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なごり【《名残》】🔗⭐🔉
なごり【《名残》】

名
物事が過ぎ去ったあとになお、その影響やそれを思わせる気配が残っていること。また、その影響や気配。余韻・余情。
「春の━」
「熱戦の━さめやらぬ球場」
「往時の━をとどめる宿場町」
去るものや、別れていくものを思い切れない気持ちが残ること。また、その気持ち。
「━を惜しむ」
物事の終わり。最後。
「━の夜」
◆「なごり(余波)」と同語源。
慣用的に「名残り」と送ることも多い。
関連語
大分類‖余る‖あまる
中分類‖残る‖のこる








なごり‐おし・い【《名残》惜しい】━ヲシイ🔗⭐🔉
なごり‐おし・い【《名残》惜しい】━ヲシイ

形
離れるものに心が引かれて、別れるのがつらい気持ちである。また、過ぎ去るものが惜しくて、いつまでもとどめておきたい。
「友との別れが━」
「散りゆく桜が━」
‐げ/‐さ/‐が・る





なごり‐きょうげん【《名残》狂言】━キャウゲン🔗⭐🔉
なごり‐きょうげん【《名残》狂言】━キャウゲン

名
歌舞伎で、役者が引退するとき、またはその興行地を去るときに出す最後の狂言。御名残おなごり狂言。




なごり‐の‐つき【《名残》の月】🔗⭐🔉
なごり‐の‐つき【《名残》の月】

名
陰暦九月一三日の夜の月。後のちの月。
◇その年、最後の観月となることから。
夜明けの空に残っている月。有明の月。残月。






なごり‐の‐ゆき【《名残》の雪】🔗⭐🔉
なごり‐の‐ゆき【《名残》の雪】

名
春が来ても消えないで残っている雪。
春になってから降る雪。






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