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ろん【論】🔗🔉

ろん【論】 1 物事の道理を述べること。述べ語ること。 2 言い争うこと。意見を戦わすこと。議論すること。また、文句を言うこと。「論を戦わす」 3 意見(見解。考え。「亡国の論」 4 論蔵(ろんぞう)のこと。また、仏教論師の著した論書、すなわち教義の綱要書、あるいは十二分経中の優婆提舎(うばだいしゃ)など。 5 漢文の文体の一つ。自己の意見を述べ主張する文。 ●論より証拠(しょうこ) 議論するより証拠によって物事は明らかになるという意。 ●論を俟(ま)たない 論ずるまでもない。当然のこととして明らかである。

ろん‐い【論意】🔗🔉

ろん‐い【論意】 議論の趣旨。論旨。

ろん‐か【論過】(‥クヮ)🔗🔉

ろん‐か【論過】(‥クヮ) 1 一通り論じること。 2 誤った知識や思考。虚偽。

ろん‐がい【論外】(‥グヮイ)🔗🔉

ろん‐がい【論外】(‥グヮイ) 1 議論の範囲外。 2 (形動)論ずるまでもないこと。議論する価値もないこと。もってのほかのこと。「そんな意見は論外だ」

ろん‐かく【論客】🔗🔉

ろん‐かく【論客】 議論の巧みな人や議論を好む人。また、何事に関しても一応の意見をもち、それを盛んに述べ立てる人。議論家。ろんきゃく。

ろん‐ぎ【論議・論義】🔗🔉

ろん‐ぎ【論議・論義】 1 (―する)論じはかること。問答によって理非を明らかにすること。意見を述べ、論じ合うこと。議論。「それについとは論議が分かれる」「論議の的」 2 (―する)仏語。 経論の要義を問答すること。また、その儀式化されたもの。十二分経の一つ。優婆提舎(うばだいしゃ)のこと。 3 能の構成部分の一つ。問答形式の部分で、地謡もしくはワキやツレとシテが掛け合いで謡う。原則として中入前か一曲の最後の地謡の前にはいる。

ろん‐きつ【論詰】🔗🔉

ろん‐きつ【論詰】 論じつめること。言いこめること。

ろん‐きゃく【論客】🔗🔉

ろん‐きゃく【論客】 =ろんかく(論客)

ろん‐きゅう【論及】(‥キフ)🔗🔉

ろん‐きゅう【論及】(‥キフ) 論じて、そのことに及ぶこと。「具体的な例に論及しながら筆を進める」

ろん‐きゅう【論究】(‥キウ)🔗🔉

ろん‐きゅう【論究】(‥キウ) 議論を進めて物の道理をおし決めること。論じきわめること。

ろん‐きょ【論拠】🔗🔉

ろん‐きょ【論拠】 議論のよりどころ。論が成り立つ根拠となるもの。「薄弱な論拠」

ロング🔗🔉

ロング (英long) 〔語素〕長いの意。「ロングラン」「ロングセラー」など。 1 卓球で、コートから離れて長い距離の打球を送ること。 2 「ロングショット1」の略。

ロング‐ショット🔗🔉

ロング‐ショット (英long shot) 1 全景がはいる遠距離から撮影すること。遠写し。 2 ゴルフで遠くへ打球すること。

ロング‐スカート🔗🔉

ロング‐スカート (英long skirt)丈の長いスカート。

ロング‐セラー🔗🔉

ロング‐セラー (英long seller)商品が、人気を得て、長期にわたって売れ続けること。また、そのもの。普通、本やレコードについていう。

ロング‐トン🔗🔉

ロング‐トン (英long ton)ヤード‐ポンド法による重量の単位の一つ。一ロングトンは二二四〇ポンド、約一〇一六キログラム。記号lt英トン。長トン。

ロング‐ヒット🔗🔉

ロング‐ヒット (アメリカlong hit)=ちょうだ(長打)

ロングフェロー🔗🔉

ロングフェロー (Henry Wadsworth Longfellow ヘンリー=ワズワース―)アメリカの詩人。歴史・伝承を盛った物語詩を作った。代表作「民謡詩集」「エバンジェリン」など。(一八〇七〜八二)

ロング‐ラン🔗🔉

ロング‐ラン (英long run)演劇、映画などを長期間連続して興行すること。

ロング‐レール🔗🔉

ロング‐レール (英long rail)=ちょうだいレール(長大―)

ろん‐けつ【論決】🔗🔉

ろん‐けつ【論決】 議論して決めること。

ろん‐けつ【論結】🔗🔉

ろん‐けつ【論結】 論じて結末をつけること。議論の結末をつけること。

ろんご【論語】🔗🔉

ろんご【論語】 中国の経書。二〇編。各編冒頭の文字をとって編名とする。四書の一つ。孔子の言行や弟子・諸侯・隠者との対話を記したもので、孔子の生前から記録され、その没後、門弟によって編纂されたと推定されている。人間の最高の徳として「仁」を措定し、そこにいたる道を礼と楽とを学ぶことに求める。儒教の原初的な理念、また周代の政治、社会情況を窺い知る上でも、最も基本的な資料。日本には応神天皇一六年百済から伝来したという。円珠経。

ろん‐こう【論功】🔗🔉

ろん‐こう【論功】 功績の有無・程度を論じ定めること。

ろん‐こう【論考・論攷】(‥カウ)🔗🔉

ろん‐こう【論考・論攷】(‥カウ) 論じ、考察すること。多く、「日本書紀論考」のように書名に用いられる。

ろんこう【論衡】(ロンカウ)🔗🔉

ろんこう【論衡】(ロンカウ) 中国の雑家書。三〇巻。後漢の王充撰。九〇年完成。君主が良い政治を行わないと天が地上に災いを及ぼすという天人相関説を単なる自然現象とみなし、天の意志を否定し、無意志な力「気」が万物の生成変化を支配するとし、鬼神の存在を否定。当時の国教の儒教をも強く批判。

ろんこう‐こうしょう【論功行賞】(‥カウシャウ)🔗🔉

ろんこう‐こうしょう【論功行賞】(‥カウシャウ) 功績の有無・大小を論じてそれに応じて賞を行うこと。

ろん‐こく【論告】🔗🔉

ろん‐こく【論告】 1 自己の信じるところを述べ告げること。意見を述べること。 2 刑事裁判で、証拠調べが終わった後、検察官が行う事実および法律の適用についての意見の陳述。その際に行われる求刑を含めていう場合もある。

ろんごしっかい【論語集解】🔗🔉

ろんごしっかい【論語集解】 「論語」の注釈書。一〇巻。魏の何晏撰。漢魏の諸説の集成で、現存最古の完備した書。の疏と合わせたものを「論語正義」という。

ろんごせいぎ【論語正義】🔗🔉

ろんごせいぎ【論語正義】 「論語」の注釈書。十三経注疏の一つ。二〇巻。魏の何晏注、宋の疏。

ろんご‐よみ【論語読】🔗🔉

ろんご‐よみ【論語読】 論語を読むこと。また、「論語読みの論語知らず」の意をきかせて、書物の上だけで、その意味を解する人をあざけっていう。 ●論語読みの論語(ろんご)=知(し)らず[=読(よ)まず] 書物に書いてあることを理解するだけで、実行の伴わない者をあざけっていう。

ロンサール🔗🔉

ロンサール (Pierre de Ronsard ピエール=ド―)一六世紀フランスの代表的詩人。プレイヤード詩派を指導、フランス語の洗練に努めた。作「オード集」など。(一五二四〜八五)

ろん‐ざい【論罪】🔗🔉

ろん‐ざい【論罪】 罪を論じて、刑を適用すること。

ろん‐さく【論策】🔗🔉

ろん‐さく【論策】 議論、または物事の方策を述べる文章。特に、時事や時勢などについて論じる文章。

ろん‐さん【論賛】🔗🔉

ろん‐さん【論賛】 1 人の業績を論じたたえること。 2 特に、史伝を記述した末に、記述者が加えた史実に対する論評。司馬遷が「史記」で「太史公曰」として自分の意見を記したのにならったもの。

ろん‐さん【論纂】🔗🔉

ろん‐さん【論纂】 論じあって編纂すること。また、その書。または、論文を集めた本。

ろん‐し【論士】🔗🔉

ろん‐し【論士】 論じる人。弁論をする人。弁士。

ろん‐し【論旨】🔗🔉

ろん‐し【論旨】 議論の要旨。議論の主旨。論意。

ろん‐し【論師】🔗🔉

ろん‐し【論師】 (「ろんじ」とも)仏語。論(経典の注釈書の類)を作った人。また、論蔵に通じた学者。

ろん‐しき【論式】🔗🔉

ろん‐しき【論式】 論理学で、三段論法の種々の形式。

ろん‐しゃ【論者】🔗🔉

ろん‐しゃ【論者】 (「ろんじゃ」とも)議論をする人。議論を好む人。また、故実・吉凶などにうるさい人。

ろん‐しゅう【論宗】🔗🔉

ろん‐しゅう【論宗】 特定の論書に基づいて開いた宗旨。すなわち、三論宗、法相宗、成実(じょうじつ)宗、摂論宗、地論宗、倶舎宗など。

ろん‐しゅう【論集】(‥シフ)🔗🔉

ろん‐しゅう【論集】(‥シフ) 論文を集めた書物。

ろん‐じゅつ【論述】🔗🔉

ろん‐じゅつ【論述】 論じ述べること。論をたてて述べること。また、そのもの。「論述式試験」

ろん‐しょ【論所】🔗🔉

ろん‐しょ【論所】 (「ろんじょ」とも) 1 訴訟上論争の対象となっている地所。山論、地境論、水論、入会論、用水悪水論などの土地。 2 論じ争うところ。議論すべき所。論点。争点。

ろん‐しょう【論証】🔗🔉

ろん‐しょう【論証】 1 物事の道理を証拠をあげて説明もしくは証明すること。また、与えられた判断の真理性を、理由をあげて証明すること。「正当性を論証する」 2 数学、論理学で、いくつかの前提をもとにして、正しい推論によって与えられた命題を導き出すこと。 ●論証不足(ふそく)の虚偽(きょぎ) 結論を十分に論証できないような理由を立てて、論証を進めていく虚偽。

ろんしょう‐てき【論証的】🔗🔉

ろんしょう‐てき【論証的】 〔形動〕知覚作用と区別して、概念的思考によって判断や推理を行っていく仕方、ありさま。比量的。論弁的。

ろん・じる【論じる】🔗🔉

ろん・じる【論じる】 〔他ザ上一〕サ変動詞「ろんずる(論)」の上一段化した語。

ろん・じん【論陣】(‥ヂン)🔗🔉

ろん・じん【論陣】(‥ヂン) 議論・弁論をするときの、論の組立て。論争の陣立て。「論陣を張る」

ろん‐・ず【論ず】🔗🔉

ろん‐・ず【論ず】 〔他サ変〕⇒ろんずる(論)

ろん‐・ずる【論ずる】🔗🔉

ろん‐・ずる【論ずる】 〔他サ変〕ろん・ず〔他サ変〕 1 物事をすじみちたてて説明する。解き明かして述べる。また、物事の是非をただす。あげつらう。「自然主義について論ずる」*平家‐一「国ををさめ道を論じ」 2 言い争う。論争する。「事の是非を論ずる」*源氏‐絵合「この人々の、とりどりにろむずるを、きこしめして」 3 とりあげて問題とする。そのことをとりたてていう。「論ずるに値しない問題」*徒然草‐二〇九「人の田を論ずるもの、訴へにまけて」 ●論ずる物(もの)は中(なか)から取る =あらそ(争)う物は中より取る。

ろん‐せつ【論説】🔗🔉

ろん‐せつ【論説】 物事の理非を論じ、また説明すること。また、その文章。

ろんせつ‐いいん【論説委員】(‥ヰヰン)🔗🔉

ろんせつ‐いいん【論説委員】(‥ヰヰン) 報道機関で、時事問題を論じたり、また、その機関の立場を明らかにする解説を担当したりする人。

ろん‐せん【論戦】🔗🔉

ろん‐せん【論戦】 互いに議論し合うこと。議論をたたかわせること。「論戦を挑む」

ろん‐そう【論争】(‥サウ)🔗🔉

ろん‐そう【論争】(‥サウ) 互いに違った説や意見を主張して言い争うこと。「文学上の論争」

ろん‐そう【論奏】🔗🔉

ろん‐そう【論奏】 1 事の是非について論じ、意見を奏聞すること。 2 律令制で、太政官が天皇の勅裁を仰ぐ奏の手続きの一つ。また、その文書。事柄の軽重により、論奏、奏事、便奏の三種の手続きがあり、論奏は重要事のときの手続きをいう。

ろん‐そう【論叢】🔗🔉

ろん‐そう【論叢】 論文を集めたもの。論集。

ろん‐ぞう【論蔵】(‥ザウ)🔗🔉

ろん‐ぞう【論蔵】(‥ザウ) 仏語。三蔵の一つ。経典の注釈書など、法について解釈・敷衍(ふえん)した聖典を集めたもの。また、その聖典類の総称。

ろん‐だい【論題】🔗🔉

ろん‐だい【論題】 論ずる主題。議論や討論の題目。

ろん‐だん【論断】🔗🔉

ろん‐だん【論断】 議論して判断を下すこと。論じて結論を出すこと。

ろん‐だん【論談】🔗🔉

ろん‐だん【論談】 物事の是非・善悪を論じ述べること。議論。また、議論し談話すること。談論。「論談風発」

ろん‐だん【論壇】🔗🔉

ろん‐だん【論壇】 1 意見を論じ述べる壇。議論を戦わせる場所。 2 議論を戦わす人々の社会。評論家の社会。言論界。

ろん‐ちょう【論調】(‥テウ)🔗🔉

ろん‐ちょう【論調】(‥テウ) 議論の調子。論説、評論の傾向や立て方。「勇ましい論調」

ろん‐てい【論定】🔗🔉

ろん‐てい【論定】 議論して決定すること。

ろん‐てき【論敵】🔗🔉

ろん‐てき【論敵】 ある問題をめぐってその人と対立する意見を述べて言い争う相手。

ろん‐てん【論点】🔗🔉

ろん‐てん【論点】 議論の中心となる問題点。議論の要点。「論点をぼかす」 ●論点先取(せんしゅ)の虚偽(きょぎ) 伝統的形式論理学で、論証を必要とする命題を前提として仮定するところから起こる虚偽。先決問題要求の虚偽、循環論法、不当仮定の虚偽など。 ●論点=相違(そうい)[=無視(むし)]の虚偽(きょぎ) 問題の中心を誤認して論証すべき事柄と類似している事柄、または少ししか関連のない事柄を結論してしまい、真の証明ができたとする誤謬。

ロンド🔗🔉

ロンド 1 (イタリアrondo「円い」の意)舞曲形式の一つ。丸く輪になって歌いながら踊る。フランスで発達した。輪舞。 2 楽曲形式の一つ。主題が挿入部をはさんで、少なくとも三度繰り返される。歌や舞曲から発達して器楽の重要な形式となり、ソナタや交響曲、協奏曲のフィナーレにしばしば用いられる。

ロンドン【倫敦】🔗🔉

ロンドン【倫敦】 (London)イギリスの首都。イングランドの南東部、テムズ川の下流にまたがる大都市。狭義のロンドンは、ロンドン州で、特別区のシティーとウエストミンスターを含む二八の行政区からなる。また、広義のロンドンはロンドン州のほかエセックス・ケント・サレー・ハートフォードシャーの各州の一部を含み、大ロンドンと呼ばれる。ローマ時代からの要衝で、ノルマンの征服王ウィリアム一世以来の首都。バッキンガム宮殿、ウエストミンスター寺院などがある。

ロンドン🔗🔉

ロンドン (Jack London ジャック―)アメリカの小説家。環境の生物に与える不可抗力、野生と暴力の世界などを書いた。代表作「野性の呼び声」「白い牙」など。(一八七六〜一九一六)

ロンドン‐かいぎ【ロンドン会議】(‥クヮイギ)🔗🔉

ロンドン‐かいぎ【ロンドン会議】(‥クヮイギ) ロンドンで開かれた国際会議。 一八三一年に開かれたイギリス・ロシア・フランスの外交官の会合。ベルギーの独立と永世中立を認めた。 一八五二年の会議。デンマークの領土の保全とシュレスウィヒ・ホルシュタイン両公国の不可分と独立とを原則的に認めた。 一八六七年五月の会議。ルクセンブルクの永世中立国としての地位を規定した。 一九二一年二月から二二年にかけて開かれた、対ドイツ賠償問題に関する連合国の数回の会議。

ロンドン‐ぐんしゅくかいぎ【ロンドン軍縮会議】(‥グンシュククヮイギ)🔗🔉

ロンドン‐ぐんしゅくかいぎ【ロンドン軍縮会議】(‥グンシュククヮイギ) 一九三〇年、ロンドンで開かれた海軍補助艦の保有量に関する軍縮会議。参加国は英・米・日・仏・伊であったが、仏・伊は協定拒否。英・米・日で協定が成立。日本は総トン数で対英米約七割の補助艦を保有することになった。

ロンドン‐だいがく【ロンドン大学】🔗🔉

ロンドン‐だいがく【ロンドン大学】 (The University of London)ロンドンにある大学。一八三六年創立。四五のカレッジと大学本部とからなる。初めユニバーシティー‐カレッジとキングズ‐カレッジとが合併、試験によって学位を授与する大学として設立された。学問を教授する大学として発足したのは一九〇〇年。

ロンドン‐タイムズ🔗🔉

ロンドン‐タイムズ (London Times)〈ロンドンタイムス〉イギリスの新聞、「タイムズ」の通称。「ニョーヨークタイムズ」との区別上用いられる。

ロンドン‐とう【ロンドン塔】(‥タフ)🔗🔉

ロンドン‐とう【ロンドン塔】(‥タフ) ロンドンのテムズ川北岸にある中世の城。紀元前にケルト人が創築しそれをローマ人が占居。一一世紀にウィリアム一世がホワイトタワーを作らせ居城として以来、歴代の王が補強改築。不正六角形で二重の城壁をもつ。のち身分ある国事犯の牢獄となった。現在は軍事博物館。 (倫敦塔)小説。夏目漱石作。明治三八年発表。ロンドンに滞在中見学したロンドン塔を舞台に、それにまつわる暗鬱な英国史、英文学の世界を展開させた幻想的な作品。

ろん‐な・し【論無し】🔗🔉

ろん‐な・し【論無し】 〔形ク〕論ずるまでもない。言うまでもない。勿論である。問題ない。多く「ろんなく」「ろんなう」の形で、連用修飾に用いる。ろなし。*更級「ろんなく人追ひて来らむと思ひて」

ろん‐なん【論難】🔗🔉

ろん‐なん【論難】 相手の不正や誤りを論じ立てて非難すること。論駁。弁難。

ろん‐にん【論人】🔗🔉

ろん‐にん【論人】 1 古代末・中世、訴訟における被告人。訴人に対して弁駁する人。 2 相論の相手方。

ろん‐ぱ【論破】🔗🔉

ろん‐ぱ【論破】 議論によって他人の説を破ること。言いやぶること。説破。「完膚無きまでに論破する」

ロンパース🔗🔉

ロンパース (英rompers)幼児用の遊び着で、胴着とブルーマーがひと続きになっているもの。

ロンバード‐がい【ロンバード街】🔗🔉

ロンバード‐がい【ロンバード街】 (ロンバードはLombard)ロンドンのシティーにある街路。また、その周辺の街の名。銀行や取引所が並び、イギリスが国際的に優位を占めていたころの世界金融の中心地。

ろん‐ばく【論駁】🔗🔉

ろん‐ばく【論駁】 議論して、相手の説の誤りを非難・攻撃すること。

ろん‐ぱく【論白】🔗🔉

ろん‐ぱく【論白】 議論し述べること。論じ言うこと。

ロンバルディア🔗🔉

ロンバルディア (Lombardia) イタリア北部の州。アルプス山地とロンバルディア平原からなる。酪農・穀物栽培などの農業が盛んであり、ミラノを中心に工業も発達する。州都ミラノ。 を中心とする地方。六世紀、ゲルマンの一派ランゴバルド(ロンバルド)が王国を建設した地。

ろん‐ぱん【論判】🔗🔉

ろん‐ぱん【論判】 (「ろんばん」とも) 1 議論して是非・善悪を判定すること。 2 論じ争うこと。いいあらそうこと。論争。争論。

ろん‐ぴょう【論評】(‥ピャウ)🔗🔉

ろん‐ぴょう【論評】(‥ピャウ) 是非・善悪を論じ批評すること。また、その文章。「論評を加える」

ロンブローゾ🔗🔉

ロンブローゾ (Cesare Lombroso チェザレ―)イタリアの精神病学者。犯罪学の先駆者。犯罪を人類学的に考察し、形法学に初めて実証主義的方法を導入した。(一八三六〜一九〇九)

ろん‐ぶん【論文】🔗🔉

ろん‐ぶん【論文】 1 論議する文。事理を論じきわめる文。議論文。 2 学術的な研究の業績や結果を書き記した文。「博士論文」

ろんぶん‐しけん【論文試験】🔗🔉

ろんぶん‐しけん【論文試験】 論題を与えて論文を書かせる試験。

ろん‐べん【論弁・論辨・論辯】🔗🔉

ろん‐べん【論弁・論辨・論辯】 議論して理非を明らかにすること。意見を述べ説くこと。

ろんべん‐てき【論弁的】🔗🔉

ろんべん‐てき【論弁的】 〔形動〕=ろんしょうてき(論証的)

ろん‐ぽう【論法】(‥パフ)🔗🔉

ろん‐ぽう【論法】(‥パフ) 議論の方法。議論の組立て。論じ方。「三段論法」

ろん‐ぽう【論鋒】🔗🔉

ろん‐ぽう【論鋒】 議論のほこさき。議論の勢い。また、議論するときの攻撃の目標。議論のしむけ方。

ろん‐もう【論孟】(‥マウ)🔗🔉

ろん‐もう【論孟】(‥マウ) 「論語」と「孟子」の二書の併称。

ろん‐り【論理】🔗🔉

ろん‐り【論理】 1 議論・思考・推理などを進めて行く筋道。思考の法則・形式。論証の仕方。「論理を無視した言い方」 2 物事の中にある道理。また、事物間の法則的なつながり。

ろんり‐がく【論理学】🔗🔉

ろんり‐がく【論理学】 正しい認識を得るために、思考の形式や法則を研究する学問。特に、記号論理学で、日常言語のあいまいさを避けるために、形式化された言語や計算によって、形式的論理を取り扱う学問。

ろんり‐けいさん【論理計算】🔗🔉

ろんり‐けいさん【論理計算】 1 記号論理学の立場から見た推論。命題を記号化すればそれらは数式のようなものとなるが、この立場からすれば推論はこれら数式ふうのものの一種の変形操作と見られる。これが通常の数式の計算に似ているところからいう。 2 =きごうろんりがく(記号論理学)

ろんり‐じっしょうしゅぎ【論理実証主義】🔗🔉

ろんり‐じっしょうしゅぎ【論理実証主義】 シュリックを中心として一九二四年頃結成されたウィーン学団およびその同調者たちの哲学。哲学は知的活動であり、哲学の仕事は本質的には明晰化であり、特に科学の言語の論理的分析にあるとする立場。記号論理学の研究を発展させた。

ろんり‐しゅぎ【論理主義】🔗🔉

ろんり‐しゅぎ【論理主義】 認識論で心理主義に対する語。認識の問題を、その心理的な発生過程の研究によって説明しようとする心理主義に対して、認識上の価値の成立する論理的根拠を明らかにしようとする立場。新カント学派やヘーゲル哲学のたぐい。

ろんり‐てき【論理的】🔗🔉

ろんり‐てき【論理的】 〔形動〕 1 論理の法則にかなっているさま。理屈に合っているさま。思考、推理のわざに巧みなさま。「物事を論理的に考える」 2 論理学に属するさま。また、前提された事件や事情から正しく推論するさま。

ろんりてき‐こうぶんろん【論理的構文論】🔗🔉

ろんりてき‐こうぶんろん【論理的構文論】 (英logical syntaxの訳語)言語のもつ言語学的形式についての形式理論。言語を支配する形式的規則を体系的に述べ、その規則から演繹(えんえき)される諸結果を展開する理論。特定の言語だけでなく、すべての言語に通用する理論をめざす。

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