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え‐ごう【業】(ヱゴフ)🔗🔉

え‐ごう【業】(ヱゴフ) 仏語。 1 智に裏付けされた行為。 2 事物や道理を知り、推理、判断する働き。智業に対していう。

ぎょう【業】(ゲフ)🔗🔉

ぎょう【業】(ゲフ) 1 やるべきこと。しごと。事業。*今昔‐一〇・四〇「常に相ひ互に行き会ひて、酒を呑むを以て業とす」 2 暮らして行くための仕事。なりわい。職業。*今昔‐二〇・一七「釣を業とする者在り」 3 学問。学業。技芸。「医科の業を終える」

ごう【業】(ゴフ)🔗🔉

ごう【業】(ゴフ) (梵karmanの訳語) 1 仏語。意志による身心の活動、行為。一般に身・口・意の三業に分ける。また、身・口の二業に、他に示すことのできる表業と他に示すことのできない無表業の二つを分ける。善心による善業、悪心による悪業、善悪いずれでもない無記業の三業に分けることもある。 2 前世の善悪の行為によって、現世においてうける応報。*宇津保‐藤原の君「ごうにやあらざりけむ。御病おこたりぬ」 3 特に悪業、罪業をいう。*説経・をくりの判官‐二「てるてのひめ女ほう達の、ごうの程おそろしやと」 4 「ごうはら(業腹)」の略。 ●業が=煮える[=煎(い)れる・湧く] 腹ただしさに、気がいらだつ。じれったくなる。しゃくにさわる。 ●業に沈む 悪業のために苦しみをうけて浮かばれない。 ●業の風 衆生の悪業に感じて地獄に起こるという大暴風。業風。 ●業の秤(はかり) 地獄で生前の悪業をはかるという秤。 ●業を曝(さら)す 前世の業によって受けた恥を世にさらす。 ●業を=煮やす[=沸(わ)かす] なかなからちがあかず、腹を立てる。

なり【業】🔗🔉

なり【業】 (動詞「なる(業)」の名詞化で、「なり(成)」と同源)暮らしのための仕事。生業。なりわい。*万葉‐八〇一「家に帰りて奈利(ナリ)を為まさに」

ひすか‐わざ【業・業】🔗🔉

ひすか‐わざ【業・業】 ひねくれた行い。また、みだりがわしい行為。〔新撰字鏡〕

わざ【業・技】🔗🔉

わざ【業・技】 1 深い意味や、重大な意図をもつ行為や行事。*続日本紀‐天平神護二年一〇月二〇日・宣命「朕(あ)が敬まひ報いまつる和佐(ワサ)としてなも此の位冠を授けまつらく」 2 意識的に何事かをすること。また、その行為。しわざ。おこない。*万葉‐七二一「風流(みやび)なみ吾がする和射(ワザ)を」 3 仏事。法要。*古今‐五五六「しもついづもでらに人のわざしける日」 4 習慣化した行為で、目的をもつもの。仕事。つとめ。職業。*古本説話集‐五〇「大木ども、ただこの牛一つして、運ぶわざをなんしける」 5 でき事。事柄。物事の深い事情や状態、次第などを問題にしていう。「容易なわざではない」*源氏‐夕顔「鍵を置きまどはし侍りて、いとふびんなるわざなりや」 6 技芸。技術。手段。腕前。「わざを磨く」*平家‐九「雨をもらさぬわざもなし」 7 特に、相撲や柔道、剣道などで、勝敗を決める一定の型をもった技術、技法。 8 わざわい。たたり。害。*虎明本狂言・附子「わざをするものはだまると云ふほどに」

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