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【絶】 12画 糸部 [五年] 区点=3268 16進=4064 シフトJIS=90E2 《常用音訓》ゼツ/た…える/た…つ/た…やす 《音読み》 ゼツ/ゼチ/セツ〈ju〉 《訓読み》 たやす/たつ/たえる(たゆ)/わたる/たえて 《名付け》 たえ・とう 《意味》 {動}たつ。ずばりと横にたち切る。つながりを切る。〈対語〉→継。〈類義語〉→断。「断絶」 {動}たつ。たち切ってやめる。また、関係をたち切る。切りすてる。きっぱりことわる。「絶交」「絶聖棄智=聖ヲ絶チ智ヲ棄ツ」〔→老子{動}たつ。たえる(タユ)。物が切れてとだえる。「絶命」「読易韋編三絶=易ヲ読ミテ韋編三タビ絶ツ」〔→史記〕「在陳絶糧=陳ニ在リテ糧ヲ絶ツ」〔→論語{動}わたる。直線的に横切る。「絶漠=漠ヲ絶ル」 {名}ふっつりとなくなること。死のこと。「就絶=絶ニ就ク」 {形}たえてないほど、非常にすばらしい。〈類義語〉→殊。「絶景」「絶色」 {形}人がいない。「絶域」 {副}非常に。また、ひどく。「絶賛」「秦女絶美」〔→史記{副}たえて。下に「不」「無」など否定のことばをともなって、完全にそうであるさまをあらわすことば。まったく。〈類義語〉→断ダンジテ→決ケッシテ。「絶不可得=絶エテ得ベカラズ」「絶無僅有=絶エテ無ク僅カニ有リ」 「絶対」とは、もと、相対する例がないこと。転じて、まったくの意。 {名}絶句の略。四句より成る、漢詩の一体。六朝時代末期から唐代にかけて流行した。「五絶(五言絶句)」 《解字》 会意。「糸+刀+卩セツ(節の右下)」で、刀で糸や人を短い節に切ることを示す。ふっつりと横に切ること。右側の部分は、もと色ではなくて刀印を含む。卩は、また、人の姿と解してもよい。 《単語家族》 脆セイ(もろくて切れやすい)最(きわめて小さいこま切れ)などと同系。 《類義》 →切 《異字同訓》 たつ。 →断 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

絶才 ゼッサイ🔗🔉

【絶才】 ゼッサイ 非常にすぐれた才能。

絶大 ゼツダイ🔗🔉

【絶大】 ゼツダイ このうえなく大きい。非常に多い。

絶句 ゼック🔗🔉

【絶句】 ゼック 漢詩の近体詩の一種。四句より成る。各句を順に起・承・転・結と呼び、一句の字数によって五言と七言とにわける。五言絶句の場合は承句(第二句)と結句(第四句)が脚韻をふみ、七言絶句のときは、起句(第一句)・承句・結句が脚韻をふむ。句読点をうって文章を切る。〔国〕演説や舞台で、演説者や俳優がことば・せりふを忘れてことばにつまること。〔国〕感情がはげしくなったりして、話の途中でことばにつまること。

絶世 ゼッセイ🔗🔉

【絶世】 ゼッセイ 世に二つとないほど、非常にすぐれていること。子孫が絶えてしまった家。「継絶世=絶世ヲ継グ」〔→論語命を絶つ。死ぬこと。「大命隕隊、絶世于良=大命隕隊シテ、良ニ絶世ス」〔→左伝

絶代 ゼツダイ🔗🔉

【絶代】 ゼツダイ 世に比べるものがないほど、非常にすぐれていること。遠く離れた時代。

絶叫 ゼッキョウ🔗🔉

【絶叫】 ゼッキョウ ひと声大きな叫び声をあげる。

絶交 ゼッコウ🔗🔉

【絶交】 ゼッコウ・マジワリヲタツ 今までのつきあいをやめる。〔→史記

絶好 ゼッコウ🔗🔉

【絶好】 ゼッコウ このうえなくよい。〔国〕天気や時期が物事をするのに最も適していること。

絶色 ゼッショク🔗🔉

【絶色】 ゼッショク 女性の容色のすばらしいこと。このうえなくすぐれた美人。絶世の美人。色がとくに美しいこと。

絶地 ゼッチ🔗🔉

【絶地】 ゼッチ 生きながらえることができないほど危険な土地。「人情豈楽久屯絶地不生帰哉=人情アニ久シク絶地ニ屯シ生帰セザルヲ楽シマンヤ」〔→後漢書人里離れた遠い土地。

絶対 ゼッタイ🔗🔉

【絶対】 ゼッタイ 何の条件・制限もないこと。→〈意味〉いっさいの現象や差別などを超越すること。〔国〕けっして。まったく。▽下に打ち消しのことばを伴う。〔国〕必ず。まちがいなく。

絶体絶命 ゼッタイゼツメイ🔗🔉

【絶体絶命】 ゼッタイゼツメイ〔国〕のがれられないほど、立場・状態がさしせまっていて危険なこと。

絶妙 ゼツミョウ🔗🔉

【絶妙】 ゼツミョウ このうえなく巧妙ですばらしいこと。

絶佳 ゼッカ🔗🔉

【絶佳】 ゼッカ このうえなくすぐれている。

絶学 ゼツガク🔗🔉

【絶学】 ゼツガク ガクヲタツ学問をすることをやめる。「絶学無憂=学ヲ絶テバ憂ヒ無シ」〔→老子すたれて絶えてしまって伝わらない学問。

絶国 ゼッコク🔗🔉

【絶国】 ゼッコク 遠く離れた未開の土地。

絶版 ゼッパン🔗🔉

【絶版】 ゼッパン 書籍の版をこわして、再び出版しないこと。書物が品切れになったままで、再版しないこと。

絶命 ゼツメイ🔗🔉

【絶命】 ゼツメイ メイヲタツ死ぬこと。〔国〕命が絶えて、なくなる。

絶海 ゼッカイ🔗🔉

【絶海】 ゼッカイ ウミヲワタル海を横切って渡る。陸地から遠く離れていて人によく知られていない海。

絶垠 ゼツギン🔗🔉

【絶垠】 ゼツギン 遠く離れたはて。〔→楚辞

絶後 ゼツゴ🔗🔉

【絶後】 ゼツゴ その後に同じようなことがおこらないこと。「空前絶後」後つぎがない。死後。

絶食 ショクヲタツ🔗🔉

【絶食】 ゼッショク・ショクヲタツ 食物をまったくとらないこと。

絶俗 ゼツゾク🔗🔉

【絶俗】 ゼツゾク・ゾクヲタツ 俗世の事がらから離れ、世間と関係しないこと。世俗のものより、非常にすぐれていること。〔→荘子

絶品 ゼッピン🔗🔉

【絶品】 ゼッピン 非常にすぐれていて価値がある品。〈類義語〉逸品。

絶跡 ゼッセキ🔗🔉

【絶迹】 ゼッセキ =絶跡。交際をやめてまったく人とあわないこと。またとないようなすぐれた事がら。〔→司馬相如

絶息 ゼッソク🔗🔉

【絶息】 ゼッソク 絶えて終わる。なくなる。〔→史記息が絶える。死ぬこと。〔→魏志

絶倒 ゼットウ🔗🔉

【絶倒】 ゼットウ 激しい喜び・悲しみのために気絶して倒れる。ころがるほど、ひどく笑う。「間以弁謔毎絶倒=間フルニ弁謔ヲモッテシ毎ニ絶倒ス」〔→梅尭臣非常に悲しむこと。すっかり敬服すること。

絶倫 ゼツリン🔗🔉

【絶倫】 ゼツリン 人なみはずれてすぐれていること。

絶域 ゼツイキ🔗🔉

【絶域】 ゼツイキ 遠く離れていて、人がいったことのない地域。『絶徼ゼッキョウ』

絶弦 ゲンヲタツ🔗🔉

【絶絃】 ゼツゲン・ゲンヲタツ =絶弦。〈故事〉琴の糸をたち切る。転じて、親友の死を嘆き悲しむこと。▽琴の名人伯牙ハクガが親友の鍾子期ショウシキの死後、琴をひくのをやめた故事から。伯牙絶絃。「破琴ハキン」とも。〔→呂覧

絶唱 ゼッショウ🔗🔉

【絶唱】 ゼッショウ 非常にすぐれている詩文。

絶頂 ゼッチョウ🔗🔉

【絶頂】 ゼッチョウ 山の頂上。てっぺん。物事の程度が最も激しい所。

絶望 ゼツボウ🔗🔉

【絶望】 ゼツボウ・ノゾミヲタツ 希望がふっつりとたえる。期待がもてなくてがっかりすること。〔→漢書

絶粒 ゼツリュウ🔗🔉

【絶粒】 ゼツリュウ 貧乏のため、食糧がなくなる。リュウヲタツ穀物を絶つ。絶食すること。

絶景 ゼッケイ🔗🔉

【絶景】 ゼッケイ すばらしい景色。

絶勝 ゼッショウ🔗🔉

【絶勝】 ゼッショウ 地勢にめぐまれた要地。このうえなく景色のすぐれた所。とくにまさっている。

絶筆 ゼッピツ🔗🔉

【絶筆】 ゼッピツ 生涯の最後に書いてのこした文章や絵。フデヲタツ書き続けたい意志がありながら、書き続けることをやめる。非常にすぐれた筆跡。

絶無 ゼツム🔗🔉

【絶無】 ゼツム まったくないこと。

絶遠 ゼツエン🔗🔉

【絶遠】 ゼツエン 関係をたって遠ざける。〔→書経非常に遠い。また、そのような所。ずばぬけている。

絶塞 ゼッサイ🔗🔉

【絶塞】 ゼッサイ 遠く離れた国境のとりで。「絶塞愁時早閉門=絶塞時ヲ愁ヘテ早ク門ヲ閉ヅ」〔→杜甫とりでを横切って通過する。〔→国策

絶漠 ゼツバク🔗🔉

【絶漠】 ゼツバク 砂漠を横断する。『絶幕ゼツバク』

絶滅 ゼツメツ🔗🔉

【絶滅】 ゼツメツ 滅びてすっかりなくなる。また、滅ぼしてすっかりなくする。

絶境 ゼッキョウ🔗🔉

【絶境】 ゼッキョウ 人里を遠く離れて俗世間と交通のない所。〔→陶潜

絶塵 ゼツジン🔗🔉

【絶塵】 ゼツジン 世俗を離れて俗世間と交際しないこと。ちりをたてない。非常にはやく走ること。〔→荘子

絶縁 ゼツエン🔗🔉

【絶縁】 ゼツエン エンヲタツ肉親・親類の関係をやめること。不導体によって二つの導体間の電流や熱を通じなくさせること。

絶賛 ゼッサン🔗🔉

【絶賛{讚}】 ゼッサン 非常にほめること。

絶壁 ゼッペキ🔗🔉

【絶壁】 ゼッペキ きりたって非常に険しいがけ。

絶澗 ゼッカン🔗🔉

【絶壑】 ゼツガク 切りたって深くて険しい谷。『絶谷ゼッコク・絶澗ゼッカン』「繋舟接絶壑=舟ヲ繋ギテ絶壑ニ接ス」〔→杜甫

絶糧 ゼツリョウ🔗🔉

【絶糧】 ゼツリョウ・リョウタユ 食糧がなくなる。

絶響 ゼッキョウ🔗🔉

【絶響】 ゼッキョウ〈故事〉芸術・芸能などの伝授が絶えることをなげくことば。

絶長補短 チョウヲタチタンヲオギナウ🔗🔉

【絶長補短】 チョウヲタチタンヲオギナウ〈故事〉地形などのでこぼこ・大小を平均する。〔→孟子

絶類離倫 ルイヲタチリンヲハナル🔗🔉

【絶類離倫】 ルイヲタチリンヲハナル〈故事〉仲間の人々よりもずばぬけてすぐれている。「絶倫」とも。〔→韓愈

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