🔗⭐🔉
ぜつえん‐ざいりょう【絶縁材料】‥レウ
導体を絶縁するために使用する物質。空気・紙・ガラス・プラスチック・磁器・雲母・油・ワニスなど。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐せん【絶縁線】🔗⭐🔉
ぜつえん‐せん【絶縁線】
絶縁体で覆った電線。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐たい【絶縁体】🔗⭐🔉
ぜつえん‐たい【絶縁体】
電気または熱が極めて流れにくい物体。雲母やガラスなど。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】‥カウ🔗⭐🔉
ぜつえん‐ていこう【絶縁抵抗】‥カウ
絶縁された2導体間の電気抵抗。絶縁程度の良否を示す。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】‥レウ🔗⭐🔉
ぜつえん‐とりょう【絶縁塗料】‥レウ
電気絶縁性のある塗料。併せて耐熱性、たわみに強いことなどが求められる。導線の表面やコイルの間隙などに用いる。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜつえん‐ゆ【絶縁油】🔗⭐🔉
ぜつえん‐ゆ【絶縁油】
電気機械・器具の絶縁材料とする精製油。主として鉱物性の油を使用。
⇒ぜつ‐えん【絶縁】
ぜっ‐か【絶佳】🔗⭐🔉
ぜっ‐か【絶佳】
すぐれてよいこと。すぐれて美しいこと。「風光―」
ぜっ‐かい【絶海】🔗⭐🔉
ぜっ‐かい【絶海】
遠く陸地を離れた海。「―の孤島」
ぜつ‐がい【絶崖】🔗⭐🔉
ぜつ‐がい【絶崖】
きりたったようにそびえる岸。きりぎし。がけ。
ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】🔗⭐🔉
ぜっかい‐ちゅうしん【絶海中津】
室町前期の臨済宗の僧。京都五山の学僧。土佐の人。夢窓疎石に師事。1368年(応安1)入明にゅうみん。詩は雄渾荘重で、義堂周信と並称。詩文集「蕉堅藁」のほか「絶海和尚語録」がある。(1336〜1405)
○切匙で腹を切るせっかいではらをきる
不可能なことのたとえ。
⇒せっ‐かい【狭匙・切匙】
ぜつ‐がく【絶学】🔗⭐🔉
ぜつ‐がく【絶学】
①中途で廃絶し後世に伝わらない学問。
②勉学をやめること。〈日葡辞書〉
ぜっ‐き【絶奇】🔗⭐🔉
ぜっ‐き【絶奇】
甚だめずらしいこと。奇絶。
ぜつ‐ぎ【絶技】🔗⭐🔉
ぜつ‐ぎ【絶技】
極めてすぐれた技術。はなれわざ。
ぜっ‐きょう【絶叫】‥ケウ🔗⭐🔉
ぜっ‐きょう【絶叫】‥ケウ
声の限り叫ぶこと。また、その叫び。
ぜっ‐きょう【絶境】‥キヤウ🔗⭐🔉
ぜっ‐きょう【絶境】‥キヤウ
人里はなれた土地。
ぜっ‐く【絶句】🔗⭐🔉
ぜっ‐く【絶句】
①漢詩形の一つ。4句から成る。1句が五言または七言からなる(まれに六言のものもある)。六朝の民歌に源を発し、唐初に確立、盛唐に至って盛行。
②話の途中で言葉に詰まること。演劇の台詞せりふや演説・誦読などで、中途でつかえて言句の出ないこと。「突然の知らせに―する」
ぜつ‐ぐん【絶群】🔗⭐🔉
ぜつ‐ぐん【絶群】
多くのものの中でとりわけすぐれていること。抜群。
ぜっ‐け【絶家】🔗⭐🔉
ぜっ‐け【絶家】
相続者がないために家系が絶えること。また、その家。ぜっか。
ぜっ‐けい【絶景】🔗⭐🔉
ぜっ‐けい【絶景】
すぐれた景色。「―かな、―かな」
ぜっ‐けん【絶険】🔗⭐🔉
ぜっ‐けん【絶険】
きわめてけわしいこと。
ぜつ‐げん【絶弦・絶絃】🔗⭐🔉
ぜつ‐げん【絶弦・絶絃】
[呂氏春秋本味](「断琴の交わり」の故事から)知己に死別すること。その悲しみ。伯牙絶弦。
ぜっ‐こ【絶戸】🔗⭐🔉
ぜっ‐こ【絶戸】
律令制で、戸主が死亡してその家をつぐべき者がない家。ぜっけ。
⇒ぜっこ‐でん【絶戸田】
ぜつ‐ご【絶後】🔗⭐🔉
ぜつ‐ご【絶後】
①この後にまたと同じ例がないと思われること。「空前―」
②息がたえた後。「―に蘇よみがえる」
ぜっ‐こう【絶交】‥カウ🔗⭐🔉
ぜっ‐こう【絶交】‥カウ
仲たがいをして交際を絶つこと。「親友と―する」
ぜっ‐こう【絶好】‥カウ🔗⭐🔉
ぜっ‐こう【絶好】‥カウ
ある事をするのに極めて都合がよいこと。「―の遠足日和」「―の機会」
ぜっ‐こうちょう【絶好調】‥カウテウ🔗⭐🔉
ぜっ‐こうちょう【絶好調】‥カウテウ
この上なく好調であること。「―を維持する」
ぜっこ‐でん【絶戸田】🔗⭐🔉
ぜっこ‐でん【絶戸田】
死亡によって戸口の絶えた口分田くぶんでん。のちには在地の有力者の隠田となることもあった。
⇒ぜっ‐こ【絶戸】
ぜっ‐さん【絶賛・絶讃】🔗⭐🔉
ぜっ‐さん【絶賛・絶讃】
この上なくほめること。絶大の讃美。「―を博す」
ぜっ‐しゅう【絶秀】‥シウ🔗⭐🔉
ぜっ‐しゅう【絶秀】‥シウ
極めてすぐれていること。
ぜっ‐しょ【絶所】🔗⭐🔉
ぜっ‐しょ【絶所】
高い崖などがそびえて道路の絶えたところ。
ぜっ‐しょう【絶笑】‥セウ🔗⭐🔉
ぜっ‐しょう【絶笑】‥セウ
おおわらいすること。大笑。
ぜっ‐しょう【絶唱】‥シヤウ🔗⭐🔉
ぜっ‐しょう【絶唱】‥シヤウ
①極めてすぐれた詩や歌。「和泉式部の―」
②声をかぎりに感情をこめて歌うこと。
ぜっ‐しょう【絶勝】🔗⭐🔉
ぜっ‐しょう【絶勝】
①極めてすぐれていること。
②地勢や景色の極めてすぐれた地。
ぜっ‐しょく【絶色】🔗⭐🔉
ぜっ‐しょく【絶色】
すぐれてよい容色。類のない容色。
ぜっ‐しょく【絶食】🔗⭐🔉
ぜっ‐しょく【絶食】
食物を絶つこと。食物を体内に入れないこと。断食だんじき。「胃の検査のため―する」
⇒ぜっしょく‐りょうほう【絶食療法】
ぜっしょく‐りょうほう【絶食療法】‥レウハフ🔗⭐🔉
ぜっしょく‐りょうほう【絶食療法】‥レウハフ
食を絶って胃病などを治療する方法。飢餓療法。断食療法。
⇒ぜっ‐しょく【絶食】
ぜつ‐じん【絶尽】🔗⭐🔉
ぜつ‐じん【絶尽】
絶えつきること。たやしつくすこと。絶滅。
ぜつ‐じん【絶塵】‥ヂン🔗⭐🔉
ぜつ‐じん【絶塵】‥ヂン
[荘子田子方「夫子奔逸絶塵すれば、而すなわち回や後に瞠若たり」](走ることがきわめて速く、ちり一つたてない意)塵外に超然としていること。俗世間との縁を絶つこと。塵ちりを絶たつ。
ぜっ・する【絶する】🔗⭐🔉
ぜっ・する【絶する】
〔自サ変〕[文]絶す(サ変)
①絶える。つきる。
②はるかにこえる。かけはなれる。「言語に―・する」「想像を―・する」
ぜっ‐せい【絶世】🔗⭐🔉
ぜっ‐せい【絶世】
世に比較するもののないこと。並はずれていること。「―の美人」
ぜっ‐そく【絶息】🔗⭐🔉
ぜっ‐そく【絶息】
①息のたえること。絶命。
②たえやむこと。
ぜつ‐ぞく【絶俗】🔗⭐🔉
ぜつ‐ぞく【絶俗】
①俗事からかけはなれて関係しないこと。
②凡俗よりすぐれまさること。脱俗。
ぜっ‐たい【絶対】🔗⭐🔉
ぜっ‐たい【絶対】
①他に並ぶもののないこと。他との比較・対立を絶していること。一切他から制限・拘束されないこと。「―の地位を保つ」「―の真理」
②決して。断じて。どんなことがあっても必ず。「―間違いはない」「―に許さない」
③〔哲〕(the absoluteの訳語)(→)絶対者に同じ。↔相対。
⇒ぜったい‐あんせい【絶対安静】
⇒ぜったい‐あんてい‐たすう【絶対安定多数】
⇒ぜったい‐おんがく【絶対音楽】
⇒ぜったい‐おんかん【絶対音感】
⇒ぜったい‐おんど【絶対温度】
⇒ぜったい‐がいねん【絶対概念】
⇒ぜったい‐くんしゅせいたい【絶対君主政体】
⇒ぜったい‐けいご【絶対敬語】
⇒ぜったい‐けん【絶対権】
⇒ぜったい‐し【絶対視】
⇒ぜったい‐しつど【絶対湿度】
⇒ぜったい‐しゃ【絶対者】
⇒ぜったい‐しゅぎ【絶対主義】
⇒ぜったい‐じょうしょう‐げんど【絶対上昇限度】
⇒ぜったい‐せいしん【絶対精神】
⇒ぜったい‐たすう【絶対多数】
⇒ぜったい‐たんいけい【絶対単位系】
⇒ぜったい‐ち【絶対知】
⇒ぜったい‐ち【絶対値】
⇒ぜったい‐てき【絶対的】
⇒ぜったいてき‐かんねんろん【絶対的観念論】
⇒ぜったいてき‐じょうよかち【絶対的剰余価値】
⇒ぜったいてき‐ひていせい【絶対的否定性】
⇒ぜったい‐とうきゅう【絶対等級】
⇒ぜったい‐に【絶対に】
⇒ぜったい‐ねんだい【絶対年代】
⇒ぜったい‐ひょうか【絶対評価】
⇒ぜったい‐りょう【絶対量】
⇒ぜったい‐れいど【絶対零度】
ぜったい‐あんせい【絶対安静】🔗⭐🔉
ぜったい‐あんせい【絶対安静】
重篤の人が、見舞客との面会も断り安静に寝ていること。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐あんてい‐たすう【絶対安定多数】🔗⭐🔉
ぜったい‐あんてい‐たすう【絶対安定多数】
衆議院の常任委員会の委員長を独占したうえで、各委員会の委員数でも過半数を占めるのに必要な議席数。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐おんがく【絶対音楽】🔗⭐🔉
ぜったい‐おんがく【絶対音楽】
文学的内容・絵画的描写など音楽外の観念や表象と直接結びついた標題音楽に対し、純粋に音の構築物として作曲された音楽。19世紀に提示された概念。純粋音楽。絶対楽。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐おんかん【絶対音感】🔗⭐🔉
ぜったい‐おんかん【絶対音感】
音の絶対音高を認知識別する能力。↔相対音感。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐おんど【絶対温度】‥ヲン‥🔗⭐🔉
ぜったい‐おんど【絶対温度】‥ヲン‥
原子・分子の熱運動が全くなくなり、完全に静止すると考えられる温度を最低の0度、水の三重点を273.16度と定め、目盛間隔はセ氏のそれと同じにとった温度目盛。ケルヴィンがはじめて導入した。数値の後にK(ケルビン)をつけて表す。セ氏t度、絶対温度Tの間には、
T=t+273.15
の関係がある。ケルヴィン温度。熱力学的温度。→三重点。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐がいねん【絶対概念】🔗⭐🔉
ぜったい‐がいねん【絶対概念】
それ自体で独立的に意味の明らかな概念。家・人など。他の概念と関連させて初めて明らかとなる男・女などの相対概念に対立する。ただし、概念はその性質上相対的であるから、両者の区別は比較上のものである。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐くんしゅせいたい【絶対君主政体】🔗⭐🔉
ぜったい‐くんしゅせいたい【絶対君主政体】
絶対主義1による君主政体。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐けいご【絶対敬語】🔗⭐🔉
ぜったい‐けいご【絶対敬語】
ある人に対しては、当人を含め誰からも、どの場面でも、一定の敬語が用いられるという敬語の用法。日本語では、古く、神や天皇に使われたとされる。朝鮮語の敬語は絶対敬語の一種。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐けん【絶対権】🔗⭐🔉
ぜったい‐けん【絶対権】
〔法〕債権のように特定人(債務者)に対してしか主張しえない権利とは異なり、所有権や人格権のように天下万人に対して主張しうる権利。対世権。↔相対権。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐し【絶対視】🔗⭐🔉
ぜったい‐し【絶対視】
比類なく隔絶したものとみなすこと。「調査結果を―する」
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐しつど【絶対湿度】🔗⭐🔉
ぜったい‐しつど【絶対湿度】
「湿度」参照。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐しゃ【絶対者】🔗⭐🔉
ぜったい‐しゃ【絶対者】
〔哲〕絶対的なもの。宇宙の根底として無条件・無制約・純粋・完全で、自ら独立に存在する唯一の最高存在。形而上学的にはおおむね神の観念と同一。無制約者。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐しゅぎ【絶対主義】🔗⭐🔉
ぜったい‐しゅぎ【絶対主義】
(absolutism)
①君主に至上の権力を付与する専制的な政治形態。ヨーロッパ近世に見られ、封建的貴族領主に対する王の統一権力が成立しながら他方で身分制を保存する故に、封建制から資本主義的近代国家への過渡期に位置づけられる。
②〔哲〕
㋐ヘーゲルおよびその流れをくむ絶対的観念論の形而上学を指す。
㋑絶対的な真理を認める認識論。また、絶対的な価値規準を認める立場。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐じょうしょう‐げんど【絶対上昇限度】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
ぜったい‐じょうしょう‐げんど【絶対上昇限度】‥ジヤウ‥
空気中の酸素を利用する発動機による飛行機で、上昇率がゼロとなる高度。高空に昇るに従って空気密度の低下のため、出力が減少し上昇率も減少することによる。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐せいしん【絶対精神】🔗⭐🔉
ぜったい‐せいしん【絶対精神】
(absoluter Geist ドイツ)ヘーゲル哲学の用語。人間の主観的精神が、さまざまな対立を克服し、自由な主体的意識を獲得した段階をさす。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐ぜつめい【絶体絶命】🔗⭐🔉
ぜったい‐ぜつめい【絶体絶命】
体も命も極まるほどの、とうていのがれられない困難な場合・立場にあること。のっぴきならない場合。浮世草子、新色五巻書「来月は―、其の身を失ひ命終る月ぞかし」。「―の危機」
ぜったい‐たすう【絶対多数】🔗⭐🔉
ぜったい‐たすう【絶対多数】
(単に多いだけでなく)全体の中の過半数をこえること。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐たんいけい【絶対単位系】‥ヰ‥🔗⭐🔉
ぜったい‐たんいけい【絶対単位系】‥ヰ‥
基本単位と組立単位とから成る単位系。国際単位系(SI)やCGS単位系など。実用的な単位系と区別して用いる。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐ち【絶対知】🔗⭐🔉
ぜったい‐ち【絶対知】
(absolutes Wissen ドイツ)シェリングやヘーゲルの用語。主観と客観とがもはや対立せず、同一であるような最高の知識(哲学知)。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐ち【絶対値】🔗⭐🔉
ぜったい‐ち【絶対値】
aが実数である時、aが正または零ならばa自身を、aが負ならば−aをaの絶対値といい|a|で表す。aが複素数α+βiである時、複素平面で示した原点からその点までの距離、すなわち√(α2+β2)
をいう。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
をいう。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐てき【絶対的】🔗⭐🔉
ぜったい‐てき【絶対的】
何物とも比較したり置き換えたりできず、また、他からどんな制約もうけないさま。「―な権力」↔相対的。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったいてき‐かんねんろん【絶対的観念論】‥クワン‥🔗⭐🔉
ぜったいてき‐かんねんろん【絶対的観念論】‥クワン‥
(absoluter Idealismus ドイツ)シェリングは、精神の哲学としての観念論のみを立てるフィヒテに対して、自然の哲学としての実在論を対置し、精神と自然が根源的には同一であるとする自らの立場を絶対的観念論と呼んだ。ヘーゲルもカントの観念論をなお主観的として自らの立場を絶対的観念論とするが、シェリングには単に同一性の主張があるだけで論証がないとして絶対精神の弁証法を展開した。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったいてき‐じょうよかち【絶対的剰余価値】🔗⭐🔉
ぜったいてき‐じょうよかち【絶対的剰余価値】
剰余価値の一形態。労働時間の延長によって生産される剰余価値。↔相対的剰余価値。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったいてき‐ひていせい【絶対的否定性】🔗⭐🔉
ぜったいてき‐ひていせい【絶対的否定性】
〔哲〕(absolute Negativität ドイツ)弁証法において、定立をそれと同じ段階において否定する(相対否定)のではなく、定立とそれの否定(矛盾)とを共に高次の段階へ絶対的に止揚すること。否定の否定。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐とうきゅう【絶対等級】‥キフ🔗⭐🔉
ぜったい‐とうきゅう【絶対等級】‥キフ
天体を10パーセク(約33光年)の距離から見たとした時の明るさを等級で表したもの。太陽の絶対等級は4.8等。→視等級。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
ぜったい‐に【絶対に】🔗⭐🔉
ぜったい‐に【絶対に】
〔副〕
どういう場合にも。断じて。決して。
⇒ぜっ‐たい【絶対】
たえ‐い・る【絶え入る】🔗⭐🔉
たえ‐い・る【絶え入る】
〔自五〕
①息が絶える。死ぬ。竹取物語「書きはつると―・り給ひぬ」。「―・るばかりに泣く」
②気絶する。大鏡時平「臆病にやがて―・り給へば」
たえ‐こが・る【絶え焦る】🔗⭐🔉
たえ‐こが・る【絶え焦る】
〔自下二〕
死ぬ程こがれる。深く恋い慕う。謡曲、生田敦盛「袂に縋り―・れ泣く」
たえ‐こも・る【絶え籠る】🔗⭐🔉
たえ‐こも・る【絶え籠る】
〔自四〕
世の中との縁を絶ってひきこもる。一説に、堪え忍んでこもる。源氏物語若菜上「ただかの―・りにたる山住みを」
たえ・す【絶えす】🔗⭐🔉
たえ・す【絶えす】
[一]〔自サ変〕
絶えるようになる。絶える。万葉集14「玉藻こそ引けば―・すれあどか―・せむ」
[二]〔他四〕
絶えるようにする。絶やす。西鶴織留6「紙入れに金銀を―・さず」
たえ‐ず【絶えず】🔗⭐🔉
たえ‐ず【絶えず】
〔副〕
絶えることなく続いて。常に。いつも。「技術は―進歩している」
たえ‐だえ【絶え絶え】🔗⭐🔉
たえ‐だえ【絶え絶え】
絶えようとしてわずかに続いているさま。時々絶えるさま。とぎれとぎれ。源氏物語桐壺「―にまかで給へど」。「息も―になる」
たえだえ・し【絶え絶えし】🔗⭐🔉
たえだえ・し【絶え絶えし】
〔形シク〕
いかにも絶えそうである。撰集抄「世の中のいとど―・しさに」
たえ‐て【絶えて】🔗⭐🔉
たえ‐て【絶えて】
〔副〕
①(下に打消の語を伴って)
㋐(途切れてから二度となくの気持)すこしも。ちっとも。全く。全然。古今和歌集春「世の中に―桜のなかりせば春の心はのどけからまし」。源氏物語浮舟「わりなう問ひ給へど、その御いらへは―せず」。「―怒ることはない」
㋑(途切れたまま)ずっと。「―久しくお目にかかりません」
②特に。まったく。本当に。古今和歌集六帖5「まてといはば―かしこし」
たえ‐は・てる【絶え果てる】🔗⭐🔉
たえ‐は・てる【絶え果てる】
〔自下一〕[文]たえは・つ(下二)
①全く絶える。すっかり無くなる。後撰和歌集恋「―・つるものとは見つつささがにの糸を頼める心細さよ」
②全く息が切れる。死んでしまう。源氏物語桐壺「夜中、打ち過ぐる程になむ―・て給ひぬるとて」
たえ‐ま【絶え間】🔗⭐🔉
たえ‐ま【絶え間】
絶えているあいだ。切れ間。「―なく雨が降る」
た・える【絶える】🔗⭐🔉
た・える【絶える】
〔自下一〕[文]た・ゆ(下二)
続いているものが途中でぷっつり切れる意。
①途中で切れる。切れてつづかない。万葉集14「埼玉の津に居る船の風をいたみ綱は―・ゆとも言ことな―・えそね」
②尽きる。ほろびる。万葉集17「行く水の―・ゆることなく」。「血筋が―・える」「心配が―・えない」
③息が無くなる。気絶する。死ぬ。山家集「琴の音に涙を添へて流すかな―・えなましかばと思ふあはれに」
④止む。交通がやむ。「人通りが―・える」
⑤(人との)交わりが切れる。関係が切れる。伊勢物語「はかなくて―・えにけるなか、猶や忘れざりけん」
た・つ【絶つ・断つ・截つ】🔗⭐🔉
た・つ【絶つ・断つ・截つ】
〔他五〕
一本に続こうとするつながりを途中で切る意。
①続けていたものをやめる。万葉集17「―・ちたる恋の繁きころかも」。日葡辞書「サケヲタツ」「サケ・ユヲタツ」。「食を―・つ」
②続いていることをたやす。後拾遺和歌集冬「さびしさに煙をだにも―・たじとや」
③終わらせる。亡ぼす。万葉集20「おほろかに心思ひてむなことも祖おやの名―・つな」。日葡辞書「イノチヲタツ」「ヒトノタネヲタツ」。「望みを―・つ」
④切り放す。切断する。万葉集20「厩なる縄―・つ駒の後るがへ」。日葡辞書「ノ(箆)ヲ、また、ヤノ(矢箆)ヲタツ」。「鎖を―・つ」
⑤(「裁つ」と書く)布を衣服にするためにきりそろえる。万葉集7「夏蔭のつまやの下に衣きぬ―・つ吾妹裏まけてわがため―・たばやや大に―・て」。日葡辞書「キルモノヲタツ」「イシャウヲタチヌウ」
⑥さえぎる。隔てる。徒然草「此所を切れ、彼所を―・て」。「敵の退路を―・つ」「交際を―・つ」
◇「絶」は、終わらせる、以後続かないの意味合いで使うことが多く、「断」は、切断する、さえぎる、やめるなどの場合にふつう使われる。
たや・す【絶やす】🔗⭐🔉
たや・す【絶やす】
〔他五〕
①絶えるようにする。絶つ。曾我物語8「今よりはじめて、互ひの遺恨を―・して、親子の契たるべしとて」。「害虫を―・す」
②なくなったままに捨てておく。きらす。「花を―・したことがない」「笑顔を―・さない」
[漢]絶🔗⭐🔉
絶 字形
筆順
〔糸部6画/12画/教育/3268・4064〕
[
] 字形
〔糸部6画/12画〕
〔音〕ゼツ(呉)
〔訓〕たえる・たやす・たつ
[意味]
①たやす。たちきる。たえる。切れる。なくなる。「絶滅・絶望・断絶・気絶・韋編いへん三絶」。やめる。「絶食・絶交・廃絶」
②へだてる。「拒絶・謝絶」
③かけはなれる。きわまる。「言語に絶する」「想像を絶する」「隔絶・超絶・絶海・絶頂・絶体絶命」
④なみはずれて(すぐれて)いる。この上ない。はなはだ。「絶大・絶叫・絶好調・絶品・絶景」
⑤「絶句」①の略。「七絶(=七言絶句)」
[解字]
形声。「糸」+「刀」+音符「卩」。糸を刀でたち切る、中断する意。
[下ツキ
哀絶・韋編三絶・隔絶・冠絶・気絶・義絶・拒絶・禁絶・懸絶・五絶・根絶・七絶・謝絶・凄絶・壮絶・卓絶・断絶・中絶・超絶・途絶・杜絶・廃絶・悶絶
筆順
〔糸部6画/12画/教育/3268・4064〕
[
] 字形
〔糸部6画/12画〕
〔音〕ゼツ(呉)
〔訓〕たえる・たやす・たつ
[意味]
①たやす。たちきる。たえる。切れる。なくなる。「絶滅・絶望・断絶・気絶・韋編いへん三絶」。やめる。「絶食・絶交・廃絶」
②へだてる。「拒絶・謝絶」
③かけはなれる。きわまる。「言語に絶する」「想像を絶する」「隔絶・超絶・絶海・絶頂・絶体絶命」
④なみはずれて(すぐれて)いる。この上ない。はなはだ。「絶大・絶叫・絶好調・絶品・絶景」
⑤「絶句」①の略。「七絶(=七言絶句)」
[解字]
形声。「糸」+「刀」+音符「卩」。糸を刀でたち切る、中断する意。
[下ツキ
哀絶・韋編三絶・隔絶・冠絶・気絶・義絶・拒絶・禁絶・懸絶・五絶・根絶・七絶・謝絶・凄絶・壮絶・卓絶・断絶・中絶・超絶・途絶・杜絶・廃絶・悶絶
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ぜつ-あい【絶愛】🔗⭐🔉
ぜつ-あい [0] 【絶愛】 (名)スル
非常に愛すること。「清高幽雅の観念を啓発せしむるもの,―するに堪へたり/日本風景論(重昂)」
ぜつ-いき【絶域】🔗⭐🔉
ぜつ-いき ―
キ [0] 【絶域】
遠く離れた土地。遠い外国。「博陸を海城の―に流し奉る/平家 7」
キ [0] 【絶域】
遠く離れた土地。遠い外国。「博陸を海城の―に流し奉る/平家 7」
ぜつ-えい【絶詠】🔗⭐🔉
ぜつ-えい [0] 【絶詠】
死ぬまぎわに詠んだ短歌や俳句。絶吟。
ぜつ-えん【絶遠】🔗⭐🔉
ぜつ-えん ―
ン [0] 【絶遠】
非常に遠いこと。また,その土地。「―の東洋に一新文明国を開き/福翁自伝(諭吉)」
ン [0] 【絶遠】
非常に遠いこと。また,その土地。「―の東洋に一新文明国を開き/福翁自伝(諭吉)」
ぜつ-えん【絶縁】🔗⭐🔉
ぜつ-えん [0] 【絶縁】 (名)スル
(1)縁を切ること。関係を断ち切ること。「彼とは―した」
(2)不導体によって,電気や熱が通じるのを断つこと。
ぜつえん-じょう【絶縁状】🔗⭐🔉
ぜつえん-じょう ―ジヤウ [0] 【絶縁状】
縁を絶つことを通告する手紙。
ぜつえん-たい【絶縁体】🔗⭐🔉
ぜつえん-たい [0] 【絶縁体】
電気または熱を通さない物体。絶縁物。
ぜつえん-ていこう【絶縁抵抗】🔗⭐🔉
ぜつえん-ていこう ―カウ [5] 【絶縁抵抗】
絶縁体で絶縁された二導体間の電気抵抗。
ぜつえん-ぶつ【絶縁物】🔗⭐🔉
ぜつえん-ぶつ [3] 【絶縁物】
⇒絶縁体(ゼツエンタイ)
ぜつえん-ゆ【絶縁油】🔗⭐🔉
ぜつえん-ゆ [3] 【絶縁油】
電気の絶縁や発生熱の冷却のために,コンデンサー・変圧器・ケーブル等に用いられる油。原油から得られる鉱油と合成油がある。
ぜっ-か【絶佳】🔗⭐🔉
ぜっ-か [1] 【絶佳】 (名・形動)[文]ナリ
非常にすぐれている・こと(さま)。「風景―なる川原/日光山の奥(花袋)」
ぜっ-かい【絶快】🔗⭐🔉
ぜっ-かい ―クワイ [0] 【絶快】
この上なくこころよいこと。「快活―の物語/小説神髄(逍遥)」
ぜっ-かい【絶海】🔗⭐🔉
ぜっ-かい [0] 【絶海】
陸地からはるか離れた海。遠海。「―の孤島」
ぜつ-がい【絶崖】🔗⭐🔉
ぜつ-がい [0] 【絶崖】
切り立ってそびえる崖。絶壁。
ぜっかい-ちゅうしん【絶海中津】🔗⭐🔉
ぜっかい-ちゅうしん 【絶海中津】
(1336-1405) 室町初期の臨済宗の僧。土佐の人。夢窓疎石に師事。1368年入明(ニユウミン)。帰国後足利義満に仕え,等持寺・相国寺などの住持を歴任。義堂周信とともに五山文学の二大権威。著書に漢詩文集「蕉堅稿(シヨウケンコウ)」のほか,「絶海和尚語録」など。
ぜっ-き【絶奇】🔗⭐🔉
ぜっ-き [1] 【絶奇】 (名・形動)[文]ナリ
大変めずらしい・こと(さま)。奇絶。「かかる―の風景あらんとは/日光山の奥(花袋)」
ぜつ-ぎ【絶技】🔗⭐🔉
ぜつ-ぎ [1] 【絶技】
非常にすぐれたわざ。はなれわざ。
ぜっ-きょう【絶叫】🔗⭐🔉
ぜっ-きょう ―ケウ [0] 【絶叫】 (名)スル
ありったけの声を出して叫ぶこと。「恐怖のあまり―する」
ぜっ-きょう【絶境】🔗⭐🔉
ぜっ-きょう ―キヤウ [0] 【絶境】
人里から遠く隔たった土地。人跡未踏の地。
ぜつ-ぎん【絶吟】🔗⭐🔉
ぜつ-ぎん [0] 【絶吟】
「絶詠(ゼツエイ)」に同じ。
ぜっ-く【絶句】🔗⭐🔉
ぜっ-く [0] 【絶句】 (名)スル
(1)話や台詞(セリフ)の途中で言葉につまること。「突然の知らせにしばし―する」
(2)漢詩の近体詩の一種で,起・承・転・結の四句からなる定型詩。五言絶句と七言絶句とがある。唐代に,韻律を整えた近体詩として成立し,律詩とともに典型的な詩形となった。その平仄(ヒヨウソク)法が律詩の前半または後半と同じであるところから,「小律詩」とも呼ばれる。
ぜっ-け【絶家】🔗⭐🔉
ぜっ-け [0] 【絶家】 (名)スル
跡継ぎがなくて家が絶えてしまうこと。また,その家。ぜっか。「親元―してよるべなきまま/怪談牡丹灯籠(円朝)」
ぜっ-けい【絶景】🔗⭐🔉
ぜっ-けい [0] 【絶景】
ほかにたとえようもない,すばらしい景色。「天下の―」
ぜつ-げん【絶弦・絶絃】🔗⭐🔉
ぜつ-げん [0] 【絶弦・絶絃】
〔琴の名手,伯牙が自分の琴の音を理解してくれた友人鍾子期の死後,琴の弦を絶って再び弾かなかったという「呂氏春秋(本味)」の故事から〕
親友に死別すること。
ぜっ-こ【絶戸】🔗⭐🔉
ぜっ-こ [0] 【絶戸】
律令制で,全戸口が死に,相続者がなく絶えた家。
ぜっこ-でん【絶戸田】🔗⭐🔉
ぜっこ-でん [3] 【絶戸田】
絶戸の口分田。官に収公されるべきものであるが,在地の有力者に隠田(オンデン)として私有される場合が多かった。
ぜっ-こ【絶呼】🔗⭐🔉
ぜっ-こ [1] 【絶呼】 (名)スル
声の限りに叫ぶこと。「英気我に溢れて快を―せしめ/基督信徒の慰(鑑三)」
ぜつ-ご【絶後】🔗⭐🔉
ぜつ-ご [0] 【絶後】
(1)将来二度と同じことが起こらないこと。「空前―の事件」
(2)息が絶えたのち。「―に再び蘇へる底(テイ)の気魄がなければ駄目だ/吾輩は猫である(漱石)」
ぜっ-こう【絶交】🔗⭐🔉
ぜっ-こう ―カウ [0] 【絶交】 (名)スル
仲たがいなどのため,今までの付き合いを断つこと。「君とは今日限り―する」
ぜっ-こう【絶好】🔗⭐🔉
ぜっ-こう ―カウ [0] 【絶好】 (名・形動)[文]ナリ
(何かをするのに)この上なくよい・こと(さま)。「―の行楽日和だ」
ぜっ-こう【絶高】🔗⭐🔉
ぜっ-こう ―カウ [0] 【絶高】 (名・形動)[文]ナリ
この上なく高いこと。きわめて高大なこと。また,そのさま。「之れ―なる人情/欺かざるの記(独歩)」
ぜっ-こうちょう【絶好調】🔗⭐🔉
ぜっ-こうちょう ―カウテウ [3] 【絶好調】 (名・形動)
調子などが非常によい・こと(さま)。「今場所は―だ」
ぜっ-さん【絶賛・絶讃】🔗⭐🔉
ぜっ-さん [0] 【絶賛・絶讃】 (名)スル
絶大な賛美。また,この上なくほめること。「―を博する」「師が―した作品」
ぜっ-しょ【絶所】🔗⭐🔉
ぜっ-しょ [1] 【絶所】
崖や谷などによって道のとだえた所。
ぜっ-しょう【絶笑】🔗⭐🔉
ぜっ-しょう ―セウ [0] 【絶笑】 (名)スル
非常に笑うこと。大笑い。「官員其他見る人―し/新聞雑誌 40」
ぜっ-しょう【絶唱】🔗⭐🔉
ぜっ-しょう ―シヤウ [0] 【絶唱】 (名)スル
(1)非常にすばらしい詩や歌。「古今の―」
(2)力のこもった歌いぶりで歌うこと。熱唱。「―する歌手」
ぜっ-しょう【絶勝】🔗⭐🔉
ぜっ-しょう [0] 【絶勝】
(1)この上なく景色がすぐれていること。また,その地。「―の地」
(2)きわめてすぐれていること。「梅花の―たる月ケ瀬/日本風景論(重昂)」
ぜっ-しょく【絶色】🔗⭐🔉
ぜっ-しょく [0] 【絶色】 (名・形動ナリ)
たぐいまれな容色である・こと(さま)。「菊之丞が―なる事,兼てよりかくれなければ/滑稽本・根南志具佐」
ぜっ-しょく【絶食】🔗⭐🔉
ぜっ-しょく [0] 【絶食】 (名)スル
全く食物をとらないでいること。食を断つこと。断食(ダンジキ)。「二四時間―して検査を受ける」
ぜっしょく-りょうほう【絶食療法】🔗⭐🔉
ぜっしょく-りょうほう ―レウハフ [5] 【絶食療法】
食物をとらないで胃腸病などを治療する方法。飢餓療法。
ぜつ-じん【絶塵】🔗⭐🔉
ぜつ-じん ―ヂン [0] 【絶塵】
(1)俗世間との縁を切ること。絶俗。
(2)〔荘子(田子方)〕
速く走りちりひとつたてないこと。塵(チリ)を絶つ。
ぜっ・する【絶する】🔗⭐🔉
ぜっ・する [0][3] 【絶する】 (動サ変)[文]サ変 ぜつ・す
(1)たえる。なくなる。つきる。「書信ヲ―・スル/日葡」
(2)はるかに超える。かけ離れる。「想像を―・する」「言語に―・する」
ぜっ-せい【絶世】🔗⭐🔉
ぜっ-せい [0] 【絶世】
世にまたとないほどすぐれていること。ぜっせ。「―の美女」
ぜっ-そく【絶息】🔗⭐🔉
ぜっ-そく [0] 【絶息】 (名)スル
(1)息が絶えること。「十四日の午前七時に―した/渋江抽斎(鴎外)」
(2)絶えること。
ぜっ-たい【絶対】🔗⭐🔉
ぜっ-たい [0] 【絶対】 (名・形動)[文]ナリ
□一□
(1)他に並ぶものがないこと。何物にも比較されないこと。比較や対立を絶した存在であること。また,そのさま。「―の真理」
(2)一切他によって関与・制限されないこと。無条件。「上官の命令は―だ」「―の権力をもつ」
(3)〔哲〕「絶対者」に同じ。「唯一―の神」
⇔相対
〔absolute の訳語。明治期には「絶待」とも書かれた〕
□二□(副詞的に用いる。「に」を伴うこともある)どうしても。なにがなんでも。必ず。決して。「―間違いない」「―行かない」「―に反対する」
ぜったい-あんせい【絶対安静】🔗⭐🔉
ぜったい-あんせい [0][5] 【絶対安静】
重病のため歩行・会話を必要最小限に保ち,療養に専念する状態。
ぜったい-おんがく【絶対音楽】🔗⭐🔉
ぜったい-おんがく [5] 【絶対音楽】
文学・絵画などの音楽外的な内容とは一切かかわり合いをもたず,純粋に音の構成面だけを考えてつくられた音楽。
ぜったい-おんかん【絶対音感】🔗⭐🔉
ぜったい-おんかん [5] 【絶対音感】
任意の音の高さを,他の音との比較なしに知覚しうる能力。
→相対音感
ぜったい-おんど【絶対温度】🔗⭐🔉
ぜったい-おんど ―ヲン― [5] 【絶対温度】
個々の物質の特性に依存しない温度目盛りを理論的に定めた温度。熱力学第二法則に基づいて定める。単位はケルビン,記号 K 一気圧下の水の凝固点摂氏〇度は二七三・一五 K ,一〇〇度は三七三・一五 K 。ケルビン温度。
ぜったい-がいねん【絶対概念】🔗⭐🔉
ぜったい-がいねん [5] 【絶対概念】
それ自体で独立的に意味が決まる概念。「昼」「夜」のように他の概念との関連において意味が決まるものを相対概念とするのに対する。例えば,「家」とか「人」の類。
⇔相対概念
ぜったい-かかく【絶対価格】🔗⭐🔉
ぜったい-かかく [5] 【絶対価格】
⇒貨幣価格(カヘイカカク)
ぜったい-くんしゅせい【絶対君主制】🔗⭐🔉
ぜったい-くんしゅせい [0] 【絶対君主制】
「絶対主義{(2)}」に同じ。
ぜったい-けいご【絶対敬語】🔗⭐🔉
ぜったい-けいご [5] 【絶対敬語】
ある人に対しては,その人を含めてどの人からも,どの場面でも,常に一定の敬語をもって表現されるもの。神・天皇が自身に関して敬語を用いる奈良時代にこの傾向がみられる。
ぜったい-けん【絶対権】🔗⭐🔉
ぜったい-けん [3] 【絶対権】
〔法〕 すべての人に対して主張できる権利。物権・人格権など,特定の物ないし法益を直接に支配することを内容とする。対世権。
⇔相対権
ぜったい-ぜつめい【絶体絶命】🔗⭐🔉
ぜったい-ぜつめい [0] 【絶体絶命】
危険や困難からどうしても逃れることができないこと。追いつめられて進退きわまること。「―の窮地」
〔「絶体」「絶命」ともに九星占いでいう凶星の名〕
たえ-い・る【絶(え)入る】🔗⭐🔉
たえ-い・る [3][0] 【絶(え)入る】 (動ラ五[四])
息が絶える。死ぬ。また,気絶する。「―・りそうな声」「書き置きたる文など見るに,―・る心ちぞする/蜻蛉(上)」
たえ-ざる【絶えざる】🔗⭐🔉
たえ-ざる [3] 【絶えざる】 (連語)
休みない。間断のない。「―努力のたまもの」
たえ・す【絶えす】🔗⭐🔉
たえ・す 【絶えす】
■一■ (動サ変)
〔動詞「絶ゆ」の連用形に動詞「す」の付いた語〕
絶える。尽きる。なくなる。「―・せじのわが頼みにや/源氏(総角)」
■二■ (動サ四)
〔「たやす(絶)」の転〕
絶えるようにする。なくする。絶やす。「夏中(ゲチユウ)は毎日の花をつみ香を―・さず/浮世草子・五人女 5」
たえ-ず【絶えず】🔗⭐🔉
たえ-ず [1] 【絶えず】 (副)
動作などが切れ目なしに,または,繰り返して行われるさま。いつも。「―注意している」
たえ-だえ【絶え絶え】🔗⭐🔉
たえ-だえ [0][3] 【絶え絶え】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)今にも絶えそうな状態であるさま。とだえそうなさま。「息も―なようす」
(2)途中で切れてはまた続いているさま。とぎれとぎれ。「虫の声が―に聞こえる」
■二■ (副)
ほとんど絶えそうなさま。とぎれとぎれ。「山ふかみ春ともしらぬ松の戸に―かかる雪の玉水/新古今(春上)」
たえだえ・し【絶え絶えし】🔗⭐🔉
たえだえ・し 【絶え絶えし】 (形シク)
今にも絶えようとしている。とだえそうである。「中比なまめきたる女房,世の中―・しかりけるが/十訓 10」
たえ-て【絶えて】🔗⭐🔉
たえ-て [1] 【絶えて】 (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)まったく。少しも。全然。「そのような話は―聞かぬ」「世の中に―桜のなかりせば/伊勢 82」
(2)ある時点を境として,それ以後ずっと。「彼とは―久しく会っていない」
(3)のこらず。すっかり。「―忘れていた」
たえ-は・てる【絶(え)果てる】🔗⭐🔉
たえ-は・てる [0][4] 【絶(え)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 たえは・つ
(1)すっかりなくなってしまう。とだえる。「便りも―・てた」「全快する望はもう―・ててゐるやうな/すみだ川(荷風)」
(2)息が絶える。死ぬ。「夜中うち過ぐるほどになむ―・て給ひぬる/源氏(桐壺)」
たえ-ま【絶(え)間】🔗⭐🔉
たえ-ま [3] 【絶(え)間】
(1)続いている物事のとだえている間。あいま。「雨の―」
→絶え間無い
(2)とぎれている所。切れ間。切れ目。「雲の―」
たえま-な・い【絶(え)間無い】🔗⭐🔉
たえま-な・い [4] 【絶(え)間無い】 (形)[文]ク たえまな・し
とだえることがない。休みない。「―・く降り続く雨」「―・い努力」
た・える【絶える】🔗⭐🔉
た・える [2] 【絶える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 た・ゆ
(1)続いていた物事が途中で切れる。とぎれる。「人通りが―・える」
(2)さらに続くべきものが続かなくなる。つきる。「家系が―・える」
(3)命がなくなる。死ぬ。「たまきはる命―・えぬれ/万葉 905」
(4)縁が切れる。交わりがとだえる。「やがて其のままに,家にも行かずして―・えにけり/今昔 28」
〔「絶つ」に対する自動詞〕
た・つ【断つ・絶つ】🔗⭐🔉
た・つ [1] 【断つ・絶つ】 (動タ五[四])
(1)ひも状のものを切る。切断する。比喩的にも用いる。《断》「鎖を―・つ」「はらわたを―・つ思い」「悪の根を―・つ」
(2)必要な通路などを途中で通れないようにする。遮断する。《断》「補給路を―・つ」「退路を―・つ」
(3)生活費や原料の供給が行われないようにする。《絶》「石油の供給を―・つ」「親元からの送金を―・たれる」
(4)それまで続いていたことをそこでやめる。《絶》(ア)関係を解消する。「国交を―・つ」「 B 社との関係を一切―・つ」「きずなが―・たれる」(イ)「消息をたつ」「連絡をたつ」の形で,連絡がとれなくなることをいう。「冬の北アルプスで消息を―・った」「先月,ロンドンから電話をかけてきた後,連絡を―・った」(ウ)執着・欲望をなくする。「最後の望みを―・たれる」(エ)ある飲食物をとることやある行為をやめる。神仏にかけた願のかなうまで,など期間を限る場合にいうことが多い。《断》「酒を―・っている」「塩を―・つ」(オ)本来もっと続くものを自分で終わらせる。「みずから命を―・った」「参詣の人が跡を―・たない」「人の子は祖(オヤ)の名―・たず/万葉 4094」
〔「絶える」に対する他動詞〕
[可能] たてる
たや・す【絶やす】🔗⭐🔉
たや・す [2] 【絶やす】 (動サ五[四])
(1)絶えるようにする。絶つ。「子孫を―・す」「根ヲ―・ス/日葡」
(2)なくなったままにしておく。「火を―・さないようにする」
[可能] たやせる
ぜつえん【絶縁】(和英)🔗⭐🔉
ぜつえん【絶縁】
《電》insulation.〜する break[sever]one's connection;《電》insulate.→英和
‖絶縁体 an insulator.絶縁テープ an insulating[<米>a friction]tape.
ぜっか【絶佳の】(和英)🔗⭐🔉
ぜっか【絶佳の】
superb.→英和
ぜっかい【絶海の孤島】(和英)🔗⭐🔉
ぜっかい【絶海の孤島】
a solitary island (in the distant sea).
ぜっく【絶句する】(和英)🔗⭐🔉
ぜっく【絶句する】
break off in one's speech.
ぜっけい【絶景】(和英)🔗⭐🔉
ぜっけい【絶景】
a superb view;picturesque scenery.
ぜっこう【絶交する】(和英)🔗⭐🔉
ぜっこう【絶交する】
break off;cut one's acquaintance.
ぜっさん【絶賛する】(和英)🔗⭐🔉
ぜっさん【絶賛する】
extol;be loud in a person's praise.〜を博する win the highest praise.
ぜっしょう【絶唱】(和英)🔗⭐🔉
ぜっしょう【絶唱】
a superb[an excellent]poem.
ぜっしょう【絶勝(の地)】(和英)🔗⭐🔉
ぜっしょう【絶勝(の地)】
(a place of) superb scenic beauty.
ぜったい【絶対】(和英)🔗⭐🔉
ぜったいぜつめい【絶体絶命になる】(和英)🔗⭐🔉
ぜったいぜつめい【絶体絶命になる】
be driven to the wall[last ditch];→英和
become desperate.
たえいる【絶え入るばかりに】(和英)🔗⭐🔉
たえいる【絶え入るばかりに】
as if one's heart would break.
たえず【絶えず】(和英)🔗⭐🔉
たえだえ【絶え絶えに】(和英)🔗⭐🔉
たえだえ【絶え絶えに】
faintly;feebly.
たえて【絶えて】(和英)🔗⭐🔉
たえて【絶えて】
never;→英和
at all.
たえはてる【絶え果てる】(和英)🔗⭐🔉
たえはてる【絶え果てる】
become extinct;die out.
たえま【絶え間】(和英)🔗⭐🔉
たえる【絶える】(和英)🔗⭐🔉
たつ【絶つ】(和英)🔗⭐🔉
たつ【絶つ】
(1)[やめる]give up.(2)[絶交]break (off) with.
(3)[命を]kill;→英和
root[wipe]out (絶滅).
たやす【絶やす】(和英)🔗⭐🔉
たやす【絶やす】
root out (絶滅);put an end to;be[run]out of (切らす).
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