たく‐し【拓士】 かつて開拓移民として満州に渡った者の称。

たく‐しょく【拓殖・拓植】 未開の土地を切り開いて、そこに人が住みつくこと。植民して開拓すること。

たくしょく‐だいがく【拓殖大学】 東京都文京区小日向にある私立の大学。明治三三年創立の台湾協会学校に始まる。東洋協会専門学校・東洋協会拓殖専門学校を経て、大正七年拓殖大学となる。昭和二一年から同二七年まで、紅陵大学と称した。

たく‐ち【拓地】 土地をきりひらくこと。開墾や干拓によって、新しく利用できる土地をつくること。

たくばつ‐ぎ【拓跋魏】 ⇒ぎ(魏)

たく‐ぼく【拓墨】 拓本をとること。

たく‐ほん【拓本】 石碑や器物などにきざまれた文字・文様、あるいは石仏の姿などをそのまま原形の大きさで紙にうつし取ったもの。また、それを本にしたもの。石摺(いしずり)。

たくむ‐しょう【拓務省】（‥シャウ） 旧内閣各省の一つ。拓務大臣の統轄のもとに、朝鮮・台湾・樺太・関東州・南洋などに関する事務、南満州鉄道・東洋拓殖株式会社の監督、開拓および植民に関する事務および海外拓殖事業の振興などをつかさどった中央官庁。

たく‐らく【拓落】 勢いを失うさま。落ちぶれるさま。不遇なさま。

たくらく‐しつろ【拓落失路】 しりぞけられて出世する道を失うこと。落ちぶれて失意のどん底にいること。