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ぜつ【絶】🔗🔉

ぜつ【絶】 (造) たちきる。やめる。また、たえる。なくなる。 「━交・━望・━滅」 「気━・断━」 こばむ。 「拒━・謝━」 遠くへだてる。 「━海」 「隔━」 他よりかけはなれてすぐれている。すばらしい。 「━景・━対・━品」 「卓━・超━」 この上なく。非常に。 「━叫・━好・━賛・━大」 「壮━」 五言または七言からなる漢詩の一体。 「五言━句・七言━句」

ぜつ‐えん【絶縁】🔗🔉

ぜつ‐えん【絶縁】 自サ変縁を断ち切ること。 「息子[世間]と━する」 「━状」 自他サ変導体の間に不導体を入れて、電気や熱の伝導を断ち切ること。 関連語 大分類‖切る‖きる 中分類‖絶縁‖ぜつえん

ぜつえん‐たい【絶縁体】🔗🔉

ぜつえん‐たい【絶縁体】 電気や熱を通さない物質。エボナイト・ガラス・ゴム、雲母うんもなど。不導体。

ぜっ‐か【絶佳】🔗🔉

ぜっ‐か【絶佳】 名・形動〔文〕風景などが、すぐれて美しいこと。 「風光━の地」

ぜっ‐かい【絶海】🔗🔉

ぜっ‐かい【絶海】 陸地から遠く離れた海。 「━の孤島」

ぜつ‐ぎ【絶技】🔗🔉

ぜつ‐ぎ【絶技】 きわめてすぐれた技芸や技術。

ぜっ‐きょう【絶叫】━ケウ🔗🔉

ぜっ‐きょう【絶叫】━ケウ 名・自サ変出せる限りの声を出して叫ぶこと。また、その叫び。 関連語 大分類‖声に出す行為‖こえにだすこうい 中分類‖叫ぶ‖さけぶ

ぜっきょう‐マシン【絶叫マシン】ゼッケウ━🔗🔉

ぜっきょう‐マシン【絶叫マシン】ゼッケウ━ 遊園地などの遊具で、急激な加速や回転、降下によって思わず絶叫してしまうようなスリルのある乗り物。ジェットコースター・フリーフォールなど。

ぜっ‐く【絶句】🔗🔉

ぜっ‐く【絶句】 漢詩の形式の一つ。起・承・転・結の四句からなる定型詩。五言絶句と七言絶句とがある。 ◇唐代の初めに韻律を整えた近体詩として成立した。 自サ変話の途中でことばに詰まり、あとが続かなくなること。 「思わず━した」

ぜっ‐け【絶家】🔗🔉

ぜっ‐け【絶家】 名・自サ変〔文〕相続人がなく、家系が絶えること。また、その家系。ぜっか。

ぜっ‐けい【絶景】🔗🔉

ぜっ‐けい【絶景】 きわめてすばらしい景色。絶勝。

ぜつ‐ご【絶後】🔗🔉

ぜつ‐ご【絶後】 それ以後二度と同じことは起こらないということ。 「空前━の大事件」 息が絶えたあと。

ぜっ‐こう【絶交】━カウ🔗🔉

ぜっ‐こう【絶交】━カウ 名・自サ変交際を絶つこと。 「級友と━する」 「お前なんかとは━だ」

ぜっ‐こう【絶好】━カウ🔗🔉

ぜっ‐こう【絶好】━カウ 物事をするのに、この上なくよいこと。 「━のチャンス」 「━の行楽日和だ」 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖良い‖よい

ぜっ‐こうちょう【絶好調】━カウテウ🔗🔉

ぜっ‐こうちょう【絶好調】━カウテウ 名・形動調子がきわめてよいこと。 「今場所の大関は━だ」

ぜっ‐さん【絶賛(絶讃)】🔗🔉

ぜっ‐さん【絶賛(絶讃)】 名・他サ変この上なくほめること。また、この上ない称賛。 「批評家に━される」 関連語 大分類‖名誉‖めいよ 中分類‖賞賛‖しょうさん

ぜっ‐しょう【絶唱】━シャウ🔗🔉

ぜっ‐しょう【絶唱】━シャウ きわめてすぐれた詩歌。 「古今の━」 他サ変感情を込めて声を限りに歌うこと。また、その歌。 「演歌を━する」

ぜっ‐しょう【絶勝】🔗🔉

ぜっ‐しょう【絶勝】 〔文〕景色がこの上なくすぐれていること。

ぜっ‐しょく【絶食】🔗🔉

ぜっ‐しょく【絶食】 名・自サ変食べ物をまったくとらないこと。 「三日間━する」 「━療法」

ぜっ・する【絶する】🔗🔉

ぜっ・する【絶する】 自他サ変 《「…を━」「…に━」の形で》…をはるかに超える。…にまったくない。 「想像を━寒さ」 「言語に━(=ことばでは言い表せない)苦労を重ねる」 断ち切る。また、絶える。つきる。 「音信が━」 ぜっ・す(サ変)

ぜっ‐せい【絶世】🔗🔉

ぜっ‐せい【絶世】 世の中に並ぶものがないほどすぐれていること。 「━の美貌」

ぜっ‐そく【絶息】🔗🔉

ぜっ‐そく【絶息】 名・自サ変〔文〕息が絶えること。死ぬこと。絶命。 「男はすでに━していた」 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖‖し

ぜっ‐たい【絶対】🔗🔉

ぜっ‐たい【絶対】 他に比較・対立するものがないこと。唯一無二。 「━の真理」 「━の存在」 他の何ものにも関与・制限されないこと。 「王の命令は━だ」 「彼に━の信頼を置く」 「━服従」 ◆⇔相対 その物事がどのような条件下でも必ず成立するという、話し手の強い気持ちを表す。どんなことがあろうとも。何がなんでも。 「━(=是が非でも)成功させたい」 「━(=断じて)君は間違っている」 「━(=是が非でも・断固として)行く!」 「お見合いなんて━(=どうしても・断じて)いや!」 「━に(=決して・到底・全く)ありえない」 「━に(=決して・断じて)眠ってはならぬ」 「この計画は━(=間違いなく)うまくゆく」 「彼女なら━(=一〇〇パーセント)大丈夫だ」 「━反対・━多数・━優勢・━安静」 ◆もと、「絶待」とも。 「絶体」と書くのは誤り。

ぜつ‐だい【絶大】🔗🔉

ぜつ‐だい【絶大】 名・形動この上なく大きいこと。 「━の信用を得る」 「━な人気を誇る」 「━なるご支援をお願いいたします」

ぜったい‐あんせい【絶対安静】🔗🔉

ぜったい‐あんせい【絶対安静】 症状の重い病人やけが人を寝たままの状態に保ち、決して動かさないで療養に専念させること。

ぜったい‐おんかん【絶対音感】🔗🔉

ぜったい‐おんかん【絶対音感】 ある楽音の高さを他の音と比較しないで識別できる能力。

ぜったい‐しゅぎ【絶対主義】🔗🔉

ぜったい‐しゅぎ【絶対主義】 哲学で、絶対的な真理の可能性、あるいは絶対的な価値基準を認める立場。 ⇔相対主義 君主が無制限の権力を握って支配する専制的な政治形態。 シュプレマティスム。

ぜったい‐すう【絶対数】🔗🔉

ぜったい‐すう【絶対数】 全体との比率ではなく、純粋にそのものの数。 「医師の━が不足する」 関連語 大分類‖数‖かず 中分類‖‖かず

ぜったい‐ぜつめい【絶体絶命】🔗🔉

ぜったい‐ぜつめい【絶体絶命】 追いつめられて、どうにも逃れようのない状態や立場にあること。 「━のピンチに立たされる」 ◇「絶体」「絶命」ともに九星術の凶星の名。 「絶対絶命」は誤り。

ぜったい‐たすう【絶対多数】🔗🔉

ぜったい‐たすう【絶対多数】 議決などで、圧倒的な多数を占めること。過半数を超えること。

ぜったい‐ち【絶対値】🔗🔉

ぜったい‐ち【絶対値】 ある数を、その正負の性質に関係なく考えたときの値。実数aが正数または0のときはa自身、負数のときは負号を取り去ったもの。|a|で表す。

ぜったい‐てき【絶対的】🔗🔉

ぜったい‐てき【絶対的】 形動他に比較するものがなく、それ自体で何ものにも制約されない価値をもっているさま。 「━な権力を握る」 ⇔相対的

ぜったい‐りょう【絶対量】━リャウ🔗🔉

ぜったい‐りょう【絶対量】━リャウ 最初からある、そのもの自体の量。 どうしても必要とする量。 「食糧の━が不足する」

ぜっ‐ちょう【絶頂】━チャウ🔗🔉

ぜっ‐ちょう【絶頂】━チャウ 山の最も高い所。頂上。いただき。 物事の程度のきわまったところ。最高の状態。 「幸福の━にある」 「人気━の歌手」

ぜっ‐とう【絶倒】━タウ🔗🔉

ぜっ‐とう【絶倒】━タウ 名・自サ変笑いころげること。 「人々を━させる話芸」 「抱腹━」

ぜっ‐ぱん【絶版】🔗🔉

ぜっ‐ぱん【絶版】 一度発行した書籍の版を廃棄し、以後の印刷・販売をやめること。また、その本。

ぜつ‐び【絶美】🔗🔉

ぜつ‐び【絶美】 名・形動〔文〕この上なく美しいこと。 「風光━」

ぜっ‐ぴつ【絶筆】🔗🔉

ぜっ‐ぴつ【絶筆】 その人が生前、最後に書いた文章・文字・絵画など。 以後、原稿などを書くことをやめること。筆を断つこと。

ぜっ‐ぴん【絶品】🔗🔉

ぜっ‐ぴん【絶品】 並ぶもののないほどすぐれた品物や作品。

ぜっ‐ふちょう【絶不調】━フテウ🔗🔉

ぜっ‐ふちょう【絶不調】━フテウ 名・形動〔俗〕きわめて調子が悪いこと。 「開幕からエースが━だ」 ◇「絶好調」をもじった造語。

ぜっ‐ぺき【絶壁】🔗🔉

ぜっ‐ぺき【絶壁】 切り立ったがけ。 「断崖だんがい━」

ぜつ‐ぼう【絶望】━バウ🔗🔉

ぜつ‐ぼう【絶望】━バウ 名・自サ変望みや期待がまったく絶たれること。 「自分の才能に━する」 「━視される遭難者」 「優勝は━的だ」 「━感」 関連語 大分類‖不快な心の状態‖ふかいなこころのじょうたい 中分類‖失意‖しつい

ぜつ‐みょう【絶妙】━メウ🔗🔉

ぜつ‐みょう【絶妙】━メウ 名・形動この上なく巧みであること。 「━な演技」 「━のタイミング」 ‐さ

ぜつ‐む【絶無】🔗🔉

ぜつ‐む【絶無】 全くないこと。皆無。 「助かった例は━に等しい」 関連語 大分類‖無い‖ない 中分類‖‖む

ぜつ‐めい【絶命】🔗🔉

ぜつ‐めい【絶命】 名・自サ変命が絶えること。死ぬこと。 「刺されて━した」 「すでに━していた」 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖‖し

ぜつ‐めつ【絶滅】🔗🔉

ぜつ‐めつ【絶滅】 自サ変生物の種などが滅びて絶えること。 「━種」 他サ変滅ぼし絶やすこと。すっかりなくすこと。 「悪習を━する」 関連語 大分類‖無い‖ない 中分類‖消滅‖しょうめつ

ぜつ‐りん【絶倫】🔗🔉

ぜつ‐りん【絶倫】 名・形動人より飛び抜けてすぐれていること。 「精力━」 ◇「倫」は仲間の意。

たえ‐い・る【絶え入る】🔗🔉

たえ‐い・る【絶え入る】 自五息が絶える。死ぬ。 「━ような声」 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖死ぬ‖しぬ

たえ‐ず【絶えず】🔗🔉

たえ‐ず【絶えず】 動作などが途切れることなく続いているさま。間断なく。いつも。 「━湯が湧き出る」 「━忙しい日々を送る」 関連語 大分類‖頻度‖ひんど 中分類‖次次‖つぎつぎ

たえ‐だえ【絶え絶え】🔗🔉

たえ‐だえ【絶え絶え】 形動 今にも絶えそうなさま。 「息も━に話す」 とぎれとぎれに続いているさま。 「━に聞こえてくる虫の音」

たえ‐て【絶えて】🔗🔉

たえ‐て【絶えて】 ある時点から、ずっと。 「卒業後━音沙汰さたがない」 《否定的表現を伴って》少しも。まったく。全然。 「こんな凶悪な事件は━なかった」

たえ‐は・てる【絶え果てる】🔗🔉

たえ‐は・てる【絶え果てる】 自下一 すっかり絶えてしまう。全くなくなる。 「一縷いちるの望みも━」 息が絶えてしまう。死ぬ。 「異境の町で━」 たえは・つ(下二)

たえ‐ま【絶え間】🔗🔉

たえ‐ま【絶え間】 続いてきた動作や状態がとぎれている間。あいま。 「━なく作業を続ける」 物がとぎれてあいている部分。切れ間。 「雲の━」 関連語 大分類‖間あいだ‖あいだ 中分類‖‖ま

た・える【絶える】🔗🔉

た・える【絶える】 自下一続いていたものが切れて続かなくなる。 「連絡がふつりと━」 「人通りが━」 「笑い声が━・えない家庭」 「相変わらず摩擦[黒いうわさ]が━・えない」 「腕白で生傷が━・えない」 「彼女との交際が━・えて久しい(=ずいぶん以前に切れた)」 「一族が━」 「息が━(=死ぬ)」 「━・えざる(=やむことのない)不安にさいなまれる」 た・ゆ(下二)

た・つ【断つ・絶つ】🔗🔉

た・つ【断つ・絶つ】 他五 つながっている物を切り離す。断ちきる。切断する。 「一刀のもとに荒縄を━」 「快刀乱麻を━見事さで難事件を裁く」 「頼みの綱がふつりと━・たれる」 「断」が一般的だが、「韋編いへん三度絶つ」「琴の緒を絶つ」などの慣用もある。 つながりや連絡のあるものをさえぎって通わなくする。断ちきる。 「電線を切断して電源を━」 「退路[通信網]を━」 「遮音壁で騒音を━」 「ふたをして臭においを━」 断・絶これまで続いてきた物事を終わらせる。断ちきる。 「敵の攻撃[悪循環・未練]を断つ」 「命を絶つ」 「国交[関係・食事・筆]を━」 「酒を断つ」 「悪の根を絶つ」 「交通事故が後を絶たない」 「交際[筆]を断つ/絶つ」は、一時的か永続的かで「思うところがあって一時交際[筆]を断つ」「生涯を通じて交際[筆]を絶つ」などと使い分ける。「食事を断つ/絶つ」は、「断食だんじき」「絶食ぜっしょく」を踏まえて「食事を断って修行に励む」「療養のために食事を絶つ」などと使い分けることもある。 つながっていた連絡が途中でとだえる。 「セスナ機が銚子沖で消息を━」 「SOSの発信を最後に連絡を━」 「逃亡者がA地点で足跡そくせきを━」 ◆「裁つ」と同語源。 たてる 関連語 大分類‖切る‖きる 中分類‖切断‖せつだん 大分類‖切る‖きる 中分類‖絶縁‖ぜつえん

たや・す【絶やす】🔗🔉

たや・す【絶やす】 他五続いていたものをとぎれさせる。〔意図的な行為にも非意図的な行為にもいう〕 「子孫を━」 「害虫[汚職の根]を━」 「火種を━・してしまった」 「仏壇に線香を━・したことがない」 「断じて伝統の火を━・してはならない」 「笑顔を━・さず応対する」 絶やせる

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