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広辞苑の検索結果 (20)

シュリック【Moritz Schlick】🔗🔉

シュリックMoritz Schlick】 ドイツの哲学者。ウィーン大学教授。ウィーン学団の中心として、論理実証主義を提唱。著「一般的認識論」「倫理学の諸問題」など。(1882〜1936)

たい‐せき【堆石】🔗🔉

たい‐せき堆石】 ①石をうずたかく積むこと。また、その堆積した石。 ②(moraine)氷河によって運搬され堆積した岩屑。また、その集積。氷堆石。モレーン。 ⇒たいせき‐てい【堆石堤】

どうとく‐かがく【道徳科学】ダウ‥クワ‥🔗🔉

どうとく‐かがく道徳科学ダウ‥クワ‥ ①(science des moeurs フランス)20世紀初頭のフランスで展開された、道徳的事実を社会学的観点から実証的に解明しようとする学問。デュルケムの問題提起を受けてレヴィ=ブリュールが提唱。規範学としての倫理学と対立する。習俗の科学。 ②(moral sciences)イギリスでは、哲学・政治学・経済学などを含んだ広義の人文社会科学を指す。モラル‐サイエンス。 ⇒どう‐とく【道徳】

どうとく‐かんかく【道徳感覚】ダウ‥🔗🔉

どうとく‐かんかく道徳感覚ダウ‥ (moral sense)正邪善悪を直覚的に感知する感覚。シャフツベリー・ハチソンらは人間にこのような感覚があると主張した。道徳官。 ⇒どう‐とく【道徳】

どうとく‐せい【道徳性】ダウ‥🔗🔉

どうとく‐せい道徳性ダウ‥ ①道徳の本質。 ②(Moralität ドイツ)道徳法則にかなっていること。カントは、行為が単に道徳法則に外面的に一致するだけでなく、「道徳法則に対する尊敬」の動機をもって純粋に法則のために「義務から」行われる場合に道徳的価値を認め、適法性から区別した。ヘーゲルの客観的倫理の立場では、道徳性は個人的良心の主観性、すなわち法の外面性に対する内面性であり、総合的な人倫の立場からみれば人倫の一契機にすぎない。→人倫→適法性→道徳法則⇒どう‐とく【道徳】

どうとくてき‐しょうめい【道徳的証明】ダウ‥🔗🔉

どうとくてき‐しょうめい道徳的証明ダウ‥ (moral argument)神の存在証明の一つ。道徳法則や道徳的世界秩序の源泉として神の存在を証明しようとする試み。 ⇒どう‐とく【道徳】

どうとく‐てつがく【道徳哲学】ダウ‥🔗🔉

どうとく‐てつがく道徳哲学ダウ‥ (moral philosophy)道徳の本質や原理を解明する哲学的研究。倫理学に同じとする立場と、倫理学を習俗の事実学とし、道徳哲学を道徳規範の学として区別する立場とがある。また、広義には政治・経済を含んだ社会哲学全般を意味することもある。 ⇒どう‐とく【道徳】

メリケ【Mörike】🔗🔉

メリケMörike⇒メーリケ

モーガン【Morgan】🔗🔉

モーガンMorgan⇒モルガン

モーラ【mora】🔗🔉

モーラmora】 音韻論上の単位。1子音音素と1短母音音素とを合わせたものと等しい長さの音素結合。拍。

モラール【morale】🔗🔉

モラールmorale】 志気。やる気。「―を高める」

モラヴィア【Moravia】🔗🔉

モラヴィアMoravia】 チェコ東部、ドナウ川の支流モラヴァ川の上中流に沿う地域名。中心都市ブルノ。モラヴァ。

モラトリアム【moratorium】🔗🔉

モラトリアムmoratorium】 ①債務者の破綻が経済界に大打撃を与えることが予想される場合、法令により一定期間、債務の履行を延期する措置。支払猶予。支払延期。 ②差し当たり実施を中止すること。多く、核実験の一方的停止や原子力発電所の設置・稼動の禁止措置についていう。 ③人間が成長して、なお社会的義務の遂行を猶予される期間。また、その猶予状態にとどまろうとする心理。エリクソンが提唱。「―人間」

モラリスト【moralist イギリス・moraliste フランス】🔗🔉

モラリストmoralist イギリス・moraliste フランス】 ①道徳至上主義の人。道徳家。 ②人間性と人間の生き方とを探求し、これを主として随筆的・断片的に書き著した人びと。特に、16〜18世紀フランスのモンテーニュ・パスカル・ラ=ロシュフーコー・ラ=ブリュイエール・ヴォーヴナルグらの称。20世紀ではA.E.テーラー・アラン・渡辺一夫・森有正など。

モラル【moral イギリス・morale フランス】🔗🔉

モラルmoral イギリス・morale フランス】 ①道徳。倫理。習俗。「―に欠ける」 ②道徳を単に一般的な規律としてではなく、自己の生き方と密着させて具象化したところに生まれる思想や態度。→モラリスト⇒モラル‐ジレンマ【moral dilemma】 ⇒モラル‐ハザード【moral hazard】

モラル‐ジレンマ【moral dilemma】🔗🔉

モラル‐ジレンマmoral dilemma】 ある行為を行なっても行わなくても、関係する倫理規範のどれかに反してしまうために起きる道徳的葛藤。 ⇒モラル【moral イギリス・morale フランス】

モラル‐ハザード【moral hazard】🔗🔉

モラル‐ハザードmoral hazard】 ①道徳的危険。保険加入者が、保険によって損害が補償されるために、注意を怠ったり事故を起こしたりする類。 ②金融機関・企業・預金者が利益追求に走って節度を失い、責任感・倫理性を欠くこと。 ⇒モラル【moral イギリス・morale フランス】

モリン‐フール【morin khuur モンゴル】🔗🔉

モリン‐フールmorin khuur モンゴル(→)馬頭琴ばとうきんに同じ。

モルデント【Mordent ドイツ】🔗🔉

モルデントMordent ドイツ】 装飾音。主要音と下2度(または上2度)の隣接音とを急速に往復する奏法。漣音れんおん

モレーン【moraine】🔗🔉

モレーンmoraine(→)堆石堤たいせきていまたは(→)堆石2に同じ。

大辞林の検索結果 (48)

シュリックMoritz Schlick🔗🔉

シュリック Moritz Schlick (1882-1936) オーストリアの哲学者。ウィーン学団の創設者の一人。ウィーン大学教授。マッハとウィトゲンシュタインの論理実証主義を唱えて意味の検証理論を確立した。著「一般認識論」「倫理学の諸問題」など。

モアMore🔗🔉

モア More (1)〔Henry M.〕 (1614-1687) イギリスの哲学者。ケンブリッジ-プラトン学派の一人。新プラトン派やデカルトから影響を受け,生得観念を認める立場から神の存在論的証明を行なった。 (2)〔Thomas M.〕 (1478-1535) イギリスの政治家・社会思想家。ヘンリー八世に重用され大法官となるが,カトリック教徒として英国教会の分離を認めず辞任。反逆罪に問われ刑死。人文主義の立場から「ユートピア」を著し,当時のイギリス社会を批判した。

モーガンMorgan🔗🔉

モーガン Morgan (1)〔Conwy Lloyd M.〕 (1852-1936) イギリスの動物心理学者。動物の行動を説明するにあたり,従来の擬人的類推を排すため「より低次の心的能力の結果として解釈できる行動を,より高次の心的能力の結果として解釈してはならない」というモーガンの公準を提唱。比較心理学の基礎を確立。 (2)〔Lewis Henry M.〕 (1818-1881) アメリカの人類学者。アメリカ-インディアンの親族名称体系を調査。社会を進化論的に体系づけた学説はエンゲルスなどに影響を与えた。著「古代社会」 (3)〔Thomas Hunt M.〕 (1866-1945) アメリカの遺伝学者。発生学から出発し,キイロショウジョウバエを使って遺伝の細胞学的研究を行い,染色体地図を作成。メンデルの遺伝因子が染色体上に線状に配列しているとする遺伝子説を提唱。

モーニングmorning🔗🔉

モーニング [1] morning (1)朝。多く他の語と複合して用いる。 (2)モーニング-コートの略。

モーラ(ラテン) mora🔗🔉

モーラ [1] (ラテン) mora (1)ラテン語で詩作法上用いられていた概念で,等時間のリズムを捉える単位。モラ。 (2)日本語などにおける音韻論上の単位。単一のリズムをなす音節(音韻論的音節)で,普通は子音音素と母音音素の組み合わせで一つのモーラをなす。日本語では,仮名一文字が一モーラになる。拍。

モーリーMorley🔗🔉

モーリー Morley (1)〔Edward Williams M.〕 (1838-1923) アメリカの化学者・物理学者。気圧・密度・膨張などについて研究。光速度測定の実験からエーテルの存在を否定した。 (2)〔Thomas M.〕 (1557?-1602) イギリスの作曲家・音楽理論家。英詩によるマドリガルを確立。1597年の対話形式による理論書「平易な実践音楽入門」は当時の音楽実践と理論の史料として重要。

モラールmorale🔗🔉

モラール [2] morale (1)やる気。士気。 (2)集団の共通目標の実現のために積極的に努力しようとする態度。士気。勤労意欲。作業意欲。

モラエスMoraes🔗🔉

モラエス Moraes ⇒モライス

モラトリアムmoratorium🔗🔉

モラトリアム [3][4] moratorium (1)戦争・恐慌・天災などの非常時に,社会的混乱を避けるため法令により金銭債務の支払いを一定期間猶予すること。支払い猶予。 (2)知的・肉体的には一人前に達していながら,なお社会人としての義務と責任の遂行を猶予されている期間。または,そういう心理状態にとどまっている期間。 (3)実行・実施の猶予または停止。多く,核実験や原子力発電所設置についていう。

モラバMorava🔗🔉

モラバ Morava チェコ共和国の東部,ドナウ川支流のモラバ川流域地方。石炭・鉄鉱石を産出。九世紀,この地を中心にスラブ系諸族が大モラバ国を建てた。モラビア。

モラビアMoravia🔗🔉

モラビア Moravia ⇒モラバ

モラリスト英 moralist; (フランス) moraliste🔗🔉

モラリスト [3] 英 moralist; (フランス) moraliste (1)道徳的な人。真面目な人。道徳家。 (2)フランスで,一六〜一八世紀にかけて,人間性と道徳に関する思索を随想風に書き記した一群の人々。すなわち,モンテーニュ・パスカル・ラ=ロシュフーコー・ラ=ブリュイエール・ボーブナルグら。 (3){(2)}の伝統を受け継ぎ,人間観察と心理分析に重きをおく作家。ジード・カミュなど。

モラリティーmorality🔗🔉

モラリティー [2] morality 道徳性。「―の問題」

モラルmoral🔗🔉

モラル [1] moral 道徳。倫理。人生・社会に対する精神的態度。「封建的な―」「新しい―を求める」「―がない」

モラル-ハザードmoral hazard🔗🔉

モラル-ハザード [5] moral hazard 道徳的危険。たとえば,自宅に放火するなど保険金詐欺の発生する危険性をいう。また,金融機関や預金者が節度を失った利益追求に走ることをいう。倫理の欠如。

モルガンMorgan🔗🔉

モルガン Morgan (1)〔Claude M.〕 (1898-1980) フランスの小説家。レジスタンス文学の作家として名高い。主著「人間のしるし」「羅針盤のない旅行者」 (2)〔Conwy Lloyd M.〕 ⇒モーガン(1) (3)〔John Pierpont M.〕 (1837-1913) アメリカの実業家。金融業を基礎に鉄道・鉄鋼・銀行など多くの産業を支配下におき大財閥を築いた。 (4)〔Lewis Henry M.〕 ⇒モーガン(2) (5)〔Thomas Hunt M.〕 ⇒モーガン(3)

モルデント(ドイツ) Mordent🔗🔉

モルデント [1] (ドイツ) Mordent 音楽で,装飾音の一種。ある音と二度下の隣接音とを急速に交代させるもの。二度上の音と行う場合にもいうことがある。漣音(レンオン)。

モルドバMordova🔗🔉

モルドバ Mordova ロシア連邦に属する共和国。ヨーロッパ-ロシアの中央部を占める内陸国。ライ麦・小麦などを産出。首都サランスク。

モルヒネ(オランダ) morfine🔗🔉

モルヒネ [0] (オランダ) morfine 阿片に含まれるアルカロイドで麻薬の一。塩酸塩は鎮痛・鎮静薬として種々の原因による疼痛(トウツウ)に有効であるが,法律により使用が制限されている。モルフィン。モヒ。

モレーンmoraine🔗🔉

モレーン [2] moraine ⇒堆石(タイセキ)(2)

MORmiddle of the road🔗🔉

MOR middle of the road ポップスにもロックにも分類できない中間的な軽音楽。

mo・raine[mrin](英和)🔗🔉

mo・raine[mrin] n.(氷河の運んだ)堆(たい)石.

mor・al[m(:)rl](英和)🔗🔉

mor・al→音声 a.道徳(上)の;倫理的な;教訓的な;良心的な,品行方正な;精神的な;蓋然(がいぜん)的な. ◎moral certainty 確かに間違いのないこと. ◎moral courage 気骨(きこつ). ◎moral law 道徳律. ◎moral obligation 道徳的義務. ◎moral philosophy〔science〕 道徳学,倫理学. ◎Moral Re-Armament 道徳再武装運動. ◎moral sense 良心,正義感. ◎moral victory (負けて勝つ)精神的勝利.

mo・rale[mrl/‐:l](英和)🔗🔉

mo・rale→音声 n.士気,元気;風紀.

mor・al・ist[m(:)rlist](英和)🔗🔉

mor・al・ist[m(:)rlist] n.倫理学者,道学者,道徳家.

mor・al・s・tic(英和)🔗🔉

mor・al・s・tic a.道学的な;教訓的な.

mo・ral・i・ty[mrliti](英和)🔗🔉

mo・ral・i・ty→音声 n.道徳〔倫理〕(学);道徳性;徳性,品行;教訓;=morality play (16 世紀ごろの)道徳〔教訓〕劇.

morality play(英和)🔗🔉

morality play (16 世紀ごろの)道徳〔教訓〕劇.

mor・al・ize[m(:)rlaiz](英和)🔗🔉

mor・al・ize[m(:)rlaiz] vi.,vt.道(徳)を説く (about,on,upon);道徳的に解釈する;道義心を起させる;教化する;説教する.

mor・al・iz・er(英和)🔗🔉

mor・al・iz・er n.道を説く人.

mor・al・ly(英和)🔗🔉

mor・al・ly ad.道徳的に;実際に.

mo・rass[mrs](英和)🔗🔉

mo・rass[mrs] n.沼地;泥沼,難局.

mor・a・to・ri・um[m(:)rt:rim](英和)🔗🔉

mor・a・to・ri・um[m(:)rt:rim] n.(pl.〜s, -ria[-ri]) 《法》モラトリアム,支払い猶予令〔期間〕;(製造・使用などの)一時的停止.

mor・bid[m:rbid](英和)🔗🔉

mor・bid→音声 a.不健全な,病的な;病気の;<米>気味の悪い. ◎morbid anatomy 病理解剖学.

mor・bd・i・ty(英和)🔗🔉

mor・bd・i・ty n.不健全;(一地方の)罹(り)病率.

mor・dant[m:rdnt](英和)🔗🔉

mor・dant[m:rdnt] a.皮肉な,しんらつな,刺すような;腐食性の;媒染の,色留めの.

More[m:r],Sir Thomas (1478−1535)(英和)🔗🔉

More[m:r],Sir Thomas (1478−1535) 英国の大法官・思想家.

more[m:r](英和)🔗🔉

more→音声 a.もっと多くの;それ以外の.

mo・rel・lo[mrlou](英和)🔗🔉

mo・rel・lo[mrlou] n.(pl.〜s)黒サクランボ (〜 cherry).

more・o・ver[m:ruvr](英和)🔗🔉

more・o・ver→音声 ad.その上.

mo・res[m:ri:z,‐reiz](英和)🔗🔉

mo・res[m:ri:z,-reiz] n.pl.慣習,しきたり.

Mo・resque[m:rsk](英和)🔗🔉

Mo・resque[m:rsk] a.(建築・装飾など)ムーア風の (Moorish).

mor・ga・nt・ic mrriage[m:rntik](英和)🔗🔉

mor・ga・nt・ic mrriage[m:rntik] 貴賎(せん)相婚<王族・貴族が平民の女をめとる場合で,妻子は夫・父の財産・身分を継承できない>.

morgue[m:r](英和)🔗🔉

morgue[m:r] n.<米>死体公示所 (mortuary);荒涼地;(新聞社の)資料部.

mor・i・bund[m(:)ribnd](英和)🔗🔉

mor・i・bund[m(:)ribnd] a.死にかかった;滅亡寸前の.

Mor・mon[m:rmn](英和)🔗🔉

Mor・mon[m:rmn] n.モルモン教徒.

Mor・mon・ism(英和)🔗🔉

Mor・mon・ism n.モルモン教.

morn[m:rn](英和)🔗🔉

morn→音声 n.<詩>朝.

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