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なごり【名残・余波】🔗🔉

なごり【名残・余波】 (「波残(なみのこり)」の変化という) (ふつう「余波」と書く) 1 浜、磯などに打ち寄せた波が引いたあと、まだ、あちこちに残っている海水。また、あとに残された小魚や海藻類もいう。*万葉‐五三三「難波潟潮干の名凝(なごり)」 2 風が吹き海が荒れたあと、風がおさまっても、その後しばらく波が立っていること。また、その波。なごりなみ。なごろ。*塗籠本伊勢‐八四「南の風吹て、なごりの波いと高し」 (の転じたもの) 1 ある事柄が起こり、その事がすでに過ぎ去ってしまったあと、なおその気配・影響が残っていること。余韻。余情。*万葉‐二五八八「夕されば君来まさむと待ちし夜の名凝(なごり)そ今も寝(い)ねかてにする」 2 特に、病気・出産などのあと、身体に残る影響。*源氏‐夕顔「いと重くわづらひ給つれど、ことなるなごり残らず、おこたるさまに見え給」 3 物事の残り。もれ残ること。もれ。残余。*大和‐一二二「なごりもなくぞ我は悲しき」 4 死んだ人の代わりとして、あとに残るもの。 子孫。末裔(まつえい)。*源氏‐澪標「昔の御名残におぼしなずらへて」あとに残していった物や資産。形見。遺産。*浜松中納言‐二「うちうちは、なほそのなごりゆるるかにてある人なれば」 5 人と別れたあと、心に、そのおもかげなどが残って、忘れられないこと。また、その気持。*源氏‐総角「ふし給へれど、まどろまれず。なごり恋しくて〈略〉帰らむことも、物憂くおぼえ給」 6 人と別れるのを惜しむこと。また、その気持。惜別の情。また、その気持を表すためにするさまざまなこと。送別の宴、別れの挨拶など。*山家集‐中「おもかげの忘らるまじき別かな名残を人の月に留めて」 7 これで最後だという別れの時。最後。最終。*新古今‐一四五五「なれなれてみしはなごりの春ぞともなどしら河の花の下かげ」 8 「なごり(名残)の折」の略。 ●名残多(おお)し なごり惜しい気持が深い。心残りが多い。*源氏‐若菜上「なごりおほく残りぬらん御物語のとぢめは」 ●名残の裏(うら) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の裏の称。名裏(なうら)。 ●名残の表(おもて) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の表の称。名表(なおもて)。 ●名残の折(おり) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の称。百韻形式では四枚目の折、歌仙形式では二枚目の折に当たる。なごりおり。 ●名残の杯(さかずき) 別れを惜しみながらくみかわす杯。別離の杯。 ●名残の霜(しも) (八十八夜以後霜は降らないとされたところから)八十八夜頃に置く霜。最後に置く霜。別れ霜。忘れ霜。《季・春》 ●名残の袖(そで) 1 (なごりを惜しむことを「袖を分かつ」にかけていう語)別れを惜しむことのたとえ。 2 香の名。一二〇種名香の一つ。質は伽羅。 ●名残の袂(たもと) =なごり(名残)の袖1 ●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。

●名残多(おお)し🔗🔉

●名残多(おお)し なごり惜しい気持が深い。心残りが多い。*源氏‐若菜上「なごりおほく残りぬらん御物語のとぢめは」 ●名残の裏(うら) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の裏の称。名裏(なうら)。 ●名残の表(おもて) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の表の称。名表(なおもて)。 ●名残の折(おり) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の称。百韻形式では四枚目の折、歌仙形式では二枚目の折に当たる。なごりおり。 ●名残の杯(さかずき) 別れを惜しみながらくみかわす杯。別離の杯。 ●名残の霜(しも) (八十八夜以後霜は降らないとされたところから)八十八夜頃に置く霜。最後に置く霜。別れ霜。忘れ霜。《季・春》 ●名残の袖(そで) 1 (なごりを惜しむことを「袖を分かつ」にかけていう語)別れを惜しむことのたとえ。 2 香の名。一二〇種名香の一つ。質は伽羅。 ●名残の袂(たもと) =なごり(名残)の袖1 ●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の裏(うら)🔗🔉

●名残の裏(うら) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の裏の称。名裏(なうら)。 ●名残の表(おもて) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の表の称。名表(なおもて)。 ●名残の折(おり) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の称。百韻形式では四枚目の折、歌仙形式では二枚目の折に当たる。なごりおり。 ●名残の杯(さかずき) 別れを惜しみながらくみかわす杯。別離の杯。 ●名残の霜(しも) (八十八夜以後霜は降らないとされたところから)八十八夜頃に置く霜。最後に置く霜。別れ霜。忘れ霜。《季・春》 ●名残の袖(そで) 1 (なごりを惜しむことを「袖を分かつ」にかけていう語)別れを惜しむことのたとえ。 2 香の名。一二〇種名香の一つ。質は伽羅。 ●名残の袂(たもと) =なごり(名残)の袖1 ●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の表(おもて)🔗🔉

●名残の表(おもて) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の表の称。名表(なおもて)。 ●名残の折(おり) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の称。百韻形式では四枚目の折、歌仙形式では二枚目の折に当たる。なごりおり。 ●名残の杯(さかずき) 別れを惜しみながらくみかわす杯。別離の杯。 ●名残の霜(しも) (八十八夜以後霜は降らないとされたところから)八十八夜頃に置く霜。最後に置く霜。別れ霜。忘れ霜。《季・春》 ●名残の袖(そで) 1 (なごりを惜しむことを「袖を分かつ」にかけていう語)別れを惜しむことのたとえ。 2 香の名。一二〇種名香の一つ。質は伽羅。 ●名残の袂(たもと) =なごり(名残)の袖1 ●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の折(おり)🔗🔉

●名残の折(おり) 連歌や俳諧連句を懐紙に書くときの最後の折の称。百韻形式では四枚目の折、歌仙形式では二枚目の折に当たる。なごりおり。 ●名残の杯(さかずき) 別れを惜しみながらくみかわす杯。別離の杯。 ●名残の霜(しも) (八十八夜以後霜は降らないとされたところから)八十八夜頃に置く霜。最後に置く霜。別れ霜。忘れ霜。《季・春》 ●名残の袖(そで) 1 (なごりを惜しむことを「袖を分かつ」にかけていう語)別れを惜しむことのたとえ。 2 香の名。一二〇種名香の一つ。質は伽羅。 ●名残の袂(たもと) =なごり(名残)の袖1 ●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の杯(さかずき)🔗🔉

●名残の杯(さかずき) 別れを惜しみながらくみかわす杯。別離の杯。 ●名残の霜(しも) (八十八夜以後霜は降らないとされたところから)八十八夜頃に置く霜。最後に置く霜。別れ霜。忘れ霜。《季・春》 ●名残の袖(そで) 1 (なごりを惜しむことを「袖を分かつ」にかけていう語)別れを惜しむことのたとえ。 2 香の名。一二〇種名香の一つ。質は伽羅。 ●名残の袂(たもと) =なごり(名残)の袖1 ●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の霜(しも)🔗🔉

●名残の霜(しも) (八十八夜以後霜は降らないとされたところから)八十八夜頃に置く霜。最後に置く霜。別れ霜。忘れ霜。《季・春》 ●名残の袖(そで) 1 (なごりを惜しむことを「袖を分かつ」にかけていう語)別れを惜しむことのたとえ。 2 香の名。一二〇種名香の一つ。質は伽羅。 ●名残の袂(たもと) =なごり(名残)の袖1 ●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の袖(そで)🔗🔉

●名残の袖(そで) 1 (なごりを惜しむことを「袖を分かつ」にかけていう語)別れを惜しむことのたとえ。 2 香の名。一二〇種名香の一つ。質は伽羅。 ●名残の袂(たもと) =なごり(名残)の袖1 ●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の袂(たもと)🔗🔉

●名残の袂(たもと) =なごり(名残)の袖1 ●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)]🔗🔉

●名残の=茶事(ちゃじ)[=茶(ちゃ)] 口切の茶事のあと約一か年、前年の茶を飲み、なお飲み残した前年の茶で、八月末から九月にかけて催す茶会。《季・秋》 ●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の月(つき)🔗🔉

●名残の月(つき) 1 夜明けの空に残っている月。有明けの月。 2 陰暦九月十三夜の月のこと。前月十五夜の名月に対してその年の観月最後の月とするところからいう。後の名月。《季・秋》 ●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の涙(なみだ)🔗🔉

●名残の涙(なみだ) なごりを惜しんで流す涙。別離を惜しんで流す涙。別れの涙。 ●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の花(はな)🔗🔉

●名残の花(はな) 1 散り残っている花。花盛りをしのばせる花。《季・春》 2 連句で名残の折によむ花。歌仙では名残の裏の第五句目に花の句をよみこむ。 ●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残の雪(ゆき)🔗🔉

●名残の雪(ゆき) 1 春先まで消え残っている雪。 2 春になってから降る雪。《季・春》 ●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

●名残を惜(お)しむ🔗🔉

●名残を惜(お)しむ なごり惜しいと思う。別れを惜しむ。 なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい)🔗🔉

なごり‐おし・い【名残惜しい】(‥をしい) 〔形口〕なごりをし〔形シク〕過ぎ去る物事に心ひかれ、長くとどめたい。また、別離がつらく心残りである。*古今六帖‐六「菊の花名残おしくも思ほゆるかな」 なごりおし‐が・る(自ラ五(四))/なごりおし‐げ(形動)/なごりおし‐さ(名)

なごり‐がお【名残顔】(‥がほ)🔗🔉

なごり‐がお【名残顔】(‥がほ) なごり惜しそうな顔つき。

なごり‐きょうげん【名残狂言】(‥キャウゲン)🔗🔉

なごり‐きょうげん【名残狂言】(‥キャウゲン) 役者がその地を離れようとするときや引退しようとするときに演じる最後の歌舞伎狂言。秋九月が多い。《季・秋》

なごり‐やみ【名残病】🔗🔉

なごり‐やみ【名残病】 以前の病気がもとでまたわずらう病気。病後に出る病気。

なご・る【名残る】🔗🔉

なご・る【名残る】 〔自ラ四〕(名詞「なごり」の動詞化)なごりを惜しむ。別れを惜しむ。*浮・好色三代男‐三「又の契をと名残(ナゴレ)ば」

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