しのぎ【凌ぎ】 (１)耐えてその場を切り抜けること。「当座の―」 (２)会葬者に振る舞う食事。非時。

しの・ぐ【凌ぐ】 （動五） (１)苦痛や困難に耐えて切り抜ける。「急場を―・ぐ」 (２)あるものを超えてそれ以上になる。…にまさる。「全盛時を―・ぐ人気」

のうぜんかずら【凌霄花】 ノウゼンカズラ科のつる性落葉木本。夏，黄赤色の大きい漏斗状の花を多数つける。漢名，凌霄花（りようしようか）。のうぜんか。

のうぜんはれん【凌霄葉蓮】 キンレンカの別名。

りょううんしゅう【凌雲集】 最初の勅撰漢詩集。1 巻。嵯峨天皇の下命により，小野岑守（おののみねもり）・菅原清公（すがわらのきよとも）らが撰。814 年成立。凌雲新集。

りょうが【凌駕】 他のものを追い抜いてその上に立つこと。

りょうぎゃく【凌虐・陵虐】 ひどくはずかしめ，しいたげること。

りょうじょく【陵辱・凌辱】 (１)人をあなどって，はずかしめること。 (２)女性を力ずくで犯すこと。暴行。

【凌】 〔画　数〕10画　− 人名用漢字 〔区 点〕4631〔ＪＩＳ〕4E3F〔シフトJIS〕97BD 〔音 訓〕リョウ・しのぐ 〔名乗り〕しのぐ 〔熟語一覧〕 →暑さ凌ぎ（あつさしのぎ） →一時凌ぎ（いちじしのぎ） →急場凌ぎ（きゅうばしのぎ） →凌ぎ（しのぎ） →凌ぐ（しのぐ） →当座凌ぎ（とうざしのぎ） →凌霄花（のうぜんかずら） →凌霄葉蓮（のうぜんはれん） →凌雲集（りょううんしゅう） →凌駕（りょうが） →凌虐・陵虐（りょうぎゃく） →陵辱・凌辱（りょうじょく）