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たい‐ふ【大夫】🔗🔉

たい‐ふ【大夫】 中国での官位の呼称。 1 周代の職名。卿(けい)の下、士の上に位する執政官で、上大夫、中大夫、下大夫の三等に分かれる。秦、漢以後も御史大夫、光禄大夫などの官名があるが、周代の制とは異なる。 2 秦代の爵位の名。 (秦の始皇帝が、泰山に登って雨にあい、松の下に雨やどりしてこれに2の爵位を与えたという「史記‐封禅書」に見える故事から)「まつ(松)」の異名。 日本での地位の呼称。 1 古く天皇の御前に祗候(しこう)する臣下の称。また、その主だった者。大化前代、大臣・大連に次ぐ議政官。まえつぎみ。まうちきみ。まちぎみ。 2 律令制で、一位から五位までの人の尊称。また、一位から五位までの総称。 3 公卿(くぎょう=一・二・三位)の次位。四位と五位の総称。 4 五位の通称。また、尊称。例えば無官大夫は五位であって現職のない者、民部大夫は民部省の丞(じょう)で五位の者。 5 ⇒だいぶ(大夫) 6 ⇒たゆう(大夫)2、3 7 (中国の諸侯・卿・大夫・士などになぞらえて)江戸時代、旗本をさしていう。 ●大夫の監(げん) 大監(だいげん)の地位にあって従五位に叙せられた者。大監は正六位下相当であるが、その従五位下に昇進したものを、とくにいう。 ●大夫の史(し) 左大史で、五位に叙せられた者。大史の相当位階は六位であるが、責任者は五位に叙せられた。 ●大夫の=判官(ほうがん)[=尉(じょう)] 検非違使庁(けびいしのちょう)の尉(第三等官、六位相当)で、五位に叙せられた者。大夫の尉。五位の尉。大夫判官。

たい‐ふ【大父】🔗🔉

たい‐ふ【大父】 1 祖父。おおじ。 2 父のように、かわいがり育ててくれる大きな存在。

たい‐ふ【大府】🔗🔉

たい‐ふ【大府】 1 昔、中国で、宮廷や政府の器物の収納蔵。転じて、それを管理し、また財政をつかさどった官。 2 中国、唐代の郡守の敬称。 3 大蔵省(おおくらしょう)の唐名。 4 大宰府(だざいふ)の略称。 5 幕府の敬称。 6 大名の家老などの敬称。

たい‐ふ【大輔・大副】🔗🔉

たい‐ふ【大輔・大副】 1 律令制で、神祇官および八省の次官の上位の者。おおいすけ。 (大副)神祇官の次官。その下に少副がある。(大輔)中務、式部、治部、民部、兵部、刑部、大蔵、宮内の八省の次官。その下に少輔(しょう)がある。 2 明治二年に設置された官職の名。いずれも勅任官。 神祇官の次官の上位。明治四年、神祇官とともに廃止。各省の次官の上位。明治一九年廃止。

たい‐ふ【太傅】🔗🔉

たい‐ふ【太傅】 1 中国、周代の三公の一つ。天子の師傅となる官。 2 左大臣(さだいじん)の唐名。また、太政大臣(だいじょうだいじん)の唐名。 3 藤原仲麻呂執政時代の天平宝字二年、官名を唐風に改称した時、左大臣を改めたもの。同八年仲麻呂の死とともに旧に復した。 4 旧皇室典範で、天皇が未成年のとき、その保育の任にあたる職。

たい‐ふ【貸付】🔗🔉

たい‐ふ【貸付】 金銭、土地、建物などを貸し付けること。

たい‐ふう【大風】🔗🔉

たい‐ふう【大風】 1 はげしく吹く風。強い風。おおかぜ。 2 西風の異名。 3 ハンセン病の異称。

たい‐ふう【台風・颱風】🔗🔉

たい‐ふう【台風・颱風】 北太平洋西部、北緯五〜二〇度付近に発生する熱帯性低気圧で最大風速毎秒一七メートル以上に発達したものをいう。特に夏から秋にかけては暴風雨を伴って大陸沿岸地方に襲来し、大規模な風水害をもたらすことが少なくない。《季・秋》 ●台風の目(め) 1 台風の中心付近にある、風が弱く雲の少ない円形の区域。普通直径数十キロメートル。 2 物事に大きな影響を与えるもととなるもの。

たい‐ふく【大幅】🔗🔉

たい‐ふく【大幅】 大きな掛け物、掛け軸。

たい‐ふく【大腹・太腹】🔗🔉

たい‐ふく【大腹・太腹】 1 大きな腹。ふとい腹。 2 (形動)度量の大きいさま。ふとっぱら。大腹中。

たい‐ふく【体輻】🔗🔉

たい‐ふく【体輻】 生物体を相称面で分けたとき、その相互に対応した構造をもつ部分をいう。

たいふく‐し【大腹子】🔗🔉

たいふく‐し【大腹子】 檳榔樹(びんろうじゅ)の一種。種子は大形でやや扁平。檳榔樹と同様に薬用とする。

たい‐ふじん【大夫人・太夫人】🔗🔉

たい‐ふじん【大夫人・太夫人】 1 (大夫人)天子の生母である夫人、女御を敬っていう語。皇太夫人。 2 母の称。

たいふ‐とう【大補湯】(‥タウ)🔗🔉

たいふ‐とう【大補湯】(‥タウ) (「十全大補湯」の略)漢方の薬方で、にんじん・白朮(びゃくじゅつ)・当帰などを原料にした強壮補精薬。

たい‐ふん【堆糞】🔗🔉

たい‐ふん【堆糞】 馬糞などを積み重ねて腐らせた肥料。堆肥。

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