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ねじ【螺子・捻子・捩子・螺旋】(ねぢ)🔗🔉

ねじ【螺子・捻子・捩子・螺旋】(ねぢ) (上一段活用動詞「ねじる(捩)」の名詞化) 1 物をしめつけるのに用いる、螺旋状の溝のあるもの。また、その溝。外側に溝のある丸棒状のものを雄ねじ、内側に溝があるものを雌ねじという。 2 水道の栓、電灯のスイッチ、時計のぜんまいを巻く部分など、螺旋状またはねじるような仕組みになった箇所。また、その仕組み。 ●螺子が緩(ゆる)む 緊張がゆるんでだらしなくなる。たるむ。 ●螺子を巻(ま)く 気持や態度がゆるんだ時、注意したり叱ったりして、改めさせる。

ねじ‐あい【捩合】(ねぢあひ)🔗🔉

ねじ‐あい【捩合】(ねぢあひ) ねじあうこと。格闘。

ねじ‐あ・う【捩じ合う・捻じ合う】(ねぢあふ)🔗🔉

ねじ‐あ・う【捩じ合う・捻じ合う】(ねぢあふ) 〔自ハ四〕互いにねじる。組み打ちをする。もみ合う。*仮・竹斎‐下「押し返し押し戻し<略>暫しねぢあふその隙に」

ねじ‐あ・ける【捩じ開ける・捻じ開ける】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐あ・ける【捩じ開ける・捻じ開ける】(ねぢ‥) 〔他カ下一〕ねぢあ・く〔他カ下二〕ねじって無理にあける。

ねじ‐あ・げる【捩じ上げる・捻じ上げる】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐あ・げる【捩じ上げる・捻じ上げる】(ねぢ‥) 〔他ガ下一〕ねぢあ・ぐ〔他ガ下二〕ねじって上へあげる。*虎明本狂言・茫々頭「両のかひなをねぢあげられて」

ねじ‐あな【螺子穴】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐あな【螺子穴】(ねぢ‥) 螺旋状の溝を切ってある穴。雌ねじの穴。

ねじ‐あやめ【捩菖蒲】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐あやめ【捩菖蒲】(ねぢ‥) アヤメ科の多年草。朝鮮・中国原産で、観賞用に庭園で栽培される。葉は群がって生え、長さ三〇〜九〇センチメートルの線形でねじれ、下部は紫色を帯びる。春、茎頂の鞘包(しょうほう)の間に芳香のある淡青紫色、まれに白色の花を開く。漢名、蠡実・馬藺。ばりん。ばれん。《季・春》

ねじ‐い・れる【捩じ入れる・捻じ入れる】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐い・れる【捩じ入れる・捻じ入れる】(ねぢ‥) 〔他ラ下一〕ねぢい・る〔他ラ下二〕ねじって中にいれる。ねじってはめこむ。ねじこむ。*米沢本沙石集‐九・一七「香盤の蓋に竹の筒をねぢ入て」

ねじ‐がい【捩貝】(ねぢがひ)🔗🔉

ねじ‐がい【捩貝】(ねぢがひ) イトカケガイ科の巻き貝。房総半島以南に分布。潮間帯の岩礁のくぼみにすみ、イソギンチャクに半寄生する。殻高三センチメートル、殻径一・二センチメートルの高円錐形で殻は厚い。殻表は白色で、螺層の縫合部に黒褐色帯があり、板状の一〇〜一五の縦肋(じゅうろく)が殻頂から走る。殻口は丸い。

ねじ‐かけ【捩掛】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐かけ【捩掛】(ねぢ‥) 雪道用に、藁(わら)で作った即席のはきもの。足に藁をあてて、巻きつけるようにして編んだもの。

ねじ‐かご【捩籠】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐かご【捩籠】(ねぢ‥) 麦わらをねじれた方錐形に編んだかご。蝉、蜻蛉(とんぼ)などを入れる。

ねじ‐がね【捩金】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐がね【捩金】(ねぢ‥) 1 ねじ曲がった鉄。 2 長方形でまん中がねじれた形の駄菓子。

ね‐しき【寝敷】🔗🔉

ね‐しき【寝敷】 1 寝床。*俳・物種集「ねしきまて引まくりたる草の庵」 2 =ねおし(寝押)

ねじ‐き【捩木・綟木】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐き【捩木・綟木】(ねぢ‥) 1 ねじった木。ねじれた木。 2 ツツジ科の落葉高木。本州、四国、九州の山地に生える。高さ約五メートル。幹はややねじれ、若枝は赤色を帯びる。葉は互生。柄をもち卵形ないし楕円形で長さ五〜一〇センチメートル。初夏、前年枝の葉腋から総状花序を出し白い筒状花を垂らす。材は細工用。この木炭で漆器をみがく。かしおしみ。かしおすみのき。めしつぶのき。

ねじ‐きり【捻切】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐きり【捻切】(ねぢ‥) 奴(やっこ)などが短い上着を着て、尻端折りをすること。

ねじ‐きり【螺子切】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐きり【螺子切】(ねぢ‥) ダイスやタップなどを用いて、材料に溝を彫り、ねじを作る作業。

ねじ‐ぎり【螺子錐】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ぎり【螺子錐】(ねぢ‥) 歯が螺旋状になっていて、ねじのように回して使う錐。まいぎり。

ねじ‐き・る【捩じ切る・捻じ切る】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐き・る【捩じ切る・捻じ切る】(ねぢ‥) 〔他ラ五(四)〕ねじって切断する。ひねって切る。また、強く切る。ねじり切る。*虎寛本狂言・布施無経「十疋の布施物を真中よりふっつりとねぢ切て」

ねじ・く【拗く】(ねぢく)🔗🔉

ねじ・く【拗く】(ねぢく) 〔自カ下二〕⇒ねじける(拗)

ねじ‐くぎ【螺子釘】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐くぎ【螺子釘】(ねぢ‥) 足の部分を雄ねじに切ってある釘。幕末期に西洋式造船術に伴って導入された洋式の釘で、結合度が強い。

ねじ‐くび【捩首】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐くび【捩首】(ねぢ‥) 首を手でねじ切ること。手で首をねじって殺すこと。また、その首。

ねじ‐く・る【捩くる・捻くる・拗くる】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐く・る【捩くる・捻くる・拗くる】(ねぢ‥) 〔他ラ五(四)〕ねじって回す。ひねり回す。ねじる。ひねくる。*滑・八笑人‐初「是を見せてはなほなほねじくり」 〔自ラ下二〕⇒ねじくれる(捩)

ねじ‐く・れる【捩くれる・拗くれる】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐く・れる【捩くれる・拗くれる】(ねぢ‥) 〔自ラ下一〕ねぢく・る〔自ラ下二〕 1 ねじれて曲がる。曲がりくねる。 2 性格や態度がすなおでなく、曲がる。ひねくれる。「性質にねじくれたところがある」

ねじけ【拗】(ねぢけ)🔗🔉

ねじけ【拗】(ねぢけ) ねじけること。性格がひねくれていること。また、その人。

ねじ‐ゲージ【螺子ゲージ】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ゲージ【螺子ゲージ】(ねぢ‥) ねじ検査用の限界ゲージ。リングゲージとプラグゲージがある。

ねじけ‐がまし【拗けがまし】(ねぢけ‥)🔗🔉

ねじけ‐がまし【拗けがまし】(ねぢけ‥) 〔形シク〕(「がまし」は接尾語) 1 心がねじけているようである。ひねくれている傾向がある。すなおでない。ひがみっぽい。*源氏‐帚木「いと口惜しく、ねぢけがましきおぼえだになくは」 2 正常でない。不自然である。どことなく変わって感じられる。*源氏‐乙女「ゆかり睦び、ねぢけがましき様にて」

ねじけ・し【拗けし】(ねぢけし)🔗🔉

ねじけ・し【拗けし】(ねぢけし) 〔形ク〕ねじけている。ひねくれている。*今昔‐四・三一「其の国王の心極てねぢけくて」

ねじけ‐びと【拗人・佞人】(ねぢけ‥)🔗🔉

ねじけ‐びと【拗人・佞人】(ねぢけ‥) 心がねじけている人。ひねくれた人。また、悪人。ねじけもの。

ねじけ‐もの【拗者・佞者】(ねぢけ‥)🔗🔉

ねじけ‐もの【拗者・佞者】(ねぢけ‥) =ねじけびと(拗人)

ねじ・ける【拗ける】(ねぢける)🔗🔉

ねじ・ける【拗ける】(ねぢける) 〔自カ下一〕ねぢ・く〔自カ下二〕(「ねじる(拗)」に対する自動詞) 1 形状が曲がりくねる。ねじくれてゆがむ。*浜松中納言‐一「くちびるは丹といふ物塗りたるやうに、いささかもねぢけたるところなく」 2 心がすなおでなくなる。ひねくれる。ひがむ。*蜻蛉‐上「いとねぢけたるものの大輔などいはれぬれば」

ねじ‐こ・む【捩じ込む・捻じ込む】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐こ・む【捩じ込む・捻じ込む】(ねぢ‥) 〔他マ五(四)〕 1 ねじってはめ込む。ねじり入れる。 2 無理に入れる。強引に押し込む。また、無造作に入れる。「金をポケットにねじ込む」*浄・丹波与作待夜の小室節‐中「そんなら是で拾貫分。相場は十三木綿巾着ねぢこんでこそ帰りける」 〔自マ五(四)〕 1 相手の失言や失敗などをなじる。また、文句を言いに押しかける。強く抗議する。「隣家からねじ込まれる」 2 押し入る。はいり込む。*伎・高麗大和皇白浪‐五立「二三百両、是斎めに掴ませて、後の月から捻(ネ)ぢこんだも」

ねじ‐ころ・す【捩じ殺す・捻じ殺す】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ころ・す【捩じ殺す・捻じ殺す】(ねぢ‥) 〔他サ四〕ねじって殺す。ひねり殺す。*徒然草‐一六二「打ちふせねぢころしければ」

ねじ‐コンベヤ【螺子コンベヤ】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐コンベヤ【螺子コンベヤ】(ねぢ‥) 断面の下部が半円形の樋(とい)の中にねじ羽根を回転させ、ねじ面に沿って輸送を行うもの。通常は軽い粉体の運搬に利用。

ねじ‐じょうご【拗上戸】(ねぢジャウゴ)🔗🔉

ねじ‐じょうご【拗上戸】(ねぢジャウゴ) 酔うとやたらに理屈をこねて、人にからむ癖があること。また、その人。

ねじ‐そで【捩袖】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐そで【捩袖】(ねぢ‥) 袖口を袖つけに向かって折り曲げて仕立てた仕事着の袖。

ねじ‐たお・す【捩じ倒す・捻じ倒す】(ねぢたふす)🔗🔉

ねじ‐たお・す【捩じ倒す・捻じ倒す】(ねぢたふす) 〔他サ四〕ねじって倒す。ねじるようにして倒す。ねじ伏せる。

ね‐じたく【寝支度】🔗🔉

ね‐じたく【寝支度】 寝るための支度。

ねじ‐づえ【捩杖】(ねぢづゑ)🔗🔉

ねじ‐づえ【捩杖】(ねぢづゑ) ねじ曲がった杖。

ねじ‐と・る【捩じ取る・捻じ取る】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐と・る【捩じ取る・捻じ取る】(ねぢ‥) 〔他ラ四〕ねじってもぎとる。強引にとる。もぎとる。*仮・浮世物語‐三「主君よりその宥免もなくこきとりねぢとり」

ね‐しな【寝しな】🔗🔉

ね‐しな【寝しな】 (「しな」は接尾語)寝ようとするとき。寝てまもなくの頃。寝ぎわ。「寝しなに客が来る」

ね‐じに【寝死】🔗🔉

ね‐じに【寝死】 寝たまま死ぬこと。眠っている間に死ぬこと。*平家‐六「降三世の大阿闍梨、大行事の彼岸所にしてね死にしぬ」

ねじ‐ぬき【螺子抜】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ぬき【螺子抜】(ねぢ‥) ねじを抜くのに用いる道具。

ねじ‐はちまき【捩鉢巻】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐はちまき【捩鉢巻】(ねぢ‥) 手拭・布などをねじって頭に巻き、額(ひたい)で結んだはちまき。威勢よく物事を行うときなどにする。ねじりはちまき。

ねじ‐ばな【捩花】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ばな【捩花】(ねぢ‥) ラン科の多年草。各地の原野、芝地や田の畔の草の中に生える。高さ一五〜三〇センチメートル。地下に白い紡錘形の根が三〜四個ある。葉は根生し、広線形。初夏、紅紫色の小さな花がねじれた花序に穂状につく。漢名、盤竜参。もじずり。ひだりまき。《季・夏》

ねじ‐ひき【捩引・捻引】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ひき【捩引・捻引】(ねぢ‥) ねじるようにして引くこと。*虎寛本狂言・膏薬煉「今度は鎌倉の方へ捻(ネ)ぢ引に致さう」

ねじ‐ふくさ【捩袱紗】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ふくさ【捩袱紗】(ねぢ‥) 金銭などを包む時、ふくさをねじって包むこと。また、そのねじったふくさ。ひねりふくさ。

ねじ‐ふ・せる【捩じ伏せる・捻じ伏せる】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ふ・せる【捩じ伏せる・捻じ伏せる】(ねぢ‥) 〔他サ下一〕ねぢふ・す〔他サ下二〕 1 相手の腕をねじって倒し、押さえつける。*浄・国性爺合戦‐五「すきをあらせず滅多打ち、ねぢふせねぢふせ縛りつけ」 2 無理に屈伏させる。強引に自分の支配下に置く。

ねじ‐ふで【捩筆】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ふで【捩筆】(ねぢ‥) 蒔絵師(まきえし)の使用するきわめて細い筆。

ねじ‐プロペラ【螺子プロペラ】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐プロペラ【螺子プロペラ】(ねぢ‥) スクリューのこと。

ねじ‐ポンプ【螺子ポンプ】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ポンプ【螺子ポンプ】(ねぢ‥) ケーシングに内接して一〜三本のねじ棒をかみ合わせ、その回転によって液体を押し出す構造のポンプ。おもに油用に使用。

ねじ‐ま・げる【捩じ曲げる・捻じ曲げる】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐ま・げる【捩じ曲げる・捻じ曲げる】(ねぢ‥) 〔他ガ下一〕ねぢま・ぐ〔他ガ下二〕ねじって曲げる。ねじるようにして曲げる。「腕を捻じ曲げる」*浄・用明天皇職人鑑‐職人尽し「まがらぬ木竹ねぢまげて」

ねじ‐まわし【螺子回】(ねぢまはし)🔗🔉

ねじ‐まわし【螺子回】(ねぢまはし) ビス、ねじくぎを締める際、または抜きとる際に用いる工具。ドライバー。

ねじ‐まわ・す【捩じ回す・捻じ回す】(ねぢまはす)🔗🔉

ねじ‐まわ・す【捩じ回す・捻じ回す】(ねぢまはす) 〔他サ四〕ねじってまわす。ねじりまわす。*咄・醒睡笑‐七「そのまま脇差をねぢまはし」

ねじ‐む・く【捩じ向く・捻じ向く】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐む・く【捩じ向く・捻じ向く】(ねぢ‥) 〔自カ四〕首やからだをねじってその方に向く。*山王絵詞‐八「御聴聞の簾中にねちむきて申けるは」 〔他カ下二〕⇒ねじむける(捩向)

ね‐じめ【音締】🔗🔉

ね‐じめ【音締】 琴や三味線などの弦を巻きしめて、調子を整えること。また、その音の冴えや音色。

ねじ‐む・ける【捩じ向ける・捻じ向ける】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐む・ける【捩じ向ける・捻じ向ける】(ねぢ‥) 〔他カ下一〕ねぢむ・く〔他カ下二〕ねじって、その方へ向かせる。「身体をねじむける」

ね‐じめ【根締】🔗🔉

ね‐じめ【根締】 1 物の根もとをしめ固めること。 2 物事の根本。中心。 3 移植した樹木の根もとをしっかりと固めること。また、その根もとの固めにするもの。 4 庭の立ち木や鉢植えの木などの根もとがゆるまないように根へあしらう小草の類。 5 生け花で、さした花や枝の根もとをしめ、形を整えるためにさし添える草花など。 ●根締めが極(き)まる 相談がまとまる。約束がまとまる。 ●根締めを極(き)める (もとをきめてかかるの意から) 1 約束する。確約をとりつける。また、覚悟をきめる。 2 財布の紐をしめる。金銭を貯めこむ。

ねじめ【禰寝】🔗🔉

ねじめ【禰寝】 姓氏。大隅国禰寝院の豪族。平清重が禰寝院南俣の地頭に補任し、祖となる。富田城に住み、禰寝院を領有した。南北朝時代、清有は足利方に属し、戦功により大禰寝院の地頭職を兼ねた。戦国時代島津氏に属し、のち薩摩国吉利に移り、江戸中期の清香以後、小松氏と改称。薩摩藩側役として討幕、大政奉還に活躍した小松帯刀はこの族の出。

ねじ‐もど・す【捩じ戻す・捻じ戻す】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐もど・す【捩じ戻す・捻じ戻す】(ねぢ‥) 〔他サ四〕ねじって、元へもどす。逆にもどす。*虎寛本狂言・膏薬煉「何とねぢ戻いたでは無いか、まんまとねぢ戻された」

ねじ‐もの【拗者】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐もの【拗者】(ねぢ‥) 性質のねじけた者。

ねじ‐やぶ・る【捩じ破る・捻じ破る】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐やぶ・る【捩じ破る・捻じ破る】(ねぢ‥) 〔他ラ四〕ねじってやぶる。ねじってこわす。

ねじ‐やま【螺子山】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐やま【螺子山】(ねぢ‥) ねじのすじの盛り上がっている部分。

ねじやま‐ゲージ【螺子山ゲージ】(ねぢやま‥)🔗🔉

ねじやま‐ゲージ【螺子山ゲージ】(ねぢやま‥) 大小ピッチのねじ型を刻んだ鋼片を組み合わせた測定器。ねじ山のピッチが簡単に測定できる。ピッチゲージ。

ねじ‐よ・る【捩じ寄る・捻じ寄る】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐よ・る【捩じ寄る・捻じ寄る】(ねぢ‥) 〔自ラ四〕からだをねじって無理に近寄る。ねじり込むようにして、じわじわと近寄る。にじりよる。*徒然草‐一三七「花の本にはねぢより立ちより」

ねじり【捩・捻】(ねぢり)🔗🔉

ねじり【捩・捻】(ねぢり) 1 ねじること。また、ねじったもの。 2 綛糸(かせいと)をねじって一括としたものの称。

ねじり‐しけん【捩試験】(ねぢり‥)🔗🔉

ねじり‐しけん【捩試験】(ねぢり‥) 金属のねじりに対する強さを測定すること。

ねじり‐ばかり【捩秤】(ねぢり‥)🔗🔉

ねじり‐ばかり【捩秤】(ねぢり‥) 細い金属線のねじれによる力のモーメントを利用して、微小な力を測定する装置。静電気力、磁気力、万有引力などの精密測定に用いる。

ねじり‐はちまき【捩鉢巻】(ねぢり‥)🔗🔉

ねじり‐はちまき【捩鉢巻】(ねぢり‥) =ねじはちまき(捩鉢巻)

ねじり‐ひげ【捩髭】(ねぢり‥)🔗🔉

ねじり‐ひげ【捩髭】(ねぢり‥) 先をひねり上げたひげ。

ねじり‐ふりこ【捩振子】(ねぢり‥)🔗🔉

ねじり‐ふりこ【捩振子】(ねぢり‥) 吊り下げた弾性糸の下部に振子をとりつけ、回転振動させる装置。弾性糸の剛性率を測定する。

ね・じる【捩る・捻る・拗る】(ねぢる)🔗🔉

ね・じる【捩る・捻る・拗る】(ねぢる) 〔他ザ上一(ダ上一)〕ね・づ〔他ダ上二〕 1 =ねじる(捩)1〔五段活用動詞〕*今昔‐一〇・一二「鳴かぬ雁の頸をねぢて、殺して調て、御肴に備へたり」 2 =ねじる(捩)〔五段活用動詞〕2 〔自ダ上一〕ね・づ〔自ダ上二〕くねり曲がる。ねじくれる。*日葡辞書「ハシラガ negita(ネジタ)」

ねじ・る【捩る・捻る・拗る】(ねぢる)🔗🔉

ねじ・る【捩る・捻る・拗る】(ねぢる) 〔他ラ五(四)〕(上一段活用「ねじる(捩)」の四段活用化) 1 棒状や糸状など細長いものの両端を持って、互いに逆の方向に回す。また、一端が固定された他の一端をにぎって、無理に回す。ひねる。「足の筋を捻る」*仮・可笑記‐一「ねぢり殺さうの、なげすてうのとどしめけども」 2 回転するようにつくったスイッチや栓などを右または左に回す。ひねる。「チャンネルをねじる」 3 螺旋のついたものをひねって動かす。 4 盛んに苦情や文句をいいたてる。なじり責める。 〔自ラ下二〕⇒ねじれる(捩)

ねじれ【捩・捻・拗】(ねぢれ)🔗🔉

ねじれ【捩・捻・拗】(ねぢれ) 1 ねじれること。また、ねじれたもの。 2 柱状の弾性体の一端を固定し、他端にその中心軸を軸とする偶力を作用させたときに起こる変形。

ねじれ‐ぎり【捩錐】(ねぢれ‥)🔗🔉

ねじれ‐ぎり【捩錐】(ねぢれ‥) 外周にねじ溝があり、先端に刃をつけた錐。ドリル。

ねじればね‐もく【撚翅目】(ねぢればね‥)🔗🔉

ねじればね‐もく【撚翅目】(ねぢればね‥) 昆虫類の一目名。おもに北半球に約三〇〇種知られている。寄生性の小昆虫で、半翅(はんし)目、膜翅目などの昆虫に幼虫が内部寄生する。雌は蛆虫(うじむし)状、雄はコバチに似るが、前ばねが小さく棍棒状に退化し、後ろばねは膜質で大きな扇状をなす。ねんしるい。

ねじ・れる【捩れる・捻れる・拗れる】(ねぢれる)🔗🔉

ねじ・れる【捩れる・捻れる・拗れる】(ねぢれる) 〔自ラ下一〕ねぢ・る〔自ラ下二〕 1 くねり曲がる。ひねり曲がる。ねじられた状態になる。ねじくれる。よじれる。「釣糸がねじれる」 2 性質が素直でなくなる。ひねくれる。「根性がねじれた人」

ね‐じろ【根白】🔗🔉

ね‐じろ【根白】 (流水に洗われたりして)草木の根の白いこと。*古事記‐下・歌謡「泥士漏(ネジロ)の白腕(しろただむき)」

ね‐じろ【根城】🔗🔉

ね‐じろ【根城】 (「根本の城」の意) 1 根拠とする城。主将・大将の居城。本丸。本城。 2 (転じて)行動の根拠とする場所。根拠地。

ねじ‐わ・ぐ【捩じ綰ぐ・捻じ綰ぐ】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐わ・ぐ【捩じ綰ぐ・捻じ綰ぐ】(ねぢ‥) 〔他ガ下二〕ねじって輪のように曲げる。*浄・用明天皇職人鑑‐道行「薬の釜の煮えたつに、ねぢわげてしぼり入れ」

ねじわけ‐がみ【捩分髪】(ねぢわけ‥)🔗🔉

ねじわけ‐がみ【捩分髪】(ねぢわけ‥) 無造作にねじって巻き上げた髪。つぶわげ。

ねじ‐わ・ける【捩じ分ける・捻じ分ける】(ねぢ‥)🔗🔉

ねじ‐わ・ける【捩じ分ける・捻じ分ける】(ねぢ‥) 〔他カ下一〕ねぢわ・く〔他カ下二〕ねじってわける。ひねってわける。

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