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【凌】 10画 冫部 [人名漢字] 区点=4631 16進=4E3F シフトJIS=97BD 《音読み》 リョウ〈lng〉 《訓読み》 しのぐ/こえる(こゆ) 《名付け》 しのぐ 《意味》 {動・形}しのぐ。力をこめてむりに相手の上に出る。力ずくでおかす。激しい力のこもったさま。〈同義語〉→陵。「凌駕リョウガ」「凌辱リョウジョク」 {動}こえる(コユ)。むりをして高山や危険をこえる。〈同義語〉→陵。「今陛下好凌岨険、射猛獣=今陛下好ンデ岨険ヲ凌エ、猛獣ヲ射ル」〔→司馬相如{名}氷を透かして見える氷の中の筋目。転じて、美しい氷。「冰凌ヒョウリョウ」 「凌陰リョウイン」とは、天然氷をしまっておくへや。〔→詩経〕 《解字》 会意兼形声。右側(音リョウ)は「陸(おか)の略体+夂(あし)」の会意文字で、力をこめて丘の稜線リョウセンをこえること。力むの力と同系で、その語尾がのびた語。筋骨をすじばらせてがんばる意を含む。凌は、それを音符とし、冫(こおり)を加えた字。氷の筋目の意味。 《単語家族》 陵(山の筋目)綾リョウ(筋目のたった織物)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要書物 →主要人名

凌人 リョウジン🔗🔉

【凌人】 リョウジン 「周礼」の官名。氷の貯蔵や使用を管理する役。ヒトヲシノグ人を軽蔑ケイベツし、おさえつける。

凌室 リョウシツ🔗🔉

【凌室】 リョウシツ 氷を貯蔵するへや。氷室。

凌凌 リョウリョウ🔗🔉

【凌凌】 リョウリョウ 澄みきっているさま。「秋空日凌凌=秋ノ空ハ日ニ凌凌タリ」〔→韓愈

凌雲 リョウウン🔗🔉

【凌雲】 リョウウン =陵雲。雲よりも高く登る。現実の俗世間を超越すること。『凌霄リョウショウ・凌空リョウクウ』「縦横正有凌雲筆=縦横正ニ凌雲ノ筆有リ」〔→元好問

凌煙 リョウエン🔗🔉

【凌煙】 リョウエン 雲よりも高く飛ぶ。

凌煙閣 リョウエンカク🔗🔉

【凌煙閣】 リョウエンカク 唐の太宗が功労のあった家臣二十四人の像を描かせた肖像画のある楼閣。

凌兢 リョウキョウ🔗🔉

【凌兢】 リョウキョウ 恐れおののくさま。また、寒さにふるえるさま。「凌兢羸馬不勝鞍=凌兢タル羸馬鞍ニ勝ヘズ」〔→元好問

凌遽 リョウキョ🔗🔉

【凌遽】 リョウキョ おどおどして恐れおののく。 〈注〉その他の熟語は→【陵】を見よ。

凌雲集 リョウウンシュウ🔗🔉

【凌雲集】 リョウウンシュウ〔日〕〈書物〉一巻。日本最初の勅撰漢詩集。814年成立。嵯峨サガ天皇の勅命で、小野岑守オノノミネモリ・菅原清公スガワラノキヨキミ・勇山文継イサヤマノフミツグらが編集した。782年から814年までの二三人の作者の詩、九一首を作者別に配列したもの。嵯峨天皇・賀陽豊年カヤノトヨトシ、それに編者の詩が多い。奈良時代に成った『懐風藻』にくらべて七言詩が多く、唐詩の影響を大きく受けている。正しくは『凌雲新集』という。

凌濛初 リョウモウショ🔗🔉

【凌濛初】 リョウモウショ〈人名〉明ミン末の文人。呉興(浙江セッコウ省)の人。字アザナは稚成、号は即空観主人。『拍案驚奇』の著者として知られる。李自成リジセイの乱に殉じた。

凌侮 リョウブ🔗🔉

【陵侮】 リョウブ =凌侮。相手を侮ってばかにする。

凌威 リョウイ🔗🔉

【陵威】 リョウイ =凌威。うちひしぐような威光。おかしがたい威厳のこと。また、その力。

凌虐 リョウギャク🔗🔉

【陵虐】 リョウギャク =凌虐。人をおかしてそこなう。しいたげて、痛めつけること。

凌冒 リョウボウ🔗🔉

【陵冒】 リョウボウ =凌冒。相手をひしぎおかすこと。『陵犯リョウハン』

凌辱 リョウジョク🔗🔉

【陵辱】 リョウジョク =凌辱。人を痛めつけはずかしめる。女を暴力でおかすこと。

凌雲之志 リョウウンノココロザシ🔗🔉

【陵雲之志】 リョウウンノココロザシ =凌雲之志。〈故事〉高い空にある雲をのりこえるほどの志。俗世間をはるかに超越した遠大な志のこと。〔→漢書出世して高い位につこうとする志。

凌傲 リョウゴウ🔗🔉

【陵傲】 リョウゴウ =凌傲。人をうちひしいで、おごりたかぶる。

凌肆 リョウシ🔗🔉

【陵肆】 リョウシ =凌肆。人の上位にのしあがって、ふるまいがかって気ままなこと。▽「肆」は、かって気まま。

凌駕 リョウガ🔗🔉

【陵駕】 リョウガ =凌駕。地位・身分・能力で、他人をしのぎのりこえること。

凌罵 リョウバ🔗🔉

【陵罵】 リョウバ =凌罵。相手を見下してののしる。

凌暴 リョウボウ🔗🔉

【陵暴】 リョウボウ =凌暴。人を痛めつけ乱暴する。

凌轢 リョウレキ🔗🔉

【陵轢】 リョウレキ =凌轢。力ずくで侵入しふみにじる。

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