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〔代名〕他称。相手側の人、または話題の人をさし示す(中称)。もっぱら格助詞「が」を伴い「さが…」の形で用いられる。「さ」の起源については、副詞の「さ(然)」もしくは代名詞の「し」と関係があるかと考えられる。*竹取「さが髪をとりて、かなぐり落とさん」

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〔感動〕 1 はやしことば。*催馬楽‐高砂「何しかも、沙(サ)、何しかも」 2 人を誘い促し、詰問などする時に発する語。「さ、行きましょう」「さ、どうします?」 3 驚いたり、返答に困ったり、せっぱつまったりしたときに発する語。「さ、困ったな」「さ、どうしよう」 4 相手のことばを軽くおさえて、こちらが話を引きとる時に用いる語。「『どうします?』『さ、ですから事情次第で…』」

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〔格助〕格助詞「へ」の用法に相当する中世末以後の東国方言。→補注(1)(2)。*ロドリゲス日本大文典「Miyacosa(ミヤコサ)ノボル」 〔間投助〕近世以後、うちとけた間柄の会話で用いる、確認の気持をこめて話しかける助詞。同様の間投助詞「ね」にくらべ、聞き手に対する働きかけは弱く、むしろ聞き手をも包括した話し手自身への指向性が強い。→補注(3)。文末に用いられる場合と、文中の文節末に用いられる場合とがある。→補注(4)。 1 文末の用法。*浄・今宮心中‐上「もふよいはよいは。死なぬ程にしてをけさ」 2 文中の文節末の用法。口調をととのえる働きが強い。「あれさ」「だってさ」など。 [補注](1)格助詞の用法に関して、「実隆公記‐明応五年正月九日」に宗祇談として「京に、つくしへ、坂東さ。京にはいつくにゆくなと云、筑紫にはいつくへゆくと云、坂東にはいつくさゆくと云<略>如此境談あり」と記し、また、「四河入海‐一九」では「筑紫に京へ坂東さ」を引いて漢詩の助辞を説明する。これらは当時すでに方言としての認識があったことをうかがわせるものである。(2)現代の東京とその周辺ではほとんど使われないが、関東北部から東北地方では用いられる。(3)間投助詞の「さ」は聞き手に対する働きかけが弱いため、間投助詞「ね」と重ねて「さね」の形で用いられることがある。(4)文末に用いられるものを終助詞とする説もある。

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〔接頭〕 1 名詞・動詞・形容詞の上に付いて、語調をととのえる。「さ夜」「さ霧」「さ迷う」「さとし」「さ噛みに噛む」「さまねし」など。 2 (「五月」「早」)名詞の上に付いて、時期的に早く若々しい、また、五月の意をあらわす。なお、「さのぼり(田の神が田植えを終えて天上する休息日)」や「さおり(田の神が田に降りて田植えを始める祝い)」などとの関連で神稲の意と考え、田植えに関係ある古代語とする説も有力。「五月蠅(さばえ)」「早乙女(さおとめ)」「早苗(さなえ)」「五月(さつき)」「五月雨(さみだれ)」など。 3 時間をあらわす名詞の上に付いて、「さきの」の意をあらわす。「さ来年」「さ来月」など。

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〔接尾〕(「さま(様・方)」と同源か) 形容詞・形容動詞の語幹、また、これに準ずる助動詞に付いて名詞をつくる。 1 その性質、状態の程度。その様子。「親切さ」「高さ」「短さ」「苦しさ」「静けさ」「静かさ」「きのどくさ」「男らしさ」「見たさ」など。 2 「…の…さ」の形で、連体語を受けて文末に置かれ、感動の意を表す。形容詞、形容動詞を述語とする文の主語が、この場合は連体語になる。*万葉‐一〇七六「ももしきの大宮人のまかり出て遊ぶ今夜の月のさやけ左(サ)」*徒然草‐二三四「さてもその人の事の浅ましさ」 移動に関する動詞の終止形に付いて、名詞をつくる。移動の行われている時の意。…している途中。…している折。するとき。「ゆくさ」「くさ」「帰るさ」「入るさ」など。 方向に関する名詞に付いて、その方向にある状態をいう。「たたさ」「横さ」「さかさ」など。 人の名や人物、また、人物を表す名詞に付いて、敬意を表す。さま。さん。*仮・東海道名所記‐三「いかになよ旅の殿さ」

さ【さ・サ】🔗🔉

さ【さ・サ】 五十音図の第三行第一段(サ行ア段)に置かれ、五十音順で第十一位のかな。いろは順では第三十七位で、「あ」のあと「き」の前に位置する。現代標準語の発音では、舌端と上の歯茎との間付近で調音される無声摩擦音sと母音aとの結合した音節saにあたり、これを清音の「さ」という。これに対して、「さ」に濁点をつけた「ざ」は、sに対応する有声摩擦音zの結合した音節zaにあたるが、zが摩擦をはじめる前に舌端が歯茎に触れて破裂音を伴い有声破擦音dzとなるのが普通である。ただし、音韻としてはzaとdzaとは区別されない。「さ」の字形は「左」の草体から出たもの、「サ」の字形は、「散」の初三画をとったもの、また「薩」の冠という説もある。ローマ字では、「さ」にsa、「ざ」にzaをあてる。

さ【矢・箭】🔗🔉

さ【矢・箭】 矢の古称か。語源未詳。*万葉‐三三三〇「鮎を惜しみ投ぐる左(サ)の遠離り居て」

さ【坂】🔗🔉

さ【坂】 「さか(坂)」の略。方角を意味する「さ」とする説もある。*古事記‐中・歌謡「櫟井(いちひゐ)の和邇(わに)佐(サ)の土(に)を端土(はつに)は膚(はだ)赤らけみ」

さ【左】🔗🔉

さ【左】 1 ひだり。ひだりの方向。 2 (縦書きの文章では、次のことが左側にあるところから)次に述べるような、文章や事項。「左の如し(通り)」

さ【些】🔗🔉

さ【些】 すこしばかり。いささか。わずか。「些も尊敬せず」「些の力をもって」

さ【差】🔗🔉

さ【差】 1 物と物との間の性質や状態などのへだたり。ちがい。「貧富の差」「彼我の差」 2 ある数値から他の数値を減じた値。さしひき。「五円の差を生ずる」 3 =さしゅうごう(差集合)

さ【梭】🔗🔉

さ【梭】 機織用具の一つ。縦糸が開口(かいこう)している中を左右に飛んで横糸を通す舟形の木製器具。杼(ひ)。 ●梭を投ぐる間(ま) (梭が縦糸をくぐりぬけて通る間の意)きわめて短い時間のたとえ。また、歳月が早く過ぎ去ることのたとえ。

さ【然】🔗🔉

さ【然】 〔副〕 1 文脈上または心理的にすでに存する事物、事態を、実際的に指示する語。そのように。そんなに。そう。*竹取「いとゐておはしましがたくや侍らんと奏す。みかどなどかさあらん、猶ゐておはしまさんとて」 2 文脈上、または心理的に問題になっていることの、性質や程度を抽象的に指示する語。→さるべし・さほど。*古今‐八七四「つかひのかへりきて、さなんありつると言ひければ」 [補注]日本語の基本的な指示詞の一つだが、用例は平安以後が圧倒的で、奈良時代では「さて」の形以外に用例を見ない。奈良時代の副詞「しか」、代名詞「し」の系統に属するものであることはほぼ確実であるが、現代語のいわゆる中称「そ」とは異なって、現実の事物をさすには用いられず、文脈的、心理的な指示詞として頻繁に用いられ、助詞類を従えた多くの複合形を派生して現代に至っている。 ●然あらぬ 連体修飾語に用いる慣用の形で、「顔」「態」「様子」など抽象的な名詞に続く。なにげない。そしらぬ。何でもない。*浄・出世景清‐四「さあらぬていにて」 ●然あらば すでに存する事態を承認し、引き続いて生ずる事態を述べるための表現。それならば。そういうことなら。それでは。 ●然あれ そうではあるが。その通りだが。ままよ。 ●然言う言う そう言いながら。そうは言っても。「さいういうも」の形でも用いられる。*蜻蛉‐上「かくものはかなくて、思ふことのみしげし。さいふいふも、女親といふ人」 ●然かし 強い同意を表す時の応答の語。そのとおりだ。そうだ。さよう。*宇津保‐菊の宴「女御の君、春宮よりはなをきこえ給や、さかし」 ●然こそ 1 副詞「さ(然)1」を強めたいい方。本当に。そのように。そこまでも。あんなに。*源氏‐夕顔「さこそ、強がり給へど」 2 文脈上または心理的にすでに存する事物、事態を、当然そのようにあるべきだと肯定的に推量する気持を示す。さぞかし。いかにも。当然。*枕‐一五八「琴・笛など習ふ、またさこそは、まだしきほどは、これがやうにいつしかとおぼゆらめ」 3 文脈上または心理的にすでに存する事物、事態を、そうあるのも無理はないと認めつつ、否定的に拒否する気持を示す。いくら…でも。なるほど…ではあっても。*平家‐灌頂「さこそ世を捨る御身といひながら、御いたはしうこそ」 ●然こそ言え そうは言うものの。とは言っても。*伊勢‐四〇「ほかへおひやらむとす。さこそいへ、まだおひやらず」 ●然だに (「だに」は副助詞)せめてそのようにでも。*源氏‐若菜上「まことは、さだにおぼしゆるいて」 ●然なくても (接続詞的に用いる)そうでなくても。ただでさえ。 ●然なくとも =さ(然)なくても ●然なくは (「さなくば」とも)そうでなければ。さもなければ。 ●然なし そうではない。そんなことはない。そんなでもない。*謡曲・草子洗「小町はさやうに申せども、もしまたさなきものならば」 ●然ななり (「ななり」は断定の助動詞「なり」の連体形と伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「さなるなり」の変化した「さなんなり」の「ん」の無表記形)そうであるようだ。そのようであるらしい。そのように思われる。*枕‐二五「かならず来べき人のもとに車をやりてまつに、来る音すれば、さななりと人々いでて見るに」 ●然ならず 1 そうでない。それほどでない。*源氏‐葵「さならぬ事だに」 2 そうあるべきでない。当然でない。*源氏‐末摘花「さまことに、さならぬ打ちとけわざもし給けり」 ●然なり 1 そうだ。そうである。いかにもそのようだ。*平中‐三六「こののぞき給へる人は、この南に宿り給へるかと問ふ。さなり」 2 そうあるべきである。当然である。*今昔‐二九・五「『<略>』と云ひ出したりければ、貞盛『然(さ)也』と云ひて、我許(ばかり)入りて」 ●然は 副詞「さ」を強めた言い方。そのようには。そうは。そうとは。*竹取「なにの疑ひあらむ。さは申すとも、はや焼きて見給へ」 ⇒接続詞「さば」 ●然はあれ そうではあるが。

さ【狭】🔗🔉

さ【狭】 〔語素〕(名詞に付いて接頭語的に)そのものの幅が狭いことを表す。「狭物」「狭織」など。

さあ🔗🔉

さあ 〔感動〕 1 人を誘ったり促したりする時に発する語。*虎寛本狂言・子盗人「さあ、斬らせられい」 2 決意や事実を改めて述べる時に用いる語。「さあ今日から新学期だ」 3 判断に迷ったり、返答に困ったりした時、ためらいの気持で発する語。「さあ、どうですか」 4 相手の話を受け、こちらに話を引きとる時に用いる語。*伎・侠客五雁金‐序幕「『権六さんへ済まぬ滝川さん』『サア、その事も話さうと思ふて』」 ●さあという時 事が目前に迫り猶予のない時。いよいよという時。いざという時。*浄・孕常盤‐三「さあと云時御用に手づかへなき様に」

サー🔗🔉

サー 1 (英Sir)イギリスで、準男爵(バロネット)やナイトの称号をもつ人の名の前につける尊称。卿。 2 (英sir)目上の男性に呼びかけたり返答したりする時の敬称。「イエス‐サー」

サアイ【紗綾】🔗🔉

サアイ【紗綾】 (オランダsaai)平地に四枚綾で、卍(まんじ)、稲妻、菱垣などの模様を浮き織りにした絹織物。サアヤ。サヤ。

サーカス🔗🔉

サーカス (英circus)動物と人間の曲芸を主にした、多くは旅回りの見世物。また、その一座。曲馬団。曲芸団。

サーキット🔗🔉

サーキット (英circuit) 1 電流や磁流の通る路。直流回路・交流回路・高周波回路など。回路。回線。 2 オートレースなどの競争用の環状のコース。

サーキット‐トレーニング🔗🔉

サーキット‐トレーニング (英circuit training)一連の運動の繰り返しにより、呼吸、筋肉などの鍛練をし、体に全般的な力をつける練習法。

サーキュラー‐スカート🔗🔉

サーキュラー‐スカート (英circular skirt)円形に裁った布の中央にウエストに合わせた穴をあけ、すそが自然にフレアーをつくるようにしたスカート。

サーキュラー‐ピッチ🔗🔉

サーキュラー‐ピッチ (英circular pitch)歯車のピッチ円上の歯の一点から、次の歯の同じ点までの弧の長さ。円周ピッチ。

サーキュレーション🔗🔉

サーキュレーション (英circulation) 1 流通。循環。 2 新聞・雑誌の配布や普及の度合や、テレビ・ラジオの視聴率。

サークライン🔗🔉

サークライン (商標名Circline)ガラス管を円環状に曲げてある蛍光灯。環状蛍光灯。

サークル🔗🔉

サークル (英circle) 1 円。円周。 陸上競技の円盤投げ、砲丸投げなどで、踏み越して投げてはいけないとして設けられる鉄製の輪。バスケット、サッカー、アイスホッケーなどで、コートの中に描かれた円。フィギュアスケートで描く円形。 2 文化的な問題や社会問題、または芸術に興味をもつ人々の私的な集まり。グループ。「読書サークルにはいる」

サークル‐かつどう【サークル活動】(‥クヮツドウ)🔗🔉

サークル‐かつどう【サークル活動】(‥クヮツドウ) 同じ事柄についての興味や趣味を持つ人々が集まって研究や鑑賞などを行うこと。

さあ‐さあ🔗🔉

さあ‐さあ 〔副〕水が流れたり、雨が降ったりする音。また、風で木の葉などがこすれあってたてる音を表す語。

さあ‐さあ🔗🔉

さあ‐さあ 〔感動〕 1 人を強く誘い促す時に発する語。*浄・博多小女郎波枕‐中「うばも一所に詮議する隣が町の会所、サアサアあよびや」 2 歌舞伎で、一方がことばにつまり、それを相手が責める形で、両者で交互に繰り返しいう語。→繰上(くりあげ)

サージ🔗🔉

サージ (英serge)綾目が横糸に対してほぼ四五度になっている綾織物。通常、梳毛糸が用いられるが、綿、スフ、絹、合成繊維などでもつくる。ふつう白生地で織って無地に染め、制服地などとする。

サージン🔗🔉

サージン (英sardine)〈サーディン〉鰯(いわし)。特に小さな鰯を、オリーブ油に漬けて缶詰にしたもの。オイルサージン。

サーズディ‐とう【サーズディ島】(‥タウ)🔗🔉

サーズディ‐とう【サーズディ島】(‥タウ) (サーズディは英Thursday)オーストラリアの北東端、ヨーク半島の沖合にある小島。真珠貝の採取基地として知られ、第二次世界大戦前は日本人の潜水夫が活躍した。木曜島。

サーチ‐ライト🔗🔉

サーチ‐ライト (英search light)探照灯。

さあつ‐けい【差圧計】🔗🔉

さあつ‐けい【差圧計】 二つの圧力の差を測定する器械。U字形ガラス管に水銀や水を入れ、両側にそれぞれの圧力を加え、液面の差を測定するU字管圧力計もこの一種。圧力差計。示差圧力計。

サード🔗🔉

サード (英third「第三番目」の意) 1 野球で、三塁、または三塁手。 2 自動車の変速ギヤの前進三段目。

さ‐あとげつ【先後月・先跡月】🔗🔉

さ‐あとげつ【先後月・先跡月】 先月の前の月。先先月。

サード‐ベース🔗🔉

サード‐ベース (アメリカthird base)=さんるい(三塁)

サード‐ロー🔗🔉

サード‐ロー (英third row)ラグビーで、スクラム第三列のフォワード。バックロー。

サートン🔗🔉

サートン (George Sarton ジョージ―)科学史家。ベルギー生まれ。アメリカに在住し、ハーバード大学で科学史を講じた。著「科学史序論」「科学史と新ヒューマニズム」など。(一八八四〜一九五六)

サーニズム🔗🔉

サーニズム (ロシアsaninizm英saninism)ロシアの作家アルツィバーシェフが、その小説「サーニン」に託して主唱した思想。個人の主張、恋愛の自由、性愛の解放を大胆にうたいあげた。

サーニン🔗🔉

サーニン (原題ロシアSanin)長編小説。アルツィバーシェフ作。一九〇七年発表。一九〇五年革命に敗北したロシアの挫折と幻滅の中で、青年サーニンが刹那的快楽に生きる姿を描く。官能描写が、当時の人々に強い衝撃を与えた。→サーニズム

サーバー🔗🔉

サーバー (英server) 1 バレーボール、テニス、卓球などで、サーブを相手側コートへ打ちこむ人。 2 西洋料理で、サラダなどを取りわけるのに用いる、大形のフォークとスプーン。

サーバー🔗🔉

サーバー (James Thurber ジェームズ―)アメリカの小説家。現代の機械文明社会の中の人間のおかしさと哀しさを独特のユーモアで描いた。また、漫画家としても知られる。代表作に「サーバー・カーニバル」「現代の寓話」など。(一八九四〜一九六一)

サーバント🔗🔉

サーバント (英servant)召使い。使用人。下男、下女。

サービス🔗🔉

サービス (英service)〈サーヴィス〉 1 物財を生産しないが、その運搬・配給を行ったり、金融・通信・教育・医務などの形をとらないで、生産や消費に必要な役務を提供したりすること。交通業、商業、公務、自由業などに分けられる。 2 客に対する接し方。また、商売として客に奉仕すること。「サービスのよい店」 3 個人的に、他の人のためにいろいろと尽くすこと。「家庭サービス」 4 商売で、値段をひいたりおまけをつけたりして、客に利益を与えること。「モーニングサービス」「サービス品」 5 =サーブ

サービス‐エース🔗🔉

サービス‐エース (英service ace)バレーボール、テニス、卓球などで、相手が受けることもできなかったみごとなサーブをいう。また、それで得た得点。

サービス‐エリア🔗🔉

サービス‐エリア (英service area) 1 ある特定の放送局の放送が視聴できる範囲。 2 高速自動車道路で、駐車、食事、給油などの設備のある区画。 3 六人制バレーボールで、サーブをするために定められた範囲。

サービス‐ガール🔗🔉

サービス‐ガール (洋語service girl)飲食店などで、給仕や接待をする若い女性。

サービス‐ぎょう【サービス業】(‥ゲフ)🔗🔉

サービス‐ぎょう【サービス業】(‥ゲフ) 消費の対象となる役務を提供する業種。旅館・貸間などの宿泊所、修理業、医療・保健業、法務、教育、運輸、宗教、個人や事業所に対する役務提供、非営利団体などをさす。

サービス‐コート🔗🔉

サービス‐コート (英service court)テニス、卓球、バドミントンなどのスポーツで、サービスを入れる区域。

サービス‐ステーション🔗🔉

サービス‐ステーション (英service station)ある特定のサービスを提供するために設けられた施設。電気器具メーカーなどが自社製品の修理などのために設けた出張所や、給油スタンドなど。

サービス‐ヤード🔗🔉

サービス‐ヤード (英service yard)台所と直結した庭の部分で、洗濯、物干など屋外での家事を行う所。

サーブ🔗🔉

サーブ (英serve)〈サーヴ〉バレーボール、テニス、卓球などで、攻撃側から相手側コートにボールを打ちこむこと。また、そのボール。サービス。

サーフィン🔗🔉

サーフィン (英surfing)沖合いから海岸に押し寄せる大きな波を利用して、サーフボードの上に乗り、バランスをとりながら進むスポーツ。波乗り。

サーフ‐ボード🔗🔉

サーフ‐ボード (英surf board)サーフィンに用いる板。木製、またはプラスチック製。

サーブル🔗🔉

サーブル (フランスsabre)フェンシングの剣の一つ。また、それを用いる競技。突きと打撃で行い、有効面は下肢を除く全身。

サーベイ‐メーター🔗🔉

サーベイ‐メーター (英survey meter)放射線の強さを測定する携帯用の計器。ガイガーミューラー計数管やシンチレーションカウンターなどを使う。

サーベル🔗🔉

サーベル (オランダsabel ドイツSabel) 1 片刃で先がとがり、刀身にややそりのある細身の西洋風の剣。洋剣。 2 軍人や警察官をさげすんで呼んだ語。 3 (腰のあたりにぶらぶらしているところから)ぶらぶら散歩することをいう俗語。

サーボ‐きこう【サーボ機構】🔗🔉

サーボ‐きこう【サーボ機構】 (「サーボ」は英servo)自動制御系の一つ。制御される量が機械的位置や角度である場合をいう。

サーボ‐ぞうふくき【サーボ増幅器】🔗🔉

サーボ‐ぞうふくき【サーボ増幅器】 サーボ系に含まれている増幅器。電気式、空気式、油圧式などがある。

サーボ‐ブレーキ🔗🔉

サーボ‐ブレーキ (英servo-brake)自動車用ブレーキの一種。二リーディング形のブレーキで、一方のリーディング片の出力を他方のリーディング片の入力として与える構造にしたもの。

サーボ‐モーター🔗🔉

サーボ‐モーター (英servo-motor)駆動機器の一つ。自動制御系において、入力信号に応じて出力の位置や角度を決める操作機器。

サーミスター🔗🔉

サーミスター (英themistor)わずかな温度の上昇によって電気抵抗が大幅に減少する半導体素子。温度の測定や制御のほか、各種の自動制御回路や無接点スイッチなどに用いられる。

サーメット🔗🔉

サーメット (英cermet)金属の炭化物、硼化物、酸化物などと金属とを共に焼結してつくった耐熱材料。

サーモスタット🔗🔉

サーモスタット (英thermostat)バイメタルなどで自動的に温度を一定に保つ装置。恒温槽や暖房器具などに用いる。

サーモン🔗🔉

サーモン (英salmon)〈サモン・サルモン〉鮭(さけ)。サケ属の魚。多くは他の外来語と複合して用いられる。

サーモン‐ピンク🔗🔉

サーモン‐ピンク (英salmon pink)鮭(さけ)の肉の色。朱がかった桃色。赤みを帯びたピンク。鮭色。

サアヤ【紗綾】🔗🔉

サアヤ【紗綾】 (ポルトガルsia)=サアイ(紗綾)

サーランギ🔗🔉

サーランギ (ヒンドウスタニーsrag)インドの弦楽器。長さ五〇センチメートルほどの堅い木をくりぬいて中空の箱状の胴とし、羊の皮を胴面に張って、太い四本のガット弦を張ったもの。

さあ・る🔗🔉

さあ・る 〔他ラ四〕(動詞「さしゃる」の変化)「する」の意の軽い尊敬語。なさる。*伎・桑名屋徳蔵入船物語‐口明「もう腹が立たうけれど、了簡さあれ」

さある🔗🔉

さある 〔助動〕(活用は「さあら・さあり・さある・さある・さあれ・さあれ」。助動詞「さしゃる」の変化)上一・上二・下一段型活用の用言の未然形に付き、軽い尊敬を表す。遊び人、道楽者、侠客などの用いた語。…られる。*浄・摂州渡辺橋供養‐四「ハテ其様にとぼけさあるな」

サーロイン🔗🔉

サーロイン (英sirloin)牛の腰の上で、尻尾に近い部分の上等な肉。最上のロースト用。「サーロイン‐ステーキ」

さ‐あん【蓑庵】🔗🔉

さ‐あん【蓑庵】 京都の大徳寺玉林院にある名茶室。寛保二年、関西の豪商鴻池了瑛が玉林院に南明庵という位牌堂の西側に造築した三畳中板入りの草庵の茶室。表千家七世如心斎宗左の好みに成る。

さあん・す🔗🔉

さあん・す 〔他サ特活〕「さんす」の変化した語。

さあんす🔗🔉

さあんす 〔助動〕「さんす」の変化した語。

サーンチー🔗🔉

サーンチー (Sch)インド中部の仏教遺跡。平原に孤立した丘の上に、大塔を中心とした多数の仏塔がある。紀元前三世紀以後数百年におよぶ古代インド美術の粋を示す。塔の内部には仏舎利が収めてあり、第三塔からは舎利弗(しゃりほつ)、目連の遺骨が発見されている。

さい【】(さひ)🔗🔉

さい【】(さひ) 1 刀や小刀の類。けずったりそいだりするために用いる小刀。剣。→鋤持神(さいもちのかみ)。*書紀‐推古二〇年・歌謡「太刀ならば呉の真差比(サヒ)」 2 鋤(すき)の類。

さい【騒】(さゐ)🔗🔉

さい【騒】(さゐ) さわぐこと。ざわざわすること。

さ‐い【さ猪】(‥ゐ)🔗🔉

さ‐い【さ猪】(‥ゐ) (「さ」は接頭語)いのしし。

さい🔗🔉

さい 1 「にごい(似鯉)」の異名。 2 「うぐい()」の異名。

さい🔗🔉

さい 敷居。特に、室内の敷居をさしていう。

さい🔗🔉

さい 拳の用語で、七を意味する。

さい【才】🔗🔉

さい【才】 (古くは「ざい」とも) 1 生まれつきもっているすぐれた能力、資質。頭のはたらき。才能。才知。知能。また、そうした能力、資質のそなわった人。 2 学問。才識。学。また、それにすぐれている人。とくに、中古ごろは、漢詩、漢文の知識や学力などを意味した。ざえ。 ものを数える単位。 1 容積の単位。尺貫法で、「勺」の一〇分の一。約一・八ミリリットルにあたる。抄(しょう)。 2 和船の積石数をいう。(かわら)の長さ、肩幅、深さの三寸法を掛け合わせて一〇で割ったもの。大工才。 3 木材の体積の単位。一寸(約三・〇三センチメートル)角で、長さ一間(約一・八メートル)、すなわち、六〇立方寸のものを「一才」とする。 4 織物の単位。一平方フィート(約九二平方センチメートル)のものを「一才」とする。 〔接尾〕俗に、年齢をあらわす「歳」の代わりに使用される。→歳。

さい【災】🔗🔉

さい【災】 わざわい。災難。災害。

さい【妻】🔗🔉

さい【妻】 つま。女房。特に、他人に向かって自分の妻をさしていう語。家内。

さい【采・賽・骰子】🔗🔉

さい【采・賽・骰子】 1 すごろく、ばくちなどに用いる道具。角、象牙、木材などでつくられた小形の立方体で、その六面に、一から六までの目をきざんだもの。さいつ。さいころ。さえ。さいつぶ。 2 =さいはらい(采払) 3 船具の一つ。棒の先によもぎをたばねて、采配の形をしたもの。艪(ろ)をこぐ時、艪ぐいが熱せられてはずれるのを防ぐため水を注ぐのに用いる。 4 =さいはい(采配) ●賽は投げられた (ラテンAlea jacta estの訳。スエトニウス著「帝王伝」から)カエサル(シーザー)がルビコン川を渡る時に言ったといわれる言葉。いったん乗り出してしまった以上、もはや最後までやるよりほかに道はない、の意にいうことが多い。 ●賽を=打(う)つ[=もむ] さいころを振る。かるた、すごろく、ばくちなどをする。 ●采を=振(ふ)る[=採(と)る] 人にさしずをする。指揮して物事を行う。

さい【宰】🔗🔉

さい【宰】 1 天子、諸侯をたすけて政を執る官。大臣。宰相。また、家臣の長。 2 采邑(さいゆう)の長。地方の長官。 3 膳部をつかさどる人。料理人。 4 =ごさい(御宰)

さい【豺】🔗🔉

さい【豺】 1 狼、山犬など残忍な性格の野獣をいう。 2 猛悪、貪欲な人をさしていう。 ●豺獣(じゅう)を祭る (豺は、自分がとらえた動物をずらりと並べる習性があるといわれ、その様子が、祭礼の時、いけにえを並べるさまに似ているところから)狩猟が始まる時期をいう。二十四気の霜降の第二期。陰暦九月二〇日から二五日まで。

さい【細】🔗🔉

さい【細】 (形動)くわしいこと。こまかいこと。こまごましてわずらわしいこと。「微にいり、細をうがった説明」

さい【菜】🔗🔉

さい【菜】 1 食用の草。野菜。青物。 2 酒や飯に添えて食うものの総称。副食物。おかず。そえもの。

さい【斎】🔗🔉

さい【斎】 仏語。 1 身心を慎むこと。信者の場合は六斎日などの斎戒(八斎戒)をいう。僧の場合は、布薩、すなわち説戒をいい、毎月一五日、三〇日の二度、その間の行為を反省、懺悔する僧たちの集まりもいう。 2 正午を過ぎては食事をしないこと。正午を過ぎた食事は非時食としてこれを禁ずる。 3 仏事の時、僧に供養する食事。また、寺で信者にふるまう食事。斎食。とき。 〔接尾〕 1 居室の名にそえて用いる。「書斎」 2 文人などの雅号に添えて用いる。「一刀斎」

さい【最】🔗🔉

さい【最】 (形動ナリ・タリ)程度がもっともはなはだしいこと。また、そのさま。多くは、一番すぐれたさまにいう。第一番。第一等。主要。現在では、多く「最たる」の形で用いる。「愚行の最たるもの」

さい【犀】🔗🔉

さい【犀】 サイ科に属する哺乳類の総称。体は巨大で、体高一・二〜二メートル。頭が大きく四肢は太いが比較的短い。鼻の上に一〜二本の角質でできた角(つの)があり、足に三個のひづめがある。体色はふつう灰褐色で、皮膚は厚く毛はほとんどない。熱帯の湿地や草原にすみ草食性。アフリカに角が二本のクロサイとシロサイ、インドに角が一本のインドサイなどが分布。インドサイの角は犀角(さいかく)と呼ばれ解熱などに用いられる。 謡曲。和泉小次郎が頼朝の命を受けて信濃国犀川(さいがわ)に行き、犀を格闘の末に殺してその角を得る。廃曲。犀川。和泉小次郎。

さい【債】🔗🔉

さい【債】 1 他人から金品を借りた負い目。借金。借財。負債。 2 すべて、済まし果たすべき義務あるもの。かり。

さい【塞・砦】🔗🔉

さい【塞・砦】 1 外敵の侵入を防ぐ国境の小城。とりで。出城(でじろ)。 2 =さいおう(塞翁)

さい【歳】🔗🔉

さい【歳】 太陽暦で、地球が太陽を一周する時間。太陰暦で、月が地球を一二周する間。年。 〔接尾〕年齢や年数を数えるのに用いる。*平家‐二「天竺にとどまらせ給ふ事五百余歳」

さい【際】🔗🔉

さい【際】 1 物と物とが接するところ。あわい。 2 ある場所の付近。ほとり。あたり。 3 ある地点と地点との間。 4 ある事柄が行われる、そのとき。時機。時節。おり。とき。場合。「非常の際は」 5 =ざい(際)

さい【蔡】🔗🔉

さい【蔡】 中国、周代の国の名。周の武王が弟の蔡叔度を封じた国で、現在の河南省上蔡県。一時、楚の霊王によって滅ぼされ、後に復国したが、紀元前四四五年、楚の恵王に滅ぼされた。

さ‐い【差異・差違】🔗🔉

さ‐い【差異・差違】 他のものと異なる点。他のものとのちがい。

さい🔗🔉

さい (助動詞「さる」の命令形。四段・ナ変以外の動詞の連用形に付いて)軽い尊敬または親愛の意を持った命令を表す。なさい。中世から近世にかけて用いられた。*虎寛本狂言・素襖落「あの山見さい、此の山見さい」 [補注]「候へ」の転じた「そえ」がさらに変化したものと考える説もある。

さい‐あい【最愛】🔗🔉

さい‐あい【最愛】 1 非常にかわいく思うこと。たいそう愛すること。また、そのもの。「最愛の人」 2 男女、夫婦が親しみ睦むこと。また、その間柄。*愚管抄‐五「最愛の中になりて、師家と云ふ子うみて」

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