あや【文・綾】 (１)斜交する線によって表された模様。また，模様・筋。「―を描く」 (２)物事の複雑に入り組んだ仕組み。すじみち。「事件の―」「文章の―」

あやおり【綾織り】 「斜文織（しやもんお）り」に同じ。

あやぎぬ【綾絹】 綾織りの絹。あやけん。

あやせ【綾瀬】 神奈川県中部の市。近郊農業用地の住宅・工業用地化が進む。米軍厚木航空基地がある。

あやとり【綾取り】 (１)輪にしたひもを指や手首にかけていろいろな形に作り，また，それを互いに取り合って別の形に作ったりする女子の遊び。糸取り。 (２)曲芸の一。竹に綱をつけ，これを投げ上げては受け止める。

あやど・る【綾取る・操る】 （動五） (１)たすきなどを十文字に結ぶ。 (２)美しくいろどる。（文章などを）美しくかざる。「春の野山を―・る草花」「文章を―・る」

あやな・す【綾なす・彩なす】 （動五） (１)美しい模様や色で飾る。「もみじが―・す山々」 (２)うまく扱う。あやつる。

あやにしき【綾錦】 綾と錦。衣服・紅葉などの美しいものの形容にもいう。

あやべ【綾部】 京都府中北部福知山盆地東部の市。近世，九鬼氏の城下町。大本教（おおもときよう）の発祥地。

りょうなん【綾南】 香川県中央部，綾歌（あやうた）郡の町。溜め池が多い。琴平街道の綾川の渡河点として発達。

【綾】 〔画　数〕14画　− 人名用漢字 〔区 点〕1629〔ＪＩＳ〕303D〔シフトJIS〕88BB 〔音 訓〕リョウ・あや 〔名乗り〕あや 〔熟語一覧〕 →文・綾（あや） →綾織り（あやおり） →綾絹（あやぎぬ） →綾瀬（あやせ） →綾取り（あやとり） →綾取る・操る（あやどる） →綾なす・彩なす（あやなす） →綾錦（あやにしき） →綾部（あやべ） →石垣綾子（いしがきあやこ） →紗綾形（さやがた） →杉綾（すぎあや） →建部綾足（たけべあやたり） →綾南（りょうなん）